今回はタイトルにある通り。
「防災系のアフィリエイトって儲かるんでしょうか?」ってな質問をもらったので、その質問に対して回答していこうと思います。
まず先に結論から言ってしまうと、防災系のアフィリエイトって結構難しいです。
なので、個人的にはあんまりお勧めはできないですね。
防災系のアフィリエイトは稼げない
じゃあ、なぜ防災系のアフィリエイトは稼げない、難しいのか。
その理由について解説していくと。
そもそも防災系とか予防系って、アフィリエイト云々の前に、売りづらい傾向にあるんですよね。
当事者意識の問題
防災系って、例えば地震や災害のために、前もって予防したり、対策したりしておこうっていう商品ですよね。
水とか、ラジオとか、携帯型のトイレとか。
そういった類のものを一式セットで売るというのが、防災セットの商品だと思います。
ただこれって、「災害」といった被害が出てから候補にあがったりするんですよね。
しかも、「当事者」ということじゃなくって、「災害を見た人たち」が買う人の候補に挙がる。
ということはそもそも、「ターゲット」としてはかなり限定的で、限られたケースでしか売れない商品ということなんですよね。
アフィリエイトには、「時期」にフォーカスしたアフィリエイトの種類も存在するっちゃ存在します。
例えば、ハロウィンのシーズンだけに特化して、アクセスを集めるといった内容から、クリスマスのシーズンだけに特化して、クリスマスプレゼントやデートコースなどを紹介するサイト。
というように、シーズンに特化したり、時期に特化することで、アクセスを稼ぐ手法というのも、確かに存在はしている。
だけど、「震災」や「災害」というのは、やっぱり毎年必ず来るわけじゃなく、そのうえで、当事者意識がわきづらいので、売りづらいという傾向にあるんですよね。
前もっての備えは厳しい
あと、先ほどから出てきているキーワードで「当事者意識」っていうものがありますが、これは医療系の「予防」も、まったくもって売れないという傾向からも見て取れます。
医者とか病院に行くのって、どうしても「病気やケガ」にかかってから、病院に行くことがほとんどです。
確かに専門家や医者なんかは「予防が大切」という風に言いますし、予防することによって未然に防ぐことができる。
ただ、当の本人たちにとって「当事者意識」がないがゆえに、予防っていうのに目がいかないんですよね。
やっぱり予防って、長い時間じっくり時間をかけて取り組むものだし、被害にあってないわけだから緊急性が低い。
この緊急性が低いとどうしても「今じゃなくていっか」という感情になりやすいんですよね。
だから、防災グッズとかは、アフィリエイトにかかわらず売れづらいといった傾向にあるんですよね。
防災系アフィリエイトに取り組んだ結果
っていうのも、僕自身かなり前ですが、一度「防災系アフィリエイト」に取り組んだことがあるんですよね。
その実体験の中から「予防」とか「防災系」っていうのは、結構難しいジャンルなんだなっていうのは痛感したんですね。
確かあれは日本で豪雨とか台風の被害が出ている時期だったと思います。
ニュースか何かでその被害が映し出されていると同時に、「やっぱりこういう事態に備えて防災などの備えをしておくことが大切で、水や食料などは最低3日分、1週間ほどは用意しておくべきでしょう」というようなニュースが流れたんですよね。
その時に、僕自身も防災のための備えを全くしていなかったので、「もしかしたら同じ思いの人がいるかも」ということで、防災系アフィリエイトを始めてみたんですよね。
防災グッズとしての商品は、避難時に必要なものが一式セットでそろっているものということで、
- 水3日分
- 缶詰乾パン3日分
- 簡易型のトイレ
- 雨具
- 懐中電灯付きラジオ
こうした防災セットだったと思います。
結果は惨敗で、まったく売れませんでした。
もちろんアフィリエイトの知識や経験が全くなくって、商品が防災系だったから売れなかったのか、それともスキル不足だったのか。
どちらともとれますし、両方が原因だったとは思いますが、それでも1個や2個ほどは別の商品で売れていたので、塩梅としては「防災セット=商品」ということが原因として大きいんじゃないかなって思っています。
