ボクは副業から、結果的に起業する形になった。
もちろん大起業家を目指していたわけでもなく、ビジネスを通して世界を変えようなんて思っていたわけでもなく。
ただ単に、「雇われる側にいるのがイヤだったから」
でも現状は雇われの身で、自由の利かないブラック企業のサラリーマン。
じゃあどうするか。
イヤだ、イヤだと思って、会社を辞めたとしても、生活して行くお金はない。
仕事としての時間的自由は得られるかもしれない。また、カツカツで働き詰めだった自分にとって、健康的な自由も得られるかもしれない。
だけど、金銭的自由は皆無になる。
いわばニートと同じ。
家では、両親のお店が倒産し、自己破産をした。
だから、ニートになる余裕なんて毛頭になかった。
そう思ったときに、絶対的に雇われない側に行くためには、「自分で稼ぐ力」
これが絶対的に必要になると感じたんです。
そんな副業生活から、起業する形になったボク。
もちろん、豪華な暮らし、IT長寿たちが暮らすヒルズ族。
そんなものへの憧れは全く無くって、ただ「雇われたく無かった」だけ。
起業するつもりはなかったけど、コレ一本で十分に暮らせて行けるようになったから、その道を選ぶしかなかった。
そんな順序でした。
でも副業から起業する。
この順序に間違いはなかったと、今でも思っています。
大々的に「起業」です。なんて言うつもりは全然ない。
だけど、結果的に起業して心からよかったと感じることが尚更多い。
クルーザーに乗ったり、予約してからじゃないと食べられないお店に行ったり、ランチはビュッフェを食べたり。
そんな豪華絢爛な生活は送っていない。し、そんな生活に憧れはない。
だけど、ボクの起業してからと、サラリーマン時代との生活は思いっきり変化しました。
一番の違いは、寝る時間。
これがボクの中で最高の至福の生活への変化でした。
サラリーマン時代は、朝6時に起床してた。月曜日の朝は会議があるので、5時起き。
早起きは三文の得なんていうけれど、あの時の自分には拷問でしかなかった。
目はうつろで、体は鉛のように重くって、カラッカラに乾き切った寝起きの体に無理矢理浴びせるシャワーでなんとか体を起こしていました。
昼までぐっすり寝れたらどんだけいい生活なんだろう。こんなちっぽけなことでも、至福の生活と当時は思っていた。
でも自分でビジネスを始めて、立場的に起業するようになってからは、起きる時間は自由になった。
特に起業してからは目覚ましをセットしたことはないし、太陽が活発に働いていても、疲れていたら、そのまま寝ていることもあった。
目覚ましをセットしないで起きることが、どんだけ幸福か。
それだけで起業したありがたみを感じざるを得ない。
そう思っています。(どんだけ貧乏体質なんだ。笑)
また、毎日自分でやることを決める。
これも副業から始まった起業生活で、至福の喜びでした。
会社員であれば、上司や社長から言われるがままに仕事を振られる。
それが楽しいことであれば、不満もなく続けられると思う。
でもボクは当時営業マン。
好き勝手にドヤされ、文句を言われることも多くあった。
そんな仕事を好きになれるはずもなかった。
会社につき、すぐに現場に向かう。
その電車内で、遅延や遅れが生じたとき、これほど嬉しいと思ったことはなかった。
それぐらい営業先に出向くのが億劫でしかなかったわけでした。
全てはやりたいことじゃなく、やらされていることだったから。
一方で、起業した生活では、自分の中で好きに選べる。
もちろんやりたくない、めんどくさいと思うこともやらなくちゃいけないときはあるけど、それも営業に比べれば屁でもない。
むしろ、本当にイヤだったら、投げ出すし、取り組まない。
イヤなことを続けても生産性は決して上がらないから、費用対効果が悪いから。
その全てが、自分で好きなものを選べる。
これがどんだけ楽しくって、苦じゃないのかは、営業のときと比べれば本当に雲泥の差だと思う。
今は、毎日昼頃に起きて、ボクの朝はヒルナンデスから始まります。
3色ショッピングとかをみながら、モーニングコーヒーを飲んで、「今日は何をやろうかなぁ」なんて思いながら、支度をします。
んで、副業から始まった起業なので、ノマド的な作業形態。
カフェに出向いて、これまたコーヒーを飲みながら作業をする。
(カフェイン中毒になる可能性に一番ビビってる。笑)
そんな毎日。
やっぱり最初は頑張る必要があったけれど、頑張る意義があるほどに今の生活に豪華さを感じざるを得ないなと思っています。
起業するなら副業から始めた方がいい理由
