最近ニュースで、iPhoneを脱獄して改造を加えて、転売した事で逮捕されたニュースがやっていましたね。転売業であるせどりに影響は出るのか、逮捕されるのか?と、心配している方も居るかもしれません。
でも安心してもらいたいのは、iPhoneを転売しても、犯罪になって逮捕される事は無いと言う事です。
iPhone転売の問題点
そもそもなぜiPhoneを転売して、逮捕されるに至ったのか。
逮捕されたニュースを実際に調べてみましたが、iPhone転売で問題だったのは、商標法違反だったって言われてますね。iPhoneを改造して、iPhoneかの様に転売するのが商標法違反と言う事らしいんです。逆を言えばiPhoneをiPhoneとして販売するのであれば、問題ないってことです。
参考記事:「せどりをやる際には、古物商の資格は絶対に必要なのか体験談から考察してみた結果。」
仮にiPhone転売が出来なくなったら、ヤフオクで販売しているiPhoneなんて、全部ガラクタになるし、売る事も出来ない。それにブックオフなんてスマホ販売に手を出したばっかりなので、倒産すらあり得るレベルです。仮にiPhone転売が犯罪ならね。
そうじゃなくって、iPhoneに手を加えて、ブランドに傷を付けて販売しちゃった事が、商標法の問題だった所と言う事。つまりせどりにおいては何にも問題は無いってことなんです。僕自身もニュースを見ていて、人ごとじゃなかったので、ちょっとびっくりしましたね。
つまりまとめると、iPhoneを脱獄したり、iPhoneかのように扱って、別商品を売ったから商標法違反に当たって逮捕に至ったというわけです。
一方でiPhoneをiPhoneとしてきちんと明記した上で、盗んだものとか、パクったものではなく、きちんとした形で所有しているスマホを販売しても、転売しても全く問題ないということなんです。
せどりは大丈夫なのか
ではせどり、転売自体は大丈夫なのか。
参考記事:せどりとは?
こういう違法性の高い転売をする人が多いので、基本的に「転売に関して」イメージが悪くなっています。コチラの過去記事でも書いてますが、チケット転売も全く同じで、違法性が高い転売ジャンルです。
転売において、付加価値を付けて、高値で販売するのってある意味模範的な戦略。特典とか、ポスターとかもその類いですし。せどりでは、特にアマゾンに出品するときに、付加価値がある商品の方が、当然値も高いです。
でも、dvdはコピーした商品で売っている訳ではないですし、その公式の商品として売っていますよね。だから今回のiPhone転売とは、関係ないってことなんです。
だから、このiPhoneの脱獄転売と、せどりって全く持って別問題でしかないんですよね。転売って一緒にされがちなんですが、そこは一線を画していると思っています。
変なコピーDVDを売る訳でもないし、ガラクタを売りつけている訳でもないです。iPhoneを脱獄して売る様な、グレーゾーンでもないし、れっきとしたアマゾンと言う売り場で、適正価格で売るのがせどりです。
転売業は犯罪なのか、違法なのか
例えばの話、スーパーとコンビニでは、あり得ないぐらい価格が違います。2lのジュースなんて、2倍以上の価格差があります。それも、100mと離れていないお店間で。
でも、コンビニは「いきやすさ」「24時間営業」を売りにしているわけで、スーパーは大量に仕入れているからこそ、「安さ」「品揃え」を提供しているわけです。そもそもビジネスモデルが違うという話。
せどりや転売も全く同じで、今回のiPhone転売の逮捕ニュースとは全く別物で、近くにお店がないユーザーに「手軽に届けられる」、近くのお店では在庫の限りがあるので、なかなか見つからない品を「一瞬で見つけられる」。
それらの、利便性を真っ当な転売業者は「売っている」わけです。
せどりって犯罪じゃないの?とか、どこまでやっていいの?って気にしている方も居るかもしれませんが、あくまで今回のiPhone転売での逮捕は、脱獄と言う手を加えた事による、法律違反で、せどりとは無関係です。
【○○なら即逮捕!】Amazon転売は違法に当たるのか。転売が犯罪に当たるのはどこからか。に関しては、コチラの記事で詳しく書いているので、これからせどりや転売を始める方は是非チェックしてみて下さい。
でも、こういった一部の違法転売業者のせいで、真っ当にビジネスをやっている転売ユーザーのイメージまで、悪くなってしまう。これは本当に残念です。
足腰の悪いご老人が、ネット注文するだけで、瞬時に自宅に届く。なかなか探しても見つからなかったものが、ネットでは一瞬で見つかる。
そう言った「時間短縮」を、ユーザーや利用者の変わりにやってあげること。それを売るのが本来の転売ビジネスです。
