たまに質問を読者さんから、名前を聞いたことさえない副業を聞くことがある。
「この○○な副業ってめちゃくちゃニッチだと思うんですがどうですか?」
と言った具合に。
このインターネットの世界に携わって、2年ぐらい立つので、大体の副業は知っているし、名前が聞いたことさえないのは、少ない方だと思います。
それでも、名前さえ知らない、よくわからん副業について聞かれることがあります。
(大半は、手法が違うだけで、マネタイズは結局同じ。目新しさは特にありません)
それ以外で、「この○○な副業ってめちゃくちゃニッチだと思うんですがどうですか?」
そう聞かれて答えるのは「やりたいなら、やっていてはどうですか?」っていうのがデフォルトの解答です。
やりたいのならやったらいいし、やりたくないのならやらなければいい。
シンプルです。
でもそのニッチな副業が稼げるかどうか、と言う問題とはまた話は別。
多分名前さえ知らない副業は、稼ぐに至らないものでしょうね。
ニッチ戦略とニッチな副業は意味が全く違う
「この○○な副業ってめちゃくちゃニッチだと思うんですがどうですか?」って聞いてくる人は、そもそもニッチと言う言葉をはき違えている人が多いように思います。
要するに、ニッチとはすき間のこと。
ここまではだれもが知っていることです。
アフィリエイトや、転売とかっていう、メジャーな副業であってもニッチ戦略は有効な戦略だし、弱者が強者に勝つためには、まちがいなくニッチ戦略でしかありません。
アフィリエイトなんかでも、強豪ひしめくビッグキーワードなんかを今から攻略しようとしたって、不可能な話だから、検索需要が少なくても、競合が少なく、ニーズの欲求度が高いニッチなキーワードを探すのは間違いないし。
転売なんかでも、多くの人が取り組むジャンルや商品なんかは、供給過多になりがちだから、資金勝負の体力合戦になる。
だから、ニッチなジャンルやコアな商品を探して行くのは有効な手段。
ニッチ戦略は有効だけど。
ニッチな副業って言うのとは、全く別の問題です。
そもそもニッチ戦略っていうのは、大きな市場があって、その中で競合に勝つためにすき間に自分の活路を見出すためのもの。
大前提として、大きな市場がある、と言うのがなければ話になりません。
市場が小さければ、うまみがないので競合はひしめかないし、独占市場となって、新規参入して行かないわけで。
市場がそもそもの規模としてあって、その中で新規参入したときに、すき間を見つけるのがニッチ戦略です。
一方で、名前さえも聞いたことがないニッチな副業があったとして。
それが本当に革新的に新しくできて、まだ普及していないから名前を聞いたことがない、と言うのを別にすれば、「そもそも市場が小さいから参入する人が少ない」という可能性が一番高いわけです。
そもそも市場が小さいのであれば、後発組が参入したとしても、まあ不可能な話ですし、一人入ったらぎゅうぎゅうな市場。
だから広まらずに、名前を聞いたことがない副業って言う位置づけであることが大半です。
大きな市場があるから、すき間を狙うわけであってさ
そんなニッチな副業があったとするなら、まず稼げない。
そもそもニッチ戦略は、大手があっちをやるから、ボクはこっちに。
という風に差別化するもの。
AKBが握手をしているから、ボクたちはハイタッチ会にしよう。とか。
今では色んなアイドルのサービス会があるようですが、全てはAKBと同じことをしていては勝てないから、差別化を図ってやっているわけです。
ここにニッチ戦略の本質がある。
またこういった形で、すき間を探して行くのは「アイドル市場」と言うのが、大きなしじょうだから成り立つ話。
一方で、ニッチな副業って言うのは、そもそもの「規模が小さいから」というのをニッチと言う意味で言っています。
新しく入って来たものであれば、早々に広がって行くし、皆群がりますから。
ビットコインなんていい例ですが、新しい金融ということで、早々に広がって行きました。
そういう新規市場であれば、話は別ですが、大半の質問で来る「この○○な副業ってめちゃくちゃニッチだと思うんですがどうですか?」っていうのは、いつまでたっても名前さえ聞かない。
とすると、広まるはずがない規模の副業と言わざるを得ません。
例えばだけど、レストランやファミレスにある、伝票入れ。交差点にあるミラー。
これらは、ほとんど1つの企業が独占しています。
なんで新規で参入しないのかと言うと、もう差別化するポイントがなく、参入しても市場が小さすぎるので、うまみがないからです。
もちろん、レストランやファミレスにある伝票入れや交差点にあるミラーは素晴らしい商品。
ただ、「この○○な副業ってめちゃくちゃニッチだと思うんですがどうですか?」
っていう意味でのニッチな副業は、少しかいつまんだけど、多くの人が「美味しく無いから」取り組まなくなっただけに過ぎません。
よほどその業界、そのジャンルに精通している人ならまだしも、そこまでその業界ジャンルに詳しく無いのに、名前も知らないニッチな副業を知れたということは、ガラクタだったに他なりません。
仮にそれが、いい副業であるなら、ビットコインのように広まっているはずですから。
