ジャンルの違うブログを分けるメリットとデメリット6選

以前こんな質問をもらいました。

「ビジネス系のブログを作っているのですが、まだビジネスに関しての知識やノウハウなど伝えられる情報があまり多くありません。

それに対してスピリチュアルな分野は以前から取り組んでいたこともあり、結構豊富に知識があると自負しています。

このような場合はブログを分けた方がいいのか、ビジネスブログにスピリチュアルのカテゴリーを作り、同じブログに分けず作った方がいいのか。

どちらの方がいいでしょうか。」

そんな質問をもらいました。

それに対してボクはこんなふうに回答しました。

ブログを分けることに関してのボクの回答

「基本的にはブログは分けない方がいいかと思います。

それはボク自身ブログを分けて運営していたことがありますが、やっぱり一方だけ頑張って更新し、もう一方はおざなりになってしまうことが心理上ありました。

複数のブログに分けて運営している人というのは、組織化している、もしくは管理者を分けていることが多く、1人で3個4個とブログを運営している人はさほど多くなく、同時ペースで更新をしている人は本当にすごいと思います。

ですから、基本的にはブログを分けて管理することはお勧めしませんが、「全く別ジャンル」ということであれば、一色単に分けずまとめるよりも、別ブログで運営した方がいいかと思います。

というのも、Nさんのようなビジネス系とスピリチュアル系というのは、少しジャンルや分野というのが交わらない部分が多くあるように思います。

もちろんスピリチュアルをビジネス上の「自己系発」ととらえるのであれば、交わるところもあるので無理して分ける必要はないかと思いますが、ブランディング上であったり、普通の概念から考えると、やはりビジネスとは「論理的」な側面が多いため、交わらないというのが一般的かと思います。

そうなると、分けて運営した方が、スムーズかつ分かりやすいかと思います。

その上で、分けて運営するとした時に、意識しなければいけないポイントは「進行速度」です。

多くの人はブログを分けて運営する際に、「同時進行」させながら、2つのブログ、ないしは3つのブログを運営させていきますが、この同時進行という進行速度はあまり好ましくありません。

むしろ1つのブログをスタートさせて、ある程度軌道に乗ったところで分けたブログをスタートさせた方がメリットが多くあります。

「軌道乗らせたSEOのノウハウ」であったり、「ライティングスキル」であったり。

1つのブログを軌道に乗せた時に、自分自身に残っているのは多大なるスキルです。

それを生かして、分けた2つ目のブログを立ち上げた方が、メリットは大きくあるわけです。

ですから、ビジネス系のブログとスピリチュアル系のブログとは、分けて作った方が望ましく、もし仮に作るとしたら、同時進行ではなく、1つ目のビジネス系のブログを軌道に乗せた後、分けたスピリチュアル系のブログをスタートさせるのがベストかと思います。(順不同ですが)」

このように回答しました。

ブログを分けるメリット

訴求させやすい(分かりやすい)

まず基本的にブログを分けるメリットというのは、「区分」が考えられます。

人というのは、おおよそ「1〜3つ」ぐらいのことしか覚えられません。

例えばキャッチコピーなんかを作る際に、商品のPR広告をしていく時、メリットを何十個も羅列したとしても、そのほとんどは覚えられません。

むしろ、メリットを羅列しすぎて「この商品って結局何が優れてるの?」と困惑を生みます。

ですから、原則として商品のPRなんかでは、訴求したいポイントを1〜3つに絞り、分かりやすく伝えることが重要視されたりします。

ブログを分けるときも同様で、「いろんな情報」が羅列したブログは、「結局何が言いたいの?」となってしまい訴求したい分野が明確じゃなくなってしまいます。

また、「権威性」をしてしていく際にも、「何に対してのプロフェッショナルなの?」という権威性を示すことにも繋がらないため、ブログ記事に説得力が生まれません。

一方でブログを分け、訴求したい分野を絞り込むことで、「このブログはこの分野に詳しいのか」という訴求ポイントを分かりやすくすることにつながりますし、それが同様にブログのブランディングにつながったりもします。

