DaiGo著書の「秒で見抜くスナップジャッジメント」を読みました。
この本を見ていない方もいると思うので、前半部分でこのスナップジャッジメントの内容を。
後半部分にて、このスナップジャッジメントの感想やレビューを伝えていこうと思います。
「秒で見抜くスナップジャッジメント」本情報
著者:メンタリストDaiGo
発行者:笹田大治
発行所:株式会社興陽館
初版第1刷発行:2018年9月20日
第2刷発行:2018年10月1日
キャッチコピー:「ケンブリッジ、コロンビア大学など最新科学で本音を見抜く方法」
「本音を暴く33の心理テクニック」
「秒で見抜くスナップジャッジメント」内容
この本に書かれている内容を今一度確認しておくと、キャッチコピーを見直してみるとわかりやすい。
「ケンブリッジ大学やコロンビア大学などが調査した最新科学に基づき「本音を見抜くための心理学テクニック」を紹介する」
これがこのスナップジャッジメントの内容。
もっとシンプルに言えば「相手の本音を見抜くための本」
このようにこのスナップジャッジメントという本を紐解くことができる。
その上で、スナップジャッジメントしていく際に7つの分野に分けて、科学的に証明されたチェックする部分が存在します。
それが、第2章で解説された「能力を見抜く7つのスナップジャッジメント」
この7つの分野というのは
- 知性
- 将来性
- 権力性
- 創造性
- 幸運性
- 口だけの人
- 嫌われる人
例えば「知性のある人と付き合っていきたい」
そうビジネスシーンで思うのであれば、「知性」に優れた人の特徴を見抜き、付き合っていけば「知性ある人とうまく付き合うこと」が可能になる。
また恋人にしたい人の特徴として「将来性のある人」と付き合って結婚したい人の場合は、「将来性」ある人の特徴を見抜く、付き合うことで「将来性のある人」と添い遂げることができる。
要するに、「知性がある人の特徴」を知っていくと、「知性がある人とはどんな人なのか」を見抜くことができる。
このロジックでこの「秒で見抜くジャッジメント」は構成されています。
知性のある人と関わっていきたい
- 知性
では実際に「知性」あふれる人の特徴とは一体どんなものなのか。
主にこの7つで判断することができる。
- 1ブラックジョークを好む人
- 2直感でいいと感じた人
- 3顔がいい人
- 4立体パズルが得意
- 5酒が好き
- 6ひとりの時間を大切にしている人
- 7寝るのが遅い人
- ブラックジョークを好む人
ウィーン医科大学の実験において、被験者に有名な風刺漫画家の作品を読ませた際に、その内容を楽しんだ人ほどIQと教育レベルが高いことがわかった。
つまり、ブラックジョークを好む人は知性やIQが高いため、「知性の高い人と付き合っていきたい」と考える人は、ブラックジョークを投げかけ、それを瞬時に理解できるかどうかを見るといいということ。
- 直感でいいと感じた人
2014年にプラハカレル大学で行われた実験によると、名前や年収などの情報を全て伏せたまま「顔写真」だけを見せて「この中で誰が頭がいいと思いますか?」という質問をした所、「頭が良さそう」と写真だけで判断された人は実際にIQテストの結果が高く、論理的思考力と空間を立体的に想像する力が高いことがわかりました。
このことから直感的に「この人は知性が高いか?」と思った人は、知性が高いと考察していい材料になるということがわかります。
- 顔がいい人
イギリスの研究において、17000人の男女にリサーチを行い、「顔がいいか悪いか」を判断してもらい、その「顔がいい」判断された人に対してIQの関連性を調べました。
その結果「顔がいい人」の方が、悪い人に比べ、平均で12,5もポイントが高いことがわかり、顔がいい人の方がIQが比較的硬いことがわかりました。
つまり、頭がいい人と付き合いたい場合は、「顔がいいかどうか」で判断するのも1つの手段になり得るということです。
- 立体パズルが得意
基礎学力テストの上位0,5%のランクインした天才の子供を対象にした研究によると、共通して「立体パズル」のうまさが関係していることがわかったそうです。
