アフィリエイトはもうレッドオーシャンだから稼げないって本当?

今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「アフィリエイトってもうレッドオーシャンだって聞くんですけど、どう思いますか?本当にもうレッドオーシャンで稼げないビジネスなんでしょうか?」ってな質問をもらいました。

なんで、今回はこのアフィリエイトはすでにレッドオーシャンなのかどうかっていう質問に回答していきながら、解説していこうと思います。

アフィリエイトはレッドオーシャンである

じゃあ、まず先に結論から伝えておくと。

アフィリエイトはレッドオーシャンです。

これが結論ですね。

確かね、アフィリエイトがアメリカから上陸したのが、90年代だったと思うんですが、そこからもう30年以上が経過しようとしているわけですね。

30年以上一つのビジネスモデルが続いているということは、それだけ市場参入者が現れているわけで、当然レッドオーシャンへと変わっていっているわけです。

なので、そこは知っておくべきことだと思います。

ただ、もう少し補足をしておくと、「レッドオーシャンだから稼げないわけじゃない」っていうことは知っておいた方がいいと思いますね。

本物のブルーオーシャンは天才のモノ

なんか、いろんなことを聞いていくと、結構多くの人が「ブルーオーシャンを狙え」っていう話を聞くし、レッドオーシャン=飽和市場っていう風に思い込んでるんですよね。

正直この手の話はうんざりです。

っていうのも、僕らのような凡人が本物のブルーオーシャンなんて見つけられるはずがないんですよね。

ブルーオーシャンっていうのは、いわゆる90年代にインターネットが普及してきたその当時のことをさしたりします。

なんか知られざるノウハウとか小手先だとか、そういったことをブルーオーシャンとは言わないんですよね。

大体、セールスレターなんかで出回っている「ブルーオーシャン市場を狙えるので誰でも稼げます」なんて歌う手法の大半が「レッドオーシャンの中で稼ぐ一つのノウハウ」であることがほとんどです。

市場全体がまだまだ成熟しておらず、成長期で、かつ参入者が少ないことをブルーオーシャンというわけで。

マネタイズやビジネスモデルがそもそも熟知されている市場のことを、ちょっと小手先だけ変えたやり方でもって「ブルーオーシャン」とは言わない。

要するに「ブルーオーシャンなんて天才が編み出した未開拓の市場だ」っていうことは絶対的に覚えておいた方がいいです。

もしブルオーシャンがあれば、凡人は勝てない

でね。

もし仮に「これはブルーオーシャンだ」なんていうのであれば、大企業が大資本をもって、その市場のパイを根こそぎ持っていこうと画策します。

その資本っていうのは、数百億とかの金額でも勝てないぐらいの資本を投下してくるので、一般の凡人の、しかも一個人が勝てるわけないんですよね。

だって、その市場が本当にブルーオーシャンなのであれば、それぐらい投下したって、いくらでも回収できるわけで、それが回収できないのであれば、それは本物のブルーオーシャンとは言わないですからね。

何度も言うように、ネット上ではびこる「ブルーオーシャン市場」って、「レッドオーシャンの中の一部」でしかなくって、ブルーオーシャンの定義がめちゃくちゃ緩いなって思います。

