先日読者の方から、「右肩上がりに稼げると思い描いても、下方でウロウロしていて、売上げに伸び悩んでいます」
そんな悩みを頂きました。
まあ、これはビジネス的な伸び悩みな訳ですけど、どの業種、分野に置いても、「伸び悩んでいる時期から、一気に飛躍する瞬間」って同じなんですよね。
伸び悩んでいる時期って言うのは、いつまでも進歩しない状態で、苦しい状態に感じるんですけど、伸び悩んでいる時期からブレイクスルーした後から考えると、ほんのちょっとの違いで飛躍していることに気がつきます。
これを世間一般的には、「コツを掴んだ」というんでしょう。
これまでボクの人生を振り返ってみると、大きく2つの分野で伸び悩みを感じたことがありました。
それは、ビジネスでの売上げの伸び悩み。ベンチプレスの記録。
この2つでした。
でも今になって振り返ると、この2つの分野で伸び悩んでいたときから、乗り越えたときって、乗り越え方にある共通したことが見つかったんですよね。
ボクのこの2つの経験から、今伸び悩んでいる方が、コツを掴む共通したことが見えてくると思うので、ボクがコツを掴んでブレイクスルーした理由をお伝えしていこうかなと思います。
ベンチプレス100kgを目指すも上がらない
まず始めにボクが伸び悩んでいたのは、ベンチプレスでした。
筋トレをしている方なら分かると思いますが、ベンチプレス100kgというのは、初心者から中級者に行く為の「1つの壁」みたいなところがあります。
ただ、ボクは元々線が細くガリガリだったこともあり、ベンチプレスは40kgぐらいから始めました。
筋トレって最初始めた頃は、伸び悩むことなんて一切無くって、やったらやった分だけ伸びて行くのが筋トレ。
でも、70kgとか80kgぐらいに(自分の体重)達したときに、全然ベンチプレスの記録が伸びない、という壁にぶち当たります。
第一の壁:自分の体重
第二の壁:100kg
ベンチプレスではよくこんな風に言われますね。
そこから何ヶ月も記録が上がらない状態で、記録が伸び悩んでいた訳ですが、とあることをした途端に、ベンチプレスの最高記録が115kgまで伸びたんですね。
何をしたのか。
それは「100kgあげることなんてことを辞めること」でした。
もう伸び悩んでいた時期は、ベンチプレスをやることって全然楽しくなくて、記録が伸びない=停滞している、って思っていたので、筋トレ自体は全く楽しくありませんでした。
「じゃあ、いっそのこと100kgなんて目指すのは辞めるわ」ってな感じで、目標を100kgのベンチプレスをあげる、って目標じゃなく、「筋肉を発達させる」という目標に変えたんです。
トレーニングメニューも高い負荷じゃなくて、きちんと10レップ出来る回数まで落とし、ピラミッド型で追い込むことにしました。
数字の成長じゃなくて、自分の身体の成長に目を向ける。
そんな感じですね。
で。
そんな自分の成長に目を向けるトレーニングをしてから数ヶ月後。
久々に「記録に挑戦しよう」と思い立ち、いざベンチプレス100kgをあげてみることにしました。
すると、いぜんあんだけ重くて「こんなん上がんのか?」って思っていた100kgの重りが、カンタンに上がるんです。
あんだけ伸び悩んでいたのに、自分も不思議でした。
で、結局このときにベンチプレス115kgを1レップあげることに成功したんですね。
自分でもびっくりで、高重量は扱っていなかったので、本当にコツを掴んでブレイクスルーした感覚でした。
ビジネスで売上げが上がらない
ボクは副業として、個人ビジネスを始めた訳ですが、始めた当初はあまり上手くいきませんでした。
そのとき始めた副業が「せどり」と言われる転売業だったのですが、その時伸び悩んでいた理由が「価格差がある商品を見つけられない」という理由。
参考記事:せどりとは?
