副業から始まった起業生活。
副業をする上でのメリットって?
そう聞かれることも多いし、ボク自身の生活はサラリーマンから一変したと思います。
自分自身で稼ぐことで、生活が変わるのは当たり前の話。
だから、「副業をする上でのメリットって?」と聞かれたとき、ありきたりに稼げるようになったら生活が変わる、なんてありきたりな言葉を並べるつもりもないし、それはありきたりな答えすぎる。
そう思います。
副業をすることのメリットって、もっと別のところにあって、稼げる以上に自分を成長させてくれるもの。
それが副業の真のメリットだと思っているし、コレがボクはかけがえのないものだったと、痛感しています。
最初はお金が稼ぎたい。ただそれだけでメリットなんてどーでもよかった
もちろん副業を始める最初の動機は、「稼ぎたいから」「お金がほしいから」
ただの欲だったように思います。
別に欲があること自体悪い事じゃないと思うけど、ボクは金銭欲をもたざるして持った感じでした。
というのは、親が自営業を営んでいたお店が、大学当時に倒産。家には借金だけが残り、家族もろとも壊れかけたときがあった。
だから、人よりもいっそうお金の大切さ、お金のありがたみと苦しみ。
それらを感じる機会が多い環境でした。
だからお金を稼ぐために、副業を始めたのがはじまりの動機。
もちろんこの部分は避けられない部分だと思うし、キレイごとをいうつもりはありません。
ただ、副業をするメリットって?
と聞かれたときに、前出した通り、コレから始める後輩に当たる人へ「お金が稼げるよ」「生活が変わるよ」
なんてダサい言葉を並べたく無い。
そして、それだけの存在じゃないのが副業と言うものだと、今だからこそ痛感しています。
起業家脳を作ってくれた
副業に取り組んで得た、真のメリットは。
そう聞かれれば、間違いなく1番に答えるのは「起業家脳」の根底を作ってくれたのが副業。
そう答えるでしょう。
起業するならまずは副業から始めるべきだと思う。にも書きましたが、残念ながらサラリーマン脳と起業家脳とでは、まるっきり働きが違う。
会社員がいきなり起業して成功するパターンは、前会社からの仕事を引き継げて独立したケースを除いて、ほとんど皆無だと思う。
学生時代に既に起業しているか、副業から既に起業していたか、このどちらかのケースが本当に多い。
成功するどちらにも共通するのは、会社員だろうが、学生だろうが、既に「起業家脳」を持って居たからに他ならないと思います。
そして、サラリーマンでいながら、この起業家脳を養ってくれたのが、副業と言う存在に他なりませんでした。
起業家脳と、会社員脳とでは、何が違うのか。
コレは根本からまるっきり違うので、どこが違うのかを説明するのがそもそも難しい。
(上記の過去記事でも同じことを言っている気が。。笑)
でも絞り出して例えるなら、子供の頃に「鬼ごっこ」という遊びがありました。
この鬼ごっこをやって、上手く鬼から逃げ出すように色々工夫するのが、会社員脳。あるゲーム内のルールと言う枠から、はみ出ることなく、物事を考える。
反面、起業家脳は「鬼ごっこ」に相当する、別の遊びを考える。
当然、ほとんどの子供は鬼ごっこと言うルールの枠中で、遊ぶだけにとどまるし、それが普通と思っています。もちろん鬼ごっこなら、それで十分楽しい。
でも「鬼ごっこ」という遊びに飽きたらどうなるか。
足が早く、鬼から逃げるのが達者で、鬼ごっこの中では敵なしだったとしても、飽きたらもうだれも遊ぶことは無くなる。
コレを会社に当てはめてみると、「仕事が楽しく無かったら?」「仕事に飽きてしまったら?」「突如クビを宣告されたら?」
1つのルールの中で、いかに上手くできたとしても、その遊び(会社)がなくなれば、用済みとなってしまう。
要するに、「だれかに指示されればできるけど、指示されなければ生み出すことはできない」のが会社員脳。
もちろん指示されればだれでもできるので、変えはいくらでも聞くし、コンピュータや便利な機会が出てくれば、後を追われることもあるでしょう。
一方で起業家脳は、自分で生み出すことを考える。
