公務員は安定した職業?現役教員の話を聞いたら闇が深すぎた件

安定した職業に勤めたい。

そう願う人は多いらしく、今や子供のなりたい職業の中でも公務員や安定した職種を「将来の夢」として描く子供が多いそうです。

 

昔は「野球選手」「サッカー」「医者」など、高給取りで夢のある職種が多かったのが嘘の様。

 

でも安定した職業に就くことが、「将来安定した生活」をもたらしてくれるか?っていうとまた違った話。

その証拠に、安定した職業である、現役で小学校の先生をやっている友人が、耳を疑うような驚きの一言を言っていました。

 

小学校に潜むモンスター

 

公務員であるその友人とご飯を食べているときのこと。

 

「最近先生はどんな感じなの?」

そうボクが切り出したことから、話が始まりました。

 

友人は「いやー。大変だねぇ」と。

「何が大変なの?」と聞き返すと、今の小学校の教員事情があらわになって行きました。

 

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友人

「そもそも、学校の教員って俺の周りだけかも知んないけど、一物抱えてる人が多いんだよね。

なんか病んでるっていうか、今の言葉で言うとメンヘラっていうか。

 

多分その原因は、親にあって。

昔は学校の先生の方が、言い方が悪いけど親よりも偉いみたいな感じがあって、「先生の言うことなら従う」って言う親が多かったんだよね。

だから、きちんとダメなことはしかって教育出来たんだけど、今はもう学校の先生より完全に親の方が偉い。

 

当然体罰なんて出来ないし、体罰の規則もめちゃくちゃ細かく決まってる。

例えば、女子生徒と教室で絶対に2人きりになっちゃ行けないし、しかるときの言葉も必ず気をつけないと行けない。

後は廊下に立ってなさい!なんて指導法があったけど、今やれば授業を受けさせる権利を剥奪した、ってことで先生が処罰対象になるからね。

 

他のトラブルに巻き込まれるかもしれないように、子供に気を使いながら教育して行かなくちゃ行けない。

 

現に、前にあったトラブルが、休日に保護者が自主的に学校に集まって、何かレクリエーションするっていうことがあったんだけど、その時は全員の先生が会議をしてたんだよね。

で、保護者が子供を管理するっていうことだったはずなのに、子供が怪我をして大きな問題になったんだけど、「学校で起こったことだから」って理由で、先生が悪い状態になったことがあって、めちゃくちゃ保護者に謝ったらしいからね。

 

また他の件では、保護者がカンカンな状態になっちゃって、若い先生で土下座まで強要された先生もいる。

 

こういう保護者、いわゆる親が強くなっちゃって、それに怯えながら指導しなくちゃ行けないから、病んでる教員が多いんじゃないか?って思うんだよね。」

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そんな風に、今ある学校教育の裏事情を話してくれました。

 

安定した職業であるはずの公務員。

公務員に成れさえすれば、将来も安定するような気さえしそうですが、公務員である先生の実態は、思った以上に狭い世界でした。

 

そんな話を聞いた後に、ボクは「なんで先生が親に何も言えなくなっちゃったんだろうね?」と質問を投げかけると、今先生が強く言えないその理由が見えて来ました。

 

教員は親の下請け

 

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友人

 

「もう親と先生って、ビジネス上のクライアントとか取引先と近い感じだと思うんだよね。

昔は人情と言うか、「私の子供をお願いしますね」って感じで、先生と言う人間に託すって感覚が学校って言うところだったと思うんだけど、今はビジネスパートナーみたいなドライな関係。

 

親に取って見えない世界の学校は、「本当に家の子供を見てるのか?」って疑いの目を持たちながら、学校に通わせて、少しのトラブルがあれば「全部先生のせい」って感じで、もう先生としての立場なんてあって内容なものかなって。

あくまで親の下請けが教員みたいな。

 

で、そんな立ち位置の関係になった一番の理由は、すぐに「教育委員会」が今は出るようになっちゃったことが、一番の原因だと思うんだよね。

 

