「美人は3日で飽きる、ブサイクは3日慣れる」←これに対する結論が科学的に出てた件。

今回はタイトルにある通り。

「美女とブサイク」に関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

よく聞く言葉で「美人は3日で飽きる、ブサイクは3日で慣れる」という言葉を聞くことがあります。

これはいわゆる「外見じゃなく、中身で判断することの大切さ」を説いた言葉ですが、それって話て本当なのか。

これに対しての結論が科学的に出ていて。

先に答えを行ってしまうと、「美人は3日で飽きない」ということが証明されています。

僕のブログを見ている人からすると、今回はかなり趣向が変わった記事になっていると思いますが、たまにはアリかなって思ったので、今回はそんな記事を紹介しておこうと思います。

根拠

まずは根拠から。

これは中国の寧波大学などが行った研究がもとになっていて。

Repeated exposure makes attractive faces more attractive: Neural responses in facial attractiveness judgement」

この論文によって発表されていることになります。

この論文では、男女21人を集めて、あることを行ってもらいました。

そのあることというのは、まず3000枚の男女の写真をネット上から抽出し、第3者に「上中下」といったように、顔の良し悪しをランク付けしてもらいます。

その後に、被験者に対して18枚の写真を見せ、脳波や眼球運動を観察していきました。

18枚の写真ですが、脳波や眼球運動の観察をするため、およそ0.5秒という速度で写真を見て、その反応をチェックしていきました。

すると面白いことが判明して。

もし仮に「美人は3日で飽きる」とした場合、1回目に見た顔や写真が、一番脳波が反応し、徐々に衰えていくわけです。

が、研究では全く反応が異なっていて。

美人や美男の写真を見た被験者は、見れば見るほど、脳波は活性化し、脳の中での活動の変化を確認することができました。

つまり何が言えるのかというと。

「美人は3日で飽きる」というのは、まったく違っていて。

「美人は見れば見るほど魅力的に映る」ということが、この研究によって判明した、ということなんですね。

美人を見ると、訪れる変化とは

この寧波大学などの研究では、実際にどういった変化が脳に怒っていたのか。

具体的には、LPPといわれる脳波がより活性化した、ということが分かっていて。

LPPというのは、感情に刺激を受け取ったときに反応する脳波だとされています。

つまり、美人やイケメンを見ると、感情がより動かされ、脳の中では魅力的に映りこむ、という現象が起こっていたんですね。

実際にこれは心理学の中では「単純接触効果」と呼ばれていて。

「接触回数が増えると、相手に対して好感を持つようになる」

そんな風にいわれるのが単純接触効果というものですが、いわゆる美人やイケメンに対してはこれが働いていたことが、その原因だとされています。

裏を返すと、単純接触効果が証明された、ということにもつながってくるわけですが、とかく「脳」の段階から、美人は飽きないどころか、見れば見るほど魅力的に映る、ということが言えるわけですね。

ブサイクは3日で慣れる?

ただし。

この研究の面白いところは、これだけじゃなくて。

というのも。

脳波や眼球運動に対して、「感情が動かされ魅力的に映る」といった現象が起きたのは、「中ぐらい以上と判断された用紙の持ち主」に限り。

それ以下のいわゆる「ブサイク」に対しては、変化が起きなかったことが分かっています。

これは別に嫌悪感を抱くとか、嫌いになるといった感情の変化はないですが、かといって「回数を重ねれば好感を持つ」ということもまた、観測できませんでした。

逆に「親しみ」という感情は確認できたため、「ブサイクは3日で慣れる」ということに関しては確認されたわけでした。

なので、「美人は3日では飽きないどころか、より魅力的に映るが、ブサイクは3日で慣れる」というのが、正しい解釈ということになりそうです。

まとめ

ということで、このブログでは基本的に「ビジネス」であったりの情報を発信しているので、恋愛だとか、そういう系の心理学はあまり解説していないので、新鮮な感じではありましたが、最後にまとめておくと。

美人は3日で飽きるのか?

答え:飽きないどころか、より魅力的に映る

ブサイクは3日で慣れるのか?

答え:慣れる

こういうことが言えるわけですね。

それは、およそ3000枚の写真から、客観的に判定しランク付けした写真を被験者に見てもらい、脳波や眼球運動を観察した結果、判明した。

ただし、一応これを言っておくと。

この寧波大学の研究は被験者が「21人」ということなので、サンプル数が結構少ないです。

当然統計的に見ると、サンプル数や標本の数が多いほど制度は高まっていくため、信頼度という意味で、これは若干薄いかなと感じます。

なので「参考程度」に見ておくのがおすすめです。

それでは。