アフィリエイトで売れやすい商品を見つけるコツ
そして、アフィリエイト時の商品を選ぶうえで、重要になる部分、かつ絶対に覚えておいてほしいのは「緊急性」というキーワードです。
先ほども少し触れましたが、人間は「緊急性が高いもの」しか、お金を出して買おうとは思いません。
健康なんかの予防医療や防災グッズなどが売れない理由は、これに該当します。
どうしたって必要なんですよ?予防は。
だけど、緊急性がないとどうしたって後回しにしてしまうのが人間です。
ただ。
これは裏を返すと「アフィリエイト商品を選ぶうえで、指針になる一つ」のキーワードになってくるのが緊急性です。
コンプレックス系
例えば、売れやすい商品として有名な「コンプレックス系」
肌荒れや、身長、ハゲといった外見の悩み。
これらはコンプレックス系に該当するわけですが、これらが売れやすいのはすべて「急を要する」からです。
肌荒れで悩み、ニキビが顔じゅうにある人にとって、それは「今すぐに治したいこと」であり、緊急性が高い悩みです。
それが一方で「肌荒れを今すぐに治す化粧水」と「肌荒れを防ぐ化粧水」であった場合、どっちの方が売れるかは圧倒的に前者でしょう。
また、ハゲというのは、髪の毛がふさふさな状態では、あまり育毛剤なんかには目がいきません。
髪の毛が薄くなってきて、徐々に抜け落ちる状況を目の当たりにして初めて、「やばいかも」と感じるわけです。
ここにも「緊急性」という概念が浮き彫りになり、「今すぐにこの不安を解消してほしい」という思いから、商品購入につながるわけです。
アフィリエイトで稼ぐ人も同じ
またちょっと目線を変えて、アフィリエイトで「稼ぐ人とそうじゃない人」という観点から見てみても、まったく同じようなことが言えます。
どういうことかっていうと、僕はいろんな人をこれまで見てきましたが、アフィリエイトで稼ぐ人って、総じて「やる気」が全然違うんですよね。
稼げない人っていうのはどっちかっていうと「稼げたらいいな」っていうぐらいの気持ちで、稼ぐ人は「稼がないとヤバイ」という、本当に鬼気迫った感情で取り組んでいます。
かなり前に、アフィリエイターたちが集まる集まりに行ったときに、全く稼げていない人から月1000万円稼ぐ人など、かなり幅広い人たちが集まる場所に行きました。
その時に、話を聞いていくと、やっぱり稼いでいる人はずっと「ビジネス」の話をしているのに対して、稼げていない人は「カフェでの談笑」という感じで、まったく関係ない話をずっと笑いながら話していました。
主催者の人が「せっかくこうした集まりに集まっているのに、友達を見つけに来たのか?もっと稼げている人から吸収しなくていいのか?」と指摘されて初めて、背筋を伸ばしていたんですよね。
僕は主催者の人と仲が良かったので「こわぁw」なんて思っていましたが、やっぱりここにも「本気で取り組んでいるか?」という緊急性があって、焦りを感じて本当に当事者意識を持っている人が稼げている人でした。
つまりこれはアフィリエイトをやる側の立場をとってもそうだし、アフィリエイト商品という立場をとっても同じことが言え、人間は「緊急性」がないと行動しないということが言えるわけですね。
まとめ
ということなので、総じて「予防」や「防災」というのは、
- 緊急性
- 当事者意識
これらの観点から売りづらい商品ということが分かる。
当事者意識が生まれなければ、緊急性は上がらないし、緊急性が上がらないとわざわざお金を払って買おうとは思わない。
これが防災系のアフィリエイトは難しいという理由です。
もちろん、防災グッズや予防が必要ないということじゃありません。
なので、個人的には必要だと思いますが、人に行動を促すのがセールスだと考えると、緊急性が低い防災グッズのセールスにおいて、人の行動を促すことにはつながりづらいため、売りづらいと考えることができるということと、なおかつ実体験をもとに考えても難しいなっていうのが結論です。
アフィリエイトではやっぱり「商品選び」というのは大切な部分になってくるので、ぜひ参考にどうぞ。