無料のメルマガ配信スタンドの最大手まぐまぐ。
メルマガアフィリエイトやりたいから、無料でできるからまぐまぐからでも始めて見ようかなって、考える人って多いと思うんです。
なんせボクも一番始めはまぐまぐから始めた身ですから。
もちろん趣味でメルマガを発行したいのなら、まぐまぐでも全然問題はない。
だけど、きちんとメルマガを始めて稼いで行きたいのなら、絶対にまぐまぐはおすすめしません。
断言しておく。辞めておけって。
なぜ、まぐまぐがメルマガの中でおすすめできないのか。
それをボクが利用して来た実体験からお伝えできればと思います。
そもそもまぐまぐってなによ?
そもそもまぐまぐってなに?
そう思う方もいるかもしれませんので、一応カンタンなまぐまぐの紹介を。
まあ、概要的な話とか、見た目とかはWikipediaでも、まぐまぐ公式サイトでも見てれば分かることなので、そんなありきたりな話は辞めておきます。
そうではなく、ネットビジネスの経験者からみた「まぐまぐ」ってどういう印象なのか。
このまぐまぐの説明の仕方の方が、より斜めから見た視点でまぐまぐを理解できると思うので、メルマガアフィリエイトしかり、ネットビジネスしかり、それぞれの経験者からみたまぐまぐってなによ?ということを伝えて行こうかと。
無料で始められるメルマガサービスで到達率も良い
まぐまぐって言わば、無料メルマガ配信スタンドの最大手。
審査はあるものの、カンタンに通りやすくって、無料なのにも関わらずかなり到達率がいいと噂のメルマガ配信スタンド。
それがまぐまぐです。
Wikipediaなんかには、まぐまぐの到達率なんかは書いていないので、こういうポイントは経験者だから分かると思うんですが、無料の割には到達率は良い印象でしたね。
まあ、まぐまぐを使ってた当時って、そこまで読者数も多くなかったし、リストが増えて行ったときに到達率が落ちるのかは検証できていませんが、少人数にはかなり届くんじゃないかな?って印象でした。
そして大半のメルマガ配信スタンドでは、有料だったり月額料金がかかって来たりするんで、初心者時代にネックになってくるのが「月額料金」だったりする。
それがまぐまぐでは無料で利用できるので、「初心者だからまぐまぐから始めて見ようかな?」って人が多いんだと思います。
カンタンに言っちゃえば、無料で出来るし、無料の割に到達率良いし、有名人なんかもやっているので知名度も高い。
それがネットビジネス経験者からみた、まぐまぐの印象です。
ここまで来ると、悪いとこなくね?
そんな印象を感じると思います。
うん。
確かに悪いところは今のところない。
だから冒頭に伝えた通り、「趣味」の範囲でやるなら申し分ない物だと思います。
でも、きちんとビジネスとしてやりたい場合や、しっかりとメルマガで稼いで行きたい場合には、見逃せないポイントがまぐまぐにはないんです。
だから「絶対に辞めておきな」って言う結論を出したんですね。
まぐまぐを実際に使ってみた
これはボクがネットビジネス初心者の頃。
ある程度ネットで稼いだという実績も出来て来たので、有益な情報を発信できると思って、メルマガを開始しようとしていました。
そこで、気になるのはやっぱり月額料金。
月々固定でお金がかかってくるのは、まだメルマガで稼げていないのに大丈夫だろうか?って心配事があったんで、有料メルマガスタンドは抵抗が合った訳でした。
そこで選んだのが、上記のまぐまぐ。
「無料で出来るし、有名人な人も使っているし、まぐまぐを使ってみて稼げる実感が出来たら有料のメルマガスタンドに移行しよう」
そんな風に思っていました。
そしてまぐまぐに登録し、メルマガを開設。
審査も無事通り、見事まぐまぐを利用できる環境になりました。
当然、メルマガを始めるには「読者」が必要なので、色んな方法を駆使してみると、徐々に読者が集まって来ました。
んで、いざメルマガを送信。
すると、驚くことが起こったんです。
まぐまぐを利用しないという決断をした理由
