サラリーマンとの兼業から始まった副業生活。
副業を始める上で一番最初に知っておきたかった2つの注意点と聞いて、大半は「確定申告」や「税金対策をしないと会社にバレる」
そんな記事がネットの大半を占めます。
もちろん本業をおざなりにしたら、いけないことかもしれませんし、副業で稼げていない状態で、会社をクビになることは注意しなければいけない点。
ただ、本当に困っている人は、なりふり構わず、突き進んで行くもの。
「クビになっても知ったこっちゃねぇ。」
そんな気概で飛び込んでくるものです。
好きです。そう言うガッツ。
なので、検索すれば確定申告の方法や、会社にバレずに注意しておこなう副業の方法なんかは出てくるので、そうじゃなく「ボクが副業を始めるときに、知っておきたかった2つの注意点」を今回はお伝えしたい。
そう思っています。
必ずビジネスモデルを知ること
副業を始める際に、ほとんどの人は「稼げそう」「なんとなくネットでみたから興味をもった」
そう言う入り口から、入って来ます。
しかし、その多くは「出口」を知りません。
なぜ出口が分からないのに、入り口に入れるのでしょう。
多くの人が副業であまりいい成果を出せないのは、このビジネスモデルを理解していないからと、深刻に感じます。
また、よくわからんものに騙されたり、詐欺っぽいものに手を出してしまう人がいるのも、このビジネスモデルを知らないからだと、最近重々感じています。
例えば塾に通うとき。
少なからず、行きたい大学。行きたい高校。行きたい会社。
それが決まった上で、どれぐらいの偏差値が必要なのかを明確にした上で勉強します。
それでも、ゴールへたどり着かない可能性が高いから、「塾」と言うものが必要になる訳です。
行きたい大学。行きたい高校。行きたい会社。
この出口に向かって進むために、塾と言う入り口に入る。
でも、なんとなく皆が塾に通っているから。
なんとなく、勉強できた方がいいと思うから。
そんな気概で、塾に通ったとして、目標に達せるかといえば決してたどり着かないと思います。
もちろん少なくとも勉強はできると思いますが、「勉強したその果て」にはたどり着かないでしょう。
少なくとも最短ではなくなります。
出口が漠然としているから、自分の伸ばす点、足りない点が分からないので、伸ばしようがありません。
一方で出口がきちんと分かっていれば、仮に慶応に入りたいと願い「自分の足りない点は、数学と英語だ」と自分の反省点をはっきりできるはず。
そして、テスト対策として、きちんと苦手分野を伸ばすための対策が出来ます。
これは副業での注意点でも全く同じで、多くの人は入り口だけから入って、出口を理解していな人が多い。
そう言う人が行き着く先は、「詐欺商品」です。
だって、「稼げる」「だれでもカンタンに」
そうやって入り口で入って来たとして、「なにをどうすれば稼げるのか」
全く分からない中で、一体どうやって稼ぐんだ?って本気で思おう。
もちろん詐欺商材を提供している業者や会社、そう言ったものがクズなのは間違いなんだけど、これを淘汰して憎む時間よりも、「いかに自分がひっかからないか」を考える方が、よほど早い。
騙されないためにも、これからきちんと稼いで行くためにも、絶対に知っておいてほしいのは「ビジネスモデル」なんです。
ビジネスモデルを知ると、騙されなくなる理由は?
