ごくまれにですが、転売ってもう飽和したんですか?って聞かれる事があります。これからネットビジネスで転売をしようか悩んでいる人も、飽和している状態なんだったら、どうしようかな。って悩んでいる人も多いと思います。
実際に転売市場は既に飽和しているのか。または、実情は飽和状態ではなくって、まだまだネットビジネスで稼げるジャンルなのか。現在の転売取り組んでいる身として、転売業界の実情をお伝え出来ればと思いますし、これから転売に取り組もうと考えている方は、参考にしてもらえればうれしいです。
転売は飽和したのか
これから転売ビジネスに取り組もうと考えている方が、一番気になるのは、転売市場が飽和しているのか、まだまだネットビジネスと言うジャンルで、転売は稼ぐ事が出来るジャンルなのか。って言う事ですよね。
まず初めに言っておきたいのは、転売は飽和して居る市場ではないと言う事。これは僕自身が転売業界に身を置いているから言っている訳ではなくって、身をもって体験した感想です。
確かに、新規産業として取り組む場合と、後発組として産業に取り組む場合、後発組であれば、ある程、利益額は圧迫され、稼ぎづらい状況ではあると思います。簡単に言えば、これが飽和ですね。
でも、ネットビジネスとして個人が転売する分には、全く持って、飽和している市場だなって感じる事はありません。僕自身転売を始めたのが2015年の8月頃だったので、転売ビジネスから言えば、明らかに後発組ですよね。
で、せどりという転売ビジネスが流行りだしたのが、2000年代頃からなので、もう10年以上立っている事になります。でも今だに稼ぐ事が出来ている。だから僕はあまり飽和している。って思わないってことですね。
データから見る転売ビジネス
ただ、これだけでは、あくまで僕の個人的な感想なので、お前だけだろ。って感じる人も居るのかな?
そこで、経済産業省が出した、「電子商取引に関する市場調査」と言うのがあるんですが、これは簡単に言うと、ネット通販の流通市場を表したデータです。
このデータから見ても、ネット通販市場と言うのが、2010年から、2015年まで、全て右肩上がりなのが分かると思います。
右肩上がりな理由としては、それぞれのサイトでプラットフォームが確立されて、ネット市場のインフラが整って来たからだと思います。
2010年頃は、まだまだアマゾンで買い物をするとか、ネットで何か物を買う事は、危険と言う気持ちだったり、本当に送られてくるのか、疑心的に買っていた人が多かった印象ですが、今ではアマゾンで買う事に抵抗はありませんし、ネットでほとんどの物が手に入ります。
家具やソファーさえもネットで買える時代ですから。ネットでの買い物が安心して出来る。と言う事から、インフラが整備されて、皆がネット通販を利用する様になった,と言う事ですね。
となると、皆がネットで買い物する事に慣れて来ている今、転売と言うのが更にフォーカスされて行く事は間違いないですし、なんで飽和している。って言われるのかが、僕には理解出来ないんですね。
スマホの圧倒的な普及率
また、最近では、街中を歩けば大半の人がスマホを持っています。逆にガラケーを持ち歩いている人は居ません。
スマホを持つこと=インターネットの普及。って言う事を言う人が居るんですが、それは全く違くて。ガラケーの時代でもiモードなど、インターネットは普及していた訳です。
じゃあ、スマホが普及されると、どう世の中が変わったのか?って言うと、データ通信量の増加です。今までのガラケーであれば、3g回線を使い、圧倒的に遅いインターネット速度で利用しなければ行けませんでした。
動画を見る事はもちろん出来ませんし、画像を読み込むのでさえかなり遅い。尚かつカクカクしたデバイスの動き。
だからこそ、ガラケーではインターネットショッピングなどは普及する事なく、「電話」という意味合いの方が強かった訳です。
ただ、スマホが普及すると、それに伴いインターネット回線が整備され、より多くのデータ通信量を保つ事が出来るようになりました。動画を見る事も用意だし、画像を読み込む事も用意。
だからこそ、スマホが普及した事によって、インターネットでの買い物がスムーズに行くようになり、よりネットで買い物をする人が増えて来たということなんです。
これからはもっとスマホは普及して行くでしょう。(現状でもスマホ保有率100%とは行っていませんし)
となると、今以上にネットでの買い物は増えるので、転売での市場ももっと増えるということなんですよね。
フォーブスのお金持ちランキングにアマゾンの社長が1位にランクイン
また転売が飽和しない理由としてあげられる「アマゾンでの市場の拡大」
コレを裏付ける理由として、2018年のフォーブス誌が出した「お金持ちランキング」というのがあるのですが、ずっと1位を維持していたMicrosoftのビルゲイツを押さえ、ジェフベゾスが1位を獲得しています。
