当たり前の事を発信してるのに凄いと思わせるコピーライティングテクニック

僕は結構ライティングに関してお褒めの言葉をもらえることが多くて。

少し前も、「どうしたらライティングが上手くなりますか?」という質問をもらったりしました。

「情報発信が個人ベースでのビジネスを拡大させた。」

そう考えると、これからの時代。

ライティングスキルは非常に大きなものになっていくでしょう。

なので、コピーライティングというのは今やっておくに越したことはありません。

それに関して結構あるのが、「ありきたりなこと」を発信せざるを得ない時。

これはライターとしては結構迷うところだったりします。

コピーライティングのスキルを伸ばすために重要な2つのこと

当然のことながら、ライティングというのはある種の装飾の技術です。

ライティングで描く言葉の土台が際立っていれば、装飾技術がさほど高くなくても、「この人の意見は面白い」という風に思ってもらえるでしょうし、「見ている視点が面白い」と感じてもらえることでしょう。

だから、ライティングと一つにくくったとしても、「物事を見る視点」と「装飾技術」との
2つの観点からライティングスキルを上げていかなければいけないということがここでわかってきます。

その上で。

情報発信をしていると、当然のことながら「当たり前の発信をせざるを得ないシーン」というのも出てきます。

「時間は皆平等」だとか。「1日は24時間」だとか。

あとは、「後悔だけはするな」だとか、「最初の0→1は皆必死」だとか。

これらはある意味当たり前で、「物事を見る視点」でアイデンティティを創出できないわけですから、普通にライティングしても、「だから何?」と、その他大勢のコピーライティングに
埋もれていってしまいます。

でも当然のことながら、1日は24時間だし、後悔はしてはいけないのは皆知っている通り「大事」なこと。

だからこそ、当たり前だけど、日々痛感してなくちゃいけない事実。

そんな、「ありきたりな発信」を自分色に染めるためのコピーライティングのテクニックを紹介しておくと、1つ「多大なる実績」というものがあります。

多大なる実績を提示する

これは前日僕自身が体験した出来事ですが。

この業界で有名なある方からのメルマガでこんな文章が届きました。

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1つの仕組みで、1日に集まるメルマガ登録数が、200~300人くらいになったのです。

しかも、「広告一切使わず」に集めている、超純粋なリストです。

(スパムとかでもないので、反応率も非常に良いです。)

これ、かなり凄い結果だと思います。

そして、おそらくまだまだ増やせそうな感じ。

これがどれだけ凄いか?というとそれだけ集客ができていたら、あとはメルマガ読者1人あたりの売り上げを上げていけば、凄まじい結果が出せます。

例えばですけど、100人読者登録をした時に、そのうちの10%が5万円の商品を買ってくれるとすると、50万円が売り上がります。

それで2つ商品があったとすると、100人登録で、100万円の売り上げ、という計算になります。

つまり、1人あたり1万円、という計算ができます。

この1人あたりの顧客単価をを、業界用語でLTVという風に呼びます。

LTV=Life Time Value

これが計算できれば、1000人集めたら、1000万円が売り上がる、という見込みが立つわけです。

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こんなメルマガ文章でした。

これをシンプルに伝えると、「集客数」と「LTV」の説明をこの文章では伝えています。

「集客が大事」

このことは個人法人問わず、ビジネスを行なっている人であれば誰しもが知っている常識です。

要するに当たり前な発信です。

また、「LTV」というのも、この業界ではもう当たり前といっていいほど認知されたベクトルです。

これも要するに当たり前の発信。

この文章というのは、2つの「当たり前」のことを伝えているに過ぎない文章ですが、「集客数」=1日2〜300人「LTV」=月1000万円という多大なる実績があるおかげで「当たり前の発信からの脱却」が起こっています。

僕からすると当たり前で既に知っている知識な訳ですが、実績が膨大すぎて「当たり前だと感じない」わけです。

これが事実だとすれば、率直にすごいと思いますし尊敬に値するレベル。

ただ大事なのは、このライティングの部分にあって。

それは冒頭でも伝えた通り、「当たり前の発信を脱却する」ことができているという点。

その証拠にこの文章を見た時、僕は「事実だとしたらすごいな」と感じました。

この「当たり前の発信を脱却する」要員としてコピーライティングで使っているのが「多大なる実績」だということなんです。

ジョブズの名言が響くのも多大なる実績があるからこそ

これはシンプルですがものすごく効果的です。

例えば、「後悔しない人生を送れ」

これはどう考えても当たり前の事実です。

誰もが知っているし、この言葉通り言われたとして誰も何も感じない。

ところがスティーブ・ジョブズの名言で、

「毎朝、鏡の中の自分に問いかけてきた。「もしも今日が人生最後の日だとしたら、今日やろうとしていることをやりたいと思うだろうか?」と。NOと答える日が何日も続くようであれば、何かを変えなければならないということだ。」

このような名言があります。

言いたいことは「後悔しない人生を送れ」となんら変わりません。

ただ、多大なる実績を残したスティーブ・ジョブズがいうからこそ、そこにアイデンティティが生まれる。

これがコピーライティングによる装飾です。

もう1つ。

先ほど挙げた「1日は24時間」

これは誰がどう考えたって当たり前の事実です。

ただスティーブ・ジョブズの名言でこんなものがあります。

「時間は限られているのだから、誰かの人生を生きて無駄にしてはいけない。こうあるべきだという既成概念に囚われる事は、他の人間の考えに従って生きているのと同じだ。」

これも1日は24時間だという至極当たり前の発信がベースになっているわけですが、多大なる実績を出した人が伝えるからこそ、そこのライティングに説得力が生まれるわけです。

これが「ありきたりなこと」を発信せざるを得ない時に、「ありきたり」だと感じさせない1つのライティング技術だということですね。

だからある分野において多大なる実績があるケースでは、この実績を用いて、「当たり前からの脱却」をすると効果的だと思います。

PS

まあこの方法というのは実績がある前提での話なので、実績がない場合には使いづらいライティング技術。

こういう1つのテクニックを紹介すると、必ず「使えない場合はどうすればいいのか」っていう質問をもらいます。

いやはや。。。

テクニックっていうのは、シーンやケースによって使い分けるのがテクニックであって、僕は実績をひけらかすのはあまり好きなタイプなので使わないですし、「こういうテクニックもある」ということに過ぎません。

その用途によって使い分けてこそがテクニックの大前提です。

使えない場合は、「原則」を学んでテクニックを生み出すか、別のテクニックにを使用するか、この2択で。

僕が運営しているものではいくつものテクニックを紹介していますし、その原則もお伝えしていますが「多大なる実績」だけがテクニックではありません。

「使えるシーンにおいてライティング技術を使う。」

そう考えて見るといいと思います。