科学的にジャンクフードをやめる超かんたんな方法!2分間あることをするだけ!

今回は僕自身が結構悩んでいたことで。

それが「昼ごはんを食べると一気にやる気やモチベーションが下がる」ということ。

眠くなったり、意思決定力が下がったり。

これに対してめちゃくちゃ悩んでました。

ただこの昼休みにある食べ物をやめるといいってことを知ったので、それをシェアするとともに、今日から僕も始めようと思います。

その食べ物っていうのが「ジャンクフード」

ジャンクフードを食べてはいけない理由

これを聞いた瞬間に「まあ確かにな」って感じがしましたが、灯台下暗しというか、なんというか。

僕自身がめちゃくちゃやる気とかモチベーションが下がるのって、絶対に昼食を食べた後で。

そして今振り返ってみると、自然と「ジャンクフード」ばかり食べていました。

灯台下暗し的で「それが原因か!」って今更ながら痛感していたわけですが、ラーメンだったり、牛丼だったり、カレーライスだったりと、ほぼお昼はジャンクフードで過ごしてしまっていることが、眠気を誘い「やる気やモチベーション」を下げている原因だということ痛感しました。

ジャンクフードと聞くとハンバーガーやフライドチキンと連想する人もいるかもしれませんが、もっと厳密に言うと、ジャンクフードとは脂質と糖質をどかっと盛り合わせたものを言うため、結構幅広いご飯がジャンクフードになります。

牛丼も脂が多く、お米が載っているため、当然ジャンクフードになりますし、ラーメンもジャンクフード。

まさしく僕がお昼に食べていた食材そのもので、これこそがやる気やモチベーションを下げ、自己コントロール力が落ちる原因そのものでした。

というのも、ジャンクフードを食べると、自己コントロール力が低下することがわかっており、自分を制御する自制心が働かなくなります。

また、感情をうまくコントロールすることができなくなるため、「午後から頑張ろう!」と思っていたことが「今日はいっか」と感情を操ることができなくなります。

自己コントロールや自制心と年収とは比例するという研究さえあるぐらいですから、ジャンクフードから由来する「自制心の乱れ」はマジなと痛感するばかりです。

さらに別の研究では、子供とジャンクフードとの研究も出ていて。

ジャンクフードばかり食べている子供との相関性を調べたところ、ジャンクフードばかり食べている子供は、やはり自制心が効かない子供が多かったこともわかっています。

その上、糖質を多分に取り入れ吸収するわけですから、血糖値が高まり、不健康をもたらす上、眠気まで引き起こすわけです。

ですから、もし仮に「自制心」を働かせて、自分をコントロールしたいのであれば、絶対に昼食でジャンクフードは避けるべきであり、夜に好きなものを食べたらいいわけです。

お昼にジャンクフードをやめる方法

これを聞いた時図星なところが多くありすぎて、若干凹みました。

また悩みであった「お昼からの活動」が、おざなりになっていた理由もここにあって、「昼食をどう変えていこう?」と悩んでいたので、結構いいことが知れたわけですが、僕も含め「ジャンクフード好き」がいきなりやめるのは難しいと思います。

僕もジャンクフードを「お昼に食べよう!」って昨日の夜から決めていたわけではなく。

自然と足がお店に向いていたので「やめたほういいけどどうやってやめるのか?」ってことが結構難しくもありました。

しかも大概はお店の前を通ると「いい匂い」がするので、余計食べたくなる。

このジャンクフードをやめる方法っていうのも、とある論文が出ていて、それがかなり役にたつと思うのでシェアしておくと。

サウスフロリダ大学が2019年に出した論文では、3つの実験を行い「ジャンクフードと匂い」との相関関係を調べました。

この論文は結構面白いです。

まず1つ目は、カフェのような場所に集まってもらい、匂いを発する機械を使って、カフェに2つの匂いを充満させます。

そこに被験者を集めて、「どんな食事を選ぶのか?」を調べました。

  • 1つ目の匂いは、りんごの匂い
  • 2つ目の匂いは、ピザの匂い

この2つに匂いを分けて、その後どちらの昼食を選ぶのかを観察したわけですが、なんと「りんごの匂い」をかいだ人の方が、その後ジャンクフードを食べる確率が高かったことが判明し、逆にピザの匂いを嗅いだ人の方がジャンクフードを食べる確率が少なかったことが判明しました。