実際にまぐまぐを利用してメルマガを配信すると、メルマガのタイトルに「名前 mag2 0089879」見たいな感じで、よくわからん記号みたいなのが付くんです。
これはいわゆる広告で、まぐまぐのメルマガを利用していますよ!っていうシグナル。
無料で使えるからこそ、配信するメルマガに広告を付けての利用者を増やそう。
そんな理由から、名前の部分に「mag」という文字が付け加えられるんですね。
まあまあ。
それは無料で使わせてもらっている身だから仕方ない。
そう思っていた訳ですが、もっと重要な問題点がまぐまぐには山積みなことに気付きます。
強者の戦略である
何がまぐまぐに関して問題だったのか。
そもそも無料配信スタンドであるまぐまぐには、「ステップメール」という機能がついていません。
多分メルマガアフィリエイトで稼ぎたいって思っている大半の人が、ステップメールでの自動化ってところを目指しているんじゃないかと思います。
当然ボクも自動化を進めて行きたいと思っていました。
まぐまぐにはステップメールの機能が付いていないので、その都度送信するメールの文章を毎日書いていかないと行けない訳です。
つまり、メルマガアフィリエイトの一番の魅力である自動化ということが、まぐまぐでは出来ないということ。
そしてステップメール機能がついていないことは、更なる障害をもたらします。
相当な熟練者じゃないと一発で決まらない
自動化において必須機能であるステップメール。
ここで「ステップメールは自動化するためだけの機能」。
そう誤解している人も多いですが、全然違います。
実はステップメールがもたらしてくれる恩恵っていうのは自動化だけにはとどまりません。
いや、自動化だけのためにステップメールを使うのは結果論であって、それ以外のためにステップメールを利用することが、本当の意味でのステップメールの利用価値に当たる訳です。
それが価値観の共有。
自分はこう思っている。自分はこうだ。
ものごとを考える基盤となっているのがいわゆる「価値観」ですが、この人いい!とかこの人のことが好き!って思えるのは、どこかで価値観が繋がっているからです。
逆に、好感を持てない人や、なんかイヤだなって思うのは、価値観が好きじゃない、と繋がっていないからです。
ステップメールにおいて、毎日送ることで、価値観を共有できるから、「この人から買いたい」と思ってもらえる訳です。
逆に昨日今日合った人がおすすめする物なんて、絶対に買わない訳です。
つまりステップメールがないまぐまぐでは、価値観を共有することができずに、常に一発勝負であり、強烈なオファーやセールススキルが必要なわけです。
それか、無料オファーという形で、広告メールを流すニュースメールみたいな役割でしか、成約しない訳ですね。
その辺は「メルマガ配信スタンド選びで無料をおすすめしない3つの理由」にも書いていますね。
相当な熟練者じゃないと決まらないというのは、強烈なオファーやハンパないセールスを持ち合わせる人でないと無理な話であり、無料オファーでニュースメールだけで稼いで行くには、相当な母体が必要になる訳です。
だからまぐまぐは、「強者の戦略」でしか利用できない、配信スタンドということ。
読者が数十万単位ぐらいいるなら、無料オファー流すだけで大きく稼げるかもしれませんが、母体が少なく読者もいないのなら、一人一人の関係をきっちり構築する必要があるわけです。
その為には、その日その日付き合いでは深い関係にはなれないので、ステップメールで徐々に勝ち提供して行きながら、あなたのことを信用してもらって行く必要があり、それが弱者の戦い方で、少ない読者の中で稼いで行く唯一の方法です。
そんなことを感じたので、まぐまぐを使うことを、早期に辞める決断をした。
ということでした。
趣味程度でメルマガを始めたいという方は、まぐまぐでも良いと思いますが、きちんとビジネスとして稼いで行きたいのなら、まぐまぐは辞めておけ。と言った理由はここにあります。
やっぱり無料には限界がある
んでね。
まぐまぐをやろうとしている人のほとんどは、「無料だから」っていう理由があると思うんですよね。