ただこれを見たとき僕は、「その場で立体パズルをやらせるの?」と感じ、あんまり応用のしようがない方法かと感じますが、「子育てするときには立体パズルをさせる」と、このデータは応用できるかと思います。
- 酒が好き
知性が高い人ほど酒にはまりやすいということを数あるデータや研究の中から証明している事実だそうで。
相手が「知性が高いかどうか」を見抜くためには、「お酒が好きかどうか」を質問したりしてみるといい判断材料になることが考えられます。
- ひとりの時間を大切にしている人
1万5千人を対象に調査した結果によると、知性が高い人は他人とのコミュニケーションで幸福感を得られず、孤独を好みやすい傾向にあることがこの調査によって明らかになりました。
このことから、相手が知性が高いかどうかを判断するには「一人の時間を大切にしているかどうか」を聞いてみると、判断できるかもしれません。
- 寝るのが遅い人
ロンドン大学が2万人に対して行なった調査によると、IQが高い人たちは「平均で30分ほど遅寝遅起き」であるということがわかりました。
つまり「いつも何時ぐらいに寝る?」と聞いて「寝るのが遅い」と答えれば答えるほど、知性が高い可能性が高いということが言えます。
- ブラックジョークを好む人
- 直感でいいと感じた人
- 顔がいい人
- 立体パズルが得意
- 酒が好き
- ひとりの時間を大切にしている人
- 寝るのが遅い人
要するに、知性が高くIQが高い人の特徴は、上記に挙げた特徴が挙げられるため、「その特徴に当てはまっているか?」ということを確認するために
- 寝るのが遅い人→「何時にいつも寝る?」
というように、その人の傾向を確認することで、「相手を見抜く」ことができるというのが、このスナップジャッジメントの趣旨になります。
特徴を知り、確認する(質問するor観察する)
これがスナップジャッジメントの1つの応用方法だということですね。
つまり特徴というのが、
- ブラックジョークを好む人
- 直感でいいと感じた人
- 顔がいい人
- 立体パズルが得意
- 酒が好き
- ひとりの時間を大切にしている人
- 寝るのが遅い人
この7つ。
そして見抜くために、
- ブラックジョークを投げかけてみる
- 直感でいいと感じたかどうか
- 顔がいいかどうか
- 立体パズルが得意かどうか
- 酒が好きかどうか
- ひとりの時間を大切にしている人かどうか
- 寝るのが遅い人かどうか
を聞いてみると、知性が判断できるということですね。
将来性がある人と関わりたい
知性の次は「将来性」を見抜く方法。
この将来性を見抜くためには主に6つのポイントが挙げられます。
- 1高校時代に勤勉な人
- 2子供の頃の読書をよくしていた人
- 3お金への価値観
- 4睡眠時間が多い人
- 5タバコを吸わない人
- 6誰にでも優しくない人
それがこの6つ
- 高校時代に勤勉な人
約35000人の高校生を集めた調査では、その当時の高校生時代を観察し、その50年後どんな変化があるのかを確認した所、「宿題をこなし、きちんと授業を聞いていた真面目で勤勉な学生」の方が大きな年収を稼いでいることがわかりました。
つまり将来性がある人と関わっていきたい場合は、「どんな高校生だったのか?」を聞くことが一つの判断基準になるということです。
- 子供の頃の読書をよくしていた人
イタリアで行われた研究では、子供の頃に部屋に置いてあった本の量を調べ、その数と「年収の関係」を調べた所、子供の頃に学校以外で最低10冊の本を読んだ人は、全く読まなかった子供に比べ年収が21%も高かったことが明らかになりました。
つまり、「子供の時によく本を読んだ?」と質問することで、その人に将来性があるかどうかを確認できるということです。
- お金への価値観
金融心理学で有名なブラッドクロンツ博士が、アメリカで年収上位2,5%にはいる人たちに、「お金への価値観」を調べた所、「お金があれば幸せになれる、お金があれば自由になれる」とお金に対して肯定的な価値観を抱いている人が多いことが明らかとなりました。
つまり将来性があるかどうかを見抜くためには、「お金に対してどんな価値観なのか?」を質問してみると判断できるということ。
