ちょっと前に、僕のメルマガ読者の人からこんな質問をもらったんですよね。
「アフィリエイトなどのネットビジネスで、いろんなところデメリットしか聞かないんですが、ちゃんこまさんが思うデメリットってなんかありますか?」っていう質問だったんですね。
まあ、確かにメリット方が多く出回るし、あまりデメリットを聞かないっていう節もあるかもしれない。
後は、ブログとかだとちゃんと「アフィリエイト実践者」がそのメリットデメリットを伝えているので、信憑性はあるんだけど、ツイッターとかになると実践者でもない人が、あることないこと言っていて、事実とは違っているところもあったりする。
なので、今回はアフィリエイトのデメリットについて伝えていきながら、質問に答えていこうと思います。
評判がよくない
まず一つ目上げられるデメリットっていうのは、「評判」ですかね。
アフィリエイトにおいては評判は良くないです。
っていうのも、評判がよくない理由として2つ考えられると思っていて。
そもそものアフィリエイトの知名度が低いということ。
そしてもう一つは「売り込み」。
この2つですね。
知らない=嫌い
まず一つ目の「知名度が低い」っていうことですが、これはもう人間の本性で。
人っていうのは「知らない」っていうことを、嫌う生き物なんですね。
なので、「アフィリエイトで稼いでいる」ってたとえば、公言したときに「アフィリエイトって何?わからない」っていう人の場合「何やら怪しいことで稼いでいるに違いない」っていう風に変換するんですよね。
それは知らないっていうことを嫌う生き物だからであり、アフィリエイトが分からない場合、知らない=怪しいっていう風に変換しがちだからです。
よくキンコンの西野さんがクラファンを立ち上げたときに「詐欺だといわれた」といっていますが、まさにクラウドファンディングに近い捉えられ方だっていうことですね。
人は「知らないことを嫌う生き物」っていう本性を見てみると、アフィリエイトのデメリットが見えてくると思いますね。
アフィリエイトだと思ったら売り込まれた
そしてもう一つ評判がよくない理由として挙げられるのは「売り込み」という要素。
これはどういうことかっていうと、アフィリエイトって「広告代理業」をさしているんですね。
だけど一部の人では「広告を張るだけで稼げる」っていう風に勘違いしています。
それは厳密にいうと、グーグルなどのアドセンス広告であって、それだけがアフィリエイトじゃない。
アドセンス広告以外にも、A8.netやアフィリエイトBというようなASPも存在していて、マネタイズも「クリック報酬」ということのほかに「成果報酬型」というもの存在します。
だけど、「広告を張っている人=アフィリエイター」と認識している人にとって、成果報酬型のアフィリエイトをした場合「売り込まれた!これは変なものの勧誘だ!」ってな感じで、拒絶反応を起こすケースがあります。
そもそも売り込むことだったり、稼ぐということ自体が、嫌悪感を持つ人が多いこの日本で「売り込む」ということに拒絶反応を持つ人が一定数以上いるんですね。
この成果報酬型のアフィリエイトをやっていて、商品を紹介したつもりが、「売り込まれた」と嫌悪感を持つ人が一定数以上いるので、その人たちが悪評を立てて、アフィリエイト全体の評判が悪くなることが考えられるわけです。
社会的な地位が低い
次のデメリットはさっきの「認知度が低い」っていうことが大きく影響してくるんですけど、特に税金関係とか公的書類の職業欄にめちゃくちゃ書きづらいです。
僕もある時に銀行口座を解説しようとして、その職業欄に「自営業」って書いたことがあるんですが、「具体的な職種は?」と聞かれ、アフィリエイトって答えたら、めちゃくちゃ質問されました。
一つ間違えれば、銀行口座を開設できなかったことまで考えられます。
後、基本的にクレジットカードの審査は通りづらいです。
僕も何個かクレジットカードが落ちたりしましたし。
なので、認知度が低いからこそ、社会的地位が低いっていうことはあらかじめ知っておかなくちゃいけなくって、公的な書類とか確定申告の時に説明を求められたり、サービスを受けられなかったりするケースがあるっていうのは知っておいた方がいいとは思いますね。
