以前「私も現在ブログを運営しているのですが、すごく昔に更新した記事なんかでは300文字にも満たない記事があったりします。ブログの文字数が少ないとブログそのものの悪影響になるかと思いますが、適切な記事の文字数ってあるのかお伺いできればと思います。」
そんな質問をいただきました。
まあ、確かにブログの文字数が少なく、スッカスカな記事が溢れれば、それはそれでブログへマイナス評価になると思いますし。
一方で良質な記事だけがアップされているブログならば、当然評価は高くなるでしょう。
ここら辺は一度テスト検証して見たので、その結果をお伝えするとともに、ブログ記事において適切な文字数は何文字なのか。っていうところをお伝えしていこうかなと思います。
ブログ記事の適切な文字数って?
まず、本題から。
ブログの記事において適切な文字数な何文字なのか?
っていう部分で質問をもらったわけですが、答えからすると「何文字でもいい」っていうことが答えになります。
これがどういうことかっていうと、「相手に本当に伝わったのであれば、それが適切である」っていうのがそもそも大原則です。
例えばの話。
英語で「fish 訳」って調べると、「魚」って単語が出てきます。
要するに1文字だけです。
これがじゃあ、「文字数が足りない!」っていうのか?っていうとそうではありません。
これが適切な文字数であり、「fish 訳」と検索した人が知りたい答えとして満足だからこそ、1文字が適切な文字数ということになります。
正しい文字数に対する考え方
要するに何が言いたいのか?っていうと、伝わるのであれば何文字でもいいということ。
そこに1つの答えは存在しないということです。
というのは、記事にしていく際に、「伝えていく情報」っていうのがあるかと思います。
「ブログ記事に対する文字数は何文字?」っていうこのブログ記事も同様で、「ブログ記事を書く際に何文字が適正なのか?」っていう知りたい内容を伝えるために、こうして文章にしているわけです。
そして、この「伝えていく情報」というのが、適切な伝わるだけの文字数があれば、たとえ1文字であったとしても、それが「適切」っていうことなんです。
ただこのブログ記事の場合「適切な文字数は?」ということへの情報を伝えているため、たった1文字で伝えることはできませんし、「もし仮に1文字で伝えてしまう」ということは、この記事のタイトルを取った時に「適切ではない」ということにつながってしまう。
だから、伝えたい情報を伝えて行った時に、結果的に情報が多くなり、文字数が増えて行った。
これが正しい文字数の考え方です。
理解して納得してもらえれば何文字でもいい
もし仮に3000文字ぐらい書きましょう。
という風に言われたからと行って、中身のない内容を文字数を稼ぐためだけに書いたとしても、それは全く意味のないことであって。
タイトルに向けた情報を伝えて行った時に、1000文字が適切だと感じれば、それが適切な文字数だということになります。
要は「相手にどれだけ情報を伝えれば、理解して納得してもらえるか?」ということを考えていくと、自ずとブログ記事においての必要な文字数というのが見えてくるんじゃないかなと思います。
僕のブログ記事の文字数最低ライン
ただ、そうは行っても昨今のseoで言えば、情報量が多い=文字数が多い記事の方が、より評価される傾向にはあります。
前出した、「文字数をカサ増しするために中身のない文章を書く」ということではなければ、文字数が多い=情報量が多い、ということを指しますから、当然情報をいろんな角度から網羅できている記事の方が評価されて当然のこと。
ですから、文字数をカサ増しするという感覚ではなく、多角度的に情報が伝えられないか?という側面で考えていくと、情報量を多く、より相手に満足してもらえるような記事が書けるんじゃないかなと思います。
その上で、僕の最低ラインとしての文字数を、一応参考までに伝えておくと、最低このぐらいの情報量がないと、いちブログ記事としては不完全だ、っていうイメージで3000文字を設定しています。
最低このぐらいの文字数は書きますし、当然先ほどから話に出ている通り、カサ増しした文章ではなく、いろんな角度から伝えられるように情報を伝えて行った結果の3000文字以上ということですね。
そして、復唱しておきたいのは「最低ラインが3000文字」という部分です。
3000文字行ったら終わりじゃなくて、3000文字行かなければ不完全だ。っていうぐらいのイメージで最低ラインとしての文字数を考えてます。
質の低い記事ではアクセスが集まらない記事を生んでしまう
※追記
先日僕が所有するブログを色々と見直してました。
分析し直すことで、文字数に関して僕なりにかなり明確なものが見えて来たので追記しておきます。