ちなみにりんごの匂いを嗅いだグループは、その後ジャンクフードを食べた確率が40%

ピザの匂いを嗅いだグループは、その後ジャンクフードを食べた確率が21%

およそ2倍ぐらいの差が生まれました。

2つ目の実験ではスーパーマーケットのような場所に2つの匂いを充満させ、被験者たちが「何を買うのか?」ということを調べました。

その2つの匂いが

  • いちごの香りを嗅いだグループ
  • チョコクッキーの香りを嗅いだグループ

この2つで、チョコクッキーの方がいわゆるジャンクフードに当たる匂いなわけです。

結果的にこの2つの匂いを嗅いだうち「いちごの匂い」を嗅いだグループの方が、チョコクッキーを嗅いだグループよりもクッキーやチョコなどのお菓子を買う確率が高くなったことがわかりました。

またチョコクッキーの匂いを嗅いだグループの方が、より健康的な食材を買ったことが明らかになりました。

多分ここでの疑問は「逆じゃない?」ってこと。

要するにジャンクフードの匂いを嗅いだ方が、糖質が含まれるものや資質が多いものを食べたくなるんじゃないの?って思うかと思いますが、結果は全くの逆で。

健康的ないちごやリンゴの匂いを嗅いだグループの方が、ジャンクフードを食べる確率や選ぶ確率が高くなったのでした。

この疑問に対する答えは3つ目の研究で明らかになることになります。

この3つ目の研究では、同じチョコクッキーの匂いを嗅いでもらったのですが、秒数を変えテストします。

  • 30秒
  • 120秒以上

2つのグループをそれぞれ、短い時間と長い時間とに分けて、ジャンクフードの香りを嗅いだもらった被験者250名に対して、研究室で実験を行いました。

この結果30秒だけ匂いを嗅いだグループは、その後ジャンクフードを食べる確率が45%となり、120秒以上ジャンクフードの匂いを嗅いだグループは、その後糖質や脂質が高い食事メニューを選んだ確率が22%となったことがわかりました。

要するに「30秒ほどの短い時間」ジャンクフードの匂いを嗅ぐと、僕らの食欲が掻き立てられ食べたくなるのに対して、120秒、つまり2分ぐらい匂いを嗅ぐと、ジャンクフードを食べたくなくなるということが、この研究で明らかになったということ。

つまりジャンクフードをやめる方法っていうのは、食べたくなったらハンバーガーやフライドチキン、揚げ物の匂いを2分間嗅ぐことがやめる方法だということです。

理由

じゃあなぜそもそもジャンクフードの匂いを嗅ぐと、食べたくなくなるのか。

これは「感覚退屈」と呼ばれる現象が由来だそうで、感覚退屈とは一定の間隔を与えると飽きる現象のことを言います。

僕らの脳は同じことを続けると、どうしても飽きてしまいます。

毎日同じ食事メニューを食べていたら飽きるし、昨日らーめんを食べたら、今日はラーメン以外を食べたくなる。

要するに脳は「飽き」があり、それを感覚退屈と呼ぶわけですが、120秒以上匂いを嗅ぐとジャンクフードを食べる確率が減ったのも、この感覚退屈が影響していると考えられるそうです。

ですから、脂っこいものや丼物などの糖質が多いものを食べたくなったら、匂いを2分間嗅ぐことで、脳に飽きをこさせることで食べたくなくなることが期待できるということ。

この感覚退屈は、匂いに限らず「視覚」によっても引き起こるので、ラーメンの画像をひたすら見る、ハンバーガーの写真をひたすら見る、ということでもやめられる確率が期待できるとされています。

