副業を初めて、本業ぐらい稼げるようになったら独立したい。
サラリーマンという雇われではなく、これ一本で生計を立てたい。
そんなメッセージやら、コメントやらを多くもらいます。
でもぼくはだれにもかれにも、副業からの独立をおすすめする訳ではありません。
そこにはもちろん、会社で働くことを生涯の生きがいに感じている人もいるだろうし、上司や同僚なんかの人間関係に恵まれて、楽しい社会人生活を送っている人もいるだろうと思うからです。
ただぼく自身はそうじゃなかった。
このブログでは何度も伝えていますが、1日12時間以上週6日で働いていたし、自分の好きな時間を持つことさえ出来なかったブラック企業で働いていました。
上司も、全員が全員、エゴイストな自己中心的な人ではなかったけれど、多くの上司が「部下」と呼ぶことをいとわなかった人達でした。
上司たちにすれば、要するに「下」な存在でしか、ありませんでした。
だから、多少なりリスクを背負ってでも、会社という仕組み組織から脱出して、自由に行きたいと強く願ったわけです。
ただ、いきなりポイッと投げ出したとしても、生きていくお金もなければ、自分1人で稼いだこともない。
だから、副業から「自らが稼ぐスキル」を養う必要があると感じたことが、副業を始めたきっかけでした。
そんな副業から、サラリーマンの給料以上に稼げるようになったことから「1人で行きて行けるかもな」と感じ、独立するに至りました。
これまでの経験からある程度リスクを背負ってでも、ぼくは独立してよかったと心から思っています。
寝る時間、起きる時間が自由
ぼくがサラリーマンのときの睡眠時間は、大体5〜6時間。
もっと働いている方からすれば、結構寝れている方だと思う。
過重労働のニュースなんか見ていると、1日3時間睡眠で、1ヶ月以上休みなしという報道を見ることもありますし。
でもこれは、一般ピープルなぼくからすれば、堪え難い睡眠時間でした。
仮に休日で、次の日友人たちとキャンプに行く。
そんな予定がぎっしり詰まっているのであれば、1日6時間の睡眠であっても、十分です。
(いや、むしろ取り過ぎだと思います)
ただ、朝6時から起きて、帰ってくるのが22時から23時過ぎ。そこからすぐさま食事をとって寝る準備をして、自分の時間を何も持てず、ただ寝るだけ。
サラリーマンのときは「寝る時間を確保」するだけで、精一杯でした。
副業から独立して一番変わった部分は、この寝る時間です。
今は、特に決まった予定、決まった時間がある訳じゃないので、ぼくは基本的に3時か4時ぐらいに寝ています。
また、特に起きる予定もないので、昼過ぎに起床して、朝ゆっくりとコーヒーを飲みながら目を覚まします。
もちろん独立するとは、「全てが自己責任」となるので、万人に薦められるものではありませんが、責任を全て自分に置くことで、自分への選択肢が自由になることを指すのが独立。
起きる時間も、寝る時間も、誰かに左右されるものではありません。
それは独立して、マジでよかったなぁと思うところです。
また以前、過去記事で紹介してますが、ある事件が起きました。
それは、兄貴が遠くの土地で、立ち往生した事件でした。
旅行として向かった土地で、ガソリンが0になり、助けを求めた際に免許証の期限が切れていることが判明。
クルマを動かすことも出来ず、そこから移動することも出来ず、地元から500KM以上離れた土地で、立ち往生を食らいました。
そのときも、電話一本で、新幹線に乗り、離れた土地に、その日の内に向かい、助けることが出来ました。(その後、兄弟仲良く観光して帰りました。)
救出ってほど大げさなことではありませんが、500KM以上レッカーとなると、数十万円と取られるので、小さな事件を即座に解決出来たのは、独立して自分の時間を自己管理出来たからこそでした。
好きなことだけ取り組める
あとはなんだろう。
副業から独立して変わったこと。。。
多分これはもう、意識することではなくなりましたが、ふと思い返してサラリーマンと事業主とで大きく違うのは、「好きなことだけ取り組める」という選択ができること。
これは多くの方が言っていることですが、現に体感してみてやはり大きなメリットと感じる部分ですね。
言い換えるのなら「全てのことにノーと言える」ということだと思います。
ぼくが不動産の営業だったとき、一番イヤだった業務が「電話番」でした。
下っ端時代、電話に出るのは新人が当たり前。
アポイントを取るときは、1日100件電話をかけまくれ。
そんな風に、不動産営業マンだったとき、上司から命令されていました。
おそらく不動産業界のしきたりなんでしょう。
電話をしてお客さんとやり取りすることで、営業としてのスキルを養う。
