結構僕自身少し前からゲームにはまっていて。
スマホなどのゲームはやらなくなったけど、PS4などの据え置き機では結構やっていて。
もっぱら最近はまっているのがモンハン。
PS4になってから初めてやりましたが、面白い。
ただ同時に疑問だったのが「テレビゲームは脳に関して悪影響なのか」という点。
もし悪影響なのだったら、やめなくちゃいけないし、制限しなくちゃいけないなって思っていたので、調べていると「頭を良くするテレビゲーム」が存在するそうで。
その研究内容を知ったので、シェアしておこうと思います。
頭の良くなるテレビゲームの特徴は3つで。
- リアルタイムでの判断が求められること
- ナゾトレ要素が含んでいること
- 3Dであること
この3つです。
根拠
このテレビゲームが脳に与える影響を調べてくれたのは、ドイツにあるシャリテ大学だそうで。
このドイツのシャリて大学の論文(参考文献)では、スーパーマリオ64を1日30分被験者にプレイしてもらい、2ヶ月後にMRIを取っていくという研究を行いました。
その結果、何もしてなかったグループに比べ、主に3つの脳の部分での変化が見られました。
- 海馬
- 前頭前皮質
- 小脳
この3つの部分が活性化されていることが確認されました。
海馬というのは、聞いたことがある人も多い脳の部分ですが、いわゆる記憶力を司っている部分。
前頭前皮質というのは、集中力や理性などを使っている部分。
小脳というのは、論理的思考の部分や運動能力を司っている部分だと言われてます。
つまり、このシャリテ大学の研究からわかったことというのは、1日30分スーパーマリオをプレイすることで、記憶力が高まり、集中力が上がり、運動能力や論理的思考力も高まっていたということがわかったわけです。
要するにゲームをすることが頭を良くしたということが、この研究からわかったことでした。
条件
ただ合わせて、頭を良くするためのゲームとして3つの条件をクリアしたゲームであることがシャリテ大学では挙げられていて。
それが冒頭でも伝えた、
- リアルタイムでの判断が求められること
- ナゾトレ要素が含んでいること
- 3Dであること
この3つでした。
リアルタイムでの判断とは、敵が来た時に、どう避けて道を進んでいくか。
マリオで言うのなら、亀やクッパなどの攻撃を避けて、どう倒すか?ということが、このリアルタイムでの判断だと言えそうです。
またナゾトレ要素が含んでいるとは、単純作業ではなく、考えて進めていくということが、いわゆるナゾトレ要素になるため、考えなくてもできるようなゲームな頭を良くしない可能性が高い。
そして空間認知などに影響があるとされる3D映像の方が、より把握するために脳を使うので、3Dが求められるゲームの条件だったとしています。
この証拠にロンドン大学の研究では(参考文献)、
- マインクラフト
- シムピップル
この2つのゲームをプレイしてもらい、認知テストを行ってもらった研究があります。
ちなみに総プレイ時間は40時間で約6〜8週間ほどゲームを始めてから、テストを行ったわけですが、結果としてはマインクラフトのゲームをプレイしていたグループが圧勝しました。
これは上記に挙げた3つの要素を多分に含んでいるため、頭に良い影響を与え、その結果テスト結果が良かったということが言われています。
ですからどんなゲームをしても良い影響があるのではなく、3つの条件をクリアしたゲームを行うことが、脳に良い影響を与え、頭を良くすることにつながるというわけです。
応用方法
ってな論文を見て、実際に僕のやっているモンハンは?って気になり、3つの条件に当てはめてみました。
まずは「リアルタイムでの判断が求められる」ということ。
これに関しては問題ないのかなと思います。
モンスターがリアルに繰り出す攻撃をフレーム回避でよけ、的確に弱点を狙って攻撃していく。
歴戦王クラスであれば、攻撃を一発もらうだけで死んでしまうので、このリアルタイムでの判断はモンスターのモーションによって判断する瞬発力が求められるので、多分クリアかなと。
んで。
先に一個飛ばして「3Dであること」ですが、これはもう言わずもがなクリアですね。
そして飛ばした「ナゾトレ要素を含んでいること」
これは結構怪しい。
