超速「7回読み」勉強法を、1回も読むことなく終了した件。

東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法を、7回も読むことなく。

いや、たったの1回も読み終えることなく終えました。

 

本の読み方を勉強したかった

 

これまで色んな本を読んできて、1つインプット出来ていない分野に気がつきました。

それは「本の読み方」

 

恥ずかしながらぼくは学生時代全く勉強はできず、中の中レベルの成績をずっと維持(?)してきました。

その部分でコンプレックスを感じていたから、大人になってから本を読む、知見を広めることの大切さに気がついた経緯があります。

 

あるとき、アメトークの勉強大好き芸人で、勉強ができる人と勉強ができない人の「ノート取り方」が全く違うということを放送していました。

勉強が出来る宇治原は、黒板で説明している人の話を理解してから書くのがノート。

しかし、勉強ができないパンサー尾形は、黒板をきれいに写すのがノート。

 

そのときに、勉強にも上手い下手があって、勉強ができないのは才能とか云々の前に、勉強の仕方がただ下手なんだと。

 

なら、もっと本を読み込めるように、そして数を読める様に、この東大首席弁護士が教える超速「7回読み」勉強法を手に取った訳です。

でも結論として、タイトルでは7回読むことの「7回読みノウハウ」が語られるのだったのかもしれませんが、1回とて読み切ることはありませんでした。

 

「7回読み」の始まりに度肝を抜かれた

 

まず、ぼくの目的は「速読法」ひいては「勉強法」を知ることが目的でした。

尚更、東大首席の人が書いたほんなら、良い体験が聞けるんじゃないかと。

ただ始まりは、まさかの自己啓発。

 

しょっぱな拍子抜けしました。

いや、自己啓発を毛嫌いする一部の人がいますが、ぼくはなんなら好きな分野です。

今でこそスポーツ界(特にサッカーが好きなんで、サッカー業界笑)でも、メンタルの捉え方が注目され、長友、本田、川島といった、日本代表選手の本棚にはもれなく自己啓発分野の本が並んでいます。

 

自己啓発って、胡散臭いなんて意見がありますが、自分に対して「どう捉えるか」で物事の人生は全く変わって見えるので、胡散臭いなんて感想よりも、もっと吐き出すべき感想があるはず。

(自己啓発本ばかりよんで、皆同じこと言ってんなぁとかならまだ的を得てると思います)

まぁそんな経緯で、自己啓発本自体は好きだし、一度は学ぶべき分野だと思っている。

 

ただ今回の東大首席が教える。超速「7回読み」勉強法で、求めていた内容ではない。

あなたに求めていたのは、速読法や勉強なのだって。

まず冒頭の始まりから拍子抜けしました。

 

 

しかし、この時点で諦めては行けない。

まだその先に「7回読み」の勉強法が隠されているのだから。

そう自分に言い聞かせて、読み進めて行くと、「7回読み」のノウハウが誕生したヒストリー。

いかにして「東大首席」が生まれたのかの、自伝が始まります。

 

いやいや。

またも言うが、この「7回読み」本に自伝や成功法則を求めてはいない!

勉強法、速読法が知りたいのだ。

そんなツッコミが起こるほど、7回読みのノウハウが出てくるまで長々と前置きが続きます。

 

 

本来であれば、自己紹介は冒頭に伝えた方が、内容が入ってくる。

7回読みのノウハウを、生み出したスゴさを、引き立たせる為に中盤以降に「誕生秘話」を乗せたのかもしれないけれど、その時点ではもう、ぼくたちは読み飽きてしまっている。

 

もっと端的にスパッと伝えてほしいと思っていて、「この考え自体が男的な考えか?」と疑問に思っていたら、やっぱり女性の作者でした。

 

 

男と女とを隔てている訳じゃないけれど、脳みその構造は全く違う。

だから、理解し得ない部分も大きい。

そう理解して「7回読み」読み返してみると確かに女性的な書き方なんだと、再確認しました。

ただとき既に遅し。1回も「7回読み」を読み返すことなく、終了しました。

 

速読法や勉強法を求めて、買っては行けない

 

もちろん、ぼくみたいに「速読法」や「東大首席の勉強法」という部分にフォーカスしなかったら、誕生秘話や自己啓発を聞いたとしても楽しめる内容だったのかも知れません。

ただぼくの東大首席が教える。超速「7回読み」勉強法を読む理由は明確で、「速読、勉強法」ひいては本を読む読み方を知りたかったからに他なりませんでした。

その目標から読んでみると、「長い」「タルイ」「引っ張り過ぎ」そんな感想でした。

 

 

結構本なんかで「自腹を切って買ったのだから、最後まで読む」と言う方がいますが、ぼくはしません。

投資的に言うなら、損切りの考え方です。

 

確かに本を頑張って続けて読めば、多少なり得られるものもあるかもしれない。

ただ、それよりも我慢して読み続けてしまう時間で、他の本や勉強をインプット出来る訳です。

さらに言えば、1つの終わった物事に固執して、先に進めないことほど無駄なことはないと思っています。

それほど1つのものに執着するよりは、次へ向かった方が遥かに有意義。

だから、必要ないと感じたものや時間に固執することは基本ありません。

 

この「7回読み」本も、払ったお金は損した形になりましたが、「次に良い本を見つける勉強代」と割り切って行きます。

この本を買ったおかげで、次に良い本を見つけられる可能性が上がった訳ですから、全く無駄だった訳ではなかったと。(思いたい笑)

 

この東大首席が教える「7回読み」速読法は、ただ興味があって手に取る分には学ぶべき•があるのかもしれませんが、勉強法や速読法を学ぶんなら必要ないかなって感想でした。