そんな副業から始まった起業人生。
別に自分のたどった道を肯定するわけじゃないけれど、起業するのなら間違いなく副業から始めるのが一番スムーズに進む道のりだと思います。
副業をやったことで一番スキルアップしたものとは。にも書いていますが、副業から得られるスキルは本当にかけがえのないものでした。
そもそも多くの人は起業を、1から始めるものだと思っている。
1から自分でビジネスアイデアを練って、1から資金を集めて銀行へ融資をもらって、準備が進めば会社を退職して、自分のビジネスアイデアを形にするために突き進む。
これがいわゆる一昔前の起業のイメージ。
もちろん今でも一番多い起業の仕方だと思うし、できる人はやればいいと思う。
でも、素人が考えたビジネスアイデアが、必ずしもハマる訳じゃないし、一発目から当たる可能性の方が低い。
仮に失敗すれば、銀行から借りた1000万円ほどの融資が、いきなり借金となり、自分や家族を襲います。
当たればいいけど、当たらなきゃ地獄。
残るのは無職という肩書きと、借金のみ。
それが一般的な起業。
ただ、副業から始めればどうか。
仮に、上記とおんなじ方法の起業を描いたとして、同じく失敗したとしても、まだ職は持っていることになります。なら、たとえ借金が残ったとしても最低限は返せる見通しは立つ。
また、そもそも副業であれば、そこまでリスクを負う必要はない。
別に融資を受けて、ビッグビジネス的に展開する必要はないし、低資金から始められる副業は、いっぱいあります。
それこそ、転売ビジネスを小資本から初めてもいいだろうし、アフィリエイトなんかを取り組んでもいい。
そして、副業から稼ぎ始められたら、会社を辞めて副業へギアを上げたって言い訳です。
ビジネスを遠して世界を変えたい。
そんなビジョンがあるなら、前者の起業方法が一般的なのかもしれません。
ただそんな思いはなくって、ただ「自分の身は自分で守る」ぐらいの起業スピリットであれば、さしてリスクを負う必要もない。
融資を受ける必要も、何百万円も資金を貯める必要もない。
だから副業からの起業が一番低リスクだったと、経験から思っています。
考える土台が、会社員と起業家とでは違う
また1から起業する。
そう誓い、会社を辞めて起業した人のほとんどは成功しません。
それは「会社員脳」と「起業家脳」とでは、根本的に全く違うから。
どちらも経験した身として、色で言えば、赤色と青色ぐらい「全く違うもの」でした。
起業する上で、よく聞くのは「仕事が出来るからと言って、起業して成功するとは限らない」
そんな言葉をよく聞きます。
これはまさに「会社員脳」と「起業家脳」とが、全く違うことを表している。
根本的に全く違うから、具体的な違いを表す方が難しい。
でも、あえて例えるなら、少し離れたスーパーで100円安い食材が売っていたとして、会社員脳の人は、必ずそのスーパーへ買い出しに行く。
なぜなら、安いから。
ただ起業家脳は、絶対に行かない。
それは、100円と言う金額が、10分、20分と離れているスーパーへ行くことへの費用対効果に合わないと思うから。
これは本当に小さな違いだし、例え的にも微妙だけど、脳の使い方、考え方が全くことなることを、知る羽目になる。
だから、会社を辞めて起業しようとしても、上手くいかない人が多いのはそのため。
でも一方で、「自分でビジネスをする」
と言う意味で、副業を始めると、その思考を副業タイムのときには、触れることが出来る。
自分を律し、自分の舵を自分で握る。
そんな起業家脳を、副業をするときは必ず養われるので、いきなり起業するよりも、副業から始めた方がスムーズに考え方をシフトできるんだと思います。
低リスクから始められる上、思考の土台も出来る。
だからこそ副業から起業したことが、一番スムーズに「自分で稼ぐ力」を身につけられた要因だったんだなって、振り替えってみると思いますね。
PS
自分の趣味に時間を費やせるようになったのも、起業して得られたいい部分の1つ。
最近では、辞めていたダーツをまた始めました。
(Aフライトだったのに、全然ヘタになっちゃったなぁ)
もう一度再起して、ダーツ盤を家に購入。
一昨日も、昨日も2時間ぐらい投げ込みました。
(でもフォームが安定しないなぁ。。)
最近はもっぱらYOUTUBEでダーツ研究。
HALさんはやっぱりフォームがキレイ。海外勢はフォームがぐちゃぐちゃなのに、なんではいるんだろう?これまた七不思議。笑
AAフライトにいけるように、もっと練習せねば。