ただ指示を仰ぐだけじゃなく、指示する立場の思考。
仮に鬼ごっこの様な遊びが無くなってしまったとしても、また新しい遊びを考えだせる。
自分で考えだしものだから、当然他者に指示することも出来る。そして新たな工夫をこらすこともできる。
秋のニュースで、ハチ特集がよく組まれているけど、アレをみているときに業者の人が「何万匹と居る働きハチを駆除してもまた巣を作られてしまう。ただ、1匹の女王ハチを駆除できれば、その巣は壊滅する」
そうおっしゃっていました。
会社員脳と、起業家脳って、このハチの違いにスゴく似ていると思います。
そうやって1から自分で考え、自分で行動する。
それを低リスクで養うことができる副業。
これが実際に取り組んでみて分かった真のメリットの1つ目だと思っています。
自己管理能力が身に付く
これも副業から得たかけがえのないメリットと言えると思います。
副業をやったことで一番スキルアップしたものとは。にも少し触れたけど、だれかに文句を言われるわけでもない副業。
だからこそ、自分で自分を律しないと行けない。
そうして副業から積み上げた自己管理能力は、かけがえのないメリットだったと断言できます。
人間はどうしてもまなけてしまう。
サボれるならサボりたいし、怒られないのなら寝ていたい。
だから副業をしていないければ、だれかに指示を仰がないと、そしてだれかから怒られないと、自らで動けない人がたくさん居る。
でも副業の世界だと、それじゃ稼げない。
だから自分を律する力が身に付く。
この自己管理能力が行き着く先、それが「他者に依存しない力」なんだと思っています。
だれかに怒られるかやる。だれかに指示されたからやる。
こうしてだれかに頼って自分を動かさなければ行けない人は、結局悪い意味で他者に依存していることになります。
そう言う人が、自由になれるかといえば、絶対になれない。
財産を贈与するか、宝くじがあたるか。
いづれにしても、何万分の1の確率が当たらなければ、自由になれない人種です。
だから自己管理能力は、間違いなく副業で得られるメリットに繋がると、確信しています。
一生お金に困らないという自身
そして最後に副業に取り組んで得られたメリットは、「一生お金に困らないな」という自身を得られたこと。
副業から独立してよかった事3選。にも少し触れたけど、最終的に副業をやる理由はコレだと思う。
一時的に稼いでも意味ないし、持続的に稼げなければそれは副業とはいえない。
でも、一定のラインで稼げるようになると、「あぁ、もう一緒お金に困らないな」って思うときが来る。
これは湯水の如く、お金が湧いてくるから、とかそんな理由ではなく、「1から自分のビジネスが飛んでも、また作り直せるから」という自身に他ならない。
その仕組みが、月に100万円ほどを稼いでくれるものであれば、作り直すのに時間が掛かりますが、仮に、自分1人が生活費に困らない程度であれば、数ヶ月で作り直せる。
そう言う意味での「一生お金に困らない」と言う自身です。
最初はお金を稼ぎたい。そんな欲から始まった副業生活。
でもあるときに、「一生お金に困らないスキル」を身につけたかっただけだったと気がつきました。
事実このスキルさえあれば、この自身さえあれば、食うに困らない。
それが必至にやっていた副業から、自然と身に付いたものだった。
これがステージがあがるということなのか、スキルアップしたということなのか。
明確な名前は分からないけど、副業から得られた真のメリットはコレだったなと感じます。
まとめ
- 起業家脳を養える
- 自己管理能力が身に付く
- 一生お金に困らない自身がつく
副業で得られる真のメリットは、ボクはこの3つだと思います。
副業から得られた「雇われないで生きる」と言う生活。
この雇われないで生きるために、必須な3つのスキルを副業から得られたのが最大のメリットだったと思います。
いわれたことをこなす普通の会社員では、この3つのメリットは決して養うことができない。
反対を押し切ってでも副業はしておけと、あのときのボクに伝えたいにも書きましたが、本当にやって来てよかったと感じています。