- 睡眠時間が多い人
アメリカで行われた調査において、10万人の睡眠時間と収入の関係を調べて見た所、州の睡眠時間が1時間長くなるごとに、長期的に見てみるとおよそ5%ほどの賃金が上がることがわかりました。
つまり、「どれぐらい寝ているか?」という質問に対して、「よく寝ている」という回答が帰って来れば、その人は将来性が高いということがわかってくるということです。
- タバコを吸わない人
スタンフォード大学の調査によると、タバコを吸っている人と吸っていない人の就職状況を追いかけた所、吸っている人が新しい仕事を見つける確率は27%だったのに対し、吸っていない人が新しい仕事を見つける確率は56%にも及びました。
また、職についた後も吸っている人と吸っていない人との間に収入の差は開き、吸っている人はは時給が1500円だったのに対し、吸っていない人は時給が2000円ということがこの調査わかりました。
つまり、将来性がある人を見抜きたい場合は、「タバコを吸っていない人」を見抜き選んだ方がいいということがこの調査からも明らかになったということです。
- 誰にでも優しくない人
コーネル大学が1万人を対象にした調査によると、調和性が高い人を20年にわたって追跡した結果調和性が高い人は年収が18%も低いという結果が出ました。
つまり、誰にでも優しい人というのは、調和性が高いということになり、その調和性という「誰にでも優しい」ということから年収が低くなるということがこの調査からわかりました。
「誰にでも優しいかどうか」
これを見ていくと、相手の将来性を見抜くことができるかもしれません。
つまり相手の将来性を見抜くために、将来性がある人の特徴というのがこの6つになります。
- 高校時代に勤勉な人
- 子供の頃の読書をよくしていた人
- お金への価値観
- 睡眠時間が多い人
- タバコを吸わない人
- 誰にでも優しくない人
そして、その将来性を見抜くために、
- 高校時代、勤勉だったかどうか
- 子供の頃の読書をよくしていたかどうか
- お金への価値観を聞いてみる
- 睡眠時間が多いかどうか
- タバコを吸わないかどうか
- 誰にでも優しくないかどうか
これらをチェックすると、将来性が見抜けるということですね。
権力を握る人と関わりたい
将来性の次は「権力性」
この権力を握る人を見抜くためには主に4つのポイントが挙げられます。
- 1顔写真で見抜く
- 2自惚れている人
- 3嘘をつく人
- 4サイコパスか否か
この4つです。
- 顔写真で見抜く
プリンストン大学の実験において、被験者にアメリカ議会戦の候補者たちを見せ「どの人が有能そうだと思いますか?」と聞いたところ、実際の選挙戦の結果と被験者の回答とがほとんど同じで、「有能に見える」と写真で判断された人ほど、当選率が高いことがわかりました。
このことから、特殊な能力がなくても、「顔だけ」で見抜く能力が人には備わっており、顔だけでも正しい判断ができるということが、わかりました。
つまり、「権力を握る」と顔で判断できた場合は、実際に権力を握る可能性が高いということ。
- 自惚れている人
カリフォルニア大学が行なった調査によると、実際に能力があるないに関わらず「根拠がない自信」を持っている人は社会的地位を得ているケースが多いことが明らかになりました。
また、その社会的地位を築いている人の言葉に「なんら信憑性がない」ということを伝えたところ、「それでも信頼している」という答えが返ってきたそうです。
つまり、じぼれしていて自信を持っている人ほど、権力を握る可能性が高いということが伺えます。
- 嘘をつく人
実証経済学の調査によると、サラリーマンの78%が自分の能力や実績を大幅に持ってはなし、その対価として大きな報酬をもらっていることが明らかになりました。
当然嘘をつくことはいけないことですが、人間の悲しいサガでもあるのか、嘘をついている人ほど権力を握りやすい傾向にあるということがこの調査から明らかになったということです。
- サイコパスか否か
サイコパスとは、連続殺人鬼と一色単に括られることがありますが、実は「良いサイコパス」と「悪いサイコパス」に分けられます。
