今回はタイトルにある通り。
「電子書籍のアフィリエイト」に関して、ちょっと前に質問をもらったので、回答していこうかなって思います。
もらった質問っていうのが、「僕もちゃんこまさんと同じで本が好きなので、電子書籍のアフィリエイトを始めようと思っていて、穴場だっていうことを耳にしたんですが、どう思いますか?」
ってな質問でした。
これなー。
実は僕自身も、本関連のサイトを立ち上げて、電子書籍のアフィリエイトをやろうかなって考えたことがあったんですよね。
でも先に結論から言うと、やめました。
電子書籍のアフィリエイトの最大の難点
じゃあなんで電子書籍のアフィリエイトを断念したしたのか。
この部分を伝えていくことが、たぶん質問をくれた人の回答になるんじゃないのかな?って思うので、解説していくと。
やっぱり電子書籍をアフィリエイトする上での最大の難点が、原因としてあって。
その最大の難点っていうのは「報酬の少なさ」なんですよね。
これがやっぱりぬぐえなかったので、電子書籍のアフィリエイトはやめるっていう決断になったんですよね。
電子書籍のアフィリエイト報酬額
そもそも電子書籍のアフィリエイトの場合、基本的に紹介するのはアマゾンでのアソシエイトになると思うんですね。
それ以外がめちゃくちゃ少ないので、アマゾンをベースに考えていくと。
アマゾンでのkindle書籍のアフィリエイト報酬は今のところ「8%」っていうことになっています。
アフィリエイト報酬8%っていうことは、1000円の本を売ったところで「80円」の報酬にしかならないんですよね。
消費税よりも低いアフィリエイト報酬の割合です。
またkindleアンリミテッドの紹介料なんかも考えられますが、今調べてみるとkindleアンリミテッドの報酬は500円。
こちらもまともな収益にはならないんですよね。
報酬額が突如として変更される
しかももう一つ注意したいのは、アフィリエイト報酬額が突如として変更される、という懸念があることなんですよね。
っていうのも、以前アマゾンがkindleアンリミテッドを教えていた時は、もっと高い紹介料を払っていました。
そこからオーディブルなんかを押すようになってから、kindleアンリミテッドの報酬を下げたんですよね。
つまり、アマゾンが「今押したい商品」であれば、紹介料を高くするし、「もう落ち着いた商品」であれば、紹介料を下げるってことなんですよね。
このプラットフォーム依存についても、やっぱり安定的に報酬を獲得する上では、かなりデメリットになるなっていう感じがしていたんですよね。
単価が低くても成り立つのは、強者の戦略
そしてこっからは重要な「戦略」の話になってくるわけですが、基本的に8%とか500円とか、単価が低くても成立するのって強者だけなんですよね。
ビジネス的な強者、いわゆる「圧倒的な集客数を誇っていて、ブランド力もある個人や企業」なんですよね。
薄利多売的なビジネスは、やっぱり資本力のある人が勝っていく世界です。
資本力も少なく、アクセスや集客力もない人が、単価の低い商品を売っていても、なかなか戦略的にうまくいかないんですよね。
ここが一番大切なポイントで。
僕自身が電子書籍のアフィリエイトをやめようと決断した瞬間でした。
当然、僕自身が本を読むのが好きで、よくレビューなんかをしているので、読書の要約の専門サイト立てて、電子書籍をアフィリエイトするっていう流れは、めちゃくちゃきれいだなって思ったんですが、やっぱりこの「強者の戦略」がかなり色濃く残っているので、断念したっていう経緯だったんですよね。
電子書籍アフィリエイトは弱者におすすめはできない
ということで、結論を言ってしまうと、電子書籍アフィリエイトは別に穴場でもないし、アフィリエイト初心者だとか、集客媒体やアクセスがない人にとっては、オススメ出来ないっていうことが僕なりの結論なんですね。
強者の戦略の反対は、弱者の戦略ですが、基本的に弱者の戦略は「少ない顧客の中でどう立ち回るのか」っていうことがキーポイントになってきます。
だからこそ、より細分化して差別化を図るし、よりニッチなところに行って「濃い顧客」を獲得するのが大切になってくるわけです。
そのうえで、少ない顧客だが、濃い顧客だからこそ、高単価な商品が売れるわけで、逆「薄利多売のように個数をさばかなくても回るビジネスモデル」を作らないといけない。