せどりでは仕入れが出来ないと利益が出ず、利益が出ないと副業としての稼ぎにはなりません。
売上げが伸びない、ということをこの時悩んでいた訳でした。
めげずに取り組んでいた時、とあることに気づきます。
それが「皆が注目している物に注目してはいけない」ということ。
せどりでは、ブックオフなどの身近な店鋪でも仕入れが出来る訳ですが、多くの人は「人気な商品=売れやすい商品」で尚かつ「高く売れる商品」を見つけようとします。
ただボクは、そんな商品をリサーチして副業として稼ごうとしていた訳ですが、なかなか見つからないことから「人気な商品じゃなくて、不人気だけど本当に売れる品を見つけよう」
そう思い、別の視点から見ることにしました。
すると、この予想は見事当たり、100円で買った物が5860円で売れたり、1000円で買った物が9800円で売れたり、副業として徐々に稼げるようになったわけで、結果的に2ヶ月後にサラリーマンを退職するに至りました。
参考記事:ある日、突然家族が崩壊した
こちらの記事にその時の細かいボクの環境や、サラリーマンを辞めて好きな仕事を始めた軌跡などを語っているので、興味がある方は覗いてみてください。
そのままの練習を続けていても、伸び悩みは解消されない。
これらの経験から、とある共通した出来事が見えて来ます。
それは上手くいかないことをそのまま続けるのではなく、「別の角度からのアプローチに変えた」ということ。
ビジネスにおいても、「皆と違う視点を持つ」
筋トレにおいても、「数字を追わない」
そうしたことで、今まで伸び悩んで上手くいかなかったこととは、別のことに取り組み始めた訳です。
今まで上手くいかず、伸び悩んでいたことも、別の視点から見ると「ああ、なんだ。そんなことだったのか」と、新しい発見にたどり着くことがあります。
ベンチプレスでは、なんとか高重量を1回あげて記録を出すよりも、きちんと10レップ行ない、筋肉に刺激をおくることで、筋肉は成長して、その結果伸び悩んでいたベンチプレスの記録も上がりました。
ビジネスでも全く売上げが上がらない方法を続けるのではなく、別の視点から物を見てみることで、誰も気がつかない部分に気付き、かなり高い利益率で稼ぐことが出来ました。
このように、伸び悩んでいる出来事に対して、同じことを続けるんじゃなくて、別の視点からアプローチしてみるということが、伸び悩みを解消するコツを掴めたきっかけだったんだと思います。
要するに発想の転換ですね。
伸び悩みを解消するには発想の転換が必要だ
有名な言葉で「コロンブスの卵」という言葉があります。
これは発明なんかで言われる言葉ですが、その由来は「卵を立たせてみろ」という命令から始まりました。
普通、卵を立たせようとしても、不安定な形なので、「ごろん」と転がってしまい立つことはありません。
でもこの卵を見事立たせることに成功した。
それは、卵の下を潰し、割ることで、見事卵を立たせた訳でした。
もし仮に、「割っては行けない」という発想が根付いてしまっていたら、いくら立っても「ごろん」と転がる卵を前に、ずっと試行錯誤して「立たせる」ことは出来なかったでしょう。
しかし、別の角度からアプローチして「割って立たせても良いのか」と考えることができれば、一瞬で卵を立たせることが出来ると気づきます。
そうやって気づく為には、別の視点からアプローチして見ることが大切で、別の視点からアプローチして行くと共に、コツを掴んで行くんです。
だからボクは伸び悩んでいるときは、同じことを闇雲に続けるのではなく、別の視点から物事を見て、違う視点からアプローチするようにしています。
これが、ボクが伸び悩んでいるそれぞれの状態から、コツを掴みブレイクスルーできた理由でした。
ぜひ伸び悩んでいる方は、違う視点から物事を見てみて、別の角度からアプローチしてみてください。
違う発見が見つかるかもしれません。
終わりに
読者から頂いた質問:「右肩上がりに稼げると思い描いても、下方でウロウロしていて、売上げに伸び悩んでいます」という質問でした。
この質問にボクが答えて行くとしたら、「今まで上手くいかなかった原因を洗い出してみてください。
そして、その上手くいかなかったことをそのまま続けるのではなく、なぜうまくいかないか。売上げが伸び悩んでいるかを把握した後、解決する為に別のアプローチから取り組んでみてください。
今までのやり方がダメだったのかもしれないですし、独学だったのならだれかに頼ってみるのもありでしょう。
ほんの少しの違いで、伸び悩みの状態からブレイクスルーするきっかけになりますので、ぜひ頑張ってみてください。」
そんな言葉を贈るでしょう。
それでは。