ラベリングとは?実例でその効果を解説!ビジネスにラベリングは必須である

 

「ラベリングし直す」

これがめちゃくちゃ大切だなぁ。って、改めて思いました。

 

ビジネスをするのであれば(ビジネスに関わらず、恋愛でもそうですね)、もはや必須のスキルだと思います。

 

ラベリングとは

 

ラベリングっていうのは、簡単に言えば「ラベルを貼る」行為のこと。

ラベルっていうのは、いわゆる「自由に描けるメモ用紙」って捉えておけば問題ありません。

 

自由に描けるラベルを貼る行為をラベリングというわけですが、世の中生きていて、物や人に対して、自然にラベルと貼っています。

 

コンプレックスや悩みなんてのもその典型例。

例えば、身長が低いということを「モテない」とラベルに描き、ラベリングするとする。

すると、「自分自身は身長が低いからモテないんだ」という、「モテない」ラベリングをしてしまいます。

 

でも実際には、身長が低いからモテないという訳ではないし、身長が低くてもモテる人はごまんといます。

ラルクのボーカル、HYDEなんかは身長が低くても全然かっこいいし、キムタクも実はちっちゃいことで有名な話。

 

身長がモテる要素にはなることは間違いないかもしれませんが、身長が低いからと言ってモテないわけじゃない。

そんな風にコンプレックスを変に解釈して、ラベリングしてしまうこともあります。

 

要するに、ラベリングっていうのは、その人が描いた「概念」っていうことが言えますね。

 

このラベリングを、どんなラベリングを貼るか。っていうことが、ビジネスに関わらず、恋愛でも大切なスキルになってくるわけです。

 

ラベリングを貼り替えて成功した実例

 

例えば、「ミネラルウォーター」

あれってよく考えたら、めちゃくちゃ凄い商品です。

 

ボクらが住んでいる日本というのは、世界では数少ない「水道水」が飲める国です。

でもそれは、僕らにとって「当たり前」の出来事です。

 

自宅で蛇口をひねれば、水は出てくるし、公園の水も、いわば読み放題。

今までの価値観からすれば、「水=無料」のものでした。

だから普通に考えたら、無料のものを有料で売ろうってのは、あり得ない出来事なわけです。

 

 

でもそこで、「水」ではなく、「ミネラルウォーター」というラベリングし直したところ、今では、「無料で飲める水を買うのが当たり前」となっています。

無料で飲むのが水という概念ではなく、ミネラルウォーターで「おいしい水を買う」というラベリングに貼り替えたわけです。

 

普通に考えたらあり得ないこと。

それをやってのけるのが、ラベリングの凄いところです。

 

キシリトールガムの例

 

また、そのほかにもキシリトールガムという商品があります。

このキシリトールガムの戦略もすごい。

 

キシリトールガムを発売した当初は、ガム=お菓子というラベルしかなかったので、甘くないキシリトールガムは、全く売れませんでした。

 

それを「売るために」どうしたらいいのか。

そう考えたところ、キシリトールガムを販売する戦略として、通常のガムとは全く違う視点で、ラベリングし直しました。

 

何をしたか?っていうと、「医者から推薦文」をもらったのでした。

 

要するに、キシリトールガムを従来の「お菓子」としてラベリングするのではなく、「虫歯予防」のガムとして、医薬品に近い形で売り込もうとマーケティングしたのです。

その結果、今では爆発的な人気となって、大人の中には、ガムを買う=キシリトールガム、という人も多いでしょう。

 

ミネラルウォーター、キシリトールガム、これらはラベリングし直したからこそ、大ヒット商品に繋がったわけです。

 

ラベリングは貼り替えられる

 

そして、ミネラルウォーターの例とキシリトールガムの例からわかるのは「ラベルは貼り替えられる」ということ。

ラベルというのは、1度貼ったら終わりということではなく、何度も貼り替えることができるんです。

 

ミネラルウォーターも「水」というラベルのままであれば、今のように売れることはなかったでしょう。

キシリトールガムも、「ガム=甘い」というラベルのままであれば、今のように売れることはありません。

 

これらの商品はラベルを貼り替えて「水」や「ガム」に対して抱いている概念を変えたから売れたんです。

 

つまり、ラベルというのは1度貼ったら終わり、ということではなく、何度も何度も貼り替えることができるし、その定義っていうのは誰かに決められるものじゃなく、自分で決めることができるということ。

 

ボクがラベリングし直して成功した実例

 

この「ラベンリグし直す」というのは、ネットビジネスでも当然のように応用が可能です。

 

ボクの例で言えば、一番最初に始めたネットビジネスがせどりだったわけですが、極端に言い切れば、ボクはせどりが「大っ嫌い」でした。

参考記事:「せどりとは?

 

地味だし。

定員から白い目で見られることもあるし。

結構、肉体労働みたいな側面も強いし。

正直嫌いでした。

 

でも、それが一番稼ぎやすいネットビジネスだってことは重々承知していたし、実績もなければ次のステージにもいけないって思っていました。

なので、何が何でもせどりで結果を出さなくちゃいけない。

 

そう思っていたわけですが、「せどりが嫌い」というラベルは、思いの外足かせになって、ボクの足を止めました。

 

投資家とラベリングした

 

「今日は仕入れダルいわ」

「あんま店舗に長居したくないわ」

「せどらーがほかにいたら避ける」

などなど。

 

それじゃ成長しないのもわかってる。

けど、やっぱりラベルが邪魔をする。

 

そんな時にボクは「せどり=投資」そんな風にラベリングし直しました。

「せどらー=投資家」そんな風に思うようにしたんです。

 

実際にせどりも投資も、やっていること自体、あんまり変わりません。

未来を予測して、売れそうな値段を推測する。

データに基づいて、粗利を確保する。

 

株の世界でも、「安く買って高く売る」ということが言われますが、「安く買って高く売る」ってまさしくせどり。

投資もせどりも全くおんなじです。

 

だからボクは、「せどりをやっている」のではなく、「投資としてせどりをやっている」そんな風に思うようになりました。

 

「せどりをやっている」というより、「投資をやっている」と言った方が、なんだかカッコイイ気がした。

友達にもせどりをやっているというよりは、「投資をやってる」って言った方が、面子が立つような気がした。

だからせどりをラベリングし直したんです。

 

すると、目に見えるように結果が違ってきた。

 

なぜラベリングをし直すと結果が出るようになったのか?

 

思考が変われば行動が変わる

行動が変われば結果が変わる

結果が変われば人生が変わる。

 

そんな風によく言われますが、まさしくでした。

 

ボクはよく言っていますが、「手段が目的になってはいけない」ということをよく言います。

仕事はあくまで生きる為の手段であり、生きる為の目的じゃない。

だから仕事をするために生きてはいけないんだ。

そんな風に言っています。

 

このラベリングし直す前の「せどり」とは、手段が目的と化してしまっていた。

ただラベリングし直すことで、「生きる為にしていること」もしくは「自由になる為にしてること」

と、割り切ることができるようになったのかもしれません。

 

だから行動が変わって、結果も変わって行った。

そんなロジックでした。

 

終わりに

 

やっていること自体、さほど変わらないことでも、ラベリングし直すことで、全く違った形に見えてきます。

水とミネラルウォーターとが全く見た目が変わらないことと同じように。それでもミネラルウォーターは市民権を得た。

 

それは見た目は変わらなくても、「価値」は全然変えることはできるからです。

 

ラベリングをし直す技術。

これはビジネスをする上で、欠かせないスキルだと思います。

 

それでは。