せどりは仕入れ値の○○倍なら仕入れるな!簡単に出来る利益率計算法とは?

 

せどりの仕入れの際、いくらの商品ならば仕入れるのか。せどりで大きな利益を残すなら、仕入れ値の何倍の商品を仕入れるのか。悩んでいる方もいるかと思います。

ボクは利益率60%を超える、高利益なせどりしかしていませんし、仕入れの際には、基準となる計算法があるので、多分「買う買わない」の判断は、10秒程度で判断する事が出来ています。

 

そこでちゃんこまの仕入れる線引きと基準、そして簡単に利益率を計算出来る方法をご紹介致します。

 

目指すべき指針

 

まず始めに理解しておいてほしいのが、せどりで目指すべき指針を改めることです。というのは、転売の種類の中に二つ種類が存在しているからですね。

 

まず一つ目が薄利多売という売り方。これは、少ない利益で、多くの商品を売り、利益を出すという方法です。一つの利益額は少なくても良いので、それより、商品の在庫を増やし、一つでも多くの商品をさばいて行くというせどりのスタイルですね。

参考:「薄利多売って何?薄利多売の意味と抜け出す2つの方法を伝授!

 

 

そんな薄利多売に対して、もう一方が、利益重視というスタイルです。完全にちゃんこまの造語ですが。これは商品単価が少なく、多くの商品を売る、薄利多売に対して、少ない商品を売り、一つの商品単価を高く設定するという方法です。経験則から、薄利多売とは、商品一つの利益額が500円ぐらいかなと思うんですが、この利益額重視は、一つ3000〜5000円ほどの利益額があります。

 

自分がどちらのスタイルを目指すかで、仕入れる商品の幅や仕入れ値の計算の方法が変わって来ますので、目指すべき指針を決めることが一番早い道のりかなと思います。

 

薄利多売スタイル

 

薄利多売スタイルで行こうとしたときに、いくらで売れるのであれば、いくらで仕入れる。という基準をご説明したいと思います。というのは私がせどり初心者の頃は、いくらで売れるのであれば、いくらで仕入れていい。というこのいくらの部分が全く分からなかったからです。どれだけ仕入れに使えば、どれだけ利益として残るのか。これがせどりで一番大事なことですので、この薄利多売スタイルでの仕入れ値の計算方法を解説して行きますね。

 

例えば、500円の商品が目の前に合ったとします。これがアマゾンでは1000円で売られていました。ジャンルはちゃんこまの取り組んでいるCDだと仮定したときに、仕入れますか?ちょっと考えてみて下さい。

 

薄利多売スタイルで行くのであれば、これは仕入れて良い値段だと思います。利益率の計算方法として、アマフィーというアマゾン販売する上で、細かく計算するツールがありますので、そちらを参考にしてほしいのですが、

 

基本的に薄利多売であれば利益率20%前後あれば、問題ないかなと思います。一つ勘違してしまうポイントとして、500円が1000円で売れれば、500円が利益と思うかもしれませんが、実際には手数料が入ってくるので、ちょっと違って来ます。ただ500円で仕入れて1000円で売れれば利益率20%弱取れますので、仕入れるという感じですね。

 

ではもう一つ1000円の仕入れの商品が1500円でアマゾンで売られていた時は仕入れるのか、少し考えてみて下さい。これは仕入れませんね。500円→1000円で売られていた時と同じ、差額が500円ですが、手数料を計算すると、利益率は7%となってしまうからです。20%には届かないので仕入れないという計算ですね。

 

なぜ差額が同じ500円なのに、利益率が変わってくるのかというと、販売手数料がCDとDVDというジャンルは15%掛かって来ます。その他にカテゴリー制約料として、140円掛かってくるのですが、この%は、売れた商品に対して、掛かって来ます。1000円の15%では150円。1500円の15%は225円になります。そして仕入れ値が1000円の方は仕入れ値が高い分、それだけで利益が圧迫されているから利益率が低くなって行くと言う事なんですね。

 

一番正確な利益率計算のやり方としては、アマフィーをやって計算するという方法ですが、多くの商品を売って、利益を出さないと行けない薄利多売だと、いちいち計算することが時間の無駄ですよね

 

簡単な計算方法で、ちゃんこまがやっている方法としては、仕入れ値が売値の倍だったら仕入れるという基準で薄利多売スタイルのときは仕入れていました。計算する時間がないよというときにも有効に使えましたね。

 

先ほどの例であれば、500円が1000円で売れる。これであれば、倍になりますよね。しかし1000円が1500円で売れるということでは、1.5倍ということなので、届いていません。であれば仕入れないという風になるのが薄利多売スタイルです。

 

 

利益額重視スタイル

 

薄利多売に対して、利益額重視のスタイルはどのぐらいの値段基準で仕入れているのかというと、ちゃんこまが行なっている手法では、利益率50%以上の商品でなければ仕入れないというスタイルです。薄利多売が20%だったのに対して、50%です。

 

