ネットビジネスとか、せどりとかを始めるときに、最初のうちは、色々と分からない事が多くなって行って、どれから始めればいいのか、何をすればいいのか分からなくなってくると時があります。
今回は、せどりで結果を出す為にやらない事の大切さについてお伝えします。
せどりに限らず、何かを始めるときに大切なこと。
人って何かをやるときに、「これやろ」「これやろ」って色々、やる事を決めて行くと思います。せどりでも、ここをリサーチしてみようとかこっちの方がいいのかもとか。様々な棚をリサーチしたり、いろんな店舗を調べてみたりと、足を棒にして、頑張っていますよね。
でもね。そう言う事を繰り返して行くと、大切なことを忘れてしまいます。それが「やらない事を決める」と言う事です。企業や法人とかの戦略等で、使われるのですが、やる事を決めた上で、しっかりとやらない事を決めないと戦略として成り立ちません。
せどりなど、個人でやる様なことはなおさらで、やりたい事が積み重なっても、結局自分のやる事が多くなって来て、自分の時間なんて無くなってしまいますよね。
やることとか、行動する事ってかなり大事ですけど、それと同時にしっかりと考えなきゃ行けないのは、やらない事を決めるって言う事なんです。そうじゃないと、どうやって行動すればいいのか分からなくなってしまうし、時間があってもあっても足りないですから。
せどり初心者の方に多いんですが、「ここにも利益のある物がありそう」「こっちもリサーチした方がいいんじゃないか」って多くの時間を、利益の無い商品をリサーチする事に使ってしまっている。
であれば、勇気を持って、ここはリサーチしないという「やらない事」をしっかりと考えなければ行けません。あなたの大切な時間を使っているんですから。
というのはちゃんこまもかなりの時間を無駄な場所に投じてきました。例えばブックオフの500円の棚を全部リサーチしてみたりした時期もありました。ここの棚はポイントを絞らないと、当然利益のある商品なんて少ないですから、無駄な時間を使ってしまった失敗談です。
後は、モノレートの見方が分からずに、仕入れたはいいが全く売れなかったとかも、初心者の頃はザラにありました。今でも在庫の中に眠っていますが。500円とかの安い商品だったので、それほど痛手ではありませんが、四方八方に労力を注いでは、慣れている事ならまだしも、取り組み始めの事は頭がパンクしてしまいます。
そんなときに見直してほしいのは、無駄な所に、時間を割いていませんか?ということです。
やらない事を決める時の基準
じゃあどうやって必要の無い事を決めるのか。と言う事ですが、やらない事を決めるポイントは、せどりをしていた時間を振り返り、どのポイントに多かったか。そしてどのポイントに少なかったか。ここを振り返れば簡単です。
多かったポイントに時間を割いて、少ないポイントには、全く時間を使わなければいいのです。この全く時間を使わないというのがかんなり大事です。
ちょっとだけ、リサーチしようかなってなってしまうと、どんどん深みにはまって、色々と時間を使い、リサーチしてしまいます。とことん突っ切って、やらないという決断をしてしまった方が、多くのポイントのリサーチ出来るので、やらない事にしちゃいましょう。
ちゃんこまの場合、少ない資金から始められると言う事で、メディアせどりから始めました。メディアせどりとは、本、CD、DVD、ゲーム類の商品です。これらなら、分かりやすそうだし、本とかも最安値100円とかから、仕入れられますから。
その中でも、一番興味があったのが、音楽というジャンルなので、その他の本、ゲーム、DVDとかは一切手をつけませんでした。無料レポートとかでも、ゲームで利益が5000円とか、本一冊で8000円とか、いい商品を見て、目がくらみそうになるときもあるんですけど、そこには目もくれず、「やらない」と言う事を、頑に守りました。
もっと具体的にお伝えすると、CDというジャンルだけでも何十万点と商品があるので、ブックオフでは最初リサーチをしないと言う事を「やらない」という選択をしましたね。
これは、ブックオフには利益のある商品が無い、と言う事ではなくて、その当時の自分はまだ見つけるまでに、かなりの時間が掛かっていたからと言う事です。であれば、そのときに仕入れが出来ている店舗に一番力を注ぎ、それ以外の店舗、場所、棚、には行かないということを指しています。
そうすることで、仕入れる商品が見えてきますし、商品知識も深い所で、身に付きます。ブックオフしか仕入れる場所が無いという方は、例えばプロパー棚だけ調べる、とか、洋楽だけ調べる、アニメだけ調べると行った風にその場所を決め、他の場所や棚は調べないという風に、やること、とやらないことを区別して、しっかりやらない事を決めてしまった方が、断然結果として違ってくると思います。
そっちの方が、効率がいいですから。まずは、やらないことを明確にしてシンプルに仕上げましょう!
視点を絞った後
ジャンルや店舗など視点やリサーチする場所を絞ると、せどりでの利益が少なくなるんじゃないかと不安に感じる方も居るかもしれません。ただそれでも心配は無く、逆に全部をリサーチしたりした方が進歩が遅くなる可能性があると思いますね。
以前、バッティングセンターに行ったときに、親子で練習に来ている家族がいました。イチローの幼少期はこんな感じだったのかと微笑んで見えていたのですが、息子が打っている横で父親が、アドバイスをしていました。
そのアドバイスが、一打球、一打球、違うんですね。腰を回せ。ホールを見ろ。肩が上がっている。そんな風にアドバイスをしていたんですが、本来人間は多数の事を同時に出来る器用さは持ち合わせていません。
女性はまだ、その能力が高いと言われていますが、それでも全ての事を同時にやってしまっては、どれもおぼつかず成長する事は出来ないと思います。
私はサッカーが好きで、全国優勝する高校から、特待生をもらった事があり、今でもサッカー教えてと頼まれる事があるのですが、一番大事な一つの事しか教えません。しかも、それを1週間とか、長くて1ヶ月間それを言いつづけます。
これが成長するには一番いいんですね。
サッカーでは、フォワードをやっている人を教えたのですが、伝えたのはポストプレーの一つだけです。「キープすること」これだけです。ただこれしか教えていないのに、素人に毛が生えた様なレベルの友人のKは、不思議な事に、トラップやパスなどの基本的技術がめきめき伸びて来てたんですね。
その時確信しました。一つだけをめいいっぱいやれば、他も総じて伸びるから、伝える事は一つが一番いいんだと。
せどりでも全く一緒です。一つの分野に絞ってそこだけをみっちりやれば、他の目利きやリサーチ法なども総じて成長出来ます。それが出来る様になってから、別のジャンルに行けばいいんです。
それもまだ出来てないのに、色々な事をやったとしても、出来るはずも無いですし、逆に中途半端になって終わってしまうだけです。
要点を絞り、ジャンルや店舗などを決め、そこだけを徹底的にリサーチする。それが出来たら次の棚や店舗、ジャンルに横展開して行く。というのが初心者が一番早く結果を出す為に必要な事なのです。その為に、やらない事を決めるというのが大事になってくると言う事ですね。
まとめ
慣れない最初のうちは、色々な事に手を出し、頭がこんがらがりがちなので、やることを決めた後は、「やらないこと」を決めて行く必要がある。
そちらの方が成長スピードが速いですし、圧倒的に結果が出ます。そのジャンルを見極められる様になったら、次の場所やジャンルに移行する。