だから堂々と仕入れて転売していいし、せどりしていいってこと。気にする必要なんて全くありません。iPhone転売で、転売の印象がまた悪くなっちゃいましたが、これからも印象を良くして行く様に勤めないとって感じですね。
つまり、今回ニュースとなったiPhone転売の逮捕の件と、一般的にネットビジネスとしてできるせどり、転売ビジネスは全くの別物ということ。
そりゃ「だれかを騙したり」「独占して価格を上げたり」いわゆるWin-loseの関係になってしまうビジネスが続くわけがありません。
参考記事:「せどりが刑罰化!?せどり禁止しているお店でリサーチしてみた結果!」
でもそうではなく、本当のせどり転売ビジネスというのは、利用者が求める「利便性」と、転売業者との「時間」の価値を提供する、win-winの関係であるべきなんだと思います。
せどりで安定して稼ぐために重要なこと
ここまで見ていくと、iPhone転売での逮捕やチケット転売者への規制など、かなりせどりの業界自体が白い目で見られ、いづれかは稼げなくなるような予見さえ感じられます。
仕入れられるか否かっていうのは、少し脇に置いておいて「規制」があることによって、せどりが稼げなくなるかどうかっていう論点で「せどりで安定して稼ぐために重要なこと」を伝えていくと。
せどりで犯罪に当たる行為の共通点
まず先ほども伝えた通り、iPhoneを脱獄したり改造したりして、それを「iPhone」として販売するのは犯罪ということでした。
つまり、ここで安定して稼ぐために重要なこととして見えてくるのは「商品を改造したり偽装したりするのはNG」だということ。
ここが見えてきます。
そしてもう一つのチケット転売ですが、これは「不用意に価格を吊り上げる行為」が大きな問題で、チケット転売が悪だとされているポイントです。
大量に購入し、品薄な状態を作り、高額で売る。
この市場価格を操作するというポイントがだめで、これはちょっと例えがいいかはわかりませんが、株式投資のインサイダー取引に似ている点がある気がします。
安全なせどりの共通点
こうした犯罪の危険性をはらんでいるせどりや転売の共通点を見ていくと、「安全なせどり」の共通点も見てきます。
そしてこの部分を知ることによって、長くせどりで稼げるためのポイントが見えてくるわけですね。
まず一つ目のポイントとして「意図的に誰かを困らせて市場を独占する」ようなせどりはやらないということですね。
その典型がチケット転売もそうですが、「マスクの買い占め」なんかがあると思います。
これはいわゆる「困る誰かがいる」ということが、その背景には存在しているわけで、「買い占め」というのはなるべく避けることが、安全なせどりをするうえで重要になってくるポイントです。
そしてそこに付随してくるのは「生活必需品はなるべく避ける」ということは、意識しておいた方がいいと思います。
生活必需品はそもそもそんな稼げるジャンルではないですが、緊急事態になると、かなり需要が高まることがあります。
オイルショックの時のトイレットペーパーやパンデミックの時のマスクのように、品薄になった世の中において、かなり需要が高まります。
それを買い占めるのがそもそもかなりグレーなわけですが、生活必需品は「なくてはならないもの」なので、買い占めることによって、大きく国民に影響を及ぼします。
とすると、犯罪の可能性も上がるし、規制を入れることで、一気に稼げなくなることも考えられるので、「生活必需品」にはなるべく手を出さないことをお勧めします。
そうではなく、ぜいたく品や趣味などに使われる「あったら便利なもの」を取り扱う方が、安全でかつ長く稼ぎ続けられるんだと思います。
このポイントは必ず押さえておいた方がいいと思いますね。
この部分に関しては上記記事でかなり詳しく解説しているので、ぜひ参考にどうぞ。
iPhone転売は稼げるのか。
じゃあ、今回の逮捕の件と、真っ当な転売ビジネスが、違うということが分かってもらえたところで、気になるところでもあると思う、iPhone転売は稼げるのか。
このiPhoneっていう「ジャンル」が稼げるのかどうか。
この本題に突っ込んで行きましょう。
まず結論からいえば、iPhone転売は高く売れてるのは間違いないけど、ハードルは高いよ。っていうのが、結論ですね。
この「カメラ転売を初心者はやるな!おすすめしない理由とは?」にも書いたカメラというジャンルに似ていると思います。
iPhoneをヤフオクに出品した結果は!?
そもそも、iPhoneは型が色々あります。
iPhone7から6、5と、まぁ多種多様。その間にも5sがあったり、6sがあったりと、シーズン毎に機種が切り替わる。
だけど、iPhoneの特徴っていうのが、値崩れしづらいっていうのが1つiPhoneの特徴です。
まず見てほしいのがこれ。
めっちゃボロボロじゃん?って思わない?笑
そうです。めっちゃボロボロなんです。だけどこのiPhone6がいくらで売れたと思います?
