わずか月間1万PVで月30万円を上半期連続で稼ぎ続けている秘密とは

僕が裏で運営する講座にてKさんが月1万PVを達成目前ということで、こんなメッセージが届きました。

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1日200~300へと徐々に増えてきつつあって、300以上が定常ペースになっていけば、月間1万アクセスは目指せる段階になってきています。

ブログへのアクセス数と言えば、月間100万PVとか、そういう数字であれば見かけると思いますが僕は今、その100分の1の段階です。

でも、毎月の実績報告でお伝えしているように、コンテンツブログからのメルマガ登録は、50~80ほどあり、ステップメールからの売上も今年の平均で、月30万円ほどとなってきています。

ステップメールと言えば、月300万、500万、1000万とかそういう数字をあげているモンスターレベルの情報発信者もいらっしゃるので、僕の現状は絶対値で比較すると全然たいしたことないんですけど。

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Kさん。おめでとうございます。

僕なりにこのKさんがなぜ成功することができたのかを分析すると、2つの重要なことが見えてくる気がします。

ブログ記事は1つの完成されたコンテンツだという認識をする

まず1つ目は「再定義した」ということ。

要するに「ブログ=1コンテンツだ」というように考え方を斬新なものにしたということが挙げられると思います。

僕は先ほど紹介したKさんのことはよく知っているのですが、一番初めに取り組んだサイトアフィリエイトでは挫折を経験しています。

このサイトアフィリエイトでは失敗をし、このブログでは成功した。

ここに再定義した最大の恩恵が隠れているように思います。

一見するとサイトアフィリエイトとブログとは、似ているようにも思える。

ただ、このサイトアフィリエイトに取り組んでいる時のKさんというのは、「認識がSNS」だという風に感じていました。

おそらくSNSなどをやっている人からすれば、投稿やつぶやきといった発信1つ1つを「コンテンツ」だと認識している人はほとんどいないでしょう。

絵描きでいうのであれば、誰かに見せることを前提としていない、適当な「落書き」のようなもの。

でも別にこれが悪いわけじゃなく、SNSでは、そもそも落書きを前提としたコミュニティです。

ダヴィンチのような完成された絵や、ピカソのような芸術的なアートを求めてはいません。

そんな正論よりも、誰かの陰口やふと思い立ったことなど、責任を取ることではなく「ただ発信」をすることに重点が置かれたメディアです。

ですから、ある意味「適当」でも問題ないのがSNSの特徴な訳です。

一方で、ブログやサイトを筆頭とする「オウンドメディア」というのは、落書きが求められるのではなく、正確性や中身が重要視されるもの。

Twitterのように10文字のつぶやきが拡散されることはありません。

きちんと中身を詰め込み、その情報の正確性を伝え、「完成されたコンテンツ」を提供するのがオウンドメディアだということです。

サイトアフィリに取り組むその時。

Kさんは、「ブログ=1コンテンツ」という認識がなく、ただ単に稼げればよかった。そんな風におっしゃっていました。

だからこそ、「積み重ねる」ということに重点はおかず、落書きのような未完成のコンテンツサイトに積み重ねていったため、以前のサイトアフィリエイトで失敗していったのだと思います。

