やる気、元気、いわき。
ども。
多分これって、若い子には、「何それ。美味しいの?」なんて言われかねないと思います。笑
僕らの起業家仲間の間には、本当に色んな生徒さんだったり、教え子さんがいらっしゃいます。
そこでよく耳にするのが、「本気で人生変えたいです」
そんなお言葉。
でも大半の生徒さん達が、人生を変える事は出来ません。
それを仲間内で原因を話し合っていました。
そして本気で人生を変えたいと願っていても変わらない、その理由がわかりました。
それの理由が、冒頭でお伝えした、【やる気、本気、いわき】です。
どういうこっちゃ。って。
思うと思いますが、案外冗談ではありません。
社長から言われた一言がぼくを変えた
僕が会社員時代、営業マンとして働いていた時期があります。
僕のメルマガを読んで下さって長い方は「あの時の時代か」って一目に分かる方も居ると思いますが、そう、あの時代です。
営業マンとは、成績を取って来れなければ、人間以下。
奴隷の様な扱いを受けます。
使えない。
死ね。
帰ってくるな。
当然人格を無視して、精神的に追い込んでくるのが、当時の会社の形態。
労働時間も、労働基準法なんて合ってない様な物。
14時間労働が毎日でした。
だから上司が、9時から5時までが働く時間で、「5時に家に帰れたら、やる事なんてなくて、逆に困っちゃうよなぁ。」
そんな会社に洗脳された人にしか出ない様な言葉を、ポロッと吐いたのがとても印象的だったのを覚えています。
その会社にいた僕は、当時副業なんて知らないし、雇われずに個人で生きていく術なんて、全く知りませんでした。
だから、なんとかして、会社で成績を残すしか無かった。
いくら肉体を酷使しても、会社にいくら搾取されようとも、それしか生きる術が分からなかったから。
そんな時に僕は、恩師に出会います。
その方は、会社を経営している人なのですが、営業代行の会社を経営していて、僕に色んな事を教えてくれました。
社長の家に泊めてもらった事も、一度や二度ではないし、社長の家から会社に出勤する事もしばしば。
ご飯をおごってもらったり、年末一緒に年を越したり、
お兄ちゃんでもあり、
お父さんでもあり、
先輩でもあり、
友達でもある。
そんな人物でした。
その恩師に、営業マンとしての現状を相談している時、ある事を言われたんです。
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社長:ちゃんこまさぁ。
本気で成功したいって思ってる?
僕:思ってます。最低限、営業としてトップになりたいです。
社長:いや。思ってないよ。本心ではね。
僕:「え?」
社長:じゃあさ。
地元の駅でスカート履きながら、1年間踊ったら月100万円もらえるとしたやる?
僕:やります。それで成功出来るのなら。
社長:いや。やらないね。
人のやる気ってさ。段階があってね。
やる気、本気、死ぬ気って3つの段階があるのね。
君は今、本気ではあるんだけど、死ぬ気じゃないんだよ。
死ぬ気で何かに取り組まないと人生は絶対に変わらない。
俺の所にくる新入社員も、本気で人生変えたいですって何人も人がやってくるんだけど、ほとんどが変わらない。
それは死ぬ気で変わろうとしていないから。
これまで何十年とぬるま湯に浸かった人が、人生って大きな物を変えようとしたときに、「本気」程度で変わる程人生は甘く無い。
死ぬ気で変えるんだ。
って気概があって初めて、人生って変わって行くんだよ。
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恩師から、そんな話をされました。
確かに、今思い返すと、僕は死ぬ気ではなく、ただ単に本気と思い込んでいただけでした。
やる気があるだけじゃ、人生変わらない
地元の駅でスカートを履く事で人生が変えられたとしても、
「恥ずかしい」
「かっこ悪い事はしたく無い」
「そんな事で人生変えたくない」
なりふり、意味も無いプライドを背負い込んで、やる事は絶対にしなかったでしょう。
でもそんな気持ちで、変えられるほど人生は甘く無い。
そんな事を、痛感した夜でした。
その日から、「ぜってぇに会社のコイツら見返す」
「ぜってぇに会社に雇われずに1人で生きていくわ!!」
そう死ぬ気で、仕事をし始めました。
そっからです。
僕がトップセールスマンになる事が出来たのは。
そして、そのおかげで今では、独立して会社に雇われる必要が無くなり、好きなことを仕事にする人生を歩む事が出来ています。
(そんな贅沢思考も無いしね。笑)
それも全て、あの時恩師に掛けてもらった
「死ぬ気で人生変える気ある?」
そんな一言からでした。
人生を変えた仲間に共通していたこと
そして、起業家仲間と、人生を変えたいと言いながらも、結局変える事が出来ない人の原因は、「もうそこでしか無いよね」
って事で、原因が明確になりました。
営業会社の社長である恩師とのエピソードをぼくが打ち明けたとき、それはぼくの中での持論に過ぎないと思っていました。
しかし、起業家の友人達がこぞって「おれにもそんな時代があった」とふしぶしにつぶやくんです。
1人は、音楽業界にいて全く飯が食べれなかった時期。
歯を食いしばって業界のタブーを破らない様にいたが、どうしても屈辱的な一言を言われ「死ぬ気で人生を変えて、コイツを見返してやろうと」思ったと。
1人は、映像業界にてADとしてブラック産業を渡り歩いて来た時期。
テレビ局や制作会社のADは、「とにかく動かせ!じゃないとADが寝ちまう!」という文句があるぐらいに、睡眠が取れない業界。
そんなブラック企業の中で行きて行くことに勝ちを見いだせずに「死ぬ気で人生を変えようと」
1人は、ぼくと同じくサラリーマンとして働いていた時期。
特になに不自由ない待遇で、会社自体には文句はなかったけど、「たった一度の人生、このまま生きていていいのか?」と奮起して起業した人。
起業家それぞれが、それぞれの時期で、本気の更に上「死ぬ気で変えてやるんだ」と思い、努力した時期があることがわかりました。
またぼくが、本気以上の死ぬ気で人生を変えようと決断した時期、膨大な本を読んでいました。
それこそ1ヶ月ほどで100冊以上はくだらないと思います。
そこでわかったのは、何もぼくたちの周りだから、固定した解答が出たわけではなく、どの分野の人でもその時期があることがわかりました。
例えば、ITバブルの火付け役、ホリエモン。
ITバブルの波に乗り、いかにも簡単そうに人生が好転した様にメディアでは取り上げられますが、大学生時代に起業しています。
その時、会社で常に寝泊まりしていて、何日も家に帰らず、髪も切らず、ずっとパソコンに向かいプログラミングを組んでいたと語っています。
またソフトバンクの孫正義。
孫正義といえば、天才で才能あふれる人物像。
ただ彼も高校生のとき、単身アメリカに渡り、1日3時間睡眠で病気を患っていたときでも、毎日勉強していました。曰く、「勉強が学生の本分だから」と。
当時の夢は「両目できちんと料理をみて食べてみたい」ことが夢と語っていることから、常に勉強していたことがわかります。
ここまで大企業や有名人にならなくても、本気で人生を変えた人だれしもに、共通していることでした。
終わりに
やる気、元気、いわき。
ならぬ、
やる気、本気、死ぬ気。
一度でも死ぬ気になってみて初めて人生が少しずつ変わり始めます。
一度で良いから、あの時死ぬ気で努力してよかったなって本当に思います。
何かをなし得る時に、底力が断然違いますから。
本当に何か人生を変えたいのなら、やる気程度で望まない事をおすすめします。
死ぬ気になって始めて、人生は前進しますから。