マーケットプレイスに出品しているせどらーには激震のニュースが飛び込んできました。
それがAmazonマーケットプレイスアカウントが乗っ取り被害にあい、出品しても無い商品が出品されたり、送料無料1円出品を大量にされたりと、被害が続出。
テレビにてインタビューを受けていた方も、1万点以上の商品を不正に出品され、注文確定メールが尋常じゃないほどに届いていた。なんて被害を告白していました。
また別の人は、小口出品だったのにいきなり大口出品への変更メールが届き、いつのまにか大口出品へとすり替わっていたそうです。
そこから不正出品が続々出品され、アカウントを乗っ取られた経緯が。
また、実際に購入した側からすると、注文したのに商品は届かず、注文代金だけが引き落とされるなんて言う双方に取ってよく無い出来事が起きています。
Amazonアカウントを乗っ取った犯人は何を企んでいるのかは分かりませんが、せどらーであればアカウントを乗っ取られない様に迅速に対応したい所。
そこで今回は、自分の身は自分で守ると言う事で、Amazonアカウントを守る方法と対応策をお伝えしたいと思います。
アカウントを乗っ取られた場合の被害とは?
そもそも、Amazonマーケットプレイスのアカウントを乗っ取られたらどうなるのか。
と言う事ですが、せどらーとしては、出品しても無い商品の注文が届くようです。
当然、出品した事実も無いのですが、乗っ取った犯人が出品していようが、購入者からは乗っ取られた事実は分かりません。
となると、発送の遅延のクレームが購入者から、乗っ取られたアカウントに来る事に成ります。
そのクレームが元で、店舗アカウントの評価が落ちれば、アカウント乗っ取り事件が落ち着いたとしてもその後のせどりに影響が出てくる事は避けられません。
評価の善し悪しで、値段設定や売れる値段に大きな違いが出て来ますからね。
また、アカウントを乗っ取れると言う事は、Amazonマーケットプレイスに登録している銀行口座も丸わかりと言う事です。
振り込み口座をすり替えておけば、せどりで入金されるはずの金額が、アカウントを乗っ取った犯人へと流れる事に成ります。
せっかく仕入れる為に商品へ投資をしたのに、投資した金額と売れた販売価格の双方を丸々損する形に成りかねません。
僕たちせどらーからすれば、百害あって一利無しとはまさにこの事ですね。
後、マーケットプレイスには銀行口座だけでなく、数々の個人情報を記入して登録しています。
住所もそうだし、電話番号、口座番号などなど。
あるテレビの試算では、個人情報を抜く為に、Amazonアカウントを乗っ取ったという見解もある程。
Amazonからの入金先を変えられるだけなら百歩譲って、被害を被れたとしても、その銀行に入金しているお金全てを抜き取られる可能性さえあると言う事です。
アカウントが乗っ取られた場合の被害として考えられるのは今の所これらです。
- 購入者からクレームが多発。評価が悪くなり今後のせどりに影響が出る
- 振込先を変更され、売り上げをかっさられる
- 個人情報が全て抜き去られる
- 預貯金が抜き去られる
まだまだAmazonマーケットプレイスのアカウントを乗っ取られた被害と言うのは、予想出来ますが、これだけであってもせどらーに取っては、相当なる被害だと思います。
つまり迅速にアカウントを保護しなければ行けないと言う事です。
アカウント乗っ取りの対策法
現段階の報道では、どういった人達がどういった経緯で、アカウントを乗っ取り、被害を出しているのかがまだ明白ではありませんでした。
おそらくせどりやマーケットプレイスに関して、詳しい人達が犯人である可能性が高いと言う事でしたが、経路や手口が分からないのであれば、対策のしようがありません。
ただ一つ言える見解は、あの最大手のネットショップであるAmazonのセキュリティーがそんなに甘いとは思えないと言う事です。
Amazon.jpにハッキングが行った訳ではなく、マーケットプレイスへ登録している個人アカウントへ不正にハッキングし、ログインした可能性が高いと思います。
