オークションでの無在庫転売は可能なのか。実際に検証した結果とは?

せどりをしていたり、オークションの転売を経験している誰しもが、売れてから仕入れればいいなと感じている人が居ると思います。

それを可能にする方法が無在庫転売という手法。

 

無在庫転売であれば、実際に仕入れる前に出品して、売れてから発送すればいいので、資金繰りも楽で、ほとんど必要ないと言っても過言じゃない。

だから多くの方が無在庫転売を出来たらいいな、って感じているかと思います。

 

この無在庫転売が現実的に可能なのか、ボクが色々試してみた結果、驚きの事実が見えて来ましたので、その経験から「オークションでの無在庫転売が出来るか否か」をお伝えして行ければと思います。

 

不要品の問題点

 

私も転売やせどりを始める一番始めは、自宅の不要品を販売する事から始めました。そこから、資格の教材や、カメラ、レンズ、iPhoneなどを販売していて、それだけでも月10万円の利益になりました。

 

参考記事:これが5万円!?ヤフオクで意外に高く売れる物とヤフオクで稼ぐ方法を大公開!

こちらの記事には当時不要品をヤフオクで売った商品や、埃まみれのガラクタ同然の商品が5万円で落札したヤフオクの手法なんかも解説しているので、ぜひ参考に合わせて読んでみてください。

 

ただ、それでは継続性はないですし、最終的には、家がすっからかんになって終わりですよね。そこからは仕入れて売るというフェーズに移行しないと継続的に稼ぐ事は出来なくなって来ます。

 

仕入れると言う事ですから、当然資金という物が必要になって来ますよね。となると、しっかりした相場の計算や、売れ筋を見極めなければ赤字になったり、不要在庫として、売れ残ってしまう可能性させありますよね。そこでオークションなどでも、売れたら仕入れるという無在庫販売であれば、そのリスクはありませんよね。

 

このことをきっかけに、ボクは「無在庫転売が出来ないか」って言う事を模索しはじめたんです。

 

一応「せどりで余った売れ残り在庫が黒字に!?過剰在庫を効果的に処理する方法2選。」こちらの記事でも売れ残り在庫の対処法を解説していますが、まあ在庫が余らないことに超した事はないわけですね。

 

国内で無在庫販売が出来るのか

仕入れなくても稼げる無在庫転売。

この魅力に引かれて、調べて見た訳です。

 

では無在庫転売が出来るのか。

ということですが、ヤフオクが代表的なオークションサイトになると思いますが、ヤフオクでは無在庫での販売は禁止しています

 

無在庫転売が出来ない理由としていは、実物や現状に商品が無いと出品する事が認められていないからですね。

【図解付き】2ステップで簡単!ヤフオクへの登録方法を分かりやすく解説。」でのヤフオクの規約を見てもらうと書いてありますね。

 

もちろんそれだけ無在庫転売というのは魅力的な手法であるだけに、それをやりたいという人が多く居るのも事実ですが、それが出来ない風になっているのがヤフオクのシステムなんですね。では、せどりの主戦場というか、アマゾンサイトではどうなのか。

 

Amazonでは無在庫転売が出来る!?

 

アマゾンでも基本的には、無在庫販売は出来ない形になっています。理由に関しては、中古品に関しては、商品の状態をしっかりと明記しないと行けない仕様になっているからですね。

超初心者の為のアマゾンマーケットプレイスの登録方法とメリット、デメリットを徹底解説!」で解説している登録方法のAmazon規約でも書いてますね。

 

また、日本の性格というか、状況から、すぐに発送しないといけない様になっています。ボク自身も、自己発送では、発送まで24時間以内に発送するという風にしています。変更する事も出来なくは無いですが、アマゾンのデフォルト設定では2〜3日に発送するという基準になっています。

 

遅れてしまうと、その分アカウントに傷がついてしまい、最悪出品する事が出来なくなってしまいますしね。仮に、中古品が店舗にある事を確認して、仕入れずに無在庫で出品したとしても、売れた頃にはもう既に、その店舗になかったとすると、どこかからか仕入れて来て発送しなければいけません。しかもすぐに。

 

こういった関係で、アマゾンでもオークション同様に、無在庫販売が出来ないという事になっているんですね。

 

ただヤフオクで無在庫転売が出来る?