ビルゲイツとウォーレンバフェットが、次いで2位3位にランクインしている訳ですが、不動の1位だったビルゲイツを押さえ、アマゾンのジェフベゾスが1位になりました。
これは、まさしくアマゾンという市場の拡大を示している1つの指標だと思います。まさしくアマゾンの市場が拡大して、利益が大きくなっているのに、「転売は飽和した」ということが矛盾していることが分かるかと思います。
転売が飽和したと言われる理由
当然、僕も少し前までは、転売はおろか、ネットビジネスの事に関して疎かったですし、そもそも自分のパソコンすら持っていないレベルでした。
なので、ネットで転売して稼いでみたい。って思う前は、飽和していたらどうしよう。とか、稼げなかったらどうしよう。って思っていました。で当然の様に、ネットで色々と調べていたんですね。
ネットで色々調べていると、転売は飽和して稼げないとか、もう転売は古くて、今は別のネットビジネスだとか。逆に、今でも転売は熱い、だったり、飽和したなんかあり得ない。とか、そりゃもう色々書いてありました。
で結経どれを信じれば良いかわかんねぇ!ってなってたんです。おそらくこの記事を見ているあなたと同じ状況じゃないかと思います。
そんなときに一つ思ったのが、あるサイトで「転売は飽和して稼げない」って2006年ぐらいから言っていた人がいたんです。で、僕が転売をやろうって思ったのが2015年の8月。やっぱりいつの時代でも飽和って出てくるんだ。2006年から飽和して稼げない。って言っている人が居て、でも2010年以降も稼いでいる人も居る。
結局自分次第なんじゃないか。って思ったんですね。で、その後転売と飽和に対して調べていると、やっぱり稼げないと言う人と、稼げると言う人の2種類しか居ないんです。その時、なんかスーッと気が楽になりました。
転売で稼げていない人は、転売は飽和して稼げない。と言いますし、現に転売で稼げている人は、飽和を理由に稼げなくなる。なんて言いません。当然の事ですよね。やっぱりその人次第だなって思えたので、すーっと気が楽になったんですね。
転売というビジネスモデルのルーツ
これから転売を始めようか迷っている人は、めいいっぱい考えれば良いと思います。で、調べても結局行き着く所は同じで、転売で稼げない過去を持った人は、飽和しているので、稼げないって言いますし、稼いでいる人は、稼げるよって、言いますよね。
僕自身、後発組ですが、せどりと言う転売で稼げる様になりました。つまり転売では稼げるよ。って言う方の人間です。
ただ僕が言いたいのは、稼げるよとか、飽和して稼げないよ。って言う事ではなくて、転売と言うビジネスモデルが、どれくらい前からあるビジネスモデルか、分かってほしいと言う事。
例えば江戸時代からある商人なんかも、既に転売というビジネスをしていた歴史がありますよね。もっと言えば、硬貨と言う存在が無い時代の物物交換の時代から、転売しているという歴史すらあります。
そのぐらい転売と言うビジネスモデルは古くからあるものなんですよね。じゃあ現代はどうか。って言うと、あの大企業のソフトバンクなんかもそうです。自社で何か開発している訳ではなく、iPhone転売しているのと同様です。となると、携帯3社全てと言う事ですね。
後は、街の八百屋だってそうだし、築地市場だって転売以外のなにものでもありません。スーパーや、ショッピングセンター、も転売の類です。
ずーっと昔から人間が作り上げてきた、ビジネスモデルであり、そして今でも存在するのが転売というビジネスモデルなんです。それがここ数年で飽和して、転売出来ないなんてあり得ないですし、想像出来ないですよね。
まとめ
- 転売は飽和したと言うのはずっと前から言われている事
- 転売で稼げない人は、稼げない理由に飽和と言う言葉を使う
- 転売で稼いでいる人は、転売は稼げると言う
- 転売と言うビジネスモデルは、遥か昔からあるビジネスモデル
と言う結論です。よく考えると、当たり前なんですが、ネットビジネス初心者で、これから何をやればいいのか、悩んでいる段階では、何を信用したら良いのか分からないし、飽和しているとか、してないとか、いろんな憶測が飛び交って、迷うと思います。
ただネットビジネスと言うくくりにするから、「流行り廃りの早い物」って勘違いしてしまうかもしれませんが、転売とはずっと前から行なって来て、現在もあるビジネスモデルです。それが飽和したって言う意味がよくわからないですよね。
つまりこれから転売で稼ごう。って思っている人は、飽和なんて言葉は信じなくていいので、めいいっぱい取り組んだら良いと思いますし、飽和しているんでしょ?って思う人は、取り組まない方が良いと思います。自分が信じた道を行くのが一番良いのかな。と言う結論です。