そのため電話をいっぱいさせる。
でも、何を喋れば良いか分からない。電話口で何度も営業をかけられているお客からは「かけてくんな」と即切られる始末。
次第に、電話が苦手になり、掛けることさえ怖くなりました。受話器を持てば手汗をかき、コールが鳴れば、心臓がドクドクなる。
電話をして見知らぬ先の相手に、断られることが何より怖かった。
一方で副業から始まった独立人生ですが、今でも電話が嫌いなのは変わりません。し、その点で成長は特に無い。
なので、苦手なことを無理矢理するのは効率が悪いと判断しました。
仮に従業員であれば、「電話しろ」という上司命令を断ることは出来ませんが、選択出来ることとは好きなことだけを選べる反面、イヤなことはしなくて済む様選択出来ることを指します。
イヤなことを続けてても、成長成果はあり得ないので、いっそのこと「やらないこと」を選択しています。
独立して体感したことはやっぱりこの部分が大きいと思います。
電話が苦手ならやらなくていいし、人と関わるのが苦手なら、メールやチャットで済ませれば良い。
イヤな人が多いのなら、関わらないように遮断したら良い。
そんな「選択が出来る」ことこそ独立してよかったなと感じる部分ですね。
好きな人とだけ関われる
これも副業から独立して得た大きなメリットです。
少し上記で触れましたが、イヤな人と関わらなければ良い。
そんな選択が出来るのも、独立したから出来るようになったことでした。
対人間との関係が仕事の悩みで一番多い部分です。
必ず合わない人はいるし、趣味思考が違うのなら、意見が合わなくて当然。
ただ同じ立場であるなら、同じ空間を共にし、共存して行くほか選択肢がありません。
(一方が辞める意外)
ただ、独立するということとは、全てが自分の選択の範疇になるので、イヤな人は遮ってしまった方が遥かに効率的。
イヤな客も、イヤな上司も、イヤな同僚も全てです。
こういうと、「社会とはイヤなことや人と付き合って行くことが社会なんだ」という批判がありそうですが、それは同じ空間にいる場合のみです。
同じ学校、同じ会社、同じ枠組みであるからこそ、我慢してでも合わない人と付き合って行かなければ行けない。
なぜなら、その場所に自分もいる必要があるから。
ただ、独立することとは、枠組みを自分で作ることが出来ることと同義語です。
枠組みに合わない人は、自分が排除すれば良い話だし、相手にしなければ良い話。
それは自分が枠組みの主導権を持っているからこそ出来ることです。
イヤな人や物事から、学ぶことこそが大人になることだ。
そんな意見があるかもしれませんが、なんで楽しくも無いことから学ぶことが出来るんでしょう。
それは忍耐力が学べるだけで、忍耐だけで物事が好転して行く訳じゃありません。
むしろ、楽しい環境で、「いかに改善させるのか」という問題解決力を学んだ方が、遥かに有意義でしょう。
耐え忍んで学ぶことが悪いとは思いませんが、楽しみながら学ぶことでも成長は必ずあります。
それはスタンスの問題であって、耐え忍ばななければ学ばないものはないと思います。
むしろ耐え忍ぶ結果を選んで壊れてしまった人はごまんといます。
それは自殺という結果かもしれないし、鬱という症状かもしれないし、「耐えること我慢することが、学ぶこと」という風に勘違いした人が、促した事件です。
ぼくは決して我慢し続けることが、成長に繋がるとは思っていないし、楽しんでこそ成長に繋がると思っているので、あのままずっと電話番を続けていて、なにか得られたとは思えませんでした。
それを「やらない」と選択出来るようになったことが、副業から独立して一番大きなことじゃないかなと思います。
それが好きな人とだけ関われるということでした。
まとめ
副業から独立してよかったこと
- 寝る時間、起きる時間の自由
- 好きなことだけ取り組める
- 好きな人とだけ関われる
この3つが独立して感じた一番のメリットでした。
冒頭に伝えた通り、ぼくは副業から独立することをだれにでも進めるられる訳じゃないと思っています。
それは、今の会社で有意義に過ごしている人もいるだろうし、「全て自己責任」という独立する上でのプレッシャーに耐えられない人もいるでしょうから。
以外に「だれにも何も言われない」ということが、独立してから寂しかったりします。
そんな人は、独立するまでではなく、副業から副収入を作るまでがゴールに設定した方が、人生への選択肢は増えるでしょう。
ただぼくは、全て自己責任という独立へのリスクを追っ手でも、得たいものが独立にはあったからこそ、副業から本業へ写しました。
そこで得たメリットが上記の3つです。
独立するしないは自由ですが、ぼくは間違いなく独立を選択してよかったなと思います。