先日のやりすぎ都市伝説見ました?
都市伝説が好きな方なので、予定も無くして、始めから最後まで、全力で見てました。笑
先日メルマガでお伝えした通り物×ITがどんどん進んで行く。
そんな内容をMr.都市伝説、関が言ってましたね。
めちゃくちゃ驚いたのが、アメリカに実際にあるAmazon,GOという店鋪。
これはヤバい。
一般的には、「買い物の仕方が便利になったお店」
そんな風に思われがちですが、ぼくがやり過ぎ都市伝説で感じたAmazon,GOのヤバさは「マーケティングが最先端」というところにスゴさを感じました。
最先端のスーパー「Amazon,GO」
Amazon,GOというお店は、Amazonがやっている店で、店員もいなければ、警備員もいない、完全無人のスーパーみたいなもの。
アカウントを取得すれば、だれでも入れ、触ったもの持っているものこれらから、アカウント情報を読み込むので、レジも必要なく、欲しいものをバックの中に入れて店を出れば、それでお会計がすでに済んでるシステム。
完璧にキャッシュレス化が進んでいるというお店がAmazon,GOでした。
すげぇ便利すぎる。
んで。
ぼくがヤバいと思ったのは、Amazon,GOのデータの取り方。
言わばマーケティング的に、最先端で全く無駄のないシステムがAmazon,GOだと思いました。
財布もいらず、お会計をする必要も無いので、皆、気軽にAmazon,GOを利用します。
で、気になった商品は手に取って買うか買わないか吟味する。
気に入ったら買う。
一見すると普通の消費行動ですが、Amazon,GOの場合違います。
Amazon,GOは、カプセルに商品が入っていて、手に取った瞬間に、「だれがどの商品を手に取ったか」が分かるようになっています。
今までは、「だれが何を購入したのか」
このデータを取ることしか出来ませんでした。
でもこのデータこと、マーケティングでは欠かすことが出来ない情報だった訳です。
このデータに合わせて、陳列する商品を変えているんですね。
コンビニなんかは、その興味性に合わせて、陳列する商品を細かく変えています。
同じセブンイレブンといえど、中身は全く違うお店なんです。
結構如実に現れているのが雑誌。
成人男性が多い地域のコンビニは、ギャンブル雑誌、週刊誌が多く置いている様です。
反面女性が多く住んでいる地域は、ファッション雑誌が多く置いています。
だからやり過ぎ都市伝説に、話を合わせに行くと「女性雑誌」が多い地域のコンビニに済むと、変な犯罪に巻き込まれない。
そんな都市伝説さえあります。
要するに、データ、言わば情報が最も大切で、そのデータから読み取ったニーズに対応する様、お店側が色々工夫しているってことなんですね。
さらにコンビニ最大手のセブンイレブンは、どの立地にお店を出店するか。お客の流れはどんな流れか。
そのリサーチにものすごいお金をかけているので、お弁当屋の「ホットモット」は必ずセブンイレブンの近くにお店を出しているという都市伝説もありますよね。
まぁここまでは、リアルと都市伝説の境界線ですが、マクロミルなんかを見ていると、「データ」を調査して、それを元にマーケティングに活かす。
ってことはザラに行なわれいて、間違いなく大切な数字ということに違いはありません。
Googleは「人間が何に興味があるのか」を知る為に開発された
Googleなんかも、「人間が何に興味を持っているか知るため」開発された。
なんて言われることがあるぐらい、重要なものがデータ、情報です。
セブンイレブンのポイントカード、ナナコ。
これは個人情報を取得して、その人が何を買ったのか。
これをデータかする為に、ポイントという先行投資をしてデータを集める為のツールというのは、有名な話。
ただ、今まで、取れなかった唯一のデータ。
それが「興味があるけど買わなかったもの」でした。
そして、この部分の割合が実は一番大きい分母を占めていた。
でも、買わなかったのだから、データの取り様がない。
それをAmazon,GOでは、手に取った段階で、カプセルが認証するので、「だれがどれに興味を示したのか。」これが分かるようになっていて、「興味があるけど、買わなかったもの」という珠玉のデータを、取ることが出来るようになったんです。
興味があるけれど買わなかったもの。
これを知ることが出来れば、なぜ買わなかったのか。
その情報を把握することが出来ます。
そして、なぜ買わなかったのかが分かれば、「いかにして購入に結びつけられるのか」
これを分解することが出来ます。
そして興味があることが分かれば、新しい商品を開発する際に、非常に大切なデータを取ることが出来ます。
それが無料で、システムの中に組み込まれている。
どんどんと価値ある生身のデータが集まる。
