ルーティン化することは本当に効果があるのか?+科学的に正しい決め方とは?

今回はタイトルにある通り。

「ルーティン化することは本当に効果があるのか?」ということに関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

このルーティン化が本当に効果があるのか?を見ていくとルーティン化の決め方に関しても、見えてくるので合わせて解説していきます。

まず結論から言えば、ルーティン化には効果が認められています。

根拠

まずこのルーティン化に関して効果があるという、その根拠から伝えておくと。

これは上海大学が行なった研究で、被験者を93人集め、それぞれに「1日1500キロカロリーに抑える」ということを行なってもらいます。

その上で、2つのグループに分けました。

1つ目のグループは、ながら食いをやめ、食事に集中してもらう、というグループ。

2つ目のグループは、ある特定のルーティンを行いながら食べてもらう、というグループ。

このある特定のルーティンとは、食事を取る前に、食材を小さくカットして。

その次にカットした食材を左右対称に並べてもらい、食べる前にフォークやスプーンで皿を軽く3回押す、というルーティンを取り入れてもらいました。

このルーティンに特に科学的根拠はなく、「一定の決まった行動」をとってもらうということが、この行動を行ってもらった理由です。

一方で「ながら喰いをやめ、食事に集中する」というのは、食事カロリーを制限することができると科学的根拠が認められている、マインドフルイーティングという方法でした。

いわば「科学的根拠があるカロリー制限」と、「科学的根拠がない行動をルーティン化」したグループとで、どういった違いが現れたのかを調べて行ったのが、この研究だということ。

その結果面白いことが判明して。

というのも、実際に研究していくと、マインドフルイーティングを行なった1つ目のグループよりも、ルーティン化して食事をとったグループの方がおよそ20%も摂取カロリーが減り、野菜やフルーツといった健康的な食材を食べる傾向にあることがわかりました。

つまり、既存のカロリー制限方を使うよりも、ルーティン化を行った方が「セルフコントロール力」が高まり、カロリーを我慢することができた、ということなんですね。

これはカロリー制限という状況での研究ですが、別の研究でも同様のルーティン化による効果が検証されていて、ゴルファーがパットの前にキスをするということをルーティン化することで、パットの成功率が38%も上がったり。

はたまた、テスト前に指を鳴らしたら成績が21%も上がったということが研究により明らかになっていることが、やばい集中力という本の中で紹介されていたりします。

要するに、カロリー制限だけではなく、あらゆるシーンにおいて「ルーティン化」が効果があったことが証明されたということ。

理由

これは結構面白いことで。

「非科学的なことが科学で証明された」っていう意味でかなり面白い研究。

ではなぜ、「ルーティン化することが成果を高めるのか」

これに関しては色々な理由が考察されていたりします。

ルーティン化することによって、習慣化される。

習慣化に関する効果は、僕らもすでに周知の通り、およそ行動の半分は「習慣」による行動だとされています。

つまりルーティン化して習慣化に落とし込むことで、ルーティン化させることを習慣化の力に置き換えることができ効果を実感できた。

そんな風にも解釈できるわけです。

またもっというと、僕らは「反復」によって、物事を習得していきますが、これはもっと遡れば、僕らがまだ狩猟民族だった頃にプログラムされたことが影響なのではないか。という風に言われています。

というのも、狩猟民族だった頃は「明日生きられるかわからない」という状況が当たり前でした。

その上で。

春になったら、あの野菜があの山から取れる。

夏になったら、あの山であの果実が取れる。

秋になったら、あの動物がこのルートをよく通る。

冬になったら、あの魚がこの満ち潮に現れる。

このように「周期や季節」の反復に着目し、安定的に食料を取るようなっていきました。

ここから僕らの体には「反復」することが、プログラミングされ、勉強する際も「反復」することで学習することが身についたという見方があります。

ルーティン化とは、反復することを意味するので、この反復作業を行ったことで、僕らに備わった半風に対するプログラミンが働きかけ、自制心やH自己コントロール力が高まったことが考えられます。

要はどちらにせよ、僕らが勉強するときも「反復」することが大切だと説かれますが、同様に自己コントロール力やリラックス効果も反復にはもたらされるのではないか、ということが理由として考えられるわけです。

ルーティンの決め方:応用方法

そして。

ここまで見ていくと、「どうやってルーティンを決めていけばいいのか?」ということがうっすらわかってきます。

ルーティン化の効果は「反復」によるもので、一定の行動を反復=ルーティン化させることそのものが効果を高めることにつながるわけでした。

そして。上海大学の研究の後に紹介した「ボールにキス」や「指を鳴らす」ということでも、パット成功率が38%向上したり、テスト成績が21%も高まったりと、一定の効果が認められています。

さらに上記では説明しませんでしたが、上海大学の「食べる前のルーティン」を「食べる前に机を軽くノックする」や「チョコを食べる前に目を閉じて3秒数える」というように色々なルーティンに変えて効果を測定しています。

それでもルーティン化の効果は確認されました。

つまり「ルーティンで何をやるか?」ということが重要なのではなく「ルーティン化すること」そのものが大切だということが見えてきます。

要するに「ルーティン化の決め方」というのは、イチローのようなルーティンを自分に取り入れたらいい、ということではなく。

成功者は「朝走っている人が多いから自分も走る」というように決めるのではなく。

「やることそのものに意味がある」というのが、ルーティンを決める原則だということが見えてくるわけです。

それを踏まえていくと「ルーティンの決め方」がより見えてきて。

それこそイチローのルーティンを真似て、「毎食カレー」を食べることでも効果は期待できますし、自分ルールをルーティン化することでも効果が期待できます。

それは上海大学の「ルーティンを変える」ことでも効果があったことから、「ルーティンの内容」が大事なのではなく、「ルーティン化をすること」そのものに意味があるからです。

つまり、ルーティンの決め方は「なんでもよく、やってみること」が大切だということなんですね。

まとめ

つまりまとめておくと。

ルーティン化の効果は認められて、上海大学ではおよそ20%の摂取カロリー低下が見られた。

そのほかの研究でも同様の効果が認められ「ルーティン化」の効果は期待がもてる可能性が高い。

そのうえで「ルーティン化」の決め方というのは、上海大学の「ルーティンの内容を変えても効果が見られたこと」から、「内容よりやること」そのものが大切だということが見えてくる。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。