今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「アフィリエイトはヤバイって噂を聞いたんですが、これって本当なんですか?」ってな質問をもらいました。
この手の質問って結構多いんですが、正直「何がやばいのか、どこがやばいと感じているのか」ってな、核心部分の質問がないので、ちょっと答えづらいんですよね。
例えば、「アフィリエイトっていうビジネスモデルが犯罪なんですか?」ってな質問であればちょっとマシで、アフィリエイトが犯罪ということは全くないって答えることができるんですけど、「アフィリエイトはヤバイんですか?」っていう質問やうわさって的を得ていないし、何を聞きたいのかっていうのが分かりづらいんで、答えづらいんですよね。
とはいっても、それだけだと、質問に対してアンサーしていることにはならないので、色々と「やばいといわれる可能性」を考察しながら、それに対してのアンサーをしていこうと思います。
アフィリエイトはマルチ商法?
まず一つ目の可能性として考えられるのは「アフィリエイトはマルチ商法と一緒だからヤバイ」っていう噂ですね。
「アフィリエイトはマルチ商法だ」っていう風に一部言う人もいたりするので、ヤバイっていう原因にねずみ講やマルチ商法のことを意味している人もいるのかなって思います。
あと、与沢翼さんがめちゃくちゃメディアとかに出ていたときとかに、そういった「アフィリエイトはヤバイんだ」って印象を持った人もいるのかな。
また、闇金ウシジマくんの映画や漫画なんかでも、与沢翼さんがモデルになって、ヤバイ集団と化してしまったこともあるので、そういった見方が広まって「=アフィリエイトはヤバイんだ」って思っている人もいるんじゃないかなって思います。
確かに、こうした連中がいるのも事実です。
そしてマルチ商法まがいのやり方をしているアフィリエイターがいるのも事実です。
というか厳密に言えば、マルチ商法の商品を「アフィリエイト」にしている、またはマルチ商法の謳い文句を「アフィリエイト」にしているケースがほとんどなんですよね。
なので、アフィリエイトに罪があるわけじゃなくって、ある意味利用されているっていうとらえ方の方が正しいと思います。
マルチ商法は内側に入らないと稼げない仕組みのこと
先に言っておくと、アフィリエイトとマルチ商法はまるっきり違います。
というのも、マルチ商法って、内側にドンドンと広がっていく仕組みのことをさします。
一方でアフィリエイトは広告代理業をさします。
内側にドンドンと広がっていく仕組みっていうのはどういうことかっていうと、一種の宗教のように参加した人たちを隔離するようにして、「俺が仕入れた商品を買って、周りに売ってこい。仮に売れなかったら、お前が全部買い取れ」というように、組織だった形がマルチ商法です。
商品っていうのは、水の時もあれば、スキンケアの時もあるし、いわゆるニュースキンやアムウェイなんかがその典型例だったりしますよね。
この水やスキンケアという商品を「アフィリエイト」という商品に置き換えてやっている連中がいるから「怪しい、ヤバイ」っていうことなんだと思うんですね。
いわゆる「情報商材」ですね。
闇金ウシジマくんとかは、そういった情報商材を扱っている人たちをピックアップして、総じて「アフィリエイター」という形で作品の中に登場させたので、「アフィリエイトってやばいよね」っていう論調が巻き起こっているんだと思います。
情報商材=アフィリエイトじゃない
ただ、マルチ商法で販売している「水」や「スキンケア」に何の罪がないのと同じで、アフィリエイトにも別に罪があるわけじゃない。
アマゾン自体がアソシエイトという名前でアフィリエイトができますし、グーグルアドセンスという名前でグーグルの広告をアフィリエイトすることだってできます。
要するに、情報商材だけがアフィリエイトではないし、アフィリエイトという言葉自体に「ヤバさ」があるわけじゃないんですよね。
これは勘違いしちゃいけない部分です。
アフィリエイトって「広告代理業」をさす言葉なので、「ネットで広告を代理で行う」のであれば、それはアフィリエイトになりえるわけですね。
アマゾンで売っている商品を代わりに紹介すれば、それはアフィリエイトだし、楽天にある商品を紹介すれば、それはアフィリエイトです。
また情報商材をアフィリエイトするケースも当然ありますが、それは裏を返すと「情報商材=アフィリエイト」ではないということを意味します。
だから、アフィリエイトっていうのは幅の広い言葉だからこそ、いろんな意味として使われ、漫画や映画の中で、悪いように使われたからこそ、「アフィリエイト=ヤバイ」っていう言葉の意味に変換されていったように思うんですよね。
情報商材はヤバイ?