心理学者のケビンンダットンが行なった調査によれば、良いサイコパスほど「CEO、弁護士、芸能人、医者」というような職業についていることが明らかになりました。
どうしても権力者と繋がりたい。という方は、サイコパス診断テストなんかをしてみると、権力を握るかどうかが確認できるかもしれません。
つまり相手の権力性を見抜くために、将来性がある人の特徴というのがこの4つになります。
- 顔写真
- 自惚れている人かどうか
- 嘘をつく人かどうか
- サイコパスか否か
そして、その権力性を見抜くために、
- 顔を見た直感で感じるかどうか
- 根拠や能力に関係なく、自信があるかどうか
- 能力が高く自分に対してストイックかどうか
これらをチェックすると、権力性が見抜けるということですね。
そして僕が思うに
- 嘘をついているかどうか
この部分に関しての使い方として、「嘘をついているかどうか」ということを見抜くために使うのが一番ベストなのかと思います。
嘘をついているから、権力を握るということではなく、自分自身が「正しい評価とは?」ということを見抜くために、「往往にして嘘をつくことがある」ということを前提に、人を判断することが大切だと思いますね。
創造性がある人と関わりたい
権力性の次は「想像性」
この創造性を見抜くためには主に5つのポイントが挙げられます。
- 1皮肉がうまい人
- 2遅刻をする人
- 3心配性な人
- 4集中力がない人
- 5ずるさ
- 皮肉がうまい人
心理学者のフランチェスカジーノ博士が行なった実験によれば、皮肉がうまい人は創造性が高いだけでなく、逆に自分が皮肉を言うように努力した場合にも創造性が高まると伝えています。
創造性があるかどうかを見抜くには、「皮肉がうまいかどうか」をチェックしてみると、傾向がわかるかもしれません。
- 遅刻をする人
この時間にルーズな人が創造性に優れていることは数々の実験によって証明されてきたことですが、このように時間にルーズな人を専門的にタイプBパーソナリティと呼びます。
このタイプBの方を対象に「勘で1分間を測ってください」と言う実験を試みたところ、平均で58秒の計算だったタイプAに対し、タイプBの人たちは平均して77秒でした。
このことから、創造性が高い人と繋がっていたい人は、遅刻しがちな時間にルーズな人を見極めていくといいかもしれません。
- 心配性な人
ロンドン大学の実験によると、不安になりやすい人と創造性の関係を調べたところ、不安になりやすい心配性の人の方が創造性が高いことがわかりました。
創造性が豊かな人と関わりたい場合は、心配性の人と関わるといいかもしれないと言う1つの判断基準が「不安」と言う感情だと言うことです。
- 集中力がない人
ノースウェスタン大学の実験では、創造性が高いとデータで出た被験者に対して、電位計で脳の活動をチェックしました。その結果普通の人よりも「感覚フィルター機能」が弱いことがわかりました。
この感覚フィルター機能とは、五感を通して「どんな情報を拾い上げるか?」と言う機能のことで、街中が騒がしいのに友人との会話に集中できるのは、感覚フィルター機能が正常に働いているため。
一方で、感覚フィルター機能が弱いと、様々な情報に目がいってしまうため、集中力が低くなります。
そして創造性が高い人には、「この集中力が低い」と言う感覚フィルター機能が弱いと言うことが実験によって明らかになったのでした。
- ずるさ
行動経済学者のダンアリエリーが行った実験によると、創造性が高いと判断された人と普通の人との2つのグループに分け、ある脳トレの問題を出しました。
そしてその問題を提出した後「得点が高い人には10ドル差し上げます。そして得点は自己申告制です」とダンアリエリーは被験者に伝えました。
その結果、創造性の高いグループが嘘をつく比率が高かったということがわかりました。
既存のルールにとらわれない、当たり前の価値観を疑う。
創造性の高い人はこういったことが言えるのかもしれないと言うことが、実験からわかったことだったのです。
そのほかにも、
「幸運な人を見抜く」