そこから時が経ち、今一度ブログに取り組んで、先ほど紹介したメッセージの通り、1つの目的ポイントを達成した。

それはまさしく、オウンドメディアを再定義し直し「ブログ=1コンテンツだ」という認識を改めて作ったことによって、全く異なった結果を生み出しだと僕は感じました。

SNSでは、別に自分の発信の可否は問わず、適当に発信しても、ある意味許される場所です。

むしろ、その投げやり感を楽しんでいる節もあるのがSNS。

その感覚ではなく、「きちんとした情報を載せ、今後もずっと残っていく1つのコンテンツがブログ1記事なんだ。」

この感覚に再定義し直すと、1つ1つの更新が全く別の意味を持ちます。

それこそ適当な文章を書こうとはせず、「とりあえず呟いておくか」という投げやりな感情は生まれません。

1つ1つの情報を細かく捉え、丁寧な記事を作ることになる。

それは当然のことながらグーグルに真っ当な評価を受けるに値するため、その真っ当な評価が下された結果、数字となって現れた。

これが成功の要因だと感じます。

弱者の戦略をきちんと取る

また、もう1つの要因として考えられるのは、「弱者の戦略」をきちんと選択しているということ。

ブログと聞くと、どうしてもPV数やアクセス数などが比較して、捉えがちです。

しかし、僕はこれまでなんども伝えた通り、アクセスやPV数よりも、そのブログが「いくらの金額を生み出したのか」

ここの数字の方がよっぽど重要かと思います。

よくマーケティングなどでは「弱者」と「強者」という枠組みで分けられることもありますし、「シェア」という見方で、強者弱者を区分することもあります。

その上で。

弱者というのはシェアや集客数で勝負することは難しいわけですから、自ずと「商品価値」で
勝負することが重要になってきます。

よく100万PVというオウンドメディアを目にしますが、おおよその運営者がアドセンスなどを利用しており、そのための対価として言われるのが、目安で100万PVで月50〜100万円程度とよく言われたりします。

このビジネスモデルは、そもそもの「アクセス数」があるからこそ生み出されるものであって、当初アクセスが少ない弱者が持って言っていい戦略ではありません。

僕がよくいうことですが、「弱者と強者とは行う戦略が違う」

これはことあるごとに感じています。

もし仮に100万PV=100万円だとするのなら、PV単価は1PV=1円ということになります。

そして、これをベースに考え、もし仮に、まだアクセスが少ない状態で、ブログに100PVしか訪れてきていない場合、「100PV=100円」

=月100円

これが月収になってしまいます。

ですから、商品単価の低いマネタイズをアクセスが低い段階ではすべきではなく、強者と弱者の戦略は全くもって違うということ。

ではどうすればいいのか。

ということですが、これは「弱者の戦略」を取ること。これが重要になってきます。

そして、先ほど挙げた、「100万PV=100万円」

これは単価の低い商品設計をしているからこの金額での売り上げとなっています。

よく言われますが、アドセンスなんかの単価は1クリック数円だと言われます。

→「アドセンスはやるな

この記事でも紹介していますが、僕が運営する別サイトにてアドセンスを貼った結果、1年間の利益が1000円ちょっとでした。

でも一方で、Kさんがマネタイズしている商品の価格というのは、6万円ちょっと。

細かい金額を多く稼ぐのではなく、大きな金額を少ないアクセスで稼ぐ。

この方法でマネタイズしています。

そのために、ブログ内完結ではなく、リストを取得し教育し、ステップメールにて販売するようにし、少ないアクセスでも大きな利益を生み出すためのLTV拡大を図っています。

この弱者の戦略をきちんと取り入れていたからこそ、1万PVという一般的に言えばそこまで大きくないアクセス母数でも、まとまった金額をたたき出せているわけです。

Kさんから届いたメッセージでは、上半期の平均ベースで30万円とのことでしたが、1万PV=30万円だと考えると、1PV単価は、30円ということになります。

100万PV=100万円だとするのなら、PV単価は1円となりますが、Kさんのマネタイズのように、「商品価値」に重きを置くのであれば、PV単価は30円となり、その差は30倍となります。

