資格をとってもお金を稼げる訳じゃない。膨大な時間を資格取得に費やした奴の末路。

昨日の過去記事で、正しい環境に身を置く事の大切さをお伝えしました。

 

間違った方向にいくら頑張っても、プラスに進む事は無く、逆方向に全速力で進んでしまう。

それをしない為に間違いを正してくれる環境。

また、最初から正しいやり方を教えてくれる環境。

これら総じて環境の大切さ。

ネットビジネスでお金を稼ぐのには一番大切な物です。

 

 

すると昨日読者さんから、面白いメッセージを頂きました。

それが「間違った環境とはどんな環境を言うのでしょうか。」と言う質問でした。

 

これはあんまり言った事は無いんですが、僕が学生の頃、司法書士になる為に法律の勉強をしていた事があるんです。

学生だった当時、資格=万能な物

今考えると的外れな価値観があったので、社会を生き抜いて行くには何か強い武器が欲しい/

将来食いっ逸れが無い様に、資格を取っといた方が良い。

お金を稼ぐには資格が必須だ。

そんな風に思っていました。

 

最初は国家資格である弁護士資格を取ろうかと思ったんですが、資格制度が変わり、法学部の大学出身じゃないと司法試験を受けられない事を知り、司法書士に変更しました。

ただ、法律に興味が合った訳でもなく、難しい資格=需要がある資格。

ただ単にこれが理由でした。

 

司法書士を受けるからと言って、特段に頭が言い訳でもなく、高校時代では赤点で留年ギリギリの成績。

 

 

 

一方、弁護士になる為の資格である司法試験よりも司法書士試験は難易度は劣る物の、合格率は受験者のうち10%未満と言う合格率。

無謀ではある事は百も承知でしたが、これから社会の荒波に揉まれて行くとき、荒波に捕まっていられる「何か」が欲しかった。

耐えられぬこの先の将来の不安に光明となる物が欲しかった。

それが理由で、司法書士を取ろうとしたんです。

 

ここでドラマやキレイな小説なんかでは、合格して晴れてハッピーエンド。

なんて結末があると良いのかもしれませんが、リアルな真実は、受かる事も当然なく、儚き夢に終わりました。

これが真実でリアルな結末です。

 

当時はなんで受からなかったのか、全く分かりませんでしたが、今になって原因は一つしかなかったとその時を思い出すと感じます。

当時、両親が営んでいる小さな美容室は借金がかさみ、ボロボロの状態。

大学の学費もままならない状態。

奨学金も満額借りて、親戚中から僕の学費の為にお金を借りている状態です。

返す当ても無いのに。

 

 

ありがたい気持ちと、申し訳ない気持ちが常に同居していて、心がぐちゃぐちゃな状態でした。

(だからこそ、資格と言う安心を欲しがったのかもしれません。)

親に心配はかけられない。

そんな思いから、司法書士の勉強は全て独学で始めました。

今考えると司法書士の試験に落ちた原因は全てこれでした。

 

お金もない。

法律の知識も無い。

司法書士の試験で何が出るか分からない。

そんな状況の中、なんとか独学で事を成そうとして、図書館で手当たり次第、法律の本を読みあさりました。

 

法律初心者入門という本だったり、六法全書をぱらぱらめくってみたり。

ご近所トラブルの法律上の対処法など。

それこそ、学校が終わった後8時間以上、本を読みあさっていたと思います。

勉強が得意なタイプではなく、それまで全然机にも座った事がなかったので、ストレスと退屈さとで、精神的におかしくなりそうでした。

しかし、そこまで勉強したのに、試験が終わった頃に気付いたのは、司法書士の試験に出るテスト範囲と、ご近所トラブルの法律事例とでは、全く持って知識の範囲が違うと言う事でした。

 

隣の家から木が伸びて自分の家にまで入って来ている。

その場合隣の家の人に、木を切ってもらえる。

マルかバツか?