ビジネスモデルとは、言わば出口。ゴールのことです。
なぜそのビジネスが成り立っているのか、なぜマネタイズで来ているのか。
どこから集客して来て、どこにお客さんが流れて行くのか。
一連のビジネスを解剖して行ったものがビジネスモデル。
まあ、難しく言えばこんな感じですが、注意すべきなのは、副業の中身をしっかり知ることが大切ということです。
例えば、医者が「なぜ手術してよくなるのか」を知っておらず、他人に体を預けるのは、あり得ない話です。
医者は、目の前の人のどこが悪い原因なのか、そしてそれをどうすれば治るのか。体の構造を知り尽くしているから治すことができるわけです。
ビジネスも全く同じで、中身が分からなかったら、上手くいかない理由を詮索しようがない。
注意はかっていても、バケツから抜け出した水を止めることは出来ません。
本当に騙される人の多くは「稼げる」「カンタンに」
そんな文言に踊らされ、中身を一切することなく、手を出して行く。
でも中身が分からないから、「何をどうしたらいいの分からない」と言う事態になります。
そんな状態で、時間の少ない副業で稼げるなんて、尚更あり得ない。
きちんと正しい情報をキャッチしてほしいし、周りに騙されず自分の足で進んでほしいからこそ、中身をしっかりと知って副業にチャレンジしてほしい。
- なぜそれが稼げるのか
- どこで利益が発生するのか
- 集客はどうするのか
仮に副業を始める際には、この3つは必ず把握しておいてほしい注意点です。
少なくとも、この3つに注意しておけば、騙されたり流されたりすることは無くなるでしょう。
甘い言葉には注意してほしい
またこれは必ず副業に取り組む際に注意してほしい点です。
本当にネットではよく、甘い言葉がならべ立てられる。
それこそネット界のコージーコーナーかと思えるぐらい。
もちろんその中であっても、きちんとした人、物、情報が含まれていることもあるけれど、大半が掃いて捨てるほどのものである可能性が高い。
また、前出した通り「カンタンなものから入って行く人は出口を知らない」
だから、迷宮入りする迷路に迷い込むように、フロントエンド、バックエンドと流されて行く。
例えば学生時代。
アルバイトを始められる高校生になって、「アルバイトしたら何を買おう?」と胸をムくらませていた人は少なく無いはず。
「週5働いたら、月8万円ぐらいもらえるから、アレもコレも買える」
でも、そこまで上手くいかないことに気付く。
また、就活するとき、「アットホームな職場」「当社の月収例:月80万円、20代男性」
と唱う求人誌を見かける。
でもいざ入ってみたら、アットホームでもなく、そこまで給料をもらえないことに気付く。
なぜ上手くいかない、想像通りにならないのか。
もちろんアルバイトも、求人誌も嘘は書いていない。
理由はアルバイト雑誌も求人誌も、単に「ごく一部の例」を記述したに過ぎないわけだ。
でも人間は、「こんな例もあるなら、自分にも当てはまるかも?」
と都合よく考えてしまう生き物。
「当社の月収例:月80万円、20代男性」というのは、もの凄く優秀な人の一例かもしれないし、社長の息子かもしれない。
でも物は言いようで、「20代でものし上がれるチャンスがある会社ですよ」と言っても嘘にはならない。
それが会社の御曹司だから出来たことなのに。
これは副業であっても同じで、その人のケースはその人にしか適応しない可能性さえあります。
万人に共通するものじゃない。
副業への夢を壊してしまって、申し訳ないのかもしれない。
でもそれが現実。
誇張する訳でも、盛る訳でもなくそれが現実。
でもきちんと稼げる副業は存在します。
それは、その人がやるかやらないかの違い。
一歩一歩、地に足をつけて突き進んだ人だけ、稼げるようになるということに、何ら変わりは無いんです。
その一歩一歩あゆむということを「楽にだれでも」と言う文言は、奪い去ってしまう。
「カンタンに」稼げると思って始めた入り口だから。
やっぱり共通するのは「自身をきちんと持つということ」
ボクは副業は、やりたければやればいいし、やりたくないのならやらなければいい。
そんな想いです。それは今も変わりません。
だから無理に進めることも、無理に否定することもありません。
「やりたいならやったらいいじゃん?」と
でも無抵抗な人が、騙されて行くのは忍びないので、多少厳し目の注意点を上げました。
「それでも」と言う人が、本当に副業で稼げる人だと思いますので。
どんな副業を始めてもいいと思います。
あなたに合う副業が見つかればそれに超した事はないので。
ただ、この2つの注意点はきちんと見通した上で見つけてもらえれば、この記事があった意味が見いだせるかな。と、そう思います。
終わりに
まあ、厳しいことは間違いなんだけど、それ以上に夢があるのも間違いないこと。
ボクは副業以外で、本業を超える可能性のある仕事を知りませんし、ボクも副業が今や本業になった身。
副業で始めたビジネスがボクを救ってくれたことに間違いありません。
でも自分がいい思いをしたからと、だれにでもカンタンに進める訳じゃない。
合う人、合わない人、それぞれが居ると思うから。
本気で向き合った者に、微笑んでくれるもの。それが副業だと思います。
(まあ、本業だろうが、どのビジネスだろうが、その点は同じですが)