もちろん言い訳としていうのであれば、武器をレベルアップしたりするのに必要な「素材」は、ナゾトレって見方ができなくはないと思いますが、実際にはサイトを見て必要素材を落とすモンスターを狩りに行くだけなので、「ナゾトレ」っていうナゾトレじゃない。
おそらくナゾトレとは「頭を使う要素」も少なからず含んでいると思うんですが、別に頭を使う要素は含んでいないので、ちょっとここはモンハンに関しては怪しい。
主観的には3つクリアとしたかったところですが、おそらく3分の2クリアというところが妥当というところじゃないかなと思います。
実際にやってみた結果
んでね。
このシャリテ大学の研究を知って、実際に脳にいい影響とされるゲームを続けてみました。
僕がよくやっているゲームっていうのが、
- モンハン
- COD
- APEX
この3つをよくやっていました。
(最近ではもっぱらAPEXですね)
この3つのゲームはシャリテ大学の出した3つの要素である
- リアルタイムでの判断が求められること
- ナゾトレ要素が含んでいること
- 3Dであること
これらを合わせてみると、「ナゾトレ要素が含んでいること」以外は、当てはまっているように見えます。
(どう敵を倒すか?という部分では、考える要素は多分に含まれているが。)
FPSゲームは基本的に3Dであることがほとんどだし、打ち合いを考えるとリアルタイムでの判断が求められる。
当然3つのうちの要素を含んでいるから、やりたいゲームを選択したっていうことじゃないんですけど、結果的に要素を含んでいた、っていうことですね。
実際に脳へのいい影響は?
じゃあ、シャリテ大学にあった「実際のところ、脳への影響はどうなの?」ってことですが、ぶっちゃけ「わからん」っていうのが正直な感想ですね。
というのも、よく言われる脳のIQだとか、ファンクショナルMRIだとか、そういった機械なんかで脳の状態を図ってないんですよね。
(当然といえば当然w)
だから、「頭がよくなった!」っていうのは図りようがないし、ビフォーアフターのデータもない。
なので、正直わかんないっていう感想しか個人としては挙げられないんですよね。
ゲームをやっていて得られたメリット
ただ、じゃあ「あんまり効果がないのか?」っていうと、僕個人的にはそうでもなくって。
今でもゲームは何かしら続けているし、メリットがあるから続けているっていうとらえ方もできます。
なので、無意味では決してないと思いますね。
その中で上げられるのは、やっぱり「論理的思考力」の部分。
これは少しは上がったかな?と感じられます。
というのも、やっているゲームは論理的な思考力が求められるゲームばかり。
いつ攻撃するか、いつ引くか、どう安置に入っていくか。
そういったことを求められるので、必然的に「論理的に考える」ということが求められる。
だから、振り返ると論理的に物事をとらえる、という視点は養われたのかなって思っています。
ゲームをやっていて得られたメリット2
そして2つのメリットは「空間把握能力」です。
これは3Dであるっていうところが影響していると思いますが、基本僕は道によく迷っていました。
ただ、ゲームをやるようになって、立体的に物事を見ることができるようになったためか、道に迷うことがほとんどなくなりました。
この「空間把握能力がどのシーンで生きるか?」っていうのは、ぶっちゃけ僕の仕事とかやりたいこととかにおいては微妙な感じがしますが、空間把握能力は上がったのかなって思いますね。
(旅行の時に一番威力を発揮するw)
終わりに
あと、振り返ってみるとゲーム前とゲーム後を比べたわけじゃないので、先ほど挙げたゲームをすることのメリットが、本当にゲームによる効果なのかは少し難しいところがあるとは思いますが、それでも僕は続けると思いますね。
(リアルタイムの判断力ということにおいては、僕自身判断する速さはある程度高かったのと思うので、このリアルタイムの判断力が上がったとは実感がないし。)
ただまあどちらにしろ、すくなからず脳に良いところもあれば、悪いところもあるしで、頭を良くするためにもっと効率的な方法もあると思うんで、「ほどほどに」がベストかなとは思います。
総プレイ時間が500時間を超えているので、次にハマるゲームとしてはこの3つの条件を含んだゲームを選ぼうと思います。
ぜひ、今やっているゲームが脳にいい影響を与えるか否かは、3つの条件と合わせてみてみるといいんじゃないかなと思います。