そう考えると、アカウント乗っ取りの対策として一番に考えなくては行けないのは、パスワードの設定です。
Amazonマーケットプレイスへログインするには、登録メールアドレスとパスワードを入力する必要があります。
ただ登録メールアドレスと言うのは、色んな場所への露出が高いため、比較的簡単にアドレスを見つける事が出来ます。
そのメールアドレスと、パスワードを割り当ててしまえば、不正にログイン出来てしまう事に成ります。
仮に簡単なパスワードを設定してしまっている場合は、今直ぐにパスワードを変更した方が良いでしょう。
セキュリティ強化!パスワードの変更方法
マーケットプレイスの管理画面にログインします。
上のメニューバーに、設定と言う項目がありますので、そちらをクリックします。
設定をクリックすると、画像の様な各項目が出てくるので、「ログイン設定」をクリックします。
こちらのログイン設定から、現在のパスワードを変更する事が出来ます。
なるべく規則性の無い、自分しか分からないパスワードへの設定変更をしておいた方が、いざと言う時にアカウントが乗っ取られる心配は無いと思います。
是非簡単なパスワードだと言う場合は、対応しておきましょう。
更にセキュリティ強化!2段階認証を設定する
パスワードを変更した後に、もしAmazonマーケットプレイスアカウントへの乗っ取りが不安と言う場合は、2段階認証を設定するのも良いかもしれません。
2段階認証とは、マーケットプレイスへログインする際に、SMSでスマホに送られた数字を入力し、セキュリティを強化する認証方法です。
この機会に僕も設定してみましたので、設定方法を解説します。
先ほどパスワードを変更した、ログイン設定から、高度なセキュリティ設定をクリックします。
すると、2段階認証の設定画面に行くので、設定開始をクリックします。
コードを受信する電話番号を入力します。ここは一番使っているスマホの電話番号でオッケーです。
すると、コードを受信する電話番号宛に、数字がSMSで送られて来たと思います。
その数字を下の赤枠の部分に入力します。
1ページ目を入力し終えると、なんだか同じ様なページがまた現れます。
これは1回目の方法でログイン出来なかったときの保険の為に、設定する物になります。
ちなみに、1ページ目で入力した電話番号ではコードを送信する事は出来ないので、スマホを1台しか持っていない場合は、認証アプリをチェックします。
お使いのスマホから、app storeに行き「認証アプリ」と入力すると、QRコードを読み取ってくれるアプリがあります。
そのアプリで、画面上のQRコードを読み込み、先ほどと同じく数字を入力すれば、2ページ目のバックアップ設定は完了です。
2段階認証の設定が完了出来れば、この様にログイン時の方法を解説してくれるページに飛びます。
ここで、よく使う端末のログインは簡略化出来る設定もあるので、チェックを入れておく毎回ログインする際には便利かもしれません。
以上が2段階認証の設定方法です。
少し入力項目が多いのですが、なれてしまえば簡単に設定出来ます。
このAmazonマーケットプレイスのアカウント乗っ取りの件が収まるのが一番良い事には変わりありませんが、全てを乗っ取られてから悩んでしまっても遅く、後悔先に立たずです。
ことわざで備えあれば憂いなしと言う言葉もあるので、しっかりとパスワードを強化したり、セキュリティ設定をしたりと、アカウントが乗っ取られない様にしっかりとした対策を今のうちに済ませておきましょう。
終わりに
このAmazonアカウントの乗っ取りの件は、ニュースになるほど大きく、せどらーに取っては衝撃の出来事だったと思いますし、同時にかなりの危機感を感じたと思います。
当然僕もです。
いち早く一件落着する事が望ましいんですが、なかなかサイバー攻撃となると犯人を断定出来ないのが現状。
ただ、Amazonジャパン事態、迅速に対応すると言う表明をしているので、早く事件が解決してもらえる様に祈るばかりですね。
ただ、やっぱり自分の身は自分で守ると言う事で、簡単なパスワードにしないと言う事や、2段階認証を取り入れる等して、対策は必ずしておきましょう。