再就職が決まらないと嘆いているあなたへ。

先日、友人から再就職がなかなか決まらない。と言う相談を受けました。

前職では、残業時間が多く、最初の説明に聞いたときとは違う仕事内容で、あまりにも現実とはかけ離れていたので、1年ちょっとで退職を決意。

その後、なかなか再就職先が決まらずに、バイトや派遣を繰り返し、難を乗り越えて来たとの事。

 

だけど、改めて正社員へと再就職をめざし、面接を繰り返すけれども、なかなか受からず面接官に「なぜ仕事を辞めた後に、すぐに再就職先を探さなかったのか?」という、バイトや派遣で働いていた時期を問いつめられて、なかなか上手く答える事が出来ずに、面接で落ちる日々らしいんです。

どうやら企業では、フリーターとか、派遣社員とかは、ニートの人との扱いとあんまり変わんない評価らしいんですよね。

 

 

相談して来た彼は、再就職先の面接でことごとく断られる事に、精神的に参ってしまって、ネガティブな状態になっていました。

だけど、僕が友人に伝えたのは、「そんな会社、こっちからお断りだろ!お前を取らないなんて、大分その会社見る目無いからよかったじゃん!」と言う事でした。

 

 

初めての就職面接でチンチンにされた話。

 

再就職が決まらないと、面接に行って落ちてしまうと、なかなか気分が滅入ると思います。

でもね。全然落ち込む必要なんて無いよ!ってことを全力で伝えたい。

 

 

僕は大学を中退したんですが、最初就職する時には、中途採用でしか面接出来ないんですよね。

大学の新卒であれば、未経験でも「こっちが面倒見るよ〜」なんて企業側が言うんですが、中途採用であれば、企業が求めるのは「即戦力」。

経験も無いのに、中途採用試験でしか会社に入社出来なかったんです。

 

 

んで、当時ハローワークとか、リクナビとかに登録して、就職先を必至こいて探してました。

ようやく未経験でも大丈夫と言う所を見つけ、面接してもらえる事に。

 

 

就職先に選んだのは、品川駅から徒歩10分ぐらいの場所にある広告会社でした。

会社に付くと、受付に電話が置いてあって、内線で「面接に来ましたっ!!」って元気よく伝えました。笑

すると、30代ぐらいの女の人が出て来て、面接室に案内される事に。

 

滞り無く、志望動機は?強みは?尊敬する人は?

なんてありきたりな質問を受けていたんですが、突如核弾頭ばりの質問が飛んできました。

 

「うちは広告の会社なんだけど、広告をクライアントから受け持って、クライアントが損したら担当のあなたはどうする?」

と面接官の女の人に聞かれたんです。

 

初めての面接でなかなか上手く答える事が出来なくって、口の中はカラッカラ。サハラ砂漠よりも口の中が乾燥していたと思います。笑

 

 

「誠心誠意謝ります。」

そう僕が返すと、「謝ったらクライアントが出した広告費は返ってくるの?」という質問返しに面食らい、撃沈。

その後も、色々と返すんだけど、全て細かい所まで問いつめられて、なす術無し。

今振り返ると圧迫面接を初めての面接で経験しました。

 

 

当然その会社で、正社員として受かる事はありませんでした。

 

 

あなたに価値が無い。なんて事は絶対にない。

 

再就職が決まらなかったり、面接で上手くいかなかったりすると、なんだか自分には何にも価値が無いと思い込んでしまう人が多いと思います。

当然、僕が最初に受けた就職面接を落ちたときも「自分って能力が無いんだ」って社会から突きつけられた瞬間でした。

 

なんか好きな人に振られた瞬間に似ていますね。

 

今までめちゃくちゃ好きだったのに、告白した瞬間振られちゃったり、ずっと長く付き合っていたのに、振られたり。

そんなときって、今の自分が否定されている気がして、「自分には魅力が無いんだ」って自己嫌悪に陥ってしまうと思います。

再就職の面接も似た所があります。

 

 

でも、ノンノンノン。

今のあなたに価値が無いなんて事はあり得ません。

好きな時に振られたときもそうだし、再就職の面接が上手く決まらないときもそうです。

 

