今回はタイトルにある通り。
「他人と比較してしまう癖」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。
結論から言えば、比較グセがある人ほど、IQが下がってしまい頭がバカになって行ってしまいます。
ですから、他人と比較する比較グセが付いてしまっている人は、今すぐにやめた方が無難です。
比較すると頭が悪くなっていく根拠
まずは根拠から。
これは2012年に行われた研究が元になっていて。
この研究だと平均IQ126の頭の良い人たちを集めて、5つのグループに分けていきます。
そして被験者全員に頭の回転や理解力を図る認知テストを行ってもらいました。
その上で、この認知テストのテスト結果を、順位をつけて公表して行ったんですね。
こうすることで、自分と他人とがどういう位置関係にあるのかを図るために、研究チーム側が仕掛けて行ったわけでした。
自分と他人とのテスト結果がある程度明確になったところで。
その後に、問題解決力を図るテストを被験者に行ってもらいました。
そうすることによって「他人との比較」が、どういった影響をもたらすのか?ということを見て行ったわけです。
つまり、頭の良い人たちを集めて、認知テストの結果を公表し、「あえて比較させた」後で、今一度どう変わったのかを測定するためにテストを行った、というのが今回の研究内容でした。
その結果わかったことは、もともとIQが高い人たちを集めていたのにも関わらず、「他人と比較する」だけで、IQは下がり、テスト結果は下がっていく傾向にあることがわかりました。
具体的には、平均して20p下がった人もいれば、一時的に15%もマイナスになる人もいました。
20pというと。
IQで言えば、100が平均値。
東大生の平均が120と言われていて。
おおよそ、IQ120あれば、全人口の10%未満だと言われています。
つまり20p下がるということは、全人口10%未満の天才から、普通の人に下がってしまうほどの落差を表しているということ。
それが「他人との比較」をするだけで、引き起ってしまったということなんですね。
さらにこの研究では「IQがもともと高い人」を集めていたわけですが、IQが高い人ほど他人と比較することによって、IQが下がりやすい傾向にあることがわかりました。
また、他人との比較をし続ける時間が長くなればなるほど、IQが下がる傾向にあることがわかりました。
つまりこういうことで。
他人との比較グセがある人は、馬鹿になってしまう。
ということがこの研究から明らかになった、ということなんですね。
しかも本来は「IQが高い=頭がいい」人であった可能性は十分にあるのに、、です。
比較クセがあるとバカになってしまう理由
ではなぜ。
他人と比較すればするほどバカになって行ってしまうのか。
これに関しては色々な理由が考えられていますが、研究チームがいうには「社会的シグナルが個人にもたらす影響は大きなものである」
そんな風にコメントしています。
社会的シグナルというのは、要するに「比較してしまうタネ」のようなもので。
今回の研究では「テスト結果の順位発表」にあたるわけですが。
こういった「比較してしまうタネ」となるものは、自分にとって大きな影響につながる、ということをコメントではいっている、ということなんですね。
実際にこうした事例は結構、日常の中でも蔓延っていて。
例えば。
会社内の「営業成績」なんかは、シンプルにこの研究モデルと同じことをやってしまっています。
契約が取れている人と、契約が取れていない人。
この差を明確にする社会的シグナルを強制的に目に入れられる。
本来は「営業が苦手」という一個性に過ぎなかったものが、「比較対象」を入れられることによって、IQが下がり頭が使えなくなっていく。
その上「営業ができない」というレッテルを貼られ、仕事ができない人間に加速をかけていく。
また、こうしたものだけではなく、SNSなんかも「比較の温床」になったりしています。
この記事でも紹介していますが、SNSは「他人との比較による劣等感」を感じやすい場所であり。
別の研究においても「やめた方がいい」という結果が出ていたりします。
自分はゴロゴロして怠惰な生活を送ってしまっているのに、SNS上ではリア充が蔓延してる。
そこには自然と比較グセが根付いてしまい、「私なんて、、、」という劣等感を感じてしまう。
こういった「比較の温床」となっているSNSをすればするほど、IQが下がりバカになって行ってしまう、ということが考えられているわけです。
IQを下げないための応用方法
では一体、どうして行ったらいいのか。