結構僕のブログは長く運営しているので、1000記事ぐらいたまっています。
昔を思い返して見ると、とかく必死だったので、1日5記事ぐらい投稿することもありました。
流石に今はほとんどアクセスは安定してるので、更新しても1日1記事程度。2ヶ月も更新しない時もあります。
そしてこれだけ積み重ねたものだからこそ、当然のことながら「アクセスがない記事」というものあり。
パレードの法則とはよく言ったものですが、8:2の法則が当てはまったります。
というのも、上位の記事がほとんどのアクセスを占めていて、1日あるアクセスのうち約半分は約10記事ぐらいが占めています。
記事のうちの約1%がアクセスの50%を占めていることが色々と見直していくことでわかってきました。
この出来事を分析していくと、初期の頃は「とかくドメイン力を」ということで、1日5記事ぐらい書いて、「質より量」を重視して来た。
これはこれで色々と学べるものがありました。
それこそ記事の書き方であったり、ライティングスキルであったり。
結果にこそ結びつかないものの、「技術向上」には、かなり役に立つものでした。
ただ、質より量を貫いて見えて来たことは、「駄作を積み重ねても意味はない」
ということが分析から見えてくる。
約1%の記事がアクセスの50%以上を占めることから、「良質な記事をいかに積み重ねられるか」
ここがこれから重要視しなければいけないポイントです。
僕のブログで上位10記事の平均文字数とは
そして次なる分析へ。
僕自身が感じたのは「何が良質な記事の基準なのか」
ここの部分を分析しなければ、一色単な戦略になってしまう。
”なあなあ”な戦略を解いては、絶対に正しい結果は出ない。
そして、良質とは色々な尺度があるものの、1つ明確なのが「文字数」という基準値。
そう感じていたので、僕の記事の中にある上位10記事が、どれぐらいの文字数で構成されているのかを計算しました。
すると以下の数値になることに気づきます。
- 1:10388
- 2:7202
- 3:7110
- 4:7979
- 5:10304
- 6:10323
- 7:6019
- 8:8819
- 9:8539
- 10:10626
平均値:7731文字
これが上位記事の良質なだと判定できるであろう、文字数の一覧でした。
これを説明していくと、最初から平均7731文字の記事を書いていたわけではなく、僕の最初の平均値はおよそ3000文字ぐらいで1記事が構成されています。
そこから、リライトを重ねていき、さらに記事の質を高めていく。
そのように書き連ねていた結果、上位10記事の文字数平均が7731文字になったということ。
初めからここまでの文字数を書いたわけではありません。
多分リライトで言えば、何十回と重ねているかと思います。
そうして徐々に質を高めて言ったということですね。
本気で上位表示を狙いにいくなら7000文字
その後。
上位20記事ぐらいまで1つの「質」の基準である、文字数を計算して見ましたが、3000文字からなる上位記事は1つもありませんでした。
見返してわかるのは、ここに「1つの勘違い」が生まれているということ。
僕自身。
どこかで3000文字で1記事という1つの基準が生まれていました。
ただ、評価されている質というのは、その2.5倍以上の質であるということ。
ここのつじつまを合わせないと、「駄作」と呼ばれる、記事を生み出して言ってしまう。
せっかく記事を書いていくのだから、書いた記事が相応に評価されたいもの。
そのためには、「量ではなく質」を向上させることが重要だということが分析をしていく中で見えて来たんですね。
最初の状態で言えば、なかなか記事を書くのは大変なもの。
ですから3000文字でスタートしてもいいと思います。
僕はもっと遡れば「1000文字」ぐらいからはじましたし、それぐらいうっすい内容の記事がずらずらとあったりします。
ただ、そこからリライトを重ね、徐々に質を高めていくこと。
これが重要なんだと思います。
その上で僕のケースで言えば、3000文字程度でいいのであれば、20〜30分ぐらいで書き上げられてしまう。
なので、かなりブログを更新している時期というのは、3000×5記事もゆうに更新していたわけですが、それでもかかる時間は2時間半ぐらいなものでした。
もうここまで追い込むことは必要ないですが、同じことをするのではなく、イメージとしては、7000×2記事。
このようなイメージの方が、より強い記事として資産になっていくことが明確です。
ここの辻褄を合わせること。
それが分析から見えて来たことでした。
徐々にライティング体力を上げていく
結構ブログ記事において、「どれぐらいの文字数を書いたらいいですか?」ってな相談をされたりします。
それに対して僕は以下のステップがあるように感じます。
まずはかけるだけ書いてみる。