確かに無料でできるのであれば、無料で利用したいし、今すぐ稼げるかどうかっていうのはわからないわけだから、テストマーケティング的に導入する場合、お金が少ない方がいい。
そう思う気持ちはわかります。
ただ、数々のメルマガ配信スタンドを見てきましたが、無料で使える配信スタンドはまぐまぐ以外にあるにはあるけど、いづれも「欠陥」を兼ね備えているのが事実。
だから、無料っていうのにこだわると大きく痛い目を見ることになるのは、承知しておいた方がいいです。
ステップメールがない
じゃあその欠陥って何かっていうと、この記事でも触れた通りで「ステップメールがない」という部分。
まぐまぐを代表する、無料メルマガ配信スタンドは「ステップメール」がありません。
もうメルマガ配信スタンドを利用する意味って、このステップメールだといっても過言じゃないので、ステップメールがないっていうのは致命的欠陥としか言いようがない。
だから、そもそも候補には上がらないわけです。
利用者数に限界がある
あと無料で提供しているメルマガ配信スタンドで多いのは「100人まで無料」というような制限付き機能です。
結構見ている感じ、「メルマガ読者100人未満であれば無料」という配信スタンドを見受けたりしますね。
でもこれもかなりの欠陥であることは事実です。
というのも、メルマガ100人なんてすぐです。
まあ、当然新規登録者の推移によっても変わるんですが、僕なんて数日で終わってしまう。
そこから抜け落ちた読者はもう戻らないし、その時の機会損失を考えたら、めちゃくちゃ損をしているわけです。
「骨を切らせて肉を断つ」
まさにそんな感じ。
本質がごそっと抜け落ちているので、まあ残念な結果が目に見えてますね。
配信スタンドの引っ越しは相当めんどくさい
とはいえ、こういう風に欠陥を指摘しているのは、僕自身が痛い経験をしているからなんですよね。
当初伝えた通り「無料へのこだわり」っていうのは、僕自身も持っていました。
最初は無料ので探して、探していく中で、無料は絶対に無理だと悟り、そこから有料でも安いメルマガ配信スタンドを契約した。
安いのであれば、月1000円ちょっとでもあるので、そうした配信スタンドを見つける。
だけど、安かろう悪かろうで、機能的にであったり、到達率の問題であったり、かなりの弊害が出てくる。
安さとか値段で決めたばっかりに、これまで数々配信スタンドを引っ越ししてきました。
でね。
配信スタンドを引っ越しするって、ネットを探しても結構簡単そうに描かれます。
「リストをダウンロードして、新しい配信スタンドへ登録しなおせばすぐに終わる。だから、メルマガは試してみるべき」
そんな意見がちらほら見受けられる。
でもこれって、結局「LTVを最大化するステップメールを作っていない人」に共通することで、かなりの過ちです。
確かに日刊メルマガのように現在進行形で配信することに関しては、リストをダウンロードして移行すればすぐに引っ越しが完了する。
でもポイント付与から、属性によって振り分けるメルマガや、誘導リンクの再設置などを考えると、メルマガの配信スタンドを変えるってめちゃくちゃ労力のかかることなんですよね。
LTVを最大化するためには、属性によって配信する内容を変えなくちゃいけないし、ポイントの付与によっても配信する設定が変わってくる。
(ポイント付与機能は必須に近いほど必要)
つまり、メルマガ配信スタンドの引っ越しってめちゃくちゃコストのかかる仕事なんですよね。
僕自身はもう膨大な仕組みと、それを積み重ねたステップメールを構築しているので、今ある配信スタンドを変えることは、本当に特段なことがない限りしません。
僕の使っている配信スタンドが、最強だというつもりはないですが、それだけ積み重ねて構築してきたものを1から作り直すコストは費用対効果に合わないと考えるからです。
(別にメルマガ配信スタンドをアフィリするつもりはないので、広告的な意味では全くないです)
