サラリーマンの通勤時間と満員電車ほど、無駄で価値ないものはない

先日林先生の初耳学をみてました。

そのときに林先生が、「高いお金を払ってでも会社の近くに住むべき」

そんな風に、言っていました。

コレに関してはボクもカンペキに同意です。

 

林先生の主張として、「高い家賃を払ってでも、会社の近くに済むべき。」

 

そう言った理由は、主に2つで、

1,通勤時間が延びると、離婚率が高まる。

2,「時間」と言うケースによってはお金よりも大切なものを捨てている

 

この2つでした。

(時間の都合もあったので、もっと言いたかったこともあると思いますが)

 

さらにボクなりにいえば、遠くに住めば住むほど、時間に応じて、お金より、時間よりも「大切なもの」をドンドン失って行く。

そう思ったので、林先生の意見にカンペキに同意したのでした。

 

初耳学に出てたジャニーズくんの意見が、マリーアントワネットと重なった

 

そもそも、初耳学で林先生が言っていた、「高いお金、家賃を払ってでも会社の近くに住むべき」

コレに対して、よくわからんジャニーズ君が、「通勤時間があった方が、より自分の為に時間を使えるじゃん」

そんな風に意見していて、高い家賃を払うことの反対意見として言っていました。

 

朝の通勤時間に本を読んだり、勉強したり、自己投資の為に使えるから、わざわざ家賃が高いところに住まなくてもいいんじゃないか。

こんな意見は、そもそも本当の「通勤」というものを知らない温厚育ちのジャニーズくん、またはタレント、芸能人だからいえる話です。

 

 

都心であれば、朝の通勤時間は、まさしく地獄そのもの。

乗車率150%なんて当たり前で、見知らぬ人に押しくらみをくらい、体が宙に浮くことすらあります。

 

ボクは江ノ島の花火大会に高校生のときに言ったことがありました。

江ノ島という小さな駅に、その日は数万人ほど集まりますが、その花火大会の帰りの電車は、それはごった返しており、ぎゅうぎゅう詰めとはまさにこのこと。と思いました。

 

しかし社会人となり、東京の新宿から、山手線を利用したとき、何もない平日のなのに、花火大会というイベントと同等の乗車率、いや、それ以上の混雑がありました。

1年に1回のイベントを凌駕するほどの乗車率が毎日の都心の通勤です。

 

 

そんな中で、本を読んだり、自分の為に時間を使うことが出来るか。

 

絶対に出来ません。

そんなスペースありません。

 

つり革近辺に行けば、数センチほどのスペースはあるので、熟練者なら読書ぐらいできるかもしれませんが、ほとんどがつり革までたどり着くことできず、ミキサーの中で混ぜられてる、
食物かの様に入れかう場所を余儀なくされます。

 

「通勤時間があった方が、より自分の為に時間を使えるじゃん」

そういったジャニーズくんは、まさに朝のサラリーマンの通勤時間を体験せずキレイごとを言っているに過ぎない。

ましてや、テレビタレント、芸能人なので、そもそも頻繁に電車に乗ることさえないでしょう。

多少は電車も利用するかもしれませんが、本物の「通勤ラッシュ」を経験しているかといえば、絶対にしていないと思います

 

マリーアントワネットが大不況の最中、民衆に言い放った、「パンがなければ、ケーキを食べればいいじゃない」

そんな風にさえ、ボクには聞こえました。

 

サラリーマンなめんなよ。と。

 

 

「高いお金、家賃を払ってでも会社の近くに住むべき」

初耳学で林先生がこういえたのは、まさしくサラリーマン経験の苦労から、出た意見だったんだと思います。

(林先生は、ギャンブル、オフライン起業から失敗し、借金を負い、サラリーマンを続けた苦労人です)

 

時間やお金よりも、もっと大切なものが通勤電車で奪われて行く

 

そして、遠くに住み、通勤時間に多くの時間を割くと何が失われて行くのか。

 

ボクが東京へと出勤する際、1時間半以上掛けて通勤していました。

往復で3時間です。

 

1時間半以上も、立ちっぱなしで、ぎゅうぎゅう詰めの中、乗車率150%で、宙に浮くほど、おしくらまんじゅう状態を続けていると、会社に付く頃には、すでに体力の半分以上を消費した状態。

会社の最寄りの駅に着く頃には、「ひと仕事」終えた感覚すら覚えていました。

「今日も無事にたどり着いた」と。

 

そんな意気消沈な状態で、会社の業務でいい成績を残せるはずがない。

 

 

そこで感じた、一番恐ろしいのは、「他者からの影響を受ける」ということ。

 

会社に付く頃には、すでに体力の半分以上を消費した状態。

この通勤直後の状態は、決して一個人の話ではなく、ほとんどのサラリーマンが思っていること。

その想いを馳せたサラリーマンが、一同に返す場所。

それが「満員電車」です。

 

人間は、いくら強い意志や決意を持っていても、他人から影響を受けないことや、周りからの情報を遮断することは出来ません。

つまり、「朝から疲れ切った周りの人達」をみると、ボクたちまで、精魂を奪われ続けるということ。

 

これは決してサラリーマンが悪いわけじゃなく、それを当たり前とする「状況、環境」が一番の悪な訳ですが。

 

 

例えば、同じ志を持った人々と一緒に目標を共有すれば、言葉を交わさなくても、行動から「やる気」をもらえます。

レベルの高い部活や、全国レベルのスポーツクラブなんかはそれに近いですね。

一方で、やる気のない主要なメンバーが揃う部活で「全国制覇しようぜ」と息巻いても、「なにコイツ!?はりきっちゃってダサぇ。」そう言われるのがオチです。

 

そして、「はりきってダサい」と言われ続けた彼は、最初にいくらやる気を持っていても、「周りからはぐれること」を恐れ、やる気を奪われ、いつしか「全国制覇なんてバカらしい」と、本当の目標さえ見失ってしまうことでしょう。

それが環境や周りのパワー。

 

活力溢れるパワーを持っている人の近くにいれば、高まる気持ちをもらえ、自分を鼓舞するに繋がる。

一方で、吸い込まれるほどの、負のパワーを持っている人の近くにいれば、精魂抜き取られるが如く、やる気を奪われる。

 

良くも悪くも「他者からの影響を受ける」

これは人類がコミニュティを形成して、生存競争を生き抜いて生きた。

という歴史から受け継がれる本能ですが、ぎゅうぎゅう詰めの満員電車が、活力溢れる、活気溢れる皆が乗っているか。

そう聞かれれば、まさしくノーです。

 

それは、すでに体力の半分以上を消費した状態な人々が致し方なく乗る場所だから。

 

これが、遠くに住めば住むほど、時間に応じて、お金より、時間よりも大切なものをドンドン失って行く真相です。

だから、自らのやる気やモチベーションを他者に奪われないように、高いお金、家賃を払ってでも、会社の近くに住むべき。そう思うんです。

他人は変えられず、変えられるのは自分だけですから。

 

だから林先生が、「高いお金を払ってでも会社の近くに住むべき」というのは、カンペキに同意と感じました。

 

本来なら、通勤も必要としないよう、雇われずに生きれるようにするのが一番だと思う

 

まあ、もちろん、通勤さえも必要としないよう、「自らで稼げるように」という起業という選択や、その為の準備として副業をするのが、一番近道だと思いますが。

 

ボクもサラリーマンを何年も経験しましたが、あの満員電車は、百害あって一利なしだと思っています。

まだ、上がっていればyoutubeにあると思うので、気になる方は林先生の初耳学を覗いてみるといいと思います。

(あのジャニーズ君の発言の中身のなさには驚くと思います)