家族が突然せどりを始めると言ったら、どんなビジネスなんだろうって気になりますよね。今回はせどりとはどんなビジネスなのか。将来性はどうなのか。また、継続性はあるのか。に関してせどりで稼いでいる実体験からお伝え出来ればと思います。
そもそも稼げるのか?
せどりというのは稼げるの?と、家族が始めると言ったら一番に思うのがこの部分だと思います。まず第一にせどりが分からないという方は、せどりとは?という記事を参考にしてみて下さい。
せどりが稼げるか、稼げないか、実体験から感じる事は、ビジネスとして取り組むなら稼げると言う事です。というのは、ネットビジネスの枠組みの中の一つとしてせどりという、ビジネスモデルが位置づけされています。
ネットビジネスの印象と言えば、手軽に出来る。副業で出来る。なんか怪しい。と言った印象がほとんどだと思います。しかし実践している身からすると、これらネットビジネス全ては一般にあるビジネスモデル、形状となんら変わらないという事です。
例えば、ショッピングセンターなどは、テナントとしてお店を出店するのに、テナント料を払います。そして、商品を仕入れ、店舗に卸して販売します。ラーメン屋でも、店舗を借りて、麺を仕入れ、ラーメンを作って、その代金を頂きます。これらは一般的にある普通のビジネスモデルです。
飲食業でも、販売業でも全く同じです。
ネットビジネスもこれらのビジネスモデルと同じで、アマゾンという場所に月額料金を払って、お店を借りる感覚と同じです。そしてお店に仕入れた商品を出品して、売るのがせどりなので、全体像は全く同じという風に言えるでしょう。
何故、こんなにも普通のビジネスモデルが、怪しいとか、詐欺だとか言われる様になったのかというと、それらをノウハウとして体系化した、詐欺集団があった為、一般の消費者が騙されたので、詐欺だとか怪しいとか言われる様になったのです。
つまり、せどりというビジネスモデルに問題があるのではなく、せどりを教える人に問題があったのです。もちろんしっかり教える人もいますし、実績を出している人も多くいます。
稼げるのか、稼げないのかは、家族がこれらの事を理解して、「ビジネスとして独立する」という意識を持つ事が大事ですし、せどりで稼ぐということを家族が言ったときには、ネットビジネスをやるということで聞くのではなく、その方が独立するからいい?という風に聞いているのだと理解した方がいいですね。
そうでなければ、甘い言葉に騙される事になるでしょうし、一人で頑張ったとしても、起業家と従業員では、頭の使い方や行動の仕方、タイムマネジメントが全く違ってくるので、その覚悟があるのか。問いただしてみるといいでしょう。
やる人が増えたらどうなるのか。
無論、独立する気概があったとしても、仕事を辞めて取り組む必要は無く、仕事の終わった時間で副業として取り組むのが一番いいと思います。それがネットビジネスのいい所でもありますし、いきなり独立してしまうのは、収入の目処がたたないのでかなりリスクがあります。
もちろん独立するという覚悟が合った方が、成功する確率は上がりますし、結婚していなくて、家族には迷惑をかけないということであれば、問題ありませんが。。。
仕事をしながら、副業でも出来るという手軽さがせどりのいい所なのですが、そんなことであれば皆やってしまうし、皆がやっていれば、当然稼げなくなるんじゃないかと思うと思います。これが巷で言われる飽和という事ですね。
飽和という事はあり得るのか。という事ですが、2012年の国内EC市場のEC流通総価格は5兆円という調べがあります。その中でもアマゾン市場は15%前後と言われていて、5兆円の15%というのはアマゾン市場だけで7000億円以上ある事になります。
アマゾンだけで、7000億円のお金が動いているよって言う事ですね。
プラス普通、独立する際には、ライバルというのが必ずいる事になります。例えば、コンビニをFC加盟して、ローソンなりセブンイレブンなりを開業しようとしたときに、近くにコンビニが無い地域があるでしょうか。
