せどりをする上で大切になるのが、仕入れ先です。その仕入れ先として真っ先に上がるのがブックオフですよね。そのブックオフでせどりをしていて、店員さんは声をかけないのか。注意をしないのか。せどりって許されるのか。という事に関して、現役でせどりをしている身としてお伝えしたいと思います。
店員さんは声をかけないのか。
最近では手軽に始められる副業ということで、せどりを始める人が増えて来ています。その仕入れ先として真っ先に上がるブックオフですが、一般のお客さんもいる店舗です。店員さんはせどらーに対してどのような対応をしているのかというと、他のお客さんに迷惑になるなら声をかけるという定義だと個人的に思います。
一般の人からすると、せどらー全員が迷惑だから注意してほしいと思っている方もいるかもしれませんが、その人がせどりをしているか、していないのかは、店員さんには正直分かりません。普通にスマホをいじっている可能性だってありますし、スマホで検索して、欲しい本を探している事だってありますよね。
私も仕入れに行く訳ではなく、欲しい本があったので、ブックオフに行ったときに、スマホで調べて欲しい本をピックアップしますし。普通に買い物を楽しみたいだけの可能性もありますので、店員さんが全員に注意する事はできません。
普通に買い物をしている人が、調べるのはやめて下さい。って注意されたら、一生ブックオフにはいかないですもんね。店員サイドとしては、せどりをしている人と区別がつかない場合、全員が全員注意される訳ではないという事です。
ただ、店員さんに、注意される可能性として高いのは、ビーム等のツールを使っている場合やスマホでバーコードを読み取っている所を見られた瞬間です。
ビームを使うという事に関しては、普通に買い物をしている人が、ビームを使う分けないですし、明らかにせどらーだなって店員さんは客観的に分かりますので、それが見つかった瞬間に注意され、ビーム等の使用はやめてくださいと言われる可能性はあります。
スマホでバーコードを読み取っている人も同様で、普通の買い物をしている人が、スマホでバーコードを読み込む必要はないですし、これも店員さんがスマホの利用はやめて下さいと言われるときがあります。
注意するポイントとなるのは、普通に買い物に来ているお客さんとは違う行動をしていると、店員さんには注意される可能性が高くなるという事ですね。
参考記事:iPhone転売で逮捕者が出た事によるせどりへの影響は?そもそもせどりは犯罪?
なぜ、せどりは注意されるのか。
そもそもなぜせどりが注意されるようになったのかというと、原因は色々あると思いますが、私が思う理由の一つ目は、買い物に来ているお客さんに迷惑をかけるということです。
せどりをしているときって、他の人の事を考えづらい傾向にあります。利益のある物を見つけるのに必至で、周りが見えていません。すると、検索する棚を独占して、リサーチしたり、その棚を見たい買い物客まで寄せ付けない雰囲気になってしまいます。
であれば、ブックオフ側としても、店員さん側としても、他のお客さんの迷惑になるなら、やめてほしいと思うのが普通ですし、注意したり、声かけをしたりするということです。
もちろん周りに気を使ったり、普通に買い物をするお客さんを優先するせどらーもいますし、私もリサーチするときは、周りにかなり気を使います。
しかし、参入障壁の少ないせどりは、その始めやすさから、いろんな人が始めているので、マナーを守らない人が増加して、せどり=マナーの悪い人たちだ、って言う風に、見られてしまっている状況だから、店員サイドはせどらー全員注意しようという流れになってしまっているのです。
自分がマナーを気をつけていないと思ったら、直ちにやめる様にしましょう。私もすべからく見直すように気をつけています。
もう一つの理由は、売れ筋商品の低下です。せどりというのは、売れている商品を安く仕入れて高く売るという資本主義の原則的なビジネスです。ただ、店員サイドからすると、売れ筋商品のみを仕入れていくせどりは、売れない商品はもちろん仕入れないので、売れない商品のみを扱う店舗というレッテルを貼られる可能性が高くなるのです。
例えば、はなまるうどんを例に挙げてみると、かけうどんが100円という値段で売られています。かなり安いですし、私も大好きなので、かけうどんのみを食べる事が多いのですが、正直かけうどんだけでは、はなまるうどんは、利益としてマイナスになるのです。
では、なんでマイナスになる商品を置いているのかというと、かけうどんを頼むときに、揚げ物を一緒に頼む事をある程度予測し、客単価を決めているのです。逆に揚げ物を頼まないと、はなまるうどんは赤字で倒産します。