 

転売でメインの販売口になることが多いヤフオクとアマゾン。

この2つのプラットフォームでは、規約によって無在庫=在庫を保有していない商品の出品は禁止されています。

ただ、ボクの経験上ヤフオクで無在庫販売をしている方は、少なからずいらっしゃいます。

 

「これは間違いなくヤフオクの無在庫出品者だな」と感じる出品者は、大体発送の項目に「メーカーから直接配送しますので、1週間前後での発送となります」という風に発送時間を設けているor自分宅からの発送ではない旨の記載がある出品者は、無在庫出品者であることが多い印象です。

参考記事:「初月で10万円!Yahoo!オークション転売で稼ぐコツ13連発!

 

基本的にヤフオク=自分の物を販売出品することなので、大半がすぐに発送できる旨を記載します。大体多いのが2〜3日後に発送するという表記。どんなに仕事が遅くてもコンビニから発送できる今、1週間以上送れると落札価格にさえ影響してきます。

 

それでも尚、発送に時間がかかると伝えている出品者は、発送できない理由があるからであって、それは無在庫でメーカーから発送してもらうorメーカーから自分に発送し、落札者に発送するというフェーズを踏んでいるからですね。

 

なので、基本的には規約によって禁止されている無在庫転売ですが、ヤフオクの場合は少なからず無在庫転売をしている方はいる。ということだと思います。

ちなみにヤフオクの全体的な流れを知らない方は、「ヤフオク出品から発送まで全ての流れを初心者でも分かりやすく解説。」を参考に。

 

無在庫転売は長く稼ぐことが出来ない?

 

規約に反して、裏道を通ることでしか出来ない無在庫転売。

ただボクはこうやって裏道を通りながら無在庫転売をしていたとしても、長くは続かないという風に思っています。

 

ヤフオクやアマゾンで転売をして行く際に、必ずそのプラットフォームに大きく偏る形になります。

 

ヤフオクでの規約が全てであり、それに反してアカウントが作れなくなった場合、その人に取って収入が全くの0になる可能性さえあるわけです。

参考記事:「優良な新規ヤフオクユーザーとだけ取引する方法とは?ヤフオクで出品した商品が新規(評価0)の人に落札された時の対処法!

 

ブログなんかでもGoogleに違反している方が、いきなり記事が圏外に飛んで、アクセスが無くなり収入が0になった。という話もありますし、よく聞きます。

現にボクも「Facebook広告でアカウントが停止になり一気に収益0円に。」の記事にあるように、Facebook規約に反していたのか、アカウントが一気に削除になりました。

 

裏をかいて、その一瞬は稼げるのかもしれませんが、長くは稼げませんし、ましてやGoogleやヤフオク、アマゾンといった大企業に個人が勝てるはずもありません。

 

だからボクは奇麗なアカウントの利用方法を続けて行く方が、稼ぎ続けられると思うし、規約に違反した無在庫転売を続けるよりも、断然楽なんだと思います。

また、リスクある無在庫転売をするよりも、「仕入れ値を極限に下げる」って言うアプローチでも、同じくリスクを最小限に下げられるので、「【0円でもザクザク仕入れ!】ヤフオクで転売するなら必ず知っておきたい。たった1つの仕入れ先とは?」は知っておきたい仕入れ先ですね。

 

じゃあネットビジネスの内で、全てのビジネスモデルが無在庫転売が出来ないかというと、そうではありません。実は規約に違反することなく、無在庫転売をする方法が1つだけあります。

売れてから、仕入れるという無在庫転売が出来るケースをご紹介します。

 

無在庫転売出来る手法

 

無在庫転売で考えられる王道的な手法。

それは輸出転売と言う事が上げられるかなと思います。これは何かというと、アマゾンで販売する事がせどりと言う事ですが、日本アマゾンではなく、海外のアマゾンに自分のアカウントを持ち、そこで販売することで、無在庫販売を可能にすると言う事ですね。

 