そういう意味でいうと「アフィリエイトはレッドオーシャン」というのは間違いのないこと。

ただ、レッドオーシャンだからといって稼げないっていうのは、また話が全く変わってくるので、この点も注意が必要です。

レッドオーシャンだからこそ稼げる

基本的に市場っていうのは、企業が資本を投じて開拓し、それが民間へと広がって循環していきます。

本当に未開拓市場っていうのは、膨大な研究費だったり、費用だったりがかかるので、どうしたって一個人が市場を開拓し、成長産業を作ることはできない。

そうして企業が開拓していったのを、僕ら一個人へのサービスとして降りてきて、それをみんなが使いだす。

こうしたモノやサービスが普及していくわけです。

とすると、成熟しきった市場の方が、利用者数が多いってことを意味しているわけですね。

広告価値=利用者数

アフィリエイトがレッドオーシャンだろうと、いまだに稼げているのは「利用者数が多い」っていうことが、一番の理由です。

ネットで検索する人は、毎年どんどんと増えているし、確か月間検索数は1兆回を超えているという風に発表していたりもします。

もし仮に、参入者が増えず、利用者数が少ないのであれば、そこまでの市場にはなっていないので、アフィリエイトという市場が成り立っていないことだってあり得る。

そもそもアフィリエイトって広告代理業なので、「広告価値」がなければ、まったく意味をなさない。

広告価値っていうのは、普及する人数によって価値が生まれるので、利用者数が少ないということは広告価値が全くないということを意味している。

また、一方でグーグルは検索エンジンというものを普及させるために、より多くのサイトやブログなどを普及させるために、僕ら一般人にアフィリエイトフィーを払うことで、どんどんとサイトや情報を充実させていった。

そしてそのための支援をグーグルアナリティクスやサーチコンソールなどのツールを通して、支援している。

だからこそ、アフィリエイトというものが稼げる市場として生まれたわけです。

つまり何が言いたいかっていうと、皆がいうレッドオーシャンじゃなければ、利用者数が増えていかないので、そもそもアフィリエイトで稼げる土壌は育たなかったということなんですね。

だから、一概にレッドオーシャンが悪いっていうことではないわけです。

ライバルが多いことをどう切り抜けるか

ここまでで本来のブルーオーシャンとレッドオーシャンの定義のズレっていうのを解説してきたわけですが、おそらく「レッドオーシャンか、ブルーオーシャンか」っていうのが、ネットビジネスで使われるシーンって、いわゆる「ライバルが多いかどうか」っていうところの定義として使われるなっていう気がしてます。

それが上記で伝えた「小手先のノウハウやテクニック」と評して伝えてきた部分ですが、利用者数が増えれば当然ライバルが出てきます。

そしてちょっとでもライバルが増えれば、それは「レッドオーシャン」と呼ぶ。

正直これにもちょっと嫌気がさしていて、誰でも参入したら稼げる状態があれば、そりゃみんな参入しますよ。

そうなれば当然「努力して工夫する人は稼げる」し、「努力せず工夫しない人は稼げない」という構図になります。

それは資本主義の形質ですから、しょうがないこと。

それが嫌なのであれば、計画経済をやっている社会主義国に行くしかない。

まあ、社会主義の国が何十年前の技術で、どんな粗悪品を作っていたのかは歴史を見れば明白ですが。

自分自身が買う側になって考えれば、当然安くて品質のいいものを買おうとする。

それはある種企業側がライバルたちと切磋琢磨していったからこそ、ドンドン品質が向上し、価格競争によって価格が安くなっていくわけです。

そのサービスを享受しているのに、自分が売る側になったとたんに「努力はしたくないです」っていうのは、ちょっと虫が良すぎると思いますね。

これが「ライバル」に対する考え方です。

巷でいうレッドオーシャンの中で、ライバルに勝っていく。

それが本当に大切なことなんだと思いますね。

逆にライバルがいるっていうことは、その市場が盛り上がっているっていうことの何よりの証拠だと思うので、ネガティブにとらえる必要はないと思います。

まとめ

ちょっと長くなったので最後にまとめておくと。

アフィリエイトはレッドオーシャンであるが、巷ではびこるブルーオーシャンとレッドオーシャンの定義があいまいで、本来のブルーオーシャンは大企業や国が大資本を投じて、新規市場を開拓していった後に広がるもので、個人間にブルーオーシャンなどありえない。

そう考えるとアフィリエイトはレッドオーシャンではあるが、要は、レッドオーシャン=利用者数が潤沢にいる状態から、どう工夫していくのかが、一番大切な部分で問われているポイント。

逆に利用者数が少なければ、広告価値を生まないので、そもそもアフィリエイトという市場が存在しない。

だから、アフィリエイトはレッドオーシャンといえるが、ライバルが多いということは、その分その市場で稼げているという証拠でもある。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。