失敗を過度に不安視する方が多くいらっしゃいます。
「損したらどうしよう」
「痛みを伴ったらどうしよう」
「失敗したら終わりだ」
成功と失敗って言うのは、表裏一体だし、失敗することを不安に思うのは、人間の当たり前の感情なんでしょう。
でもボクは、失敗することに関して、特に怖いとか、不安に思うことは無くなりました。
多分これって、何を「失敗」と捉えているかの違いだと思うんですよね。
おそらく、失敗することを不安に思う人って、「損すること」だったり、物理的に何か無くなることに対して、恐怖を抱いているんだと思います。
失敗することで、お金を損してしまうことだったり。
失敗することで、家族に迷惑をかけたり、会社に迷惑をかけたり。
ひいては、自分の身体に物理的に何かダメージを与えられたり。
要するに、何かアクションしたファーストコンタクトとして、感じる感情を「失敗」と捉えるんだと思います。
でもボクは全く違くて。
お祭りで見る、「とあるモノ」が失敗を不安に感じなくする
ボクが思う失敗と成功の捉え方って、祭りにある「宝くじ」と同じだと思っています。
祭りにはよくあると思いますし小さい頃はよくやりました。
300円とかでくじを買って、そのくじの番号に書いてある景品をもらえる。みたいな。
子供が欲しがるプレイステーションがどかどかと飾ってあったり、キラキラに輝くラジコンが飾ってあったり。
それがたった300円でもらえる。そう夢を抱いて、祭りがあるときは、こぞって買った物でした。
まあ、噂では、あのくじの中には「当たりは無い」という風に言われることもありますが、真っ当な商売だと仮定したら、くじの中には必ず当たりくじが入っています。
ボクの失敗と成功に対する考え方ってこのくじを引くときと全く一緒で、「何度も引いていたら必ずいつかは成功が出る。」
そう思っているので、特に失敗を不安に思うはないわけです。
もちろん一発目で出るかは分からない。
何度引いても出るかは分からない。
でもそのくじ箱の中には、必ず当たりはある訳です。
だから一回失敗した、当たりを引けなかっただけで、どう思うことも無いし、逆に一回ハズレくじを引けたなら、ハズレ1回分は、当たりくじに近づいたわけです。
そうやってハズレくじを1個1個消去していく。
失敗ってそんな感覚です。
だからボクは失敗することを特に不安と感じたり、極度に怖がったりすることはありません。
多分失敗を不安に思う人って、1球入魂で、100%100中、当たりくじを引くことを
専念している人なんだと思います。
だから1回ハズレを引いただけで、一喜一憂するし、1回しか勝負玉が無いのだから、失敗することを過度に不安視します。
その人に取って、1回の失敗=終了ですから。
でもボクは、何度も勝負玉があることを知っているし、1球入魂することなんてなく、100%100中なんてことはあり得ないと思っているので、1回1回の勝負を重く見ることは特に無い訳です。
プロギャンブラーの失敗(負け)に対する一言が度肝を抜く
これは副業でパチプロをやっている異様な経歴を持っている友人が言っていたことですが、「1回当たっただけで、その日負けただけで、一喜一憂することは特に無い。」
そんな風に言っていました。
またこの言葉を聞いたときに、「こいつはプロギャンブラーだなぁw」って思いました。
パチンコでも、負ける人は、最後の1000円を握りしめて、その1000円で当たらないと「人生の破綻」ぐらいの一球入魂を込めてトライします。
でもそう言う人は、必ずと言っていいほど勝てない。
1000円で一球入魂し、その1発で勝負をかけるってことは、その人に取って、選択肢はたった1つしか無いことになります。
勝負の世界は、選択肢が多い人間が勝ちます。
選択肢がたった1つしかないのであれば、選択肢を2つ持っている人は勝てず、その1球入魂した勝負で負ければ、もうそこで終了となります。
でも本当のギャンブラーは、一球入魂は絶対にせず、「勝ちは勝ち」「負けは負け」そうきっちりと分け、負けた分をなぜ負けたのか、分析することに時間を使います。
また、全勝することなんてあり得ないと知っているので、負けという失敗も、1つの判断材料、=成長のきっかけ。
そう捉えます。
1回こっきりしか勝負せず、その勝負に全力投球する人。
トライ&エラーを繰り返し、何度も経験を積んだ勝負師。
どちらが勝つのかは、明白な世界です。
もちろんビジネスはギャンブルと違うので、確率を上げる方法はいくらでもあります。
また失敗を回避する方法はごまんとあります。
それはスキルを身につけることだったり、知識を付け、経験を踏むことだったり。
でも何事にも100%ということはあり得ないので、必ず失敗と向き合うことに自ずとなります。
となると、失敗を極端に怖がったり、不安に思う人は、何も踏み出せず、1つしか無い持ち玉を「今か今か」と、投げる機会を伺い、でも1つしか無い持ち玉だから、そうカンタンに投げれずに、時間だけが刻一刻と過ぎていきます。
大富豪が言っていた失敗との向き合い方
これはある本の大富豪が言っていたことですが、
「ボクは恐怖や不安を抱かない人を見たことが無い」
「ただ、恐怖や不安と上手く向き合う方法を見つけている人ならごまんと知っている。」
「人生に振り回されず、歩みたい人生を進んでいる人は、すべからく恐怖や不安と向き合う方法を知っている人達だ」
そうおっしゃっていましたが、まさしくそう言うことだと思います。
祭りにあるくじ引きのように、箱の中には必ず当たりがある。
ですから極端に不安に感じたり、失敗を恐れたりするのではなく、上手く付き合える方法を学んだ方がいいんだと思います。