とここまで、アフィリエイトというのはあくまで「広告を代理すること」ということを伝えてきて、マルチ商法とは違うということを解説してきました。
とすると、「情報商材」自体がやばいだけであって、「アフィリエイトしている奴らがやばいわけじゃな」っていう理解になっていると思います。
これで8割ぐらい理解しているといってもいいと思いますが、最後に少しだけ誤解を解いておくと。
情報商材自体がやばいものか?っていわれると、個人的にはちょっと認識が悪いなっていう印象を持ちます。
もちろんヤバい商品があるのも事実だし、「これを買わないと稼げないよ」というヤバいやつらがいるのも事実です。
ただ、反面で、「まじめに活動している人」がいるのも事実なので、そういう人をカバーするために紹介しておくと。
本と情報商材
個人的にビジネスをするのであれば、知識がなければいけないし、ノウハウを持っていないといけない。
それはどんなビジネスでも同じことです。
基本的に、会社は社員を育てるためや競争に勝ち抜くためにノウハウやOJTというものを持っているし、それを保護し他に流出させないように、時には「著作権」を保持したりもする。
それだけ、情報や知識、ノウハウっていうのは重要なわけですね。
個人にとってもそれは同じで、本を買って学ぶことも、勉強して知識をつけることも、どのビジネスにおいても重要なことです。
この本という形式で行われていることが、ネット上で「情報商材」という形で紹介しているだけであって、べつに「情報商材=ヤバイ」っていうのも、少し誤った認識なんですよね。
正しくは「ヤバい情報商材がある」っていうのが、正しい認識で、本質は「セミナーや講演会、本」などで学ぶことと同じです。
そこで知識やノウハウを伝えてるに過ぎないわけです。
価格が全く違うから
こんなことを言うと、「価格が違う」という風に言ってくる人もいます。
確かに本なら1冊1000円ぐらいで売っているのに対して、情報商材は1万円を平気で超えてくる。
「この値段はぼったくりじゃないか?」っていう反論が、いわゆる本と情報商材における「価格が違うから詐欺的だ」という反論ですね。
でもこれって、おそらくですが、日常的に本を読んでいない、あるいは書籍を買っていない人が言っているんだと思います。
確かに書店で並んでいる本っていうのは、1000円前後で売っているし買えます。
ただ、ニッチすぎる本や専門書というのは、1万円近い価格で売っている本がザラにあります。
それだけニッチだからこそ、大量生産せずに、量という部分で勝負せず「質と中身」で、応えようとしているわけですね。
一度パンローリングなどの海外翻訳された投資本なんかを見てみるといいと思います。
平気で8000円とか1万円とかしますし、どの本でも1000円前後っていうのは、一般的な大量流通されたビジネス書しか見ていないっていう証拠なんですよね。
だから、本と比べて詐欺的な値段っていうのは、少し的を外れているし、すべてがすべていいものばかりではなく、詐欺的なものも確かにありますが、それにしても情報商材だからすべて詐欺っていうのは、少し横暴かなっていうのは思います。
まとめ
ちょっと長くなったので最後にまとめておくと。
アフィリエイトがマルチ商法でヤバイという認識が広がったのは、一部アフィリエイトを利用して、マルチ的に囲い込んだ人たちがいて、それが漫画やアニメといった中で、拡散された結果、アフィリエイトはヤバイという噂が広がった可能性がある。
確かに、一部ヤバイやつらがいるのは事実ですが、アフィリエイトは「広告代理業」を指すだけで、水やスキンケアに罪がないのと同じで、アフィリエイト自体にヤバさは特にない。
また情報商材に関しても、すべてが詐欺的なものとは限らず、知識やノウハウを得るにはお金がかかるのが一般社会でも通常ケースとしてある。
まとめるとこんな感じですね。
全てが正しいなんて言うつもりはないですが、反対にすべてが間違っているということもあり得ないと思っています。
だからこそ大切なのは、自分で調べて自分で行動するっていうことだと思いますね。