そしてもし仮に、このKさんのマネタイズにおいて、100万PVを当てはめてみると、100万PV=3000万円という計り知れない金額が導き出されます。

もちろんこれは仮設の中だけの話ですが、現状の数字を紐解いて考えてみても、1PV=1円 1PV=30円

この2つでは、どちらの方が、優秀な仕組み化は想像に難しくありません。

そのブログが、「いくらの金額を生み出したのか」

このベクトルで考えていくと、Kさんのブログの方がはるかに優れていると言えるわけです。

つまり、ここから見えてくることは、PV数が大事なのではなく、少ないアクセスでどれだけ大きな金額を生み出すのか。

こちらの方がよっぽど大事だということ。

そのためには強者の戦略である「低い単価」の商品をマネタイズするのではなく、弱者の戦略である「高い単価」の商品をマネタイズすること。

そういったコアファン層を狙っていくことが、重要だということです。

月間1万PVで月30万円稼ぐために必要なこと

この月間1万PV未満で、ある程度の金額を稼ぐことのために重要なのは、2つのポイントです。

要するに、低い単価ではなく、高い付加価値を伝え料金の価格帯をあげること。

そして高い価格帯でも、商品を求めている「コアファン層」を狙うこと。

この2つの戦略が欠かせません。

そう考えると、集客の面=アクセスの面で考えていくのであれば「コアファン層」が狙うべきキーワードは何か。ここをまず再確認する。

その上で提供すべき記事の質としては「1コンテンツとして成り立つぐらいの情報量」を、1記事で提示する。

そのことによって、読者の方に強い満足感を与えることにつながります。

そもそもの設計において、キーワードはコアファン層を狙っていることから、「より強い興味」を持っている人が集まるでしょう。

その上で無料のブログにて、有料級のコンテンツを伝えていく。

そのことによって、「無料でここまでなら有料はもっとすごいのだろう」ということで、よりファン化を推し量っていく。

このことのために「ブログ記事=1つのコンテンツ」という再定義が重要になってくるということ。

その上で、低い単価のもので読者を疲弊させるのではなく、高い付加価値をもたらして単価を上げていく。

それこそが少ないアクセスにおいて、まとまった金額を生み出す弱者の戦略であり、月間1万PVというそこまで大きくない集客数において、Kさんがまとまった金額を稼ぎだせた方法だということです。

Kさんのブログを見ると、コアなファン層をうまく拾っていけていることがよくわかります。

またマネタイズの部分も、「価値」に重きを置き、その分単価を上げていて、少ない読者でも
より大きな利益を生み出す弱者の戦略がしっかりと構築されていることがわかります。

ですから、1万PVという数字であっても、月30万円というまとまった金額を生み出せているということなんですね。

「ブログ記事=1つのコンテンツである」

「少ないPV数でも、大きな金額を生み出す弱者の戦略」

この2つがしっかりしているからこそ、Kさんはうまくいったのだと思います。

本当に素晴らしいですね。

終わりに

冒頭にも伝えましたが、ブログなどはやはりアクセス数やPV数によってのみ語られることが多くあるものです。

ただ、大事なのは「そのブログがいくら生み出すものなのか」ということ。

もし仮に100万PVあろうが、利益につながっていないのであれば、その100万PVという数字には全く意味がありません。

そして裏を返すと、アクセスがいくら少なかろうが、まとまって金額を生み出せているのであれば、100万PVあるブログよりもよっぽど価値があるということ。

Kさんの事例において言えば、1万PVに満たないブログから、これだけの金額を生み出しているわけですから、その価値は計り知れません。

一般的には1万PVであれば、月一万円稼げればいい方だと言われるわけですから、その価値はまるっきり違うとみて取れるでしょう。

確かにアクセスやPV数を増やすことは大切。

1万PVよりも、10万PVや100万PVの方が優れていることに間違いありません。

ただ、それよりも重要なのは「そのブログがいくら売り上げているか」

ここに変わりはありません。

そして多くの人は、何も考えず「強者の戦略」を打ち出してしまっている。

でも一方に目を向ければ、Kさんのように弱者の戦略を打ち立て、1万PVだけで月30万円という金額を稼ぎ、一般的なPV数の比例からして30倍の売り上げを誇っている人もいる。

別にどちらが正解というわけではありませんが、アクセス数やPV数だけを追うのはあまり得策ではありません。

1万PV以下の少ないアクセス数ならなおさらですね。

それであれば、1PVあたりの単価を高める施策をした方がよっぽど上策です。