せどりに取り組んだ当初は、遮二無二に仕入れていました。一つでも利益がある商品が見つかれば、それだけでうれしかった物です。しかし、実際に商品が売れたうれしさの後には、作業量の増加や仕入れで疲れなどがまして、いつになったら、効率的に仕入れが出来るのか、片手間で10万円稼ぐまでにいたるのか。そんな風に初心者の頃は感じていました。
仮に、そのまま続けていて、収支が上がったとしても、作業量の多さは変わらないので、仕入れの疲れや、労働力は変わりませんよね。そんなあなたにちゃんこまが収支1万円以下で作業量が多かったときから、作業量が変わらずに収支10万円まで達成したときの、経験をお伝え出来ればと思います。
商品単価を上げる
せどりを始めたときは、仕入れに慣れていませんし、色々夢中で仕入れに行っていました。そこで少しでも利益が上がって来たら、かなりうれしかったのを覚えています。アマゾンから売り上げ発生メールを何度も読み返したり。しかし、そんなことが続いて行くと、一つの商品の利益額が少なくて、正気に戻るんですよね。
その当時、一つのCDやDVDで利益が上がったとしても200円とか300円とかでした。これが1日2〜3個売れたとしても、時給1000円まで行きませんし、それに費やした仕入れ時間を考えれば、割に合わないと感じますよね。
そこで、収支1万円以下のときに、10万円まで達成した際にやったことは、商品単価を上げたことでした。仮に一個200円の利益が上がる商品を仕入れていたとして、発送や梱包などの時間を使うのと、一個2000円の利益が売れたときとでは、労働力や仕入れ時間は変わりませんよね。
一つのポイントとしては、商品単価を上げると言う事がブレイクスルーの一つでした。それまでは500円〜1000円の商品単価だったのですが、これが2000〜3000円の商品単価に移行しました。そうすることで、同じ個数を売ったとしても、仕入れ時間や労働力が変わらなくても、売り上げや利益は倍増しますよね。
今仮に、仕入れが大変とか、割に合わないと感じている人は、商品の値段、つまり商品単価を上げてみると良いと思います。
ジャンルを広げる
商品単価を上げる為には、ジャンルを広げるということが必要になります。ちゃんこまは当初CDを扱っていたのですが、CDの平均の値段は2000円から3000円が相場ですよね。そこで、プレミア品だけを仕入れることに特化していたのですが、それだけでは、商品単価を上げる限度や、仕入れ個数の限度を感じたんですね。
そこで、CDより相場の高いDVDというジャンルを増やして、広げてみました。またCDとDVDとでは、DVDのアニメのサウンドトラックと言う事で、同じ趣向の商品が多く目利きも応用出来たんですね。これまでCDで積み重ねた経験をそのまま生かすことが出来たというのもDVDのメリットだったと思います。
また、CDのみを仕入れているときは、CDを売っている店舗を回らなければいけないので、多くの店舗に行くことが必要になって来ます。ついでにDVDを仕入れることができれば、回る店舗も半分で済むので、仕入れる時間を効率化することが出来ます。時間と商品単価の2つの面からジャンルを広げた効果があったと思います。
ツールの導入
大体この時期からツールを導入しました。MS910というバーコードリーダーだったのですが、ツールを導入する前は、店舗に立ちっぱなしだったり、リサーチに時間が掛かったりと、肉体的にも結構しんどかったです。そこで、ツールを導入しました。
リサーチ時間の短縮はもちろん、リサーチ数も激増したので、一つの店舗にいる時間が以前に比べ圧倒的に少なくなりました。その時1時間店舗にいたとして、仕入れられる商品が大体3〜4枚だったのに対し、ツールを導入しただけで、10枚以上、1時間で仕入れることが出来ました。1時間働いて3枚と10枚という違いは、労働力の面から見ても、短縮出来たんじゃないかと思います。
またツールを導入したことで、無駄なストレスを感じることが少なくなったのもメリットかなと思いだしますね。というのは、スマホのカメラ機能では、なかなか読み込まなかったり、その場所にずっと立っているという肉体的にしんどい部分が多くあります。しかしツールでは、すぐに検索出来るので、同じ時間同じ場所で働いていたとしても、ストレスが少ない印象ですね。これはデスクワークしている職場で、イスを良い物に変えて、体を労る効果と同じじゃないかと。
無駄な作業を減らす
収支が1万円以下から、10万円まで達成したときに意識したことは、この無駄な作業を減らすということも大きな要因だったと思います。上記で商品単価を上げるということをお伝えしましたが、売る商品の値段を上げるとしたときに、名残惜しさからか、今まで仕入れている商品もついついリサーチしてしまいます。以前は少しでもそれで結果が出ていたので。
しかし、この作業をやめました。この商品単価での販売やリサーチを続けていては、ずっとこの商品や値段帯を調べなければ行けませんし、そうなってしまっては、作業量は増えて行く一方です。ここで大事だなと思ったのは、きっぱり諦めてしまうということです。
商品単価を上げると決めたなら、それまで仕入れていた商品は仕入れませんし、調べることもしませんでした。その空いた時間を全て、上げた商品価格帯の部分をリサーチしたんですね。すると、今まで安い価格帯の商品を調べていた時間をごっそり、そっちに持って来れるので、効率が良くなります。いろんな人を見てきて感じるのは、ここが出来ていない人が多いかなと。
大げさに言えば、過去の栄光を捨てて、新しい成功を掴みに行った方が、効率は遥かに良いと思います。
電脳せどりへ
今までは、店舗せどりが私の全てでした。店舗で仕入れられてくると楽しいし、なんだか「やっている」という実感が湧いていたからですかね。しかしそれでも店舗に行く時間や、仕入れに使える時間がないという方も居ると思いますし、作業量や仕入れへの疲れから、嫌になってくる人も居ると思います。
そんな人は、せどりが出来ないのかというとそうではありません。であるならば、自分が出来る環境に変えれば問題ありません。私は店舗での仕入れや肉体労働と言う事を考慮して、電脳せどりへ移行しましたが、今まで店舗せどりをやっていたという人は、その楽さにびっくりしてしまうと思います。
電脳せどりでは、自宅から出ること無く、完全在宅で完結しますし、ツールを使えば、リサーチもツールが勝手にやってくれます。隙間時間ですることも出来ますし、店舗の量や閉店時間を気にすることなく、全国から、いつでも仕入れることが出来ます。店舗で仕入れることへの限度や、体力的なしんどさを感じた際には、この電脳せどりを視野に入れてみるのも一つの手だと思います。
まとめ
仕入れに疲れたという人が、労働力を変えずに、収支1万円以下から10万円まで達成した方法は、
- 商品単価を上げた
- ジャンルを広げた
- ツールを導入した
- 無駄な作業はやらない様にした
という4点です。しかしこれらの経験をした身から言えることは、最初から商品単価を上げることは出来ませんし、無駄な作業と選別する為には、絶対的に無駄な作業をしたという経験が必要になります。つまり、今作業量が多く、時給が低いと言った経験は誰しもが経験している、絶対に必要な財産なのです。
また、せどりに取り組む時間が圧倒的に少ないという方は、電脳せどりという手法も確立されているので、時間がない人は出来ないという物でもありません。そして今思うのは、店舗でのせどりの経験がが電脳せどりで、めちゃくちゃ生きるということですね。店舗での経験は、絶対に無駄にならないので、是非頑張って効率化を目指し取り組んでほしいと思います。