そしてジャンルを絞り込むことで「特定の分野においてプロフェッショナル」ということを明確に伝えることにもつながります。

つまり、「このブログは〇〇である」という風に、訴求しやすくさせるため、ブログを分け区分することがメリットだということですね。

 

成約率が高い

またもうブログを分けるメリットは「成約率の高さ」です。

これはボク自身が広告を運用していて感じたことですが、消費者には色々な層が存在します。

これは専門的なカタカナ用語がありますが、分かりやすくするため簡単に説明すれば、

  1. 「今すぐほしい客」
  2. 「今すぐではないが、後に欲しい客」
  3. 「迷ってる客」
  4. 「どちらかといえば欲しくない客」
  5. 「絶対にいらない客」

このように分けることができます。

そして広告運用をしている時というのは、1〜5の全てに広告を訴求していましたが、残念ながら購買にはつながりませんでした。

一方でセグメントを分け「1と2」に訴求した結果、成約率は高くなりました。

これがどういうことかというと、ブログを分けずに多ジャンルで運営した時、例えば「美容」に興味がある人もいれば、「薄毛」に興味がある人もいます。

多ジャンルのブログというのは、これらの両方の人たちを集める行為になるため、必然的に「成約率」が下がってしまいます。

当然薄毛に悩んでいる人は、「美容化粧品などの口紅」は必要としていませんし、もっといえば女性と男性とでは欲しがるものは違います。

これが成約率を下げる理由。

一方でブログを分け、「男性用」「女性用」「薄毛ブログ」「肌トラブルブログ」というように分けることで、セグメントをきちんと区分することができます。

そうなると、「薄毛に悩む人には育毛剤」というケースであったり、「肌トラブルに悩む人へは基礎化粧水」というように、欲しい人に欲しい商品を届けることができます。

そのため「悩み」と「解決」とに矛盾が生まれないため、成約率は高くなるわけです。

ですから「少ないアクセス」でもまとまった収益を、ブログを分けることで臨めるようになるということですね。

ブランディング構築しやすい

そして3つ目のブログを分けるメリットというのは「ブランディング構築」の側面です。

これは「ランチェスター戦略」からなる、強者の戦略と弱者の戦略を見てみると分かりやすくって。

いわゆるブログを分けない「何でも屋」というのは、強者の戦略に当たります。

なんでもできるというのは、裏を返すと「何ができるかわからない」

そうなってきた時に、無名のお店か大手のお店かでいうと、大手のお店だから「なんでもできる」という安心を買うことができるわけです。

無名のお店なのに「なんでもできる」と言ってしまっては、そのお店を選ぶ理由をなくしているのと同じこと。

その上で弱者の戦略とは、「圧倒的な差別化」から生まれます。

要するに何でも屋ではなく、「〇〇専門店」として、大手とはっきり差別化し、ある特定の分野だけ大手を上回ることが弱者の戦略として王道の戦略です。

そう考えると、多ジャンルのブログを運営するというのは、「ブランディング」として何も意味をなさず、「結局何ができるの?」と個性を失ってしまうことにつながります。

一方で、ブログを分け区分することにより「〇〇専門店」という形で、ブランディングを構成できるため、「これをしたいのならあそこだよね」というように、認知してもらうことにつながる。

だからこそ、圧倒的な差別化をしやすくな理、ブランディングを図りやすくなるというのが、ブログを分けることで実現できるということです。

ブログを分けるデメリット

これまでブログを分けるメリットを解説してきましたが、メリットだけ伝えても公平性は保てないかと思います。

そして当然のことながら、ブログを分けることにデメリットも存在します。

ですので、ブログを分けるデメリットも公平性を保つために伝えていこうと思いますが、「ドメイン代が高くなる」みたいな誰でもわかるようなことは省いて、大切なポイントのみを伝えていこうと思います。