お金と密接につながっている
次のデメリットはお金と密接につながっている、ということです。
これがどういうことかっていうと、僕の経験談を話した方がいいですね。
僕はこのアフィリエイト業界に入る時に、めちゃくちゃ有名な人に直接会いに行ったことがありました。
もちろんアポなしでの突撃的な訪問だったので、めちゃくちゃ迷惑って話なんですが、その背景にあったのは「孫正義さんのエピソード」があって。
そのエピソードっていうのは、孫さんが学生の頃に、日本マクドナルドの創設者だった藤田田さんの本を読んでめちゃくちゃ感動した、と。
だから「ぜひとも会いたい」って思って、めちゃくちゃ電話をかけてアポを取ろうとするけど、当時のマクドナルドの社長ということもあって、当然忙しくって、取り合ってもらえませんでした。
そこで孫さんは、九州から飛行機に飛び乗り、マクドナルドの会社に行って「電話していた孫です」っていうことを伝えたところ、藤田田さんが「何度も電話をしてきた九州の学生か!」ってことで、感動して直接会って話をした。
っていうエピソードがあるんですよね。
その話を聞いて「俺も会いたい!」って思ってて。
もう本気で成し遂げたいっていう気持ちがあったので、「教わるならその人のところだ!」って思って突撃で会いに行ったわけなんですけど、めちゃくちゃ嫌な顔をされて、「この教材を買えば?」って感じで終わってしまいました。
これがなんでこんな質素な形になってしまったかっていうと、その人にとってもそうなんですが「教えること」を生業としているんですね。
だから、僕が直接会いに行って教わるということは、有料のサービスを無理やり無料で教わろうとしていることに他ならないんですよね。
今考えれば、「そりゃ当たり前だろ」とは思ったんですが、その時は何かちょっとショックだったのを覚えています。
つまり、お金と密接につながっているから、「お金を出さないと話せない」とかっていう範囲があるので、それはデメリットだと思いますね。
ただ、孫さんと藤田田さんの話がレアケースであって、ジェフベゾスやビルゲイツに会いたくても会えないように、基本会えないことがほとんどです。
そう考えると「お金を払いさえすれば、会えたり、ノウハウを聞ける」ということは言えるので、デメリットだけではないと思いますし、当時の僕がめちゃくちゃ不謹慎だったということは、きちんと反省しないといけない点ではあるので、人によっては別にデメリットではないかもですが。
孤独がつらい
次のデメリットは実践ベースの話になってくるんですが、基本的にアフィリエイトの作業をするときは「一人」です。
もちろん組織だって会社として運営している場合は除きますが、基本的にアフィリエイトは一人で作業します。
なので、孤独との戦いになってくる。
当然、「アフィリエイトで稼げるようになった今は、悠々自適で、素敵な仲間と暮らしています」なんてブランディングする人もいますが、そういう人であっても「作業時は必ず一人」です。
そういった悠々自適ブランディングの人は、「アフィリエイトで稼げるようになって悠々自適」っていうことを忘れちゃいけなくって、作業するときや「本気で向き合うとき」っていうのは、絶対に孤独なんですよね。
これはアフィリエイトのメリットにつながる話ですが、「個人でも一人でもできる」わけですが、それは裏を返すと「一人で取り組まなくてはいけないもの」だったりします。
他のビジネスの場合は、多くの人と一つのプロジェクトを共有して、一緒に成し遂げていくわけですが、一人でできる反面「一人で作業し続ける」ということが求められるのが、アフィリエイターなんですね。
なので、孤独っていう部分でいうと、デメリットかなって思いますね。
終わりに
こんな感じだとは思うんですが、また思いついたら都度更新していこうとは思います。
ただ、こうしてデメリットを上げてきましたが、上げていて思ったのは、こうしたデメリットとを比較しても有り余るメリットの方が多いなっていうのは感じますね。
だからこそ、いまだに取り組む人は多いし、新規参入する人が後を絶たないわけですが、デメリットを取り除いても、僕個人的にはいいビジネスモデルだと思いますね。