IQが下がる原因として研究内容で挙げられていたのは「社会的シグナル」により、比較してしまうことから、頭が悪くなって行ってしまっていました。
つまり、「社会的シグナル」をなるべく目に入れないようにして「比較する癖」をなくしていくのが、ベストな対策です。
仮にSNSをやっているのであれば、SNSはなるべく見ないorアプリを消してしまう。
これも一つの手でしょう。
(ちなみに僕はかなり前から全SNSを削除しました)
こうすることによって「見ない」ことを強制するのも1つの手です。
また、普段友人なんかと話をしていても、必ずといっていいほど仕事の話となり。
仕事の話をしていくとなると、往々にして「比較」の話が出てきます。
「俺はこれぐらい給料をもらっている」
「俺はこんなプロジェクトに関わっている」
あまり仲の良い友人でなければ、これほどうざい会話はなかったりする。
そうした場合は、この記事を参考にして友人関係の断捨離も見直してみると良いかと思います。
さらに上記記事でも触れていますが、こうしたシーンの場合に、取れる対策としては「マインドフルネス」という考えを取り入れると、あまり比較をしなくて済むようになることが考えられます。
比較しなくて良いというか、「スルーする技術」が身につく、って感じですね。
そのための方法としてあげられるのが「瞑想」で。
瞑想を習慣づけるのも1つの手だと思います。
一応習慣化をする上で重要なテクニックを紹介した記事も載せておきますので、参考にどうぞ。
ともあれ「他人となるべく比較しない」ということが重要になってきて。
他人と比較するシーンがきても「スルーする技術」が重要になってくる、ということですね。
この2つを意識していくのが良いんじゃないかなと思います。
実際にやってみた結果
んで。
僕自身この研究を知ってから、だいぶ時間が経ちました。
その中で、色々を分かってきたことがありますので、その実体験を伝えていこうと思います。
SNSを辞めるのはマジでいい
まず一つは分かったことっていうのは、比較をする癖を止めるためのSNSの排除。
これはマジでオススメです。
やっぱり人間なんで、癖っていうのはなかなかな抜けないもの。
他人と比較するのはやめようって思えば思うほど、なかなか辞められなかったりする。
そんな中で、SNSを削除するっていう、強制力があると自然と抜けていくんですね。
そもそもSNSをやめてしまえば、フォローしている人とは比較しようにも出来ないし、そこに強制力が自然と育まれる。
これはめちゃくちゃ効果があると思っていて、僕的にはかなりオススメでした。
もし仮に、全部のSNSを辞めることが出来ないのであれば、投稿だけできるようにするだとか、みる人を限定するとか、そう言った使い方で、なるべく他人との比較が生まれない使い方をするのがいいんじゃないかなって思いますね。
一つに没頭する
あとこれは実践していく中で、感じたことなんですが、基本的に比較してしまう時って、自分が上手くいっていない時が多いんですよね。
仕事でもプライベートでも、上手くいっていないから、他人が羨ましく見えるし、比較してしまう。
そんな時に、僕はなるべく情報が入ってこないように、一つのことに没頭する時間を作ったんですよね。
これが効果抜群で。
とかくネガティブな感情だったり、他人を妬む気持ちだったり、そのほとんどが暇だからっていうことに気づいたんですよね。
そこで、何か一つのことに没頭すると、妬みとか嫉みとか、もちろん他人との比較だとか、そういった感情を感じる時間が物理的に作れない。
これはめちゃくちゃ効果があって、何か一つのことに没頭するっていうのはかなりオススメだなって思いましたね。
瞑想はやっぱりスゴイ
そして瞑想。
この瞑想自体は、ずっと続けていて、今でもやっている習慣の一つです。
この瞑想をやると、とかくセルフコンパッションが高まっていく感覚があって。
簡単に言えば、今この瞬間を生きるという感覚で、ありのままを受け入れる姿勢がセルフコンパッション。
瞑想をやると、このセルフコンパッションが高まるので、他人がどうとか将来の不安だとか、そう言ったことが気にならなくなるんですよね。
だから、瞑想っていうのも比較癖を抜き取るためにはかなりオススメです。
まとめ
少し長くなってしまったので、まとめておくと。
他人と比較することがIQが下がる=頭が悪くなる。
一時的15%下がった人や20p下がった人も。
そして、長時間の比較癖がある人は尚更下がる。
その理由に関しては、社会的シグナルが個人に影響を与えるから。
そのため、解決方法としては「他人との比較をやめるorスルースキル」を身につけることが重要になってくる。
まとめるとこんな感じですね。
ぜひ参考にどうぞ。