管理が行き届かない

これはボク自身が痛感したことですが、ブログを2個3個と分けていくと必ず「管理が行き届かなくなります」

当然最初は「よし!もう1個のブログを頑張ろう!」と意気込むわけですが、どうしても50対50の比率で分けたブログを見ることができません。

体感としては80対20ぐらいの感覚で、1個目のブログを優遇してしまいます。

そうした後は、必然的に管理がずさんになり「更新していない期間」が伸び、雑草が生えたブログに成り果ててしまう。

やはりやる前は意気込むものの、ブログを分けて更新し続けるというのはかなり難しいことに体感として気づきました。

ですからもし仮に分けてブログを運営する場合は、かなり気合と労力を必要とすることを肝に命じていないと難しいかと思います。

それか冒頭に伝えた通り、「複数名」での運営をすることを念頭に置いて分けた方が無難かと思います。

ブログが育ちづらい

そしてもう1つのデメリットが「育ちづらい」というポイント。

ボクはこのブログを通して常々「ブログとは育てるもの」という風に伝えています。

十分に育った樹木は、僕らからの栄養を必要とせず、勝手に育っていきますが、まさしくブログも同じで。

十分に育ったブログは、更新せずとも強力なドメインにより、安定したアクセスをもたらしてくれます。

ですからポイントとなるのは「いかに育て上げるか」ということがポイントになってきます。

そして、樹木においての栄養とは「水」ですが、ブログにおいての栄養とは「記事」になります。

この記事を投稿する際に、ブログを分けることによって、記事を積み重ねることに必然的に時間がかかってしまうことにつながります。

例えば、AとBというブログを分けた場合。

同じように育てると、1記事:1記事になります。

そして100記事溜まったらある程度育っていくと考えたら、AとBとが育つまでに100日かかることになります。

もちろん分けた2つのブログがあることで、育ちきった時というのは収益性が安定するのは間違いありません。

ただもし仮に、ブログを分けずAというブログに集中し、2記事更新して行った場合、100記事溜まるのは50日で済みます。

もちろん100日で収益化するとは言っておらず、あくまでたとえの中の話ですが、戦略上「どこに力を注ぎ込むか?」というのは非常に大切なポイントです。

リソースをどこに費やすか。

これはビジネス上、弱者であればあるほど、リソースが少ないわけですから、見極めていかなければいけないポイントです。

その上で、ブログを分けてしまうと、リソースが初めから少ない上に、さらに2つに分配しなければいけずブログが育ちにくい環境となってしまう。

これがブログを分けるデメリットです。

単純計算。

1つのブログを運営するケースと、2つのブログを運営するケースとでは、1つのブログを運営する方が2倍の速度でブログは育っていきます。

つまり成功まで2分の1の速度で成功するということ。

一方でブログを分けた場合は、2倍の時間がかかるといっても大げさではないかもしれません。

それらのことを考えて、ブログを分けるか否かっていうのは決めていかなきゃいけないことだと思いますね。

まとめ

ブログを分けるメリット

  1. 訴求させやすい
  2. 成約率が高くなりやすい
  3. ブランディングを構築しやすい

ブログを分けるデメリット

  1. 管理が行き届かない
  2. 育ちづらい(結果が出づらい)

まとめるとこんな感じです。

そして、冒頭にも伝えた通り、ボクは基本的にはブログを分けることはおすすめしません。

できることなら1つのブログで運営して管理した方が、楽だし早いです。

ただ、分野やジャンルが異なるのであれば、分けてブログを運営した方がメリットが多くなることも考えられる。

そう言ったケースの時は分けてブログを運営した方がいいかもしれません。

それはメリットとデメリットを比較し、考えていくといいんじゃないかなと思います。

そしてその上でブログを分けると判断した場合、適任なのが複数人で運営すること。

それがもしできないのであれば、「1つのブログを軌道に乗せてから、2つ目3つ目と作ること」

これがオススメです。

同時進行するのではなく、ずらして1つづつ作る。

それがデメリットである「管理が行き届かない」ということを払拭するポイントになるのかなと思います。

「言うは易し行うは難し」

こんな言葉がありますが、やってみなければわからないこともあるかと思いますので、挑戦してみてもいいかと思います。

最後まで読んでくれたあなたに。

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名前:ちゃんこま

経歴: 実家で営んでいる美容院が経営悪化により倒産し、父親が自己破産。大学生だった当時、学費が払えず大学を中退し、家族4人どん底生活へ。中退した後、あえなく就職し、工場勤務や営業など様々な労働地獄の波に呑まれる。

ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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