そんな物はどうだってよかったんです。

 

司法書士とは、主に会社登記や不動産登記、遺産相続上の登記等、法律関係の書類をまとめる仕事。

多少なり民法や刑法を知っておかなければならない物の僕が思っている法律家とはイメージが全然異なりました。

つまり、全く意味のない事を勉強していたんです。

 

また、その事を教えてくれる、間違いを正してくれる、存在も全てが独学なのでありませんでした。

毎日8時間、約10ヶ月以上もの時間をどぶに捨てる結果となりました。

その時、独学の怖さを肌で痛感しました。

これほどまでに人生を掛けて勉強したのにも関わらず、何にも身にならなかった。

落ちてしまった。

 

その結果を突きつけられたとき、体の大きい僕でしたが、周りをはばからず、泣いて泣いて泣きじゃくりました。

力不足でふがいなさ過ぎて。

 

 

これは後々知った事でしたが、国家資格である司法書士の資格をとっても、食いっ逸れる事無く、お金を稼いでいる人は30%未満。

弁護士資格を持っていれば、食うに困らない時代は終わり、弁護士でも薄給でなかなかお金を稼ぐ事は難しく、血眼になって働いているケースが大半。

そんな弁護士、司法書士のリアルな現状をニュースで知りました。

 

資格=安定。

そんな時代は終わってしまったんだ。

そのときに将来が真っ暗になったのを覚えています。

 

これから社会の荒波に揉まれて行く時、何を頼りに、何を掴んで、波に呑まれない様にすれば良いのか。

どうやったらお金を稼げて、将来の生活が楽になるのか。

何もかもが分からなくなりました。

 

そこから両親の営んでいる美容師が火だるまになり倒産。

親父は自己破産。

家を売り払い、家族共々新しい住居を探し始めました。

家族団らんをする家を探すのではなく、生きるための家を探す為に。

 

当然、学生で居られるような甘い環境ではなくなったので、就職する事に。

そこがあられもないブラック企業で更に心身共にぼろぼろな状態に。

ここらへんのブラック企業での生活は、何度もこのブログでお伝えしていると思います。

 

そんな経験から資格という雑草の様な安心ではなく、「自分自身で稼げる」事という大木の様に安心出来る、本当の資格を探し始めたんです。

それが僕で言う、ネットでのビジネスの世界でした。

ネットが普及していない、一昔前の世界なら僕もろとも復活出来ていなかったと思います。

 

 

個人で好きに稼ぐ事は出来ず、生きる=社会で身を粉にする事だけが生きるすべだったから。

本当にネットビジネスが合って助けられた人生です。

独学で進む事は司法書士の試験にある通り、試験に出ない意味の無い事を学んでしまう危険性があると痛いほど学んでいたので、ネットビジネスでは、お金を払ってでも教えを請いました。

それがネットビジネスにおいて最短で結果を出せた理由ですし、最短で結果を出すには一番正しい環境だと知っていたからです。

 

ネットビジネスで副業7選。初心者が一番稼ぎやすいのはこれだ!

こちらの記事で、副業で取り組むネットビジネスで一番初心者に向いているビジネスを紹介しています。是非参考に。

 

塾や講座などはお金がないし、もったいない。

そう思って独学で取り組み始めた司法書士の勉強でしたが、試験に必要な勉強かが分からない不安。

落ちてしまった経験。

無駄にした時間。

 

仮に単価の一番低いバイトを無駄だった勉強時間にあてたとすると、時給1000円で1日8時間=日給8000円。

1日8000円×週5=4万円。

4万円×月4週=16万円。

16万円×10ヶ月で160万円分の時間を損した計算です。

 

無料や独学、楽な方にこだわった結果、160万円分を損していたことに今更ながら気付きました。

時間とはそれぐらい大きく大切な物です。

160万円分を守ると言う意味でもそれほどに環境と言うのは大切になってくるとそのとき知りました。

 

 

正しい環境の定義とは、過去記事に前出した通りですが、質問にあった「間違った環境」を、ひとえにまとめるのは難しいですが、僕の失敗談に合ったような環境の事だと思います。

全く見当違いな試験範囲を勉強し、試験に出ない分までインプットする。

結果的に試験に落ち、バイト計算ででも160万円分の時間を損する。

どぶに捨てる。

 

資格を取る事が趣味な人も居ますので、資格取得の為の勉強が目的なら、全然良いと思います。

しかし何を目的にするか。

そして目的の本当に意図する事は何なのか。

これによって正しい環境は変わります。

間違った環境も変わります。

 

勉強に費やした1600時間もの大切な人生を無駄にしたく無いのなら、もう一度環境を見直してみると良いと思います。

それぐらい今後の成功に大きく関わってくる大切なことです。

是非、僕の様にあなたの大切な時間を無駄にしない様にして下さい。