これがまさに弱者の戦略なわけですが、単価の低い電子書籍の場合、弱者の戦略を取れない。
よって、オススメ出来ないっていうことが言えるわけですね。
本が好きをどうアフィリエイトで生かすべきか
じゃあ、今回質問をくれた方のように「本好き」という人が、アフィリエイトで稼げないのか?っていうと全くそういうことじゃなくって。
電子書籍というアフィリエイトの出口を買えれば、まったくもって問題ないと思っていて。
大切なのは「単価」です。
要するに、単価を上げさえすれば、単価が高い商品であっても納得できるサービスにすることができれば、問題なくアフィリエイトで稼げるようになるわけですね。
サイトは本のレビューブログでいいと思う
具体的にどういう構想になっていくかっていうと。
基本的に集客をするためのサイト作りとかブログづくりっていうのは、その好きを生かした「読書」で全然よくって、本を読んだ感想やレビューを書いていくことで全然いいと思います。
そこから、出口として「電子書籍の紹介」というものを、別の「高単価なサービス」というところに付与してあげれば、良いわけで、これを「ズラシ」と呼んだりします。
つまり、出口をズラシて行くことが大切ということですね。
電子書籍じゃない、サービス
仮にズラシていくときに例えばどういうのがあるかっていうと、まず挙げられるのが「オンラインサロン」なんかは、一つ考えられると思います。
もし仮にオンラインサロンが月額1000円だった場合、1冊の本を買うよりも安いです。
その1000円で、「めちゃくちゃわかりやすく要約してくれている」っていうのは需要はあると思うんですね。
しかもそれはYOUTUBEにある要約動画っていうことじゃなくて、どっちかっちうと「音声」で聞けるオーディブルのようなポジションで、メンバーだけが音声で聞けるのであれば、本を買うよりも安く通勤途中にながら聞きできるっていうことであればそれなりに需要があると思います。
(そのうえで、より付加価値をどうつけるか?っていうことはもっと試行錯誤する余地はあると思いますが)
また「1000円の報酬だったらあんまり電子書籍のアフィリエイトと変わらなくない?」って思う人もいるかもしれませんが、オンラインサロンの場合は「月額」なんで、月額1000円であってもLTVで換算するとザラに10000円とか行きます。
月額ってはるかに単価の高い出口なんですよね。
なので、金額で見れば一緒ですが、まったく違う金額ですので、高単価っていうところはカバーできているわけですね。
横展開
後読書っていう観点からだと、高単価サービスっていうのは難しいので、そういう場合は「横展開」を考えるかもしれないですね。
横展開っていうのは、例えば読書のレビューサイトを運営しているとして。
そのレビューした内容をもって、その記事を原稿にして、そのままYOUTUBEの動画に変えたり、Facebookの投稿に変えたり、Voicyの音声コンテンツにしたり。
一つの材料を、いろんなプラットフォームで使っていき広げていくことを、横展開と言ったりしますが、この戦略もとれるかなって思います。
その場合は、別に電子書籍のアフィリエイトとを並行していってもいいので、ブログでは電子書籍のアフィリエイトを。
YOUTUBEではアニメーションをつけて、ブログ記事を朗読して動くアニメーション動画をアップ。
voicyで、ブログ記事をどう毒したものをそのまま横展開しアップする。
単価が低いため、同じコンテンツを横展開して積み重ねていくっていうことであれば、少ない労力でも利益を最大化できるので、戦略としてはありだとは思いますね。
実際にガジェット系の人とかはこうやってやっている事例もあるしね。
まとめ
なので、最後にまとめておくと、電子書籍のアフィリエイト単体ではオススメ出来ないって感じで、あくまで「補助」として考えておくのがいいんじゃないかなって思います。
別に穴場っていうほどでもないです。
大切なので、強者の戦略と弱者の戦略を理解して、「低単価を売る」ということは強者の戦略だということを知るということですね。
そのうえで、どう単価を上げ弱者の戦略をとっていくのか。
ここがポイントになると思います。
ぜひ参考にどうぞ。