せどりが招いた、恐ろしすぎる悲運とは?

 

せどりを始めた当初は、何度もお伝えしている様に、資金がほとんどない状態でした。当然車も無いので、仕入れに行く際には、お古の折りたたみ自転車をこいで仕入れに向かっていたんですね。

 

ぼろぼろの自転車で

 

で、その自転車がかなり古いんです。チェーンもぼろぼろで、こぐと必ず、ギコギコ言います。ブレーキも片方はワイヤーが外れていて、前輪しかブレーキが利きません。何度もパンクしては、直してと言う事を繰り返していました。

 

坂道を下ったその先にある店舗にせどりしに行く時なんかは最悪で、ブレーキの効きが弱い上に、片方しか聞かないので、危ないことこの上ない状態です。しかし背に腹は代えられず、渋々その折りたたみ自転車で初心者の頃、仕入れに行っていたんです。ひどいときには、片道20km、往復40km以上自転車で仕入れに行っていたときもありました。

 

おかげで、5kgぐらい痩せて、ももの筋肉が半端なくつきました。筋トレしているので、不幸中の幸いという感じですが。そんなときに突如として悲運が襲いました。

 

片方しか無いブレーキが

 

その時もいつも通り仕入れに向かっていたんですが、大きな国道を横目に折り畳み自転車を漕ぎせどりに言っていました。15分ほどこいで、もうそろそろ仕入れの店舗につくという所で、大きな交差点に差し掛かったんですね。そこは少し坂になっているので、片方しか無いブレーキを名一杯握って、スピードを調節していました。

 

その時「バキッ」って音が聞こえたんです。何の音だ?って思ったのもつかの間で、右のブレーキしか効かない、その唯一のブレーキのワイヤーが外れていました。握ってもスッカスカ。まるで効いていていない。そんな状況。ブレーキの利かない自転車が坂を自動で下って行っている。その先には、大きな交差点が。

 

両足を地面に付けて、必至に摩擦を起こしました。スピードは緩んで行くのですが、なかなか止まる気配がない。もう交差点まで3mという地点ぐらいで、最終手段、ガードレールを蹴って無理矢理止めるという作戦で、なんとか自転車を倒し、止まることが出来ました。

 

しかし、その後せどりとか、仕入れとか、言っている場合ではなく、ブレーキの利かない自転車でどうやって帰るのかという問題にさらされ、近くの自転車屋さんを必至に探し、ブレーキを取り替えてもらいました。当時、資金の無い私に取って痛い出費です。

 

まぁ怪我しなかったことが不幸中の幸いですが、自転車で仕入れに行っていたときには、色々なトラブルが多々起きましたね。そんなせどりが招いた悲運のひとつでした。是非自転車などで仕入れに行く際には、気をつけて下さい。