コンビニはちょっと数が多い例だ、と思うかもしれませんが、それでは美容室はどうでしょうか。美容室は今独立しやすい業種という事で、コンビニ総数よりも店舗数が多いと言われています。その他にもラーメン屋でも何でもいいのですが、それらをやろうとしたときには、必ずライバルという物が存在しますよね。
資本主義国家の日本では当たり前ですし、ビジネスですので、これらは当たり前です。
飽和ということで耳を塞ぐのではなく、ライバルが存在する上で、勝つだけの戦略やノウハウを持っているかどうか。という事にスポットを置く事が大事です。
仮に家族がやりたいと言ったときに、止めるのであれば、これを聞いてみればいいと思います。あなたはライバルがいる状態でも勝てるノウハウがあるの?上に上がるだけの戦略があるの?という風に聞いて、答えられないようであれば、独立するのは厳しいと思った方がいいですし、副業から始めてもらうのが一番いいと思います。
つまりやる人が増えるから飽和して稼げないという訳ではなく、ライバルがいた上で勝てる様に戦略を練れなければ、稼げないという事になります。
システムの変更はしないのか。
もう一つ家族がせどりを始めるときに心配なのが、アマゾンという場所を間借りして販売するということで、アマゾンがなくなったらどうなるのか。アマゾンは無くならないとしても、個人が販売出来るシステムがなくなったらどうなるのか。というシステム上の心配があると思います。
これに関しては何とも言えないのが本音です。仮にアマゾンは大丈夫、とかアマゾンはなくならないとか言っている人がいたらヤバいです。なぜそんな事が言えるのか問いただしてみましょう。
そんな事が断言出来るの出れば、その人は世の中を完璧に予想する事が出来るので、せどりなんかやらず株式投資とか不動産投資とかをやった方がいいです。未来を予想出来るんでしょ?
リーマンブラザーズが倒産した様に、いくらEC流通市場最大手の外資系企業アマゾンと言えど、何があるか分からないし、完璧に倒産する事がないという事はありえません。あのアップルでさえ、倒産の危機なんか山ほどありますし、日本で言えばソフトバンクも何度も危ない状況があったのを乗り越えて来た過去があります。アマゾンも例外ではありません。
ただ一つ言える事は、1700年から産業革命が300年間続き、情報革命が2000年代から到来して、ネットワークが急速に進化しました。この事から、今後300年間は情報革命が続く事は明白です。
そして、この情報革命の一番のポイントは個人の主張が、かなり力を持つ事が出来る様になったという事です。個人の主張、発言が力を持つとせどりにどう関わるのかというと、個人が気軽に商売出来る場所、プラットフォームと呼ばれるサービスは次から次へと生まれるということです。
今現在でもある様に、メルカリやヤフオク、バイマ、フリマなど、今でも多くの個人が出品出来るサービスが存在します。仮にアマゾンが無くなったとしても、個人が商売出来る場所は無くなる事はないという事は断言出来ると思います。
つまりアマゾンが無くなる可能性は否定出来ないが、個人が気軽に売買出来る場は、生まれ続けるので、システム的にこの転売と呼ばれるビジネスモデルが無くなる事は想像しがたいということですね。
まとめ
- ネットビジネスと言えど、家族が独立すると決心したと同じ。
- 飽和に関して、ライバルがいないビジネスはない
- システムに完璧はないが、代替えは必ずある。
家族が、せどりやネットビジネスを始めると言ったら、パートナーや親戚の方は当然心配されると思います。しかしネットビジネスと言えど、ビジネスをやりたいと言っているんだなと理解しましょう。最初から上手く行く訳ではないので、副業からリスクの少ない様に始める事が一番安全なので、家族にはそっから始めてもらうのが無難だと思います。
そして、稼げる様になってほしいと応援する場合は、独学で頑張るのも問題はないですが、やはり上手く行っている人に教わるのが、一番の近道です。企業も何千万円と使いコンサルタントと呼ばれるアドバイザーを雇っているので、信頼出来る人がいるなら、教わるのが一番いいでしょう。