ヤフオクで1万円以上の値段がつきました。
このぼろぼろ加減です。笑
一番はじめに、iPhoneは値崩れしづらいっていったと思うんですが、ぼろぼろな状態でもそれは変わらず、ある程度の価値があるんのがiPhone転売の特徴。
ちなみに、この状態のまま、買い取りで有名なブックオフに持って行ったら「買い取りで来ません。」といわれました。笑
ただ廃棄として買い取るなら「100円ですね」っていわれてもって帰って来たものです。笑
その模様は「100円と15722円の違いに!?ブックオフに売るのとオークションに売るのとでは、どちらが高いか検証してみた結果。」に。
でもヤフオクだったら、こんな状態のiPhoneであっても転売で売ることが出来るんですよね。
また次にみてもらいたいのは、このiPhone5s。
これもホームボタンのところをみてもらうと、「割れてるやーん!!」ってことが分かる。
「こんなん売れないでしょ!」って感じしません?笑
だけどこれも、5000円ちょっとの値が付きました。おそるべしヤフオク。
その他にヤフオクで売れたものは、これが5万円!?ヤフオクで意外に高く売れる物とヤフオクで稼ぐ方法を大公開!に詳しく書いているので、チェックしてみて下さい。
iPhone転売の罠
ここまでみてもらうと、「やっぱ案外iPhoneって高く転売出来るんじゃない?」そう感じると思います。
ただね。ぼくが冒頭で伝えたのは「iPhoneが高く売れるのは間違い」ってことで、「転売で稼げる」とはいっていないんですよね。
これが実はiPhone転売の一番の罠です。
確かにiPhoneは高値で取り引きされている。
またあんなにボロボロな状態でも最低限の値段はつく。
だけど、転売で稼ぐことになると「=安く仕入れて高く売る」ことがメインになります。
iPhone転売の罠っていうのは、「高くは売れるけど、決して安くは仕入れられない」というところに全てが集約されています。
さっきから出ている「iPhoneは高く売れる」という事実。
たけど、その反面に目を向けてやると「高く買わざるを得ない」という事実が隠されています。
仮に1万円でボロボロiPhoneをが売れると言っても、同じヤフオク内では「同じく1万円以上の値が付く」ということを考えると、全く利幅がでていない。
となると、転売で稼ぐどころの話じゃない。
これがiPhoneの罠。
高くは売れるけど、安くは買えない。
だからこそ転売時のハードルが高い。ってことなんですね。
もちろん、iPhoneとかスマホとかを独自ルートで仕入れる道を知っていれば別だし、卸値とかで買えるんであれば、それはそれでスマホとかiPhoneを転売すれば良い。
だけどぼくを含め、ほとんどの人がそんな仕入れルートを持っていない。
だから転売初心者にはハードルが高いんですね。
結構巷では「iPhone儲かりまっせ!!」っていう人が多い。
「3万円でiPhoneを売ったぜ!!」って。
だけど蓋を開ければ「2万9千円で買ったiPhoneを3万円で売った」というケースが大半。
それか元々自分のiPhoneかどっちか。
実は1000円も稼げていなかった。手数料を計算すれば、逆に赤字だった。
こういうケースが多いし、本当のカラクリはここにある。
だから見かけの数字に騙されてしまうと危険ってことね。
iPhoneなんかのApple製品は総じて、値段が下がりづらいから転売のチャンスではあるんだけど、きちんと見極めてとりくむのが賢いかなって思います。
初心者が一番始めからやるのはちょっとリスキーかなって思いますね。
転売で稼ぎたい初心者は必ず見てほしいオススメ記事:「転売で稼ぐ方法の全てを今ココに。」
それなら、別のジャンルでもっと安く仕入れられるジャンルもありますし、コチラの書籍なんかで明かしているあのジャンルの方が、初心者の方でも安心して取り組めるものだと思います。
特典として、ボクが販売して来た商品リストもお渡ししているので、これから副業として始めるイメージがより分かると思います。
まとめ
- iPhone転売自体は犯罪にならない。
- でも改造とかしたものを売っちゃ駄目
- また、iPhone転売はハードル高め。やるときは気合いが必要
っていうまとめですかね。
別に無理してiPhoneを転売する必要はないし、それ以上に利益がもらえるジャンルも転売では死ぬほどあるので、もっと視界を広げてみるのも手ですね。
ただ、絶対に脱獄したりとか、違法改造したものを売ることは辞めてくださいね。
それは犯罪ですから。