今日は「成功するには環境を変えろ」ということに関して、ちょっと面白い話と役に立つ話をしたいなと思います。
先日youtubeを見ていたときのこと。
ドキュメンタリー番組がそこではやっていて、「人類誕生の歴史」を取り扱ったタイトルでした。
ボクたち人間は、「ホモサピエンス」という種族のほ乳類ですが、実はホモサピエンスになるまでの過程で、ボクたちのような人間が20種類ほど居たそうです。
でも残念ながら、その全てが絶滅し、生き残ったのが、ボクたちホモサピエンス。
じゃあ、一番古い、人間の祖先は何なのか。
それがだれもが習ったことがある「アウストラロピテクス」です。
そのドキュメンタリー番組では、アウストラロピテクスからいかにボクたちホモサピエンスに進化を遂げて行ったのかを追った番組でした。
実は人間の祖先、アウストラロピテクスから直接ホモサピエンスになったのではなく、20種類以上の進化を遂げて、ボクたちホモサピエンスに進化を遂げているそうです。
このときは、今のようなヒトではなく、知能も発達しておらず、ヒエラルキーの中でも、下の方だった様です。
ヒトになる為の一番最初の進化
肉食獣に襲われ、逃げるようにして死肉をあさったりしていた時代。
そのアウストラロピテクスから進化を遂げた種族は2種類いるそうで、地盤が変化し、アフリカ大陸が乾燥地帯になったことから、「食糧難」が発生し、2種類の食べ物を取る種族に分かれて行きました。
1つの種族は、葉の根っこに埋まる球根のような物を食べる種族。
1つの種族は、動物を狩りし、肉を食べる種族。
この2つの種族に分かれて行きましたが、生き残ったのは、「肉を食べる種族」でした。
肉は高エネルギー源であり、栄養素の高い食物を食べることによって、「脳」が発達し、ドンドン賢くなって行った。
一方で枯れた乾燥地帯の食物では十分な栄養が確保出来ず、脳が進化しなかったので、後にこの種族は絶滅してしまいます。
この肉を食べる種族が、食料を追い移動して行って、北京原人となったり、ジャワ原人となったりしている訳です。
最後まで残っていたホモサピエンスと○○人
この肉を食べる種族が、後のホモサピエンスに繋がる訳ですが、最後に残ったホモサピエンスと、もう1つの種族が、最後まで生き残って、生存競争を生き抜いてたそうです。
それが「ネアンデルタール人」
もし仮にネアンデルタール人が、生きていたとしたら、ヒトの友達が2種類居る時代になっていたでしょう。
でも残念ながら、ネアンデルタール人は絶滅してしまった訳でした。
ボクがこのドキュメンタリーが一番面白いと思った部分がネアンデルタール人とホモサピエンスを分けた決定的な違いでした
一方は絶滅してしまい、一方はその後ヒエラルキーの頂点に立ち数百年と生きながらえる種族になった。
なぜ、ネアンデルタール人は絶滅したのか
ネアンデルタール人とホモサピエンスとでは、ほとんど脳の構造は変わらないそうです。知能もヒトとほぼ同じぐらい発達していて、その証拠に、「埋葬」という文化があったり、土器を役割毎に作っていたことが、考古学から明らかになっています。
ほとんど変わらないホモサピエンスとネアンデルタール人。
では、何が違いを分けたのか。
それが微妙な違いではあるのですが、「骨格」が違ったそうなんです。
ネアンデルタール人とホモサピエンスとの頭蓋骨を観察してみると、少しだけ上あごの骨に
違いがあるそうで、ホモサピエンスの方が、上あごの空洞が大きいらしいのです。
ネアンデルタール人の方が、空洞が小さく、平坦な上あごをしている。
さらに、喉仏の位置もネアンデルタール人は上に上がり、ホモサピエンスは下に下がっている。
本当に微妙な「骨格の違い」がある訳です。
じゃあ、この骨格は何を表すのか。
それは、「言葉を操れたかどうか」
上あごに空洞がなく、喉仏が上になるネアンデルタール人は、母音をうまく発音することが出来ず、コミュニケーションを取ることが難しかったのだと。
一方でホモサピエンスは、上あごに空洞があり、喉仏が下に下がった骨格なので、自由に音=言葉を発することができた。
当時の環境では、食料を取ることは困難なことで、ヒトサイズの動物は、1人ではそこまで強くない。
だからこそ、皆集団で狩りをする必要があった。
そんなときに、密に細かいコミニュケーションを取れたホモサピエンスと、細かいコミニュケーションが取れないネアンデルタール人とが分かれてしまった。
それが今日まで生き残れているか否か。
決定的な違いだったそうです。
成功する為には環境を変えろ。そのだれも知らない秘密とは。
これまで生物というのは、地球という環境に合わせて、色々と進化して来ました。
地殻変動。
温暖化。
氷河期。
環境が変わり生きる術が変われば、身体や能力を変えて、生き延びる。
それは初めて肉を食し、脳を発達させて行ったように。
そうしてボクたちは、あらゆる変化に対応して来たからこそ、
ココまで残って来たんです。
つまり裏を返せば、「環境が変われば、自分が変われる」
ということを表しているということ。
だからよく、「変わりたければ、環境を変えるのが一番早い」と言われるのです。
環境が変われば、順応して生きて行くために、「成長」するしかなくなくなるからですね。
更にボクなりに付け加えれば、「これまで生存競争を生き抜いて来たボクたちが、ちょっとやそっとの環境の変化に対応出来ないはずがない」
ということ。
肉食獣の捕獲され、食料は死肉をあさる。
そんなヒエラルキーの底辺からスタートしたボクたち人間の祖先。
でも頭を使い、肉食獣に比べ、貧弱な力をなんとか工夫して、上に上がって来ました。
そんなボクたちが、多少の環境の変化で、死ぬ訳がない。
出来ない訳がない。
地球の自然という最大の困難にも対応して来た訳ですから、「優先順位を変える」ぐらいの変化に対応出来ないはずがないんです。
終わりに
環境を変えるとは、「強制的に自分を追い込む術」です。
これを上手く使わないのはもったいない。
そしてボクが一番言いたいのは、あらゆる変化に対応して来て、どんな困難であっても、「生き延びる」と生存して来たのが、ボクたちヒトという人種ということ。
ぜひ、「環境」という一番の先生を上手く使いこなしてもらえれば、自ずと成長して行くと思います。
それでは。