副業から副収入が入ったときに初めて見えた【恐ろしすぎる】もの

お金に対する永遠のテーマ。

「世の中お金じゃない」

 

本当によく聞く言葉ですし、お金に嫌悪感を示す人が、よく口にする言葉です。

確かに世の中お金だけじゃない。

それは確かにそう。

 

でも間違いないのは、お金があれば救われることがある。

でも、それもまた、こんなことはよくいわれること。

 

もっと噛み砕いてボクなり伝えると、お金があれば、副収入があれば「精神的余裕が全然違う」ということでした。

 

「何か」に追い込まれて行ったサラリーマン時代

 

サラリーマン当時。

お金もなければ、自分の時間も全くない。

そんな時代に、差し伸べられたもの、それがクレジットカードでした。

 

クレジットカードを使えば、支払は翌月に繰り越される。

支払日と締め日に都合が付けば、約2ヶ月間ほどは、先延ばしに出来る。

そんなクレジットカードの存在を、お金も全くない当時、なにやら三種の神器を手にした気持ちでした。

 

当然、最初は怖い気持ち。なんか借金をすることと同等な気がしたし、クレカを使うことが悪い事のような気がした。

でも使ってみたら、便利さに度肝を抜かれたのを想い出します。

 

財布に全くお金がなくても、商品を買える。

無一文であっても、店員さんからお礼を言われる。

 

無から有を作り出すこの魔法のカードを何も知識もない当時のボクは、錬金術のなにかかと、本気で勘違いしました。

 

 

でも、そうして立て替えないと、生計が回らないほどの金欠だった。

週末には飲み会が入るし、給料は薄給でサービス残業が日常。

四の五の言う前に、魔法のカードに手が伸びていました。

 

でも、この魔法のカードが全く錬金術でも何でもないことをすぐさま知ることになりました。

 

 

使う先は、日用品や生活費。

 

投資やビジネスに使うわけじゃないので、当然増えることもなく、湯水の如く、じゃぶじゃぶと消えて行く。

でも魔法のカードはそれを感じさせることなく、何食わぬ顔で財布の中に忍んでいました。

 

そして翌月。

給料が8万円しか口座に振り込まれていなかった。

最初は何かの手違いかと思いましたが、すぐさま原因が分かりました。

 

その原因は、魔法のカード。

いやクレジットカード。

 

それからは、本当に早かった。

 

ある本の言葉を使うと「ラットレース」に飛び込んだ。

そんな状況でした。

 

なんのために働いているのかわからなくなった

 

当然その月は8万円で過ごすことなんてできないので、またクレジットカードを使い込む。

いわば翌月の生活費を、前借りしているような状態。

なんとかその月をやりくりして、また次の月の給料をみたら、また8万円ほどに減っている。

 

こうなったら、クレジットカードの返済のために働いているのか、はたまた、借金返済のために働いているのか。

全く区別がつきませんでした。

 

翌月返済があるからと、その月を極貧で凌ぐし、返済金額が予想よりも上回って行くと、飲み会なんかで、皆の飲み代を肩代わりして、現金化する。

そのために、どうみても毎月返済オーバーな金額に。

 

クレジットカード会社のマイページにログインすることが怖くなって、この月にいくら返済するのかを直視することさえ怖くなることがありました。

 

返済期間をオーバーすると、当然催促の電話が来たこともあったし、気持ちの余裕もなくなってくる。

どうにか友人から借りて、コンビニへ振込みに行ったこともありました。

 

「浪費」にしか使っていなかった。

これは完全にボクの落ち度。

言い訳のしようがないものでした。

 

ただそんな状況のときに、仕事やプラベートが上手くいくわけもなく、何かにつけて、追い込まれていました。

全ての原因は、「お金がなかったからでした」

 

 

このときが一番、副業や副収入について調べ尽くしていた時期だと思う。

それが今後の副業生活へのの入り口になっていたと思います。

 

売れないバンドは「売れない」ことに悩んじゃいない

 

「世の中お金じゃない」

それはその通り。と言うか、そう言うしかない。

 

「戦争なんて無い方がいい」

そう言っているのと同じ。

 