(ビットコインを肯定しているわけじゃありません。ビットコインの誘いがスゴすぎるので、それが理由で嫌いになりました。)
つまりニッチ戦略と、ニッチな副業とでは、そもそもの趣旨や意味が全く違うということ。
ニッチ戦略は、アフィリエイトやせどりといったメジャーな副業なんかでは有効な戦略だし、初心者が勝つために有力な戦略であることは間違いない。
でも、ニッチな副業は、もう前から詳しい人が試してみたけど、旨味がないから諦めた飽和市場な可能性が高い。
意味が全く違うんですよね。
だから名前も知らぬニッチな副業は、絶対にやっては行けない。と思っているわけです。
もちろん、めちゃくちゃ興味があるのであればやってみたらいいと思うし、「このニッチな副業は稼げるんだ」と思うのなら、やってみればいい。
ただ、ボクそんなトライして、時間を無駄にするのであれば、真っ当な副業にトライした方が遥かに有意義に時間を使えると思いますね。
時間がもったいないと思います。
大きな市場でニッチ戦略をオススメする
なので、僕自身が一番オススメしているのは、大きな市場でニッチ戦略をとるということを、一番オススメしています。
その理由は上記にも伝えた通りで、そもそもニッチな市場というのは、誰しもが飽和状態だから、ニッチな市場になっていった可能性が高いということと、独占企業などが多く参入するのがそもそも難しいということ。
後は、そもそも稼げない市場だからということが大きな理由に挙げられるわけです。
なので、僕的には大きな市場でニッチな戦略をとるのが一番いいんじゃないかなって思いますね。
大きな市場を調べるには
例えば、ネットビジネスなんかで上げられるのは
- アフィリエイト
- 転売、せどり
ここら辺が大きなビジネス市場として挙げられますよね。
もちろん、
- ネットショップ
- バイマ
- 輸入転売
ここら辺もあるし、上げればきりがないので割愛しますが、基本的によく名前を聞くものや、多くの人が行っているビジネスモデルを始めるかなって思います。
この市場が大きいか小さいかっていうのを調べるためには、一番いいのは市場規模をリサーチするのが一番いいんですが、それも難しいなっていう場合は「グーグルの検索数」なんかで調べているのもいいんじゃないかなって思います。
参入する人が多いということは、それだけ情報が出回っているということですから、グーグルでの検索数は多くなります。
その一方で、ニッチ市場であれば、それは参入する人が少ないことを意味しているので、グーグルの検索数は落ちる。
ここら辺の比較でも、おおよその市場やライバル関係は調べられるので、大きな市場と小さな市場を比較するには、「検索数」というフィルターをかけてみてみるのが一つの手だとは思いますね。
ニッチ戦略をとる
そして、この大きな市場でニッチな戦略をとるのが、ネットビジネスで稼ぐうえで重要だと思いますね。
具体的に言えば、僕がせどりをやっていたときなんかは、せどりに取り組む人は多いし、アマゾンでの売買益なんかもかなり多かったわけですが、ほとんどの人は「利益率10%前後」の商品を仕入れることが多かったです。
そこで、ほとんどの人が狙わない利益率60%以上の商品を仕入れるということで、ニッチな戦略をとってきました。
その結果、少ない資金から大きな利益を生み出した、っていうのが僕のネットビジネスの走りだった気がしますね。
そこから情報発信に移行するわけですが、情報発信においても多くの人がSNSや広告などに取り組む中、僕はブログ一本で取り組んできました。
それはSNSといったメディアは総じて「消費型メディア」であって、蓄積されて行かないからなんですよね。
一方でブログというのは、蓄積型メディアだからこそ、一回一回更新したブログ記事というのは蓄積され、何年もの間アクセスを読んでくれます。
たぶんですけど、ブログを多くの人が適当に取り組んでいたのは、SNSの方が即効性が高いということと、蓄積型メディアを構築することをないがしろにしていたことが、かなり影響していると思っていて。
コツコツと続けられる人が少なかったんだと思います。
その結果、コツコツと続けていた僕自身がニッチな方に回り、時間をかければかけるほどに、大きな差が生まれていったんだと思います。
こんな感じで、大きな市場でニッチな戦略をとるのが僕的にはオススメで。
長く大きく稼げるのが、この手法なんだと思いますね。
終わりに
あとよくもらう質問が「この手法はだれもやったことがないものだと思いますが、どうでしょうか?」という質問。
うん。
やってみたらいいと思う。
そんなものは、やってみなきゃ分からないし、試してみなきゃ分からない。
ただ、その分野に特化した人が、本当に色々とトライアンドエラーを繰り返していて、めちゃくちゃ研究しているのに、1回や2回繰り返した人が、新しい副業の手法を見つけられる可能性ってめちゃくちゃ低いと思います。
それこそ、絶対にお金持ちになると決めた人が、宝くじ頼み、みたいな感じ。
大半が調べ尽くされていて、結果が出ないから世に出ることがないだけのノウハウです。
そんな未開発の手法を1から見つけたり、試行錯誤するぐらいなら、軸の教材を手にして、その時間をすっ飛ばしちゃった方が、全然時間的には早いと思いますけどね。
よほど暇ならやってもいいと思いますが。