以前「ブログ記事執筆に関してなんですが、ペルソナの決め方はどうしていますか?このペルソナを決めるまでに色々と悩んでしまい手が止まってしまうので、ご教授いただけると幸いです。」
ってな質問をもらいました。
いわゆるペルソナっていうのは、簡単に言えば「ターゲットを明確にする」ために用いるものですね。
- 性別
- 年齢
- 住所、地域
- 家族構成
- 職業
- 年収
- 悩み
もっと細かく細分化すれば、いろんなペルソナの決め方があるんでしょうが、主にこう言ったことを決めて行くのがペルソナ設定だとされてますね。
ペルソナを決めるメリットとしては、こういった「ターゲティング」をきちんとすることによって、ピンポイントに突き刺さる記事が書ける。
より相手が求めている記事を書くことができる。
そして、1人のために届けた記事というのは、そこに類似するターゲティングにも刺さるので「1人に向けた記事」を書くことがいい。
そんな風に言われるため、ブログを書くときは「ペルソナ設定をすること」そして「誰に届けたメッセージなのか明確にすることが重要」ってな風に言われます。
コピーライティングの世界でも同様ですね。
ペルソナ設定は時間の無駄
じゃあ、このペルソナ設定を必ず決め込まなければブログって書けないのか?っていうと全然そんなことないんですよね。
ってか、僕の場合、1記事1記事書く際にペルソナなんて考えてないし、いちいち考えてたらペルソナを決め込んでる時間だけで1記事書けてしまう。
要するに、時間の無駄なんですよね。
もちろん、狙いたいkwを決めて。そして瞬時にターゲティングができ、ポンポンとペルソナが決められる人であれば、やってもいいと思う。
また、ブログ記事のような、なん記事も積み重ねるものじゃなく、1ページ勝負のランディングページなんかは、1ページ勝負なのできちんとペルソナを決め込んでもいいと思う。
ただブログ記事において、ペルソナを決めるだけで、1時間もかかってしまうようなら、無駄な時間以外の何物でもない。
なので、僕は細かいペルソナ設定とか。ターゲットを決め込んで記事を書くっていうのは、ほとんどしてません。
ペルソナを決めずにどう記事を書いてるのか?
ペルソナを決めることは時間の無駄だって言いましたが、「ターゲティング」が無駄だっていうことではないんですよね。
じゃあ、ペルソナを決めずに、どうやって記事を書いているのか?っていうと、僕の場合「友人」です。
要するに、「友人から聞かれた時にどう答える?」って想像しながら記事を書いてる。
もう正直、ペルソナの決め方ってこれだけで十分です。
具体的な手順としては、この先解説するとして、まずはペルソナを決め込む理由に関して伝えていこうかなと。
ペルソナ設定の本来の目的
どういうことかっていうと、ペルソナを決める大きな理由って、「具体的にターゲットをイメージすること」にあります。
ふわふわとしたイメージの場合、何に悩み、何を知りたいのかわからない。
だからこそ、「20代前半で」「独身で」「年収が300万円で」「実家暮らしで」というように、色々な個人情報を考え、どんな人にどんなメッセージを届けるのか。
そのイメージをしやすくするために、ペルソナを決めるわけです。
でも、ここの問題点は先ほど訴えたように「時間がかかる」ということ。
そして、具体的にすればするほど、「ペルソナで決め込む情報」が多くなっていきます。
「20代前半で」「独身で」「年収が300万円で」「実家暮らしで」「地方在住で」「趣味はスポーツで」
というようにどんどん増えて行く。
でも、今一度ペルソナを決める目的を考えて欲しいんですが、ペルソナを決める目的は「ターゲットを明確にすること」でした。
とするのなら、いくらイメージの中で具体性を膨らませたとしても、あくまで「妄想」の枠を超えることってできないんですよね。