そりゃだれだって、戦争なんてない方がいいに決まってる。

戦いたくて戦争をやっている奴なんて居ない。

 

 

でもキレイごと抜きにして、あの時のアホな自分にとっては、「お金が精神の安定剤」だったことに間違いありませんでした。

それを証拠に、副業から副収入が入りはじめた頃から、返済に余裕が出て来た。

そのときに、プワッと今まで、「何か」に思い悩んでいた、その意味が分かったんです。

 

 

確かにお金には困っていた。

副収入があれば、どれだけ助かるか。

それは分かり切ったことだった。

でもお金に「追いつめられている」感覚じゃなかった。

 

死ぬほどの借金でもないし、ジワジワと綿で首を絞められている程度。

でも、その「何か」にいつもプレッシャーを感じ怯えていた。

そして副業から得た副収入から徐々に余裕が出て来たときに、「お金」と言う問題が解決できそうになったときに今まで首を絞めていた綿、もしくは「何か」がお金だったことに、そのとき気がつきました。

 

これは本当に言葉で説明するのが難しい。

 

だって、お金に困っていて、副収入が欲しいことはいつだって願ってた。

 

分かってた。

 

分かってた。けど‥ ‥

 

「気付かなかった。」

 

副収入を得て、余裕ができたことで、初めて首を絞めていた「何か」が姿を現したのでした。

(やっぱりなんて表現したらいいのか難しい)

 

 

でもあえて例えるなら、推理ドラマかなって。

ある程度、終盤差し掛かったところで、「こいつが犯人だろう」って予想が立ちます。

予想ができたんなら、その時点で、テレビを消したっていい話。

 

でも「確信」はないから結局最後までみて確認したい。

そして犯人が分かったときに、「やっぱりあいつだったか」って、自分の予想が当たったこと、答え合わせをした瞬間に、少しホッとする。

そんな感じだと思う。

 

それはフィナーレをみたから、ホッとしたわけで。

最後までみなければずっと正体は分からないままです。

 

借金もお金も、会社からの給料じゃ到底返せないから、副収入を得て、返せるようになったときから、正体が分かるようになった。

ミクロ視点とマクロ視点の違いというか。

 

副収入があって、余裕ができてやっと、ふかんでみれたときに、「何か」と言う正体が分かったんだと思いました。

 

抽象的だからやっぱり説明が難しい。

 

だけど間違いなかったのは、お金は1つの精神安定剤だったことに間違いありませんでした。

 

 

売れないバンドのミュージシャン。

夢はメジャーデビュー。

でも、今はアルバイトで食いつなぐ毎日。

お金はない。そしてバンドも売れない。

 

多分「バンドが売れない」という問題が一般的に考える、一番の彼の悩みだと思う。

でも本当に首を絞めている、「バンドが売れない」という悩みの根底には「お金がないから」っていう心情が裏を潜んでいると思う。

 

仮に売れないバンドマンだったとして、親の遺産とか、ボンボンだったとか、起業して副収入があるとかで、毎月50万円、口座に振り込まれる。

そんな状況があったらどうだろう。

 

いや、毎月30万円でもいい。

 

多分、「売れないバンド」ということにそこまで落ち込むことはないと思う。

だってそのまま売れ続けなくっても、食うに困らないし、極論をいえば死なないから。

 

お金がないから、売れないことに悩むし、早く売れることを願うわけで。

 

副収入があるって、トライできる勇気をもらえることだと思う

 

確かに、お金は全てじゃないと思います。

また、よくいわれるように、お金で買える物も多いと思います。

 

でもそう言うことじゃなくって、お金は何かトライするときにも、身代わりになってくれるもの。

そのリスクを軽減してくれるもの。

「精神安定剤」と言う役割が一番大きいんだと思います。

 

 

ボクは恐ろしいほどに物欲がない。

物が欲しいということはないけれど、「面白い」と思うことにはどんどんトライして行きたい。

 

買いたい物があるからお金が欲しいっていうよりは、好きなことにトライしたいから、お金を持っておいた方が心理的に楽。

だから、お金って大切なんだと思います。