以前、僕の大好きな友人が、付き合っていた大好きな彼女に振られてしまうと言う出来事があったんです。

友人は結婚も考えている程、彼女の事を想っていた様ですが、想い届かずに他の男性に浮気されて、終いには振られてしまいました。

でも僕としては、彼女と付き合っている友人も大好きだったし、1人になった友人も変わらずに大好きです。

僕にとって彼は、何にも変えられない唯一無二の存在です

 

彼の立場からすると、大好きな人に否定され振られてしまって、「自分には価値が無い」と落ち込んでいた事と思います。

しかし、そんな事は僕に取って関係なく、親友と言う彼が居るだけで十分なんです。

振られようが、振られまいが、関係ない。

たった1人に否定されたからって僕の中での彼の評価は変わるはずがありません。

 

 

仮に1つの会社に「君は我が社には必要ない」なんて言われて、再就職が決まらなかったとしても、あなたの価値が全ての人に取って価値が無いなんて事はあり得ません。

親に取ってあなたはかけがえの無い者だろうし、近くに居る友人は「再就職が決まらないあなた」というレッテルがあったとしても、これからの関係には全く関係のない事。

 

再就職が決まらずに、落ち込んでいるときって、1社から落ちただけでも「全てが自分の事を必要としていないんだ」って思い込んでしまう事が往々にしてあります。

だけど、もう一度見直してほしいのは、たった1社が必要ないと言っただけで、他の企業はあなたの事を知りません。他の会社に取ってはあなたはかけがえの無い存在であるに違いありません。

今ニートだからとか、無職だからとかも、関係なく、これからの努力を企業側は見たいはず。

 

逆にこれからの努力を見ない企業なんて、こっちからお断りです。

 

 

(出典:総務省HP)

 

また、日本には大企業を除いても、421万社も会社がある訳です。

421分の1落ちたぐらいで、あなたの価値は決まらない。

 

再就職先は選んでもらっているのではなく、こっちが選んでいるんだ。

そんな気持ちで全然良いと思います。

落ち込む必要なんて無いんです!!

 

 

会社に雇われるだけが道じゃない

 

再就職がなかなか決まらないと落ち込んでいる場合、もう少し視野を広げてみるのも良いかもしれません。

別に会社に雇われるだけが道じゃないし、インターネットが発達した現代では、ノマドワーカーと言う言葉が浸透している様に、個人であってもビジネスをやる事さえ可能な現代です。

 

ビジネスと聞くと、何やら大層な事をイメージする人も居るんですが、パソコン1台から取り組む事も出来るし、初期費用も数千円から可能な訳です。

 

 

僕は上司とか縛り束縛とかが嫌で、ひょんな事から、再就職する事を放棄しこの世界に入りましたが、サラリーマンとは別世界にあるんじゃないかって言うぐらい別の世界でした。

パソコン1台からビジネスが出来るので、旅行しながら稼ぐ人も居るし、南の島に移住して稼ぐ人も居るし、会社員の時に比べるとよくわからん世界です。

まぁ、個人でも稼げる力があるので、働く場所なんてどーでも良い訳ですが。

 

 

何やらネットを使えば簡単!なんて言う輩が居ますが、当然そこまで行くにはある程度のスキルが必要になるのは間違いありません。ビジネスですから当たり前と言えば当たり前です。

ただ、会社に雇われる事が全てではないと言う、新しい視点を持った方が良いのは間違いないですね。

個人で生きて行けると言う視点を持った瞬間に、精神的な視野が広がりますから。

 

 

終わりに

 

再就職が決まらないという事で落ち込んでいた友人も、「お前を取らないなんて、大分その会社見る目無いからよかったじゃん!」なんて話をしている最中に、顔が明らかに明るくなって、ようやく陽気な本来の姿に戻ってくれました。

本当に良かったです。

 

たった1社に落ちたぐらいで、僕の中で大好きな友人と言う存在に変わりはないし、ニートだろうが無職だろうが、彼の存在は僕の中で唯一無二ですから。

 

 

再就職先が決まらないと、焦って来てしまって気持ちに余裕が無くなると思います。

だけど、そんなときこそ深呼吸!落ち着いて!

1社、1人から否定されたぐらいで、全てにおいて価値が無いなんて思い込まないで下さい。

あなたは唯一無二の存在なんですから。