記憶って、遠くなる毎に薄くなる。
だから、サラリーマンだった頃の記憶って大分遠のいてる。
でも忘れちゃ行けない記憶だってあると思う。
あのときの、「こにゃくそ!!」っていう感情が合ったからこそ、頑張れた。
だからこそ、今回はあの頃のことを、少しだけ想い出させてください。
サラリーマンの時の記憶を想い出したんだ
ちょうど先日、友人とカフェでコーヒーを飲んでいた時に、サラリーマンだった頃の事を話してた。
「あの頃はおかしかった」
そんな話をしていたときに、1つ想い出したこと。その時に当時の記憶を想い出した。
サラリーマンだった当時。
何より重要視していたのが、睡眠時間。
全ての行動は、「睡眠時間」に繋がって、「今から帰って、後6時間寝れる。」
そんな計算をしながら、いつも睡眠時間を気にしてた。
自分の時間に使うよりも、まず何よりも、睡眠時間を確保して、いかに体力を回復させるか。これしかなかった。
不動産営業をしていた当時。労働時間は9時から21時までの、12時間労働。
12時間を会社に使っている、って言う感覚に普通に考えると思うけど、通勤に片道1時間半を使うから、往復で3時間は、通勤に使ってる。
そう考えると、15時間は会社の為に注いでる。
1日は24時間だって事は、小学生でも知ってる。つまり残りの、自分に余った時間は、9時間しかない。
厳密に言えば、お風呂だったり、食事だったり、生活する上で、必要な時間が2時間ぐらいあると思う。
そう考えると、自分に余った時間って言うのは、7時間しかなかった。
1日7時間しか、自分に使えず、この7時間から、睡眠時間を割り出さないと行けない。
そうなったら、必然と疲れを取る「睡眠時間」に時間を使わざるを得ない。
だから、あの頃を思い返すと、楽しい事より、自分の趣味より、好きな事より、まず何より、「睡眠時間をどう確保するか」でしか生きてこなかった。
成りたくない大人に成ってしまった出来事
当然そんな生活を続けてたら荒む。
ボクが完全に「大人」に染まってしまった。そう感じた出来事があった。
いつもの通り、駅から家に帰る道。
疲れ果てて、家に帰る途中に、1つのコンビニがあった。
そのコンビニの前で、若者達が数人で楽しそうにおしゃべりをしていた。
それを見たボクは、「ケッ!社会の辛さを知らないで、いつまでおしゃべりしてんだ。」
そう思ってしまった。
そう思った瞬間に、ボクは子供の頃に、絶対になりたくない、「大人像」に、自分がなってしまっている事に気付いた。
子供は遊ぶ事が仕事。
色んな刺激に触れ、学び、自分の道を考えて行く。
学生の頃の友人は宝だし、社会に出たら、学生の頃のような友人はできやしない。
仲間達で朝までくだらない事で喋って笑い合っていた事は、本当にかけがえのない想い出として今も残っている。
でも、「大人」になってしまったボクは、「いつまでガキみたいな事してんだ」そう思ってしまった。
そう思うことで、自分を正当化させていないと、自分を保てなかった。
「本当は遊びたい。」
「本当は友達と朝まで語らいたい。」
「本当は自分の為に時間を使いたい。」
でも当時の環境は、そんな甘えを許さなかった。
だから、他人を卑下することで、自分を保護する事でしか、自分を保てなかった。
本当は羨ましくって、本当はそっち側に行きたくって。
でも行けないから、子供の頃になりたくなかった「大人像」を演じて、絶対に捨てたくなかった、童心を捨てて、「まだまだ子供だな」って、言う事でしか理性を保てない。
でも本当は、自分が一番ガキだった。
寝たいけど寝たくない。寝るのが怖かった
睡眠時間を確保すること。
コレが一番の命題だったけれど、実を言うと寝るのが怖かった。
だって、寝てしまえば、次の日が来るから。
次の日を迎えれば、また会社に行かなきゃ行けない。
だから、寝たいけど寝たくない。そう思った。
唯一自分が安らいだ時間は、仕事が終わって、会社から最寄りの駅に向かう時間。
唯一この時だけが、開放感に包まれてた気がする。
仕事が終わって最寄りの駅に着くのが、22時前だから、自宅の駅に着く頃は、もう次の日の準備に向かってる。
「明日6時起きだから、風呂は言ってご飯食べて寝よう」そう、自宅の最寄りに着いた頃には、考えてたから、もう「仕事モード」の様な気がして。
だから、会社から最寄りの駅に向かう時間。「この数分だけが、唯一の癒しだったなぁ。」って。
そんな事を、走馬灯のように、「ぶわーっ」と想い出してました。
終わりに
記憶は、薄れて行くし、当たり前の事は幸せに感じづらくなる。
サラリーマンや会社員じゃない今。この生活が当たり前になってる。
だから、特段幸せを感じられる機会が少なくなっているのは事実だけど、こう振り返ってみると、こんなに感謝出来る環境はない。
本当によかった。と、心の底から感じます。
昔の自分に会えたなら、「もう少し頑張れ!!そしたらめっちゃいい人生が待ってるぞ!、、、なんて言えるかな?」
なんて、友人とカフェで話し合ってました。
こんな自分語りに付き合ってくれてありがとうございます。
当たり前の今の日々に感謝です。