日本で無在庫販売する事が厳しい理由として、発送時間の関係があると、先ほどお伝えしましたが、それは日本だけの話です。世界的に日本はテキパキとして、時間に関して厳しいと有名ですよね。電車の時間も遅れる事はないですし、5分遅れただけで、遅延と言う事で謝罪が入りますし。

 

こと海外では、全くそうではなく、時間に関してはかなりルーズです。発送まで時間をかけていいのなら、売れた商品を仕入れてから、販売するという流れが可能になります。それが海外で無在庫販売を可能にする理由なんですね。

 

ボクも、amazon.comというアメリカアマゾンのアカウントを持っていますが、簡単にアメリカアマゾンのアカウントを取ることが出来ます。また,昨今では、ドルを円に変えてくれるネットサービスもあるので、現金化も容易にすることが出来ます。

 

更に言えば、海外と日本の物とでは、物価が違い、日本製の性能の高さは海外中が周知の事実です。そこに更に、価格差が生まれやすく、転売する上で好条件ですね。特にアマゾンでなくても、世界一のオークションサイトebayでも輸出は可能ですね。こちらも同様の理由で、無在庫販売が可能になると言う事です。

 

そんないい条件ばかりだったら、あんたはやってないんかい。と言う事を思うと思います。もちろん私も取り組んでいましたよ。ここからは現に取り組んでいた身としてリアルな経験をお伝え出来ればと思います。

 

輸出の経験

 

売れてから仕入れればいい。そんなことを可能にする無在庫販売ですが、もちろん良いことばかりではありません。やってきて一番思うことは、ライバルが多い。と言う事ですね。まず勘違いしてほしく無いのは、ライバルは何事にも居る物だと思っています。ただライバルの質が違うと言う事なんです。

 

例えば私のやっているCDやDVDのせどりでは、在庫を持っている人たちがライバルとして居ることになります。私は基本的に、ライバルが居ない所で、利益率50%以上の商品を直ぐに売り切るという手法でやっているのですが、ライバルがいないというのは、その商品を持っている人が少ないと言う事が、ライバルが少ない理由です。他のせどらーを出し抜くというか、他のせどらーが見ていない視点で、転売をすると言う事です。

 

しかしアマゾンやオークションの無在庫転売では、持っていなくても出品出来るので、ライバルが輸出をやっている人全員と言う事になりますよね。国内のせどりは商品を持っている、仕入れた人がライバル、輸出はやっている人がライバル。この違いはかなり大きいです。

 

国内と国外の価格差を見つけるツールを使い、そんな商品を見つけて、出品して行くんですが、必ず日本からの発送ということで、ライバルが存在します。だって、商品を仕入れなくていいんですから、出品しておけば良いだけですもん。だから、そんな商品を出品しても自分の商品が売れて行く可能性がグンと下がります。

 

輸出転売に取り組んで稼げた金額とは。

 

実際に、米アマゾンにてアカウントを作り、輸出転売をしていたとき。

価格差がある商品を探しているときに見つけたある商品なんて、日本からの出品者が100人以上いました。そんな商品がザラです。だから輸出で無在庫転売をする際には、出品数が鍵を握って来ます。

 

無在庫の輸出でオークションやアマゾンに限らず、結果を出している人はおそらく1000商品以上は優に出品しているでしょう。そのぐらい商品を出品出来るなら、問題なく無在庫輸出をすれば良いかなと思います。

 

ボクもライバルの居ない所を色々と研究し、なんとか探していは居たのですが、実際に無在庫販売といえど、結構利益差がある商品を見つける段階ですでに大変でした。

 

 

輸入転売は初心者が取り組んでも稼げるのか?国内転売で成功した奴が試した結果。

こちらには、その時の状況をより詳しく解説しています。

 

多分2時間ほどリサーチはしていたのですが、それでようやく価格差を見つけられたのはわずか1点ほど。それを1000以上無いと、まとまった金額は稼げない、ということで、私は国内の方が効率がいいので、そこで切り替えてしまいましたが

 

その手法は転売で月30万円稼ぐまでに行なったおすすめの全65手法を公開でまとめているので、ぜひ参考に。

 

