「人生を変えたい」
そう強く願っている人をよくネットでは見ますが、残念ながらそう言う人は人生は愚か、3年後も5年後も、全く同じ人生をたどっているでしょう。
当然成功する事もなく。
人生を変える為に一番手っ取り早い方法は環境を変えてしまう事です。
ていうか、環境を変えない限り、人生は変わりません。
成功などもありません。
最近snsなどで見かけたその人は、何も環境を変えようとせず、何か自分の力で全て変えようとしている様でした。
あたかも才能が開花するのを待つ様に。
じゃあそもそも才能とは何なのか。
よく成功するには才能と努力が比例されて紹介されます。
エジソンなんかは「99%努力と1%のひらめき」なんて名言を残していますし。
ここではひらめきの部分が才能ですね。
「あいつは才能があったから成功出来たんだ」
「あいつは自分無い物を既に持っていた」
成功者に対してのひがみとしてこういう才能の部分が引き合いに出され言われます。
じゃあ最近話題のピコ太郎を見てみましょうか。
ppapなんかで一世を風靡して、日本での武道館ライブも控え海外でのアーティスト活動も順風満帆。
そのきっかけは1曲のppap。
ジャスティンビーバーと言う世界的アーティストが拡散した事で爆発的に普及しました。
売れないアーティストがピコ太郎の現状を見たときに
「あいつは自分に無い運を持っていたんだ」
「あいつはラッキーだったんだ」
そう思うでしょう。
でも実際は違います。
知っている人は知っていると思いますが、彼は底抜けエアーラインと言う芸人。
既に芸人として多大なる努力で成功させて来ました。
お笑い芸人としての才能は、くりぃむしちゅーなど同期芸人達が総出で認めています。
彼が音楽の分野に行こうとしたとき、くりぃむしちゅーの上田はもったいないからと言う理由で、実費で番組を制作して、彼と一緒に冠番組をやったと言う話さえあります。
しかし、大好きな音楽とお笑いを融合させて、世界を驚かせたい。
そんな夢が合った彼は、芸人と言う仕事を半分捨て、音楽の道を歩み始めました。
マネーの虎に小坂大魔王としてピコ太郎が出資する様に志願している動画があるので興味のある方は見てみて下さい。
当然ビジネスプランがスカスカと言う事で、当時の社長達にぼこぼこに言われてしまいます。
だけどそこで【自分の夢は諦められない】
そこから10年20年と時間がかかり今のピコ太郎になって行くんです。
これって才能ですか?
運ですか?
才能があれば1年程度で成功するんじゃないんですか?
実際にジャスティンビーバーという世界的なアーティストに拡散される前からAAAなど日本で有名なアーティストには既に、お墨付きをもらっています。
それほど地道に人脈を広げ、音楽での道を模索していたと言う事。
YOUTUBEの再生回数1000回ぐらいからいきなり1億再生回数になった訳じゃないんです。
その前より既に何10万再生と合ったんです。
しかもピコ太郎の音楽は一見ふざけたような音楽に聞こえますが、音楽のプロで彼を批判している人は居ません。
あるテレビ番組では、彼の音楽は絶賛されています。
ネタや面白さではなく、音楽のBGMがです。
それは彼が音楽が大好きで、ずっっと研究して来たから。
あるDJに言わせると、遥かに高い音楽スキルを持っている様です。
これって才能ですか?
ただ単にラッキーだったんですか?
良いですね。
そういうひがみを言う人達は。
才能と言えば、自分への戒めになる。
才能と言えば、自分がやらなかった事がしょうが無い事に出来る。
才能と言えば、努力をしなくて済む。
成功出来なくてもしょうがない。
「才能」と言う言葉を吐けば、全て他人の責任に出来ますから。
でもある研究機関が最近こういう発表をしました。
「成功するには才能はほとんど関係ない」
「それに費やした時間が一番多い人が成功する」
アメリカの研究機関で発表された事実です。
99%の努力と1%のひらめき。そう名言を残したエジソンも小学生のときに全く勉強について行けませんでした。
彼の場合、今で言う小学校中退です。
特殊相対性理論を考案したアインシュタインも、中学の時はのろまとバカにされ、科学以外の勉強はほとんどできなかったと言われています。
良い例ではなくあまり好きじゃないですが、ヒトラーなんかも何度も落第しています。
(ここでは総督という立場から選びました)
日本で言う総理大臣が中学落第、美術学校に入試落ち。からの元ニートです。
大抵の人であれば、小学生を中退する事は無いだろうし、ある程度の教科も出来たでしょう。
じゃあ彼らのような歴史的偉人とは何が違ったのか。
それは取り組んだ時間の長さ。
これでしかありません。
そして全力で取り組めるような「環境」がそこには合った。
それが才能よりも運よりも自分を変える最も大切な事なんです。
お金持ちの子供はお金持ちが多い。
これは親の遺産を受け継いだという以上にお金持ちの親が子供にしっかりとした環境を用意しているから。
そんな教育をしていない世間一般で言われるボンボンは、2代目になった瞬間に潰れています。
日本人で一番稼いでいるスポーツ選手の錦織圭。
彼も幼少期から、当時世界的なプレーヤーの松岡修造のスクールに通い、もっと成長させる為に13歳の時からアメリカに渡っています。
テニスをするには最適すぎる環境で、教えるのもトッププロを輩出してきたコーチ陣。
錦織圭が今世界ランキングトップクラスとして成功出来たのは、運でも才能でもなく環境の力です。
努力する方向を正し、最適な練習環境を作ってくれる、そんなアメリカに行ったから彼の成功がある訳です。
「人生を変えたい」
SNSで書いてあった人の様に今の現状に満足しておらず、変えたいと思う人も多いと思います。
しかし人間とは元々弱いもの。
自分1人で変わりませんし、変えられるほど強くありません。
それは誰しもの事。
それこそ人生となる転機が起こらない限り。
そんな転機が来るのが3年後かもしれないし、5年後かもしれないし、はたまた一生こないかもしれません。
人生を変える=稼いで成功する
と言うケースの場合、会社員の平均給料をかんがみると、90%以上、転機は来ていないと見るのが妥当でしょう。
そんな物を待つよりも環境を変えた方が遥かに早いし簡単です。
そもそも環境を変えずに自分を変えるなんて矛盾してますよね。
何かを変えたい、成功したいと思っている場合、自分を変える方法やノウハウを見つける前に、「環境を変える」方法を探した方がいいと思います。
残念ながらSNS等を見る限りは多くの日本人が、勘違いしちゃている部分でした。
僕たちは絶対、不確定で運のような転機を待つなんて事は辞めましょう。
成功は自分が作り出した環境から掴みに行くものです。