夢ばっかり見てないで現実を見ろって科学的に正しいの?

今回はタイトルにある通り。

「想像力を高めるにはより未来をイメージするといい」ということに関して、面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

タイトルでも結論を伝えていますが、改めて先に結論から伝えておくと。

「今日や明日といった近い未来を想像するよりも、1年後や5年後に自分はどうなっているか?」

というような想像をしたほうが、創造性が高まるということが分かっています。

なので、「将来どうなっていたいか?」に関してはより遠い未来をイメージすることをお勧めします。

根拠

ではさっそく。

「より未来をイメージしたほうが、創造性が高まる」というその根拠から解説していくと。

これは2004年テルアビブ大学が行った研究がもとになっていて。

この論文では、男女35人の被験者を集めてある研究が行われました。

その研究というのが、「将来をイメージしてもらう」ということをだったわけですが、ここで被験者たちを2つのグループに分けていきます。

  1. 明日の自分はどうなっているのだろうかと想像してもらったグループ
  2. 1年後の自分はどうなっているのだろうかと想像してもらったグループ

この2つに分けて、それぞれの「未来の自分」をイメージをしてもらい、その後両者のグループに「創造性のテスト」を行ってもらいました。

その結果は「1年後の自分」を想像したグループのほうが、クリエイティブな性能が高い傾向成り、創造性が約「2倍」も高いことが判明しました。

ちなみに言うと、こうした実験において「2倍も差が出る」ということはあまりなく、2倍も数値が違うというのは、かなり稀なケースになります。

つまり、これほどまでに効果に違いが合われるほど「より未来の自分」をイメージしたほうが創造性が高まるので、ぜひ活用したテクニックだ、ということなんですね。

なぜ遠い未来をイメージしたグループのほうが創造性が高いのか

では次に。

なぜ「明日」を想像したグループよりも、「1年後」と遠い未来を想像したグループのほうが、創造性が高くなったのか。

これは「心理的負担」が軽減したことが原因だと感がられています。

この心理的負担というのは、具体例を交えるとすごくしっくりくるもので。

「明日の自分」を想像した場合、具体的な障壁や問題に目が行くことになります。

「明日の会議の資料どうしよう」

「明日のプレゼンはどうしよう」

「明日のお弁当の具材は何にしよう」

このように具体的なことに目がいき、将来のビジョンや本当にやりたいことなどが見えてきません。

これがまさに「心理的負担」によるもので、視野が狭まってしまう原因だと考えれます。

一方で「1年後の自分」を想像すると、心理的障壁が軽減するため、具体的な障壁や問題点など目の前のことに目がいくことはなくなります。

「来年はバカンスに時間を使いたいな」

「あの資格撮ってみたかったんだよな」

「あの世界遺産いきたいな」

このように、心理的障壁が亡くなったことにより、具体的かつ目の前の問題ではない「広い視野」で物事をとらえることが出来るようになります。

つまりこの「心理的負担」によって、視野が広がるのか狭まるのか、によって創造性が大きく異なり、より遠い未来をイメージしたほうが心理的負担が軽減するため、創造性が高まった、ということが考えられるわけです。

日常生活で生かすためには

では最後に。

どうしたらこのテルアビブ大学の研究を僕らの日常生活で生かすことが出来るのか。

それを一緒に考えていこうと思いますが、シンプルに「より遠い未来をイメージする」ように、ストレートな活用法が1つ見えてきます。

多くの人が「将来の自分はどうなっているだろう」と空想する瞬間ってあると思うんですね。

お風呂に入っているときやシャワーを浴びているとき。

通勤中の電車の中やバスに揺られているとき。

このような時に、ふと「明日どうしようかな」と直近の未来を空想しようとしたのなら、そこでブレーキをかけて「1年後はどうしようかな?」と考え改めることによって、創造性を高めることにつながります。

ストレートに活用するために、「直近の未来をイメージしようとしたら、それを止めて未来をイメージするようにする」

このようにテルアビブ大学の研究を応用することが可能です。

後は「未来をイメージする時間を作る」ことも有効です。

これは僕自身の個人的な経験ですが、何か思い悩んだり、息詰まったりしたときはよく「散歩」にでかけます。

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この記事でも紹介していますが、実は散歩ってクリエイティビティを高めるのに、めちゃくちゃ効果が高い、かつストレス発散にもなるので、よく散歩に行くんですね。

その時によく考えるのが「将来のこと」だったりします。

いわば「将来の自分をイメージする時間を散歩で設けている」ということですね。

この時に今までは漠然と「先のこと」をイメージしていたのですが、このテルアビブ大学の研究を知ってからは「より遠い未来」をイメージするようになりました。

「今年中に」とか「半年後には」といったイメージをすることが多かったんですが、それよりも「10年後は」だとか「30年後は」、もしくは「老後は」というようにより通り未来をイメージすることによって、今まで想像もしなかったアイデアや発想が生まれたりします。

この「将来の自分をイメージする時間を作り、そこでより遠い未来を想像する」ということは、個人的にはかなり有効な手段かなと思っています。

まとめ

最後には少し個人的な話が入ってしまい、長くなってしまったので、ここらでまとめておくと。

近い未来よりも、遠い未来を想像したほうが、創造性が高まる。

そのため、明日や明後日の未来をイメージするよりも、1年後や3年後、5年後や10年後といったより遠い未来をイメージするとクリエイティブな発想をすることにつながる。

それはより遠い未来をイメージすることによって、心理的負担が軽減し、より広い視野で物事を考えられるようになるため、柔軟な発想に至るから。

このテルアビブ大学の研究を応用するとすると、近い未来を想像しようとしたらその思考をストップし、より遠い未来を想像するようにする。

また、あえて「将来のことを考える時間」を確保し、そこでより遠い未来をイメージする。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。

 

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ブラック企業の会社員として、12時間以上働きながら始めた副業が、開始2ヶ月で23万円稼ぎだしサラリーマンの給料を超える。さらに4ヶ月目には月収30万円、その後も月収63万円と減ることはなく、サラリーマン時の約4倍の収入を得る。

これまでの経緯やノウハウを電子書籍化した結果、大手電子書籍掲載サイトにて、新着ランキングトップ10位入りの常連と化し、最高位2位を受賞。更に2017年4月にはAmazonに電子書籍を出版し、アマゾンランキング1位を2部門で受賞。見事2冠を達成し大きな反響を得る。

現在は独立しオウンドメディア運営、情報ビジネス、webマーケティング関連など様々な事業を展開。節税の為に法人化するか現在検討中。

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