出世するか否かはより遠い将来を語るかで決まるって話。

今回はタイトルにある通り。

「より通り将来を語る人のほうが出世しやすい現象」に関して面白いことを知ったので、それをシェアしておこうと思います。

これって一時期流行ったことで、女性の場合は男性に「将来のこと」を聞いて、その男がより遠い将来のことを話してきたら、その男は出世するなんて言われたりしていました。

で。

これが実際に本当なのか?というところですが、実際には科学的に「正しい」っていう見方が強くって、より遠い将来を語る人のほうが成功する確率が高い傾向にあることが分かっています。

今回はそんな「出世するか否かはより遠い将来の話をするかどうかで決まる」という話をしていこうと思います。

遠い将来を語る人の特徴

ではさっそく。

なぜ遠い将来を語る人のほうが成功しやすいのか。

その理由から解説していくと。

これは「サイコディスタンス」というものが影響していると考えられていて。

このサイコディスタンスというのは、いわゆる「距離感」っていうイメージでとらえてもらっていいんですが、厳密には「心理的な距離」を意味します。

このサイコディスタンスに関する研究は結構あって、それぞれ調べると面白いんですが、「心理的距離が近いと現実的な選択肢をしがち」ということが分かっています。

その一方で「心理的距離が遠いと、抽象的になり合理的で投資的な選択を取り勝ち」ということが分かっています。

ちょっとイメージしてもらうとわかるんですが、例えば「今1000円上げる」といわれた場合、「1000円もらったら、もらったお金でお昼ご飯でも食べよう」という風に考えます。

その一方で「来年に10万上げる」といわれた場合、来年というぼんやりとした期間が故に「ご飯に使おう」という選択肢は生まれず「どこか旅行に行こうか」だとか、「資格勉強のお金に使おうか」という風に、合理的に判断します。

またよくあるのが「今1万円現金でもらうか、来月銀行に15000円振り込むか」という質問に対しては、ほとんどの人が「今1万円現金でもらう」という風に判断することが分かっています。

これも「心理的距離(サイコディスタンス)が近くなった現実的な判断」をした結果だと言えるわけです。

なぜ遠い将来を語る人のほうが成功しやすいのか

つまり、サイコディスタンスが近いと人は目の前のことで判断してしまい、長期的な見返りやリターンを考えることが出来ない、という特性があるということ。

その上で。

このサイコディスタンスというものを理解してもらったうえで、大切になってくるのは「目の前の課題に取り組む人」と「将来の設計をして計画的に行動する人」のどちらが成功しやすいのか、という点。

当然ながら、目の前の課題だけに取り掛かり、計画性がない人よりも将来の設計をして計画的に行動する人のほうが成功しやすいわけです。

これが「将来を語る人のほうが成功しやすい」と言える大きなポイントになってくるわけです。

そしてこれは何も「現実的な問題」と「将来の設計」に関してだけ言える話ではなく、「発想力やアイデア」に関しても大きな影響を与えることが分かっています。

ここまで聞いて「本当にそんなことがあるのか」と思う人もいるでしょう。

実際の研究でもこの「サイコディスタンスとアイデア」に関する研究が行われていて。

アメリカの大学で行われたこの研究では男女132人を集めて、2つのグループに分かれてもらいます。

そのグループというのが、

  1. ここで集めたデータは3キロ離れたインディアナの大学に送られます。
  2. ここで集めたデータは3200キロ離れたカリフォルニアの大学に送られます。

上記のように2つに分けたグループ、それぞれ伝えたうえである想像力を図るテストを行いました。

そのテストというのが「監獄に収監されている囚人がロープ1本を使い、陶から脱出する方法を教えてください」とした、想像力を図るテストだったわけですが、このテストを行ったところ「3200キロ離れた地点にデータを送る」としたグループのほうが創造性テストの結果が高かったことが明らかになっています。

当然3200キロと伝えられたグループのほうが「サイコディスタンスの距離」は遠いわけですが、遠い先のことを考えたグループのほうが想像力が高いことがこの研究により明らかになった、ということでした。

さらにこの研究の面白いところは、その心理的距離が本当に遠いかどうかにかかわらず、「イメージする距離」が遠いだけでこの結果になったということ。

さらに言うと、「3200キロ離れた大学へデータを送る」という問題と直接関係のない距離であっても効果があったことがこの研究の面白いところです。

つまりこの研究を応用すると、広いスペースであったり、広い空間で物事を考えたり、はたまた少し遠い距離をイメージすることで創造性を高めることができる、ということがこの研究で見えてくる応用方法だったりするわけです。

まとめ

最後に少し脱線してしまったのでまとめておくと。

より遠い将来を語る人の方が出世しやすい。

それはサイコディスタンスが近い距離にある人ほど、現実的かつ目の前の問題にしか取り組めなくなり、合理的や長期的な判断ができないため。

このサイコディスタンスは、「物理的な距離」だけではなく、また「まったく関係のない距離」であっても優位に働くため、より「将来」については遠い未来を話す人のほうが出世しやすいと言える。

まとめるとこんな感じですね。

ぜひ参考にどうぞ。