そして、その妄想の相手に向かって記事を書いたところで、全ては「想像の中」での出来事なので、突き刺さるメッセージや情報を伝えることってできないわけです。
僕なりのペルソナの決め方
じゃあ、どうしていったらいいのか?っていうと、先ほど伝えたように僕の場合、「友人」を連想しています。
この友人の場合、妄想や想像では一切なく、実在する僕の大切な人です。
そして、この友人から「質問された場合どう答える?」と考える。
そうすることによって、妄想や想像上の人物のために記事を書くのではなく、実際に実在している大切な人に向けたメッセージをブログ記事にすることができるわけですね。
また、友人を連想するっていうことは、瞬時に背景にある個人情報が浮かんでくるので、勝手に
- 性別
- 年齢
- 住所、地域
- 家族構成
- 職業
- 年収
- 悩み
ここら辺のペルソナが決まっているわけです。
こっちの方が断然早い。そして籠もったメッセージを届けられる。
なぜなら、友人と話しているシーンを想像すれば、言葉はいくらだって出てくるし、妄想の中の人と対話しているわけじゃないので、真摯に対応できる。
なので僕の場合は、1記事1記事に個別のペルソナを決め込み記事を書いているわけではなく、「友人から聞かれたら?」ということを意識して1記事1記事書いてます。
もちろん、高年齢をターゲットとしているブログであるなら、「会社の上司から聞かれたら?」と想像してもいいし、友人である必要はなく、「身近にいる人」からターゲットを決めたらいい。
そこは臨機応変に対応できます。
ペルソナを決める3つの手順
そして最後に、どうやってペルソナを決めて行くのか。
僕なりの手順に関して伝えて行くと。
まずはブログ記事を書く際に「狙いたいkw」を決めて行くかと思います。
その狙いたいkwが、仮に「旅行 オススメ 場所」だったとした時。
僕の場合は、頭の中で仲の良い友人から、「なぁ〜。最近旅行にいこうと思ってるんだけど、行った中でオススメの場所ってあるかなぁ?」ってな会話に変換しています。
そしてこの会話の中で、友人に聞かれたことを「ブログ記事」として執筆する。
「なんだろうなぁ〜。ご飯だったら新潟のお米とか、北海道の海鮮はマジで旨かったなぁ。後は味噌ラーメンか。後やっぱ日本にいるんだったら日本の世界遺産はいっといたほうが良いよなぁ。世界遺産だったら、大人になっていく原爆ドームはグッと心にきたね。
あと個人的に超オススメなのは、群馬の富岡製糸場かな。」
こんな風に会話のように答える。
僕のペルソナ設定は、たったのこれだけです。
そしてこれだけで、すでにペルソナ設定は終えており、なおかつ記事がスラスラと描けるようになる。
それは、友達に聞かれたテイであれば、すんなり言葉が出てきて、なおかつ本当にオススメできる内容を言葉にできるからです。
まとめ
つまり僕なりのペルソナの決め方っていうのは、
- kwを決める
- 友人から質問されるシーンを想像する
- 友人からの質問に対して、答える(記事にする)
この3つのステップです。
こうすることによって、従来のペルソナを決める方法のデメリットであった「時間短縮」をすることができ、なおかつ「ふわふわとした妄想相手」に答えるというアバウトな内容を避けることができます。
また、具体的な「人物」をイメージすることができるため、ペルソナを決め込む「たった一人の人に向けたメッセージ」を作りやすく、瞬時にペルソナを決めることができます。
そして、妄想上の人物ではないため、すんなりと言葉が出てくるようになる。
なので、いちいちペルソナを決め込むことに時間がかかり、せっかくペルソナ設定をしたのにも関わらず、パソコンの前で止まってしまう方は、「近しい人」などを連想して、その人から質問されたテイで、ブログを更新していくとスムーズに記事が書けるんじゃないかなと思いますね。
僕は一切ペルソナ設定せずに上記の方法で記事を書いてます。