↓
1000文字を目指して書いてみる
↓
2000文字を目指して書いてみる
↓
3000文字を目指して書いてみる
↓
5000文字を目指して書いてみる
このような順序です。
最初書き慣れていないうちは、なかなか質を高めた記事は書けませんが、慣れていくと不思議なもので、スラスラと文字が出て来ます。
文字数が足りない(質が引く)のであれば、見出し2を増やしたり、情報をより細かく伝えたり。
さまざまな工夫が自然とできてくるためです。
だから最初からめいいっぱいかける必要はなく、徐々に詰めていけばいい話ですが、それが僕にとって、「アベレージ7000」になって言っただけの話です。
それはもうドメイン力を求める必要はなく、「1つ1つの記事を明確に1位にする」ことが求められている立場だから。
そのために、1記事として生み落すものは、「最初から完璧」を目指すため、上位10記事の平均ベースである7731文字を最初から書いておこう。
というのが、今回の分析で分かったことでした。
数打つのは練習のため。
そのような状態であれば、3000文字で十分です。
ただ僕の場合その数打つ練習はすでに終わり、1記事に全てを込める。
そういった状況にあるということですね。
無駄な記事に時間を費やすのは勿体無いと思いますし、どうせ更新するのなら、1記事1記事ごとにアクセスがあればそれ以上に好ましいことはない。
ただパレードの法則にもある通り、なかなかアクセスがない記事もブログの中には存在する。
それを今後はなくすために、「良質な記事を1つ」という指針で更新していこうと思います。
内容が薄い過去記事はどうすればいい?
どれぐらいの文字数が適切で、情報量の最低ラインはどこなのか。
ここら辺がわかってもらえたところで最後に冒頭にもあった「内容が薄い記事」があった場合の対処法に関してお伝えして終わろうと思います。
その冒頭がどこの部分なのか?っていうと、最初に伝えた「ブログの文字数が少なく、スッカスカな記事が溢れれば、それはそれでブログへマイナス評価になると思いますし。一方で良質な記事だけがアップされているブログならば、当然評価は高くなるでしょう。」
この部分です。
僕も少し前に「ブログで文字数が少なく、アクセスがない記事はマイナス評価となり、そのマイナス評価の記事を削除していくことで、ブログ全体の評価を高めアクセスを増やすことができる」
というようなことを目にしました。
そこで、アナリティクスやサーチコンソールのデータから、アクセスが全くきていない記事、およそ200記事を一気に削除しました。
ちょっと基準が曖昧で、削除に踏み切れない記事もあったので、そういった記事は「インデックスしない」にチェックを入れて、記事としての意義はなくした状態で、どうなるのかをテストして見たんです。
「無駄な記事を削除した結果アクセスは増えたのか?」
というと、結果としては全く増えず、むしろ微減していきました。
なぜアクセスが来てない記事を消したのにアクセスが減ったのか?
確かに、「良質な記事だけがあるブログ」っていうのが評価が高いことはわかります。
そして、マイナス評価がある記事が混じり合っているブログの場合、マイナス評価がブログ全体に及ぶため、アクセスを止めてしまっているというのもある意味理解できます。
だからこそ、アクセスがきていない記事を消すことによって、いい記事だけを残しブログ全体の評価を高めることができる、っていうのも理論的には理解できます。
ただ僕のケースでうまく行かなかったのは、記事数の多さや運営歴の長さから、「評価が悪い記事を全て残らず排除すること」が困難でした。
要は中途半端に残ってしまっていたということなんですね。
結構ネットなんかで調べていくと、「不必要な記事を削除した結果アクセスがのびた」っていう記事が結構あったので、上記の方法は効果があることなんだと思います。
ただそれもケースバイケースであって。
僕のように、どこまでがマイナス評価の記事で。どこまでがプラス評価の記事か、っていうことは判断が難しいんですよね。
で結局、多少なりともマイナス記事が削除しきれず残ってしまった場合、「評価の高い記事だけを残す」っていうことができなくなってしまうので、削除した意味がないっていう現象が起こってしまうわけです。
まさにそれが僕のケースでした。
終わりに
だから、一概にアクセスがない記事を消した方がいいということでもなく、ブログによって評価は変わってくるため、中途半端に消すぐらいだったら、過去記事をリライトして情報量=文字数を増やすなどした方が、よっぽど改善には効果的だと思います。
もし仮に、過去記事なんかで、文字数が少なく、またアクセスが一切来ていない記事があるのであれば、対応してみるといいんじゃないかなと思いますね。
その対応の仕方は、思考が必要ですが。