メルマガの文章を書く際、ライティングで気を付けるべき3つのこと。

今回はタイトルにある通りなんですが、以前メルマガ読者の方から「現在メルマガを発行していて、少しずつですがメルマガ読者が増え始めています。そのため質問なのですが、メルマガにおいて文章を書く上で気を付けることやライティングで重要なことを教えていただければと思い質問させていただきました。ブログやSNSとはメルマガのライティングは異なっているように感じているので、ご教授いただけると幸いです」

ってな質問をもらったんですね。

なので今回はメルマガで文章を書く際に気を付けることやメルマガにおけるライティングスキルに関して、解説していきながら質問に答えていこうと思います。

先に結論から伝えておくと、質問者さんにも指摘がある通り、やっぱりブログやSNSとは全く持って文章の書き方が違うのがメルマガで、メルマガ専用のライティングスキルっていうのもやっぱり存在するので、ポイントを順々に解説していこうと思います。

1対1を徹底的に意識する

では早速。

メルマガ専用のライティングスキルや文章構成においてのポイントを解説していくと。

ブログなどのライティング方法と、徹底的にメルマガとの文章構成が異なってくるポイントっていうのは、「1対1」っていう構図です。

ブログなんかもそうですが、特にSNSなんかが分かりやすくって。

SNSでは1対複数でのやり取りが想定されています。

だから発信をする際に、誰か一人を指定して発信をすることはないし、不特定多数の人が読むことを前提に発信していると思います。

が、一方でメルマガっていうのは基本的に「1対1」のメディアになるので、「皆に向けた発信」っていうのは刺さりづらい傾向にあるんですよね。

基本的にメールが届いた場合、誰かとみることはなくって、一人で見る空間がメールボックスです。

なので徹底的に1対1を意識することが大切になってくるわけですね。

ただ「そう考えるとSNSもスマホは一人で見ているから変わらないのでは?」っていう意見を持つ人がいるんですが、これはネットの階層によっても説明できます。

よく「ディープウェブ」であったり、「ダークウェブ」なんていう単語が出てきますが、要するに「検索してヒットするネットコンテンツ」というのが「サーフェイスウェブ」と言われています。

その下の階層に「ディープウェブ」というものがあって、検索では引っかからないコンテンツというものが存在しています。

さらにそのもっと下には「ダークウェブ」というものが存在していて、ここでは犯罪などのやり取りがされている可能性が、、、、ってな都市伝説があったりもしています。

要するに、サーフェイスウェブが誰でも検索して触れられるもので、検索しても見つからないネットコンテンツがそれ以外ってこと。

基本的にブログやらSNSやらは、発言や発信がオープンにされているので、サーフェイスウェブに該当するわけですが、自分のメールボックスは検索しても出てこないですよね。

ですからメールボックスっていうのは「ディーブウェブ」に該当するわけです。

つまり何が言いたいのか?っていうと、メールボックスはネットの階層的にもプライベートな空間なので、「1対1」が求められるメディアだっていうことが言えるわけですね。

逆に、メールなのにもかかわらず「誰にでも届けられるメッセージ」が届いてしまうと、せっかく距離を縮められるメルマガなのに、まったくもって共感を生まないっていう作用が働くので、「密にコミュニケーションをとる」ということがメルマガでは求められるわけです。

あなた一人に送っているという認識

またもっというと、「このメールはあなた一人に送っている」という認識を持ってもらうのが一番効果的です。

セールスなんかでも皆の前で行うセミナーよりも、個別で営業をかける方が圧倒的に多くの契約に結び付きます。

SNSで適当にセールスやアフィリエイトをしてもまったく刺さらないわけですが、メルマガでの成約率が他のメディアに比べて高いことは「あなたに送っている」という個別営業かのような密接度が影響しています。

ここをやはりライティングでも意識すべきで、なるべく「誰でも」に当てはまる内容や「不特定多数の人に向けて」という内容は避けるべきで、「あなたに向けて送っている」という絞り込みがメルマガで重要になっていきます。

具体的な例を挙げると、メルマガの差し込み機能で「名前」を差し込める機能がついていたりしますが、メルマガ登録のLPなどで名前を登録してもらっている人は、個別の名前で送るなども効果的だったりします。

後は僕の場合でいうと、メルマガでは「皆さん」とかは絶対に使いません。

「あなた」だとか、そういった直接的な呼び方を絶対にしています。

(僕の場合はメルマガ登録へのハードルを下げて、後からより親密度を上げていきたいので、名前を最初から登録してもらうっていうことはしていないので、名前の差し込み機能は使わずに「あなた」っていう風な表現をしているっていう感じですね)

先ほどの「1対1」を意識するっていうことと少し似ていますが、これぐらい「あなた一人に送っている」という感覚が重要なんですよね。

だからブログやSNSとは、まったくもって違っているメディアだと認識を改める必要があると思います。

話口調で語りかけるように文章を書く

そしてもう一つが「話口調で語り変えるように文章を書く」ということ。

これはかなり昔ですが、僕の実体験でメルマガで書いたことを、そのままブログにコンテンツとして転用していた時があるんですね。

で。

結構メルマガで送った内容として反応が良くって、その反応が良かったメルマガのみをブログに転用していました。

だけど、実際にワードプレスの画面にコピペしてみると、めちゃくちゃ違和感があるんですよね。

なんかブログとしては、語りかける層が狭すぎて「メール感」がめちゃくちゃ残ってしまっている。

だから、めちゃくちゃテコ入れをしないとブログ用に変換できないコンテンツがメルマガだってこの時知ったんですよね。

(ある程度冒頭を(ある時メルマガで話した内容ですが、など)変えればスムーズに転用できますが)

つまり何が言えるのかっていうと、それぐらい顕著に「話し言葉」だったんですよね。

ブログはある程度誰が見てもわかるような「コンテンツ」とするので、導入部分だったりで丁寧に前振りしてたりします。

例えばですけど、「今回は3つのメルマガライティングに関して解説していこうと思います」みたいな感じで、丁寧に前振りをしているのに対して、メルマガの場合は「僕はいろんなメルマガを読みますが、これって共通してライティングがうまい人の特徴っていうのがあるんですね。それっていうのは、、、」みたいな感じで、前提条件や前振りをすっ飛ばして突き進んだりします。

前提条件として「すでに自分のことを知ってくれている」ということもあるので、共通認識はすっ飛ばしているというポイントもありますが、それ以上に「話し口調」が強いんですよね。

でもそうじゃないと「あなたへのメッセージ」とはなりえないし、コンテンツとしても読んでいて面白みがかけるメルマガになってしまうわけです。

これが距離感を縮めるテクニックだったりしますが、SNSやブログなどでは転用できないぐらい「話口調で語りかける」っていうのを意識するだけでも、「俺に話してくれている」というように距離感をグッと縮めるメルマガが書けるようになると思います。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

メルマガ特有の文章を書く上で大切なポイントは「1対1」であることを徹底的に意識し、「個別」に送っていると認識するぐらい距離感を縮め、「話口調で語りかける」ようにして伝えると、相手との親密度が高まり、信頼を得ることができる。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。