それがAmazon,GOがマーケティング最先端なショップだと思う理由です。
今中国では、環境問題が深刻で、「自転車を普及させる運動」が活発だそうです。
そこで自転車をリースするサービスがあります。
ただ自転車を貸すだけでは1回100円ぐらいの値段。
100円しか儲からないので、自転車のリースという商売では儲からないのが現状でした。
しかし、自転車を貸すことが本来の目的ではないんです。
自転車を貸すことで、自由に乗り降り出来て、自転車を乗り捨てた場所=人が行きたがった場所を知ることが出来ます。
人が興味のある場所やお店をデータ化して、会社に売り込むことが、その自転車リース会社の目的だったんです。
まさに情報、データの大切さを説いたビジネスモデルでした。
終わりに
便利で買い物しやすいお店。
それがAmazon,GOに抱く、大半の意見ですが、裏を返すと、マーケティング的に、パーフェクトとな戦略が組まれているように思いました。
Amazonはヤバいなと。笑
やっぱ自分でビジネスをやっているから、ある意味職業病なんですかね。
でも未来のテクノロジーに胸がワクワクするのは、ぼくだけじゃないはず。
子供の頃に、新しいおもちゃを買ってもらえた様な気持ちにさせてくれます。
これからのテクノロジーの発展が楽しみですね。
編集後記
先々月ぐらいから、ずっとアクセスに対しての、コンバーションをテストしていました。
約2ヶ月ぐらい。
それでもなかなか数字は上がらずに、どうしたもんかなぁ〜?
なんてのらりくらりテストを繰り返していました。
先々月が3,38%。
先月が3,59%みたいな。
0,2%ぐらいしか変わらず、テストとして最適じゃないかもしれないけど、やっぱり好転させて行くには、数を失敗するしか無いというのがぼくの持論なので、1日1回、配置を変えて計30〜60回ほどテストを繰り返していました。
(本来であれば、もう少し時間を立てた方が正確な数字が出ます)
マーケッターって結構かっこいいイメージが先行しがちですが、本物のマーケッターは、テスト&テストの繰り返しで、結構地味な作業の連続。
でも、その地味な作業の連続が、大きな結果をもたらしてくれると信じています。
芸能人やスポーツ選手なんかも、派手やかな生活をイメージしがちですが、サッカー日本代表の内田が「本来のサッカー選手の生活は地味」
と言っていたのが、めちゃくちゃ印象的でした。
(やっぱそうだよなぁ〜って。ケガから復帰して頑張ってほしい選手の1人です)
そんな最中、30〜60回以上テストを繰り返して来て、0,2%の結果しか出なかったのが、ある一文を継ぎ足した結果、5,7%という数字を叩き出しました。
今までは0,2%しか上がらなかったのが、1回の1文で2,2%も向上。
これは本当にデカいことでした。
まだ時間を使ったテストをしていないので、正確な数字ではないですが、1週間程度様子を見てるかぎり、安定的なので、かなり上手くいった結果だと思います。
そこから気付いたのが、やっぱり、地道な作業の大切さでした。
せどりとか、副業とか、全てがそうなんですけど、やっぱり派手やかな生活、派手やかな報酬。
これを夢見て、この世界に参入してくる。
だけど、中身を見てみると、実は地味な作業の連続。
何か革新的なことをやっている訳じゃなくって、だれでも出来ることをただひたすらに繰り返しているだけ。
せどりなら、ただひたすらにリサーチをしている。
全く派手やかさはありません。
だけど、その地味な作業が、全くの無駄だったかといえば、ぼくはそうは思いません。
実際に何度もテストをしていなければ、0,2%から2,2%も(10倍以上の成果)上げることは出来なかったと思います。
子供の頃の自転車の運転も、乗れないときから、乗れるようになったとき。
「何が変わった?」
そう聞かれると、何が劇的に変わったかは分からない。
言うなれば、「練習してコツを掴んだ」
これしか、言うことが出来ません。
じゃあコツを掴むには?
そう聞かれるとやっぱり、地道な練習でしかなかった訳です。
コツコツやっていくこと。
これに関しては、あまり楽しみは無いかもしれない。
だけど、ある時を気に、こつこつとやっていることが、ドカンと花開くことがある。
でも多くは、花開く前に疲れてしまう。
それはあまりにも、理想と現実とが離れてしまっているから。
ぼくもマーケッターってかっこ良く何でも答えを知っている存在だと思っていた。
でも実はそうじゃなくって、好転させるアイデアと、数をこなす失敗数。
これをしているのがマーケッターということを最近理解出来ました。
でもそれはそれで、職人気質でかっこいい。
副業とかせどりとかって、ある意味、地味な作業の連続ですが、その地味な作業以上に大切なことはないって思います。