「口だけの人を見抜く」
「嫌われる人を見抜く」
と言うような3つのスナップジャッジメントの分野を紹介しているのが第2章です。
要するに「能力を見抜く」と言うのが第2章のくくりで、そのあとの第3章では「性格を」
第4章では「嘘を」第5章では「パートナーを」第6章では「ヤバイやつを」
と言うように、それぞれの分野によって「見抜く方法」が書かれています。
もし仮に「能力」を見抜きたいのであれば、第2章を見ればいいし。
「性格」を見抜きたいのであれば、第3章を見ればいい。
見抜きたいことや物によって、読む場所を変えて読むのがこの本の読み方だと感じました。
「秒で見抜くスナップジャッジメント」感想レビュー
僕はこの本だけでなく、「科学的に正しい英語学習法」この記事にも書いてますが、DAIGO著者の本を色々読んでいます。
その上で感じるのは、DAIGOの本は難しいということ。
この難しいというのは、「読めない」ということを意味する難しいではなく、「実戦に応用する」と考えると難しいということです。
多分読むだけで考えると、「知った気」にはなれるので、相応に価値を感じられると思う。
ただ、「実践する」ことをゴールと考えた時、ケースバイケースで当てはまる科学的根拠や心理学的観点の法則は、取り出すのが難しい。
このスナップジャッジメントにおいても、数ある会話の中から「子供の時によく読書をしていた」という会話を拾い上げ「将来有望である可能性が高い」という風に、判断するストックを溜め込んで、ケースバイケースで取り出していかないといけません。
そういう意味で、実践的に行うとなると、徹底的に読み込み、血肉にしていかないと身につかないのがDAIGOの本の特徴かと思います。
その証拠に。
DAIGOの本でも書かれている通り、「腕を組んだら拒否している」や「相手が下を向いたら嘘をついている」というのは、相手の癖や環境などにもより、一概に正しいとは言えないという風に言っているため、「多角度的に見て判断する」ことが心理学で相手を読むということにつながるからです。
1つの情報だけではなく、複数の情報から判断する。
その情報を多くストックし、ケースバイケースに当てはめていく。
これがDAIGOの本に共通した特徴と考えると、このスナップジャッジメントは「どういう人に分類されるか?」を見極め、1つの情報にストックし、判断する材料にする、という視点を与えてくれる本になります。
わかりやすくいうなれば、
「子供の時によく本を読んでいた」
これだけではまだ将来性の観点は20%。
その上で「高校生の時は勤勉で真面目だった」
この情報が合わさり、将来性の観点が50%に。
そして、「睡眠時間を長く取っていて、タバコも吸わない」
これらの情報により将来性が高い確率が70%。
↑
このようにして、いろいろな視点を元に「そうである可能性が高い」という見方をするのが、一番正しい方法なんだと感じました。
それは心理学的に根拠がある物事も、1つの側面で決定することはできず、心理学というのは、よく巷で言われる「腕を組んでいるのは否定している証」というような、断定的なものではないからです。
まとめ
「相手を見抜く」
これはDAIGOが本の中で語っていますが、「本来人は人を見抜く能力を兼ね備えている」という言葉からある通り、「どこにピントを当てるか」によって見えてくるものが違うという言葉の裏返し。
だからこそ、知性や将来性、創造性といった科学的に根拠があり統計の取れた「特徴」から推測して、「どうなのか?」を判断するのが、相手を見抜く本質だと感じました。
その情報としての判断の中で、相手の生い立ちや癖、環境、状況が存在していて、これらの阪大材料から「見抜く」
これこそが、スナップジャッジメントの本質なんだと思います。
これを読んだからと言って、相手のことが明日から手に取るようにわかる。というわけでは決してないです。
ただ「統計的にどんな人なのか?」ということを知り、「当てはまるか否か」を判断することで、見抜きやすくなることは事実。
1つの情報を信じるのではなく、数々の情報を元に「1つの情報」に集約する。
これが大切なことなんだと感じますね。