無在庫転売が出来ないのならば、何が一体稼げるんだろうか。

 

 

無在庫転売では、規約違反のリスクもあり、プラットフォームでは認められていない。

そんな認められていないグレーな手法を続けていても、絶対に「稼ぎ続ける事は出来ない」

そして唯一無在庫転売が出来る輸出転売では、価格差のある商品を見つけられず、撤退した。

 

では一体何なら稼げるのだろうか。

そう思っている人も多いと思います。

 

 

この結果から分かったのは「売れてから発送する」という無在庫転売は、ある聞き方をすると便利で資金繰りも楽で、稼ぎやすい。

そんなイメージを抱きがちですが、そもそも無在庫だからこそ利益率が低くても出品しなくては行けないし、利益差がある商品はほとんど見つからない。

それが無在庫販売のリアルなので、それでもやりたいと言う方だけ取り組んだらいいじゃないかなと思います。

 

その証拠に100ぐらい出品した中で、3ヶ月後ぐらいにやっと一つだけは売れて行きました。もちろん無在庫販売でです。ジブリのオブジェの様な商品でしたが、利益率30%ほどでした。

輸出とかをやっているとドル相場とか、円相場、円高などが分かってくるので、それがやっていたときのメリットかな?って。笑。

 

 

そうではなく、ボクが進んだ道は「国内転売」でした。

難しい英語を勉強する訳でもなく、英語サイトになれる訳でもなく。そしてグレーな手法に頼るのでもなく、至極真っ当に王道の転売をするようにしました。

 

日本で売られている物を日本で売る。

家電量販店やリサイクルショップで売られている物をヤフオクやアマゾンに売る。

そんな国内転売で、ボクは初めてネットビジネスで稼げるようになったのでした。

 

 

では一体何なら稼げるのだろうか。

そう迷っている方にアドバイスを送る事が出来るのなら、ボクは「簡単な物。そして至極真っ当な物」に取り組む事がいいんじゃないかなと。

色々と迷って進んでいたからこそ思います。

 

確かに無在庫という言葉は魅力的だし、何やら稼げそうなイメージもわきます。

でも決してそんな事はなく、規約に反した事なので、いつアカウントが吹っ飛ぶか分かりません。

 

現に「Facebook広告でアカウントが停止になり一気に収益0円に。」この記事でも書いていますが、普通のアカウント運用していても、アカウント停止さてしまいました。

一個人が、大企業に勝てるはずもなく、規約に反したアカウントがあれば、即アカウント削除されてしまうでしょう。

 

そうなったら、転売で売る場所がなくなるので、稼ぐ事は絶対に出来なくなってしまいます。

 

 

そうではなく、きちんと真っ当な転売ビジネスをした方が、リスクもなく、「稼ぎ続けられる」んだと思います。

 

だから「一体何なら稼げるのだろうか。」

そんな方は、転売の王道手法である国内転売からスタートするのが一番いいと、アドバイスすると思います。

 

ボク転売手法をまとめたオススメ記事:「転売で稼ぐ方法の全てを今ココに。

 

まとめ

 

  • 日本国内のサイトでは、無在庫転売は出来ない。
  • 仮に短期的に出来たとしても、必ず規制が入るので、決してオススメ出来ない。
  • 無在庫転売をするのなら、海外のオークションやアマゾンを使う。

 

どのビジネスにも言えることですが、輸出や無在庫販売は根気がいる作業が多いです。それを換算すると、国内転売の方が圧倒的に早く稼げるし、早く結果が出るので、そちらの方が良いのかと。

 

無在庫販売をしたい人は、資金が少ないとかの理由だと思いますが、それであれば、資金が少なくても出来る商品カテゴリーであったり、利益率が高い商品を狙って行ったりとした方が、効率がいいのかなと思いますね。

 

あくまで個人的な感想ですが、無在庫がしたいから、輸出をやろうとすると、全く自分の商品が売れて行かないため、続かないと思います。輸出を始めようとしたときの付加価値ぐらいに思っておいた方が良いと思います。何にせよ、本気で稼ぐなら、中途半端では稼げないと言う事だと思います