実際にやってみた結果

んで。

実際にサウスフロリダ大学のこの研究を知ってから、結構な時間が経ちました。

その間当然のことながら、ジャンクフードが食べたくなる時やスナック菓子といったカロリーと栄養素のバランスが釣り合っていない食べ物を欲してしまうことが何度もありました。

その時に「食べ物のにおいや写真を2分間見続け、感覚退屈を引き起こす」ということをやってみたんですよね。

その結果どうなったかっていうと、結構な割合で「ジャンクフード食べるのやめよ」という風に自分を律することができるようになっていました。

これって結構驚きで。

食欲っていえば、かなり強い欲求の1つ。

そのうえで、簡単に糖分が取れるジャンクフードは脳内ホルモンを簡単に放出させます。

つまり、ジャンクフードがやめられないのは「気持ちいい」という快感を、めちゃくちゃ簡単に味わえるからなんですよね。

快楽を出すように品質改良され作り出されたのが、ジャンクフード。

そう言えるわけです。

ただこの欲求というのを「見続けるor嗅ぎ続ける」だけで、かなりの割合で欲求として抑えることができたのは、めちゃくちゃ効果が高いといえるんじゃないかなと思いましたね。

オススメの実践方法

そのうえで、僕自身ジャンクフードをやめるためにどういった方法を駆使していたのか。

実践方法を解説しておくと。

我慢を強要しないこと

まず一つ目は我慢を自分に強要しないこと。

これはかなり大事だと思いました。

やっぱり僕ら人間って、「やるな」といわれればやりたくなってしまう。

「見るな」といわれれば見たくなってしまう。

そんな性質を持っている生き物です。

ジャンクフードも同じで、「食べるな」といわれると食べたくなってしまう。

だから、「食べない」という気持ちは一切排除して、「本当に食べたくなったら食べてもいいよ」という風に、あえて制限をせず我慢を強要させませんでした。

メニュー表を見続ける

我慢を強要させずに、次に僕が行ったことは、メニュー表を見続ける、ということ。

これは店内に入らずに、本当に「今日は何を食べようかな?」ということを悩んでいる状態で店前に行きます。

そのうえで、メニューやお店の外から得られる食品サンプルなんかを見て、吟味している状態を作る。

いわゆる、これが感覚退屈を待っている状態ですね。

「食べるものを決めるためにメニューを見てる」という状態にすることで、無理に我慢するという状態を抑え込めますし、欲求に逆らわず自然に感覚退屈を引き起こすことができる。

大体のケースで、メニューを見続けていくと「やっぱりやめとこ」ということで飽きが来てくれジャンクフードを避けることにつながっていきました。

失敗例

ただ当然。

上記の「メニュー表を見続け飽きが来るまで待つ」ということが毎回うまくいくわけじゃなくって。

当然失敗してジャンクフードを食べてしまうときもありました。

この失敗した理由は明確で。

「衝動的」になったときには、自分自身を制御することは難しくなっていきますね。

バクバクジャンクフードを食べてしまっていました。

衝動的っていうのがどんなシーンかというと。

例えば、お腹が極限に空いていて、パッと見たときにハンバーガー屋さんが目に入った。

後は、コンビニで無意識にふっとスナック菓子を買ってしまっていた。

こうした理性を働かせる前に、あるいはメニュー表を見続ける前に衝動的に行動していた、というシーンの時はジャンクフードを食べてしまうということは失敗としてありました。

感覚退屈を引き起こす前に、欲求に勝てず、本能のまま動いてしまった、というケースですね。

まとめ

少し長くなったので、最後にまとめておくと。

ジャンクフードをやめるには「2分間匂いを嗅ぐor見る」

それはサウスフロリダ大学の研究により判明していることで、チョコクッキーなどを見たり、においをかいだりした被験者はジャンクフードを避ける傾向にあったことが明らかになっている。

それは「感覚退屈」という現象が原因となっていると考えられていて、いわゆる「脳の飽き」が原因で、ジャンクフードを避けるという行動を引き起こしたと考えられている。

ジャンクフードの匂いをかぐ、あるいは見る。

これだけで半分以上食べなくなった研究が出ているので、ぜひ参考にしてみてください。