つまりかけうどんという人気で安い商品で目を惹き付けて、他の付加価値を提供するということで、総合的に黒字に持って行こうとする戦略なのです。
これが先ほどのブックオフの例になると、人気商品が無いとなると、そのブックオフ自体にお客さんがいかなくなります。そうなると、付加価値としてとか、揚げ物的なものも、来店していないのでもちろん売れません。
人気商品が無いというのは、それほどのものを巻き込むほどの、影響になり得るという事ですね。この商品のみを刈り取って行くせどらーは店員サイドからすると、嫌悪感を抱くのは、少し納得出来ると思います。
ただ私としては、これこそが資本主義ですし、シンプルにしてみると、アマゾン対ブックオフ。ネット対店舗ということですで、競争は当たり前ですし、古来から転売、仲介業というビジネスはある訳で、致し方ないことだと思いますね。まぁ店員さんにせどらーが注意される理由にはなるのかなっていう感覚です。
ブックオフせどりの今後とは。
ではせどりをしている人たち、せどりをしたい人たちは、今後ブックオフせどりはどうなっていくのかという事が気になると思います。そこに関して、私が感じる事をお伝え出来ればと思います。
私自身、ブックオフで結構リサーチしていた時期もありますし、迷惑をかけない程度に、ビームを多用していた時期もあります。その時に店員さんに注意された事ってほどんどないです。これまで行った中でトータル2回ぐらいですかね。
現状ではそのぐらいの注意提起です。地域によってはもっと厳しい所もあるかもしれませんが。
おそらく今後は、もう少し厳しくなって行くと思います。というのは、ブックオフや店員サイド自体にそれほどのメリットが無いですし、他のお客さんの迷惑になる存在を、そのままにしておく事は出来ないという判断をするのではないかと。
現在でも、ビームは禁止ですというラミレートやバーコードを読み込めない様にケースに入れたりと工夫を凝らしている店舗も多くなりました。
ただ、数年後に劇的に厳しくなるのかと言えばそうでもないとおもいます。というのは、ブックオフ側にもメリットが無い訳ではないのです。せどらーと言えど、犯罪をしている訳ではないですし、万引きをしている訳ではありません。しっかりとブックオフのルールに従って店員さんから買い物をしている訳で、他のお客さんよりも圧倒的に高い金額を買って行ってくれます。
それが店員サイドから見れば、いい商品を買って行くか、買って行かないかの違いだけですので、フラットに見れば、上得意客になり得ますよね。ですからブックオフにとっても、メリットは存在するのです。
今後せどりで稼いで行く。稼ぎ続ける為には、仕入れ先や店員さんと仲良く付き合って行く事が必要です。頭をぺこぺこしろとか、そう言う事ではなく、こちらもお客さんには変わりないので、モラルとマナーを持って、他のお客さんに迷惑をかけない様に仕入れるという、パートナーシップが必要かなと。
それをそれぞれのせどらーが持てば、このように言われる事も無いでしょうし。
そしてもう一つ大切なことは、仕入れ先をブックオフ一つに依存しないということです。一つに依存してしまうと、そこが駄目になったときに一発でアウトになってしまいます。仮に、ブックオフがスマホ禁止とかになってしまうと仕入れる事が出来なくなってしまいますので、そこに依存するのはかなり危険です。
ただ、逆にここがチャンスになります。ブックオフは緩やかに規制が厳しくなるという事をお伝えしましたが、他の店舗では全然仕入れられますし、その他の店舗や電脳で仕入れ先が拡大してく事が予想出来ます。
一時は本しかせどりが出来なかったのが、家電や、家具、生活用品まで、個人が商売出来る様になったので、仕入れ先もごまんと存在します。
これからも稼ぎ続けるのには、ブックオフや店員さんと上手く付き合う。そして他の仕入れ先も開拓して行くという2つが大切になると思いますね。
まとめ
- ブックオフで仕入れる際には、他のお客さんに迷惑をかけない
- モラルとマナーを持って取り組む
- 仕入れ先を一つにするのは危険なので、他の仕入れ先を開拓する
この3つが非常に大切です。ブックオフという店舗では、かなり商品数が多いですし、手軽に仕入れられるので利用勝手が非常にいいです。しかし、普通に買い物に来ていたり、遊びに来ているお客さんや店員さんに迷惑をかけず、せどりをしましょう。
まぁ一部の人のマナーで、きちんとやっている人まで、とやかく言われるのは侵害ですが、一人一人がきっちりすれば、しっかりとしたビジネスモデルなので、問題ないです。
少しでもあなたの仕入れが上手く行きます様に。