昔は、先生が親を指導するってことも頻繁にあったけど、今じゃもう御法度だし。

何かトラブルがあれば、親は学校に言うんじゃなくって、速攻で教育委員会に言う。

そしたら俺たち教員なんて、たつ術が無いから、もう親とか保護者に意見するなんてこと出来ないんだよね。

 

本当に肩身が狭いし、安定した職業なんて言われるけど、安定してるのって給料っていう額面だけで、精神的に安定するなんて、この先当分ないと思うよ。」

 

そんな風に、先生が親に対して何も言えなくなってしまった原因を、現役の教員である友人は言っていました。

 

中学校の教員はもっと悲惨

 

また彼は小学校の教員で、部活動とか野外活動がないので、まだマシな方だと自分で言っていました。

友人の同期では、中学校の先生になった同期がいるそうなのですが、それはよっぽどしんどい状況の様でした。

 

中学生になると、同時に部活動が始まります。

ほとんどの先生は部活の顧問を持つそうなのですが、部活動の仕事はほとんどタダ働き。

時給で言えば、100円程度の賃金で、休日を返上しているそうです。

 

もちろん部活動の種類で、変わってくるそうですが、運動部の顧問をしているその人は、遠征費、運転、ガソリン代。

その全てを自分で払って、休日を返上して、土日も部活動の顧問として出勤しているそうです。

当然、月〜金までは授業があって、仕事をした後に、土日も仕事として部活の顧問をしているので、週7で働いている感覚。

 

 

そんな中学校の教員を知っているボクの友人は「俺なんて小学校の教員だからまだいいけど、中学校の教員だったら間違いなく死ぬと思うわ」

と言っていました。

 

安定した職業とは何か。

 

安定した職業である公務員。

この公務員に成れれば人生安泰だ。

そう思う人も多いようですが、実態は全く違い、安定とは程遠い物だそうです。

 

友人が言っていた安定してるのは給料だけで、精神的な負担は全然安定しないわ。って言う一言が、その全てを物語っている様に思います。

 

 

また、ボクの読者から一般的には安定して高給取りのイメージがある薬剤師の方からメッセージを頂いたことがあります。

 

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現在、病院薬剤師として働いています。巷では高給取りなイメージですが、調剤薬局の薬剤師と異なり、それほど賃金は高くありません。

もちろん、多くの人たちに比べれば高給であろうとは思います。

世間のイメージ程ではないということです。

 

自分も40歳になろうかという年齢です。

親や親類が亡くなるのを見るようになり、自らの今後を改めて真剣に考える機会が増えました。

現在の収入で果たして老後は万全に出来るのか?と。

 

安定した職に就くことは確か大きな安心になり得ます。

しかし、安定した職を運営する組織はほとんどの場合、組織を安定に存続させること自体が存在意義となり、構成員個々の安定を考慮することはありません。

 

個々の要求を逐一飲むことは組織の不安定化を生みますから。安定した職のみにすがることがかえってリスクとなり、その体質上、組織に期待できないならば自分自身で金の流れを生むしかありません。

実は過去に行政書士の事務所を開いていたことがあります。薬剤師在職中に資格を手に入れ、諸事情あって開業したわけですが、上手くいかずに現在に至ります。

いきなり職を変えることのリスクは大変なものです。

すべてが自由になる反面、その自由さ故に自分を護る盾がないリスクを背負う。

 

如何にリスクヘッジしながらリスクを負い、少なくともそれに見合った利益を得るか?

その点を解決する方法の一つが示されていた書籍なのであろうと思います。

自分も行動を起こそうかなと思っています。

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まさしくその通りだと思います。

 

ボクは本当に安定している職業と言うのは「個人で稼ぎ続けられるスキル」そのものだと思っているので。

職業がどうとかってことじゃなく、自分自身が組織に頼らず生きていけるのか。

 

職業どうこうではなく、真の安定をもたらしてくれるのは、結局自分自身だってことだと思います。

それを支えてくれるのが個人で稼ぎ続けるスキルそのものだと思う訳です。

 

仮に安定した職業に就くことができれば、安定した生活が待っているという想いで、俗にいわれている「安定した職業」に就こうとするのは危険だと思いますね。