今回はタイトルにある通り。
幸せになるためには筋トレが最強だった、ということを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
出版されている本なんかで「筋トレは最強のソリューションである」って本とかもあったりしますが、あれは間違いなかったことが1つの分野では証明されました。
僕らは総じて「幸せになる」ってことを目標にしています。
この「幸せ」に関しては、筋トレを行うと遺伝子レベルで変わるということが判明しました。
しかもそれは歳をとってからでも、効果が証明されています。
根拠
これはマクマスター大学が行なった論文が元になっています。
マクマスター大学とはカナダにある大学ですね。
ここで65歳以上の男女を被験者に集め、筋トレを行ってもらい、12週間の経過を観察していきました。
その12週間後に、血液と筋肉とを調べていき、変化を見ていくのですが、具体的な筋トレ内容というのが、エアロバイクを使ったHIITと呼ばれるトレーニングと全身の筋トレ。
HIITというのは、最大心拍8〜90に負荷を追い込み、行われるトレーニングで、エアロバイクをめっちゃ漕ぐ、休んでまた漕ぐ。
そんなイメージでいいかと思います。
競輪のトレーニングみたいな。
んで、胸に手を当てたら心臓が「バクバクバク」となっている、そんな状態ですね。
このHIITを週に1回行います。
また筋トレはメニューも、このマクマスター大学の論文に公表されていますが、見てみると「いわゆる全身の筋トレ」です。
レッグプレスがあったり、チェストプレスだったり。
この全身の筋トレを週に2回行ってもらいます。
要するに、週に3回(HIIT1回、筋トレ2回)トレーニングをして、12週間続けてもらったら「何が変わる?」ってことを調べたのが今回の研究ということですね。
そして血液と筋肉を調べてみると、驚くことに「骨格筋の遺伝子発現」が変わっていた、ということがわかりました。
この遺伝子発現が変わったおかげで、セロトニンがより分泌されるようになり、「幸せ」を以前より感じられるようになっている、ということがこの研究からわかったことでした。
理由
この遺伝子発現。
めっちゃわかりやすく言えば、「やる気スイッチ」と同じもので。
やる気スイッチもスイッチがオフの状態であれば、やる気は起きません。
一方でスイッチがオンになれば、やる気が出る。
これは「やる気」におけるスイッチの例えですが、遺伝子には「遺伝子発現」と呼ばれるものが存在します。
今回の研究において骨格筋の遺伝子発現がオンになったことで、本来放出されなかったセロトニンが分泌されるように体が進化し、その結果ストレス耐性や幸せに感じるなどの影響があったということでした。
要するに、筋トレしたおかげで「幸せをより感じられる体」に変わったということですね。
たまにもっと詳しく知りたいという人もいたりするので、もっと詳しく知りたい人のために、詳しく伝えておくと。
筋トレを行うことで転写因子というタンパク質の一種が分泌され、その転写因子の働きでKATという酵素ができ、このKATがトリプトファンというアミノ酸ができ、このトリプトファンがセロトニンの元になる物となり、セロトニンがより多く分泌された。
こんなロジックだそうです。
ここら辺は全く覚える必要はありませんが、シンプルにわかりやすい表現をするのであれば「遺伝子が変わった」と表現しても差し支えないぐらい、筋トレによって体が進化したってことだけ覚えておけばいいのかなと思います。
さらにセロトニンっていう物質はよく名前を聞くことがありますが、一応このセロトニンの効果を伝えておくと。
「朝に20分だけ運動すると得られる効果がエゲツない件について。」
ここら辺でも詳しく解説していますが、抗うつ剤と呼ばれるような効果が期待されていたり、ストレス耐性を作ってくれたりと。
このセロトニンが体に悪いことをする者に対して「ディフェンス」してくれているイメージが僕の中でしっくりくる物質です。
このセロトニンが放出されることで、ストレスに強くなったり、メンタルが安定したりし、そのおかげで幸福感をより感じるようになるため、筋トレをすると幸せになるということが言えるわけですね。
もっと言えば、被験者の対象は「65歳」という高齢。
年齢がある程度行っても効果があるとこの研究で証明されたもう1つの事実なので、運動している高齢者はボケづらいなんて言われますが、年を行っても「変われる」ということを証明したことも面白いですね。
応用方法
いやー。まずい。
このマクマスター大学の論文を知ってから、ちょっとビビってますね。
というのも、僕は「運動」に関する効果は熟知していて、「もう運動って最強のソリューションだよ」ってことは科学的にもよく言われることです。
なので、それに甘えてというかで、「運動」はやっていたんですが、「筋トレ」は最近サボっちゃってたんですよね。
「自転車漕いでるし、筋トレはいいか」
ってな感じで。
僕の運動は朝起きて自転車漕いで、集中力が落ちてきた夕方or夜漕いで。
って感じで、結構頻繁にやってました。
そのほかに学習したいことがある時なんかも自転車漕ぎますしね。
そんな感じで結構運動はやっていたので「筋トレはいいか」ってな感じで甘えちゃってたんですけど、それじゃいかんなと。
自転車を漕ぐ時、「最大心拍の90%まで追い込んでるか?」って考えると全くそうじゃないし、朝結構ハード目な筋トレをしてたのに、「自転車」に変えて甘えてた部分もあったんですよね。
だから、こりゃまずいなと。
今回研究では、「週に3回」の筋トレで効果が確認できたわけですから、それ以上に筋トレを増やしていこうと思います。
運動をするのは当然のことで「筋トレ」にもっとフォーカスを当てないといけないですね。
まとめ
- 筋トレをすると幸せになれる。
- 筋トレをすることで、骨格筋の遺伝子発現が変わる。
- 遺伝子発現が変わることで、より転写因子ができ、KATが作られ、トリプトファンが分泌するので、セロトニンに変わる。
- このセロトニンが幸せに導いてくれるホルモン
まとめておくとこんな感じですね。