とすると、やはり最初から最後を見通して、「値段」でメルマガ配信スタンドを決めるというのは、あまりオススメできないってことは通告しておきます。
メルマガ配信スタンドを決める際に重要なこと
じゃあ、どういったメルマガ配信スタンドを使えばいいのか、また決めていけばいいのか。
その部分を伝えていくと。
ステップメール
まず第一に見るべきポイントは、ステップメール機能があるかどうか。
メルマガをやるための最大の利点は「ステップメール」にあるわけですから、この部分がきちんと機能として備わっているメルマガ配信スタンドを選ぶべきだと思いますね。
でまあ、有料のメルマガ配信スタンドにおいては、ほとんどの場合ステップメール機能は備わっているので、そこまで気にする必要はないと思うんですが、このステップメールで重要なのって「分岐」なんですよね。
この分岐の機能が多く備わっている方が、LTVを高められるため、おススメだったりします。
例えば、クリックしてくれた人に対してポイントを付与させて、一定以上のポイントがたまった読者にだけ特別に流すメールを設定できる、とかね。
こうすることで、よりアクティブなユーザーに対してセールスをかけることもできるし、サポートすることもできる。
一方で、冷え切った読者に対しては、再度温めなおすといった、セグメント別にアクションを取れるようになります。
しかもそれがステップメールにおいては「自動」でできることになるわけですね。
なので、ステップメールプラスアルファで「分岐方法」がどれだけあるのか、「分岐機能」がどれだけあるのかっていうところは見ておいた方がいいと思いますね。
独自ドメイン
あと気にする部分としては、メルマガ配信スタンドでは配信スタンド側がドメインを発行しているケースと、独自ドメインを取得できるケースとに分かれます。
これも結構大切だとされていて、独自ドメインの方が到達率が高かったりします。
仮に配信スタンド側のドメインを借りてメールを送る際に、悪質なユーザーがその配信スタンドのドメインを使ってメールを送っていくと、迷惑メール判定を食らいやすくなったりしてしまう。
そうすると、やっぱり到達率は下がってしまうので、独自ドメインを取得できる配信スタンドがあれば、そっちの方がおすすめではあります。
ステップメールよりかは重要度は下がりますが、それでも気にしておいた方がいいポイントです。
登録者数
あとはどれぐらい登録することができるのか。
ここも気にしておいた方がいいですね。
上記でも伝えた通りで、登録者数に応じて、料金が変わる配信スタンドがほとんどです。
ここは優越ということとして「比較」することで明確になりますが、やっぱり登録者数が多くても安い配信スタンドがあればそっちに越したことはない。
仮に登録者数1000人で1000円の配信スタンドと3000人で1000円の配信スタンドとでは、後者の方がコスパはいいわけです。
メルマガ初心者の人に1万とか3万とかの人数枠は必要ないかと思いますが、上記でも伝えた通り、メルマガ配信スタンド引っ越しはめちゃくちゃめんどくさいです。
なので、なるべく多くの人が登録でき配信できるようなキャパをある程度確保しておいた方がいいとは思いますね。
終わりに
この記事から分かるのは、自分のスタイルに合わせて配信スタンドを決めることが大事ってことですね。
母体やリストが多くあれば、薄いリストはまぐまぐで利用して、コア層は有料のメルマガで運営してっていう感じで分けることも出来ますし。
ただ読者が少ない段階や初心者のレベルでは、興味度によって分ける必要なんて全然ないし、そもそもリスト取得経路から考えて、濃い読者しか集まらない段階なので、きちんと一人一人との関係を持つために、有料メルマガを利用して進んだ方が間違いがないと思います。
最後にありきたりな言葉になって申し訳ないですが、やっぱり投資は大切だということだと思います。
現在使っているおすすめのメルマガは?っていうのは「メルマガ配信スタンドの大手3社を実際に使い徹底比較した結果。」に書いているので、メルマガ配信スタンドを決めかねている方は参考にしてみてください。