例えば、1000円で売られている商品が、アマゾンでは2000円で売られていました。これは仕入れるのか。というと私は仕入れません。薄利多売の基準値の倍はクリアしているのに、なぜ?と思われるかもしれませんが、これは50%以下なので仕入れないという基準ですね。

 

この利益額重視スタイルで、簡単な計算方法として、時間短縮する為にしている方法は、仕入れ値が売り値の3倍以上であれば、仕入れると言う事ですね。仮に先ほどの例で上げれば、1000円は3000円以上でアマゾンで売られていなければ、仕入れないという計算方法です。

 

2倍であれば、利益率20〜30%。3倍であれば利益率40〜50%という計算方法を私がせどりをやっていて、見つけた簡単な計算方法です。利益額の計算は結構時間が掛かるものなので、時間短縮したいという方は、一つの基準にして頂けたらと思います。

 

仕入れまでの一連の流れ

 

では、仕入れるまでの一連の流れはどうなっているのか。こちらを解説して行きたいと思います。

 

まずボクは、利益率がボクの目指すべき利益率を超えていなければ仕入れません。なので利益が取れる商品が見つかったとしても、仕入れ値に対し3倍以上で売れる可能性がなければ、商品を元に戻します。

 

もし仮に、仕入れ値に対して3倍以上の値段で売れる可能性があれば、それは利益率50%を超える事になるので、ひとまず1つ目のハードルは越えた事になりますので、仕入れ対象となります。

 

仕入れ対象の品が見つかった後に、「どれぐらいの速度で売れるのか」。この予想を立てます。この売れるまでの速度を予測するのには、アバウトではいけないので、きちんとモノレートを見て確認します。

 

モノレートで、きちんと売れるまでの期間が予測出来たら、仕入れます。もし仮に売れなさそうであれば、仕入れません。

 

やはり、せどりの場合は、資金管理が一番大切なので、在庫として残る=資金が枯渇する。ということを表しているので、きちんとリサーチをして売れるものでなければ買いません。

 

仕入れまでの流れをまとめると、

  1. 3倍以上(目標とする利益率)の値段で売れる商品をピックアップ
  2. 利益率の基準を達した商品が売れる予測が経てば仕入れる

このようにして、仕入れるようにしています。

 

 

 

 

薄利多売スタイルと利益額重視スタイル

 

数字だけ見ると、薄利多売より、利益額重視のせどりスタイルの方が、利益額も多く、そっちの方がいいという風に感じる人が多いと思います。これは、仕入れる基準値に違いがあるから、出来る手法だと思っています。

 

薄利多売スタイルの人の仕入れる基準値というのは、アマゾン一択だと思います。アマゾンの平均ランキングを参考にして、良いランキングの商品を仕入れる。と言った流れだと思います。しかしそんな方法では、利益率のいい商品を仕入れることが出来なかった、私の経験から、利益率を高める為に、少ない資金でも出来る様に、考えたノウハウでした。

 

つまり、これらは仕入れるときに、見る基準が違うから、忙しいとされる薄利多売から脱出したという観点なんですね。どちらの基準値でも、せどりでは利益を出すことが目的で、稼ぐことが一番最優先するべきことなので、儲かってれば問題ないのですが、あなたがどちらのスタイルで行くかは、最初のうちに考えておくべき基準値かなと思います。

 

そして、この基準値こそが、「何倍の値段で売れるのであれば、仕入れるのか」という基準になり得ます。

 

一番先に伝えた通り、利益率が20〜30%程度で良いのであれば、仕入れ商品の2倍ぐらいで売れれば利益率20〜30%前後が取れます。(ジャンルにもよりますが)

ただ、ボクの場合は利益重視型のスタイルなので、2倍で売れたとしても仕入れません。それは目標としている利益率の基準を満たさないからですね。

 

サングラスをかければ、昼までも真っ暗に見えるように、「何を目標基準に据えるか」で、仕入れられる物が違ってくる訳です。

 

また、せどりをする人の多くは「仕入れられない」という悩みを抱いている訳ですが、「仕入れられる商品を見つける為のサングラス」を掛けられていない方が、多いから仕入れが出来ない訳です。

 

まず大切なのは、「目標とする利益率の基準」を決める事。そんな基準を持った商品を目標として、始めて見つけられるようになります。

 

ですので、利益率の基準を「薄利多売型スタイル」にするのか、はたまた「利益重視型スタイル」にするのか。

この点をはっきりしておくといいんじゃないかな?と思います。

 

まとめ

 

初めに、目指すべき指針を決める必要がある。

 

  • 薄利多売スタイル
  • 利益額重視スタイル

 

薄利多売スタイルであれば、仕入れ値が売値の2倍以上であれば、仕入れる。利益率の基準は20%以上であれば問題ない。

 

一方利益額重視スタイルであれば、仕入れ値が売値の3倍以上あれば、仕入れる。利益額の基準は50%以上。

 

この2つの違いは、仕入れる時に見るべき基準の違い。商品を目の前にして、計算したり、時間を費やしたりすると、仕入れる時間がなくなってしまったり、疲れてしまったりするので、この単純な計